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St Patrick's Day なので

緑色の写真を掲げる。
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聖なる人を祝うというより、ムカつく連中を Texas Clover Hold で締め上げたくなる気分であります。そういう時もある。


*

もちろん、酒も呑んだ。
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by snowy_goodthings | 2019-03-17 00:00 | 冠婚葬祭年中行事記

稽古でした

オットの職場が変わって19時前には道場に着くことが難しくなって、師匠が県連の理事会に出席するって、じゃあ私が道場の鍵を開けなければって、他にも所用あったついでに15時で勤務先を早退。年度末繁忙期でありますが、やればできた。

稽古は三重玄武会の先輩が来訪して、全剣連杖道と表・中段。それと全剣連居合道。いろいろ稽古時間が足りていない自覚がありありと。
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*Original Image on Flickr

以下、稽古とは関係が無い話。

iPhone のケースを新調しました。
材料は昨年12月のサンパウロ公演でのMorrisseyさん。この夜の先生はたいへん愛らしかった。大人の男性に対して使うべき形容詞ではないかもしれないが、私があの人物に対して相応しいと感じる修辞がこれなのだから用いる。
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以前の自画自賛ケースはサンパウロ空港で到着早々に落として割ってしまった。旅行中だからそのまま使い続けていたら、当地でのコンサート前に並んでいた時に「そのMorrissey素敵!」と地元っ子達になまら褒められた。もちろん、嬉しい。
そういや、昨年の始め頃から、私のことは知らないが私が撮った写真を知っているという人に遭遇する機会が何度か。
(^_^; 何故だ?勿論、嬉しい。

私が撮った Morrissey の写真をちょっとでも「良い」と思われたなら、どうかあの歌い手の姿を存分に褒め称えてください。
私のことはどうでもいい、忘れたまえ。



by snowy_goodthings | 2019-03-14 21:00 | 稽古記

RSD

相対標準偏差とは、
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…違ぇよ。(^"^; ←内輪受け狙い

RSDといったら、Relative Standard Deviation じゃなくって、 Record Store Day です。

今年もアートとビジネスとが共闘して、蒐集家と転売屋とがフルボッコしながら跋扈する、功罪どちらもありそうな音楽小売店舗を活性化させるための全世界規模の祭典が4月13日にあって、まさかと思っていた…いまだに不見識で申し訳ありません、2019 RSD のリストに Morrissey の名前があるっ。
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グローバルリリースの予定は無いように読み取れる。アメリカでのリリース枚数は、1,000枚。
イギリスではわからないけれど、いつも買っているレコード店から何も尋ねていないのに"MorrisseyのRSD限定盤は予約受付しません、オンライン販売は在庫があった場合のみRSDの1週間後"ってご丁寧なメールが届いた。
ひょっこり日本の店頭に並ぶ可能性も無いわけではないのでしょうが、わからない。厳しい。

RSDには毎年・毎回まめまめしく行っていないけれど、RSD2017の時みたいに面白い体験もできちゃう。
流通量が偏るとか購買層が劇的には拡がらないとか、ビジネスとして「良い」ばっかりじゃないらしいけれど、アートとして「悪い」ばっかりじゃない。ファンと呼ばれる人種の"Morrisseyかくあるべし"…「モリッシーらしい」あるいは「モリッシーらしくない」といった定義・掌握したがる欲望の美しさと恐ろしさをしみじみ知ったし。あれには関わりたくないっしょ。


*


新譜のお報せが続々。
噂に聞いていたカヴァーアルバム、聞いたかもしれないけれども記憶に自信が無かったシングル盤、いろいろ。

'CALIFORNIA SON' のジャケット、光輪意匠がすごいです。
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このデザインのため、son を sunと読み違えた自分の英語音痴を恥じる。
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2017年以降に発表されたシングル盤は、ビジュアルの統一感が徹底している。
集英社さんのジャンプコミックスの背表紙みたいに、いつか全部を並べたら何か見えるのかしらとか思ったけれど、そういう連作では無いっぽい。いや、過ぎ去りし時代の雰囲気が醸成されたコラージュになるかもしれない。先の事はわからない。


*


そんでもって、夢のようなブロードウェイ5月はじめの7日間公演。
函が小さくって素敵な劇場である模様。映像作品とか作って後世に残してくれないだろうか…と、行けない頭で妄想する。
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ほぼ日刊の勢いで聞こえてくる消息が、ハラハラと愉しい。




でもね、でもね。
先生、60歳になったら、ポーランドかルーマニアに行くって仰っていましたよね?
私はそれをすごい待っているのです。2015年の10月から、ずーっと再び欧州の東側に行く機会が到来するのを。


*


3/7追記:

深夜に ‘Morrissey's Broadway Residency’ プレセールの様子を眺めて、エンターテインメント本場のほんまもんな熱量の大きさに驚愕。同時に、転売価格の投機的な高騰っぷりにも、善し悪しの判断をすっ飛ばして驚愕(←A列$2,000…当たり前だが、買わねぇ)。アメリカさんのスケールは、とにかくデカい。

前にも書いたけれど、
モリッシーが歌う函は、クラシカルなオペラハウスや巨大なアリーナやモダンな劇場や田舎の公民館や町の体育館やさまざま。客席があったり、立ち見だったり。チケットの価格設定はラグジュアリーな非日常を堪能できそうなものもあれば、そこそこの日常から脱却できそうなものもあれば、レートのせいかお買い得感が溢れるものもある。会場での接遇もセキュリティもさまざま。
どんな場所でも、モリッシーが歌えば、そこは ‘The World of Morrissey’ 。

…という事を改めて思った。
自分は旧東欧圏でのツアーを期待して待っているから行かないのに、どうしても好奇心には抗えず。買えたとしても行けなかろうと知りつつ、プレセール開始前後にiMacの前に座っていた。Ticketmaster のpre-queue システムを知ったのは良い体験でした。←頭おかしい
(^_^;

で、1人で勝手に(実際は知人さんとSMSやりとりしながら)春の訪れが楽しみになっている。←頭おめでたい

Morrissey が歌う。


*

3/11追記:

Broadway Direct でのチケット販売が始まっていたので、ブロードウェイ観劇のお約束 Lottery はあるかしらと覗いたら、さすがに無かった。
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ただ、各席種の良い位置をまんべんなく取り揃えているのは流石。Mezze(正面2階席)1列目中央なんて、お舞台好きにはたまらんらん。
モリッシーファン向けというよりも、ブロードウェイファン向けの割り当てなのでしょうけれど。郷に入っては郷に従え。

買っちゃう?←行けないってば

場所柄、"舞台齧り付き最前列じゃないとイヤイヤ"病の人達は来なかろう。←失礼、でも事実だってば

それでも客層は"いつも通り"に変わらないと想像している。どんな函であっても、あの歌い手の魅力を最大限に堪能できるオーディエンスが集まるんだと想像している。アメリカさんはエンターテイメントの国なんですから。一昨年の秋に Hollywood Bowl にいた時に、そんな事をちょっと思ったのです。

東海岸と西海岸ではアメリカ人と呼ばれる人々の雰囲気は随分と違うらしいけれど。でも、何処にいても Morrissey は Morrissey でしょうから。


*

3/12追記:

そうだ、思い出した。
Black Friday RSD 2017 の時に出た SPARKS の 'Check Out Time 11AM' はたった850枚しかリリースされなかったのに、発売翌日の土曜に買い出しついでに立ち寄った我が家最寄りのレコード店でひょっこり出会えてしまったんだ。

ひょっとして、ひょっとしたら。

あんまり欲張った期待をしないで、その日を待ちます。←無理やり本題に戻す




by snowy_goodthings | 2019-03-04 23:38 | 買物記

"HELL IS OTHER PEOPLE"

少し前に写真現像していて気づいた。
昨年12月のブエノスアイレス公演でMorrissey先生のカーディガン右身頃(右手がわ)に付いていた吹き出しピンに書かれている文言が

"HELL IS OTHER PEOPLE"
Jean-Paul Sartre の戯曲「出口なし/Huis clos」の台詞:"地獄とは他人のことだ。/L’enfer, c’est les autres" だ。

生きることは、他人の視線(まなざし)との闘いでしたっけ。

サルトル先生の哲学著作は、子供の頃に意気がって読んだが、ほとんど理解はおろか記憶すらしていない。「読んだことがある」なんざ言えないお粗末。
しかしながら、大人になった今なら読めると思う。ものすごく読み直したくなってきた。
やり直しはいつでも可能。現在、猛烈に自分の時間が無い生活をしているのに。だから余計に。1日24時間じゃ足りないんだけれど。むぅ。

自分がやらなければならないことは仕事ばっかりじゃない。
くだらない事に躓いている暇はない。片っ端からやる。





*

指のバンドエイドがminions…


by snowy_goodthings | 2019-03-03 10:00 | 鑑賞記

Canadian Tour 2019

(╹◡╹)
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私自身のツアーシーズン寸前(毎年恒例、京都での演武大会が間近に迫った頃)なので行けない。それがどうした?どうってことありません。
日本から東のほうに向かって成功をお祈り致します。

なまら嬉しい。
2019年もMorrisseyが歌う季節が始まる。いろいろあったけれど、いろいろあるけれど、いろいろあるでしょうが、あの人は歌う。その事実が素敵。





昨年、ブラジルでのインタビュー記事で60歳になったらポーランドかルーマニアでツアーをするって言っていたというのを、忘れないで期待しています。

virgula (http://www.virgula.com.br)
ITAICI BRUNETTI26 DE NOVEMBRO DE 2018



E já pensou em como irá celebrar seus 60 anos?
- Bem, farei 60 anos só em maio do ano que vem, mas pretendo ir para a Polônia ou para a Romênia. Sozinho, é claro! Isso me fará muito bem.


2019年、私は何処へ旅しに行けるかな。ルーマニアの彼らとおじさんを迎えられたら嬉しい。あるいは知らない街へ行くきっかけを摑むのかも。

by snowy_goodthings | 2019-02-20 07:00 | 鑑賞記

Morrissey LP 'LOW IN HIGH SCHOOL' DELUXE EDITION

嬉しい、帰国してすぐ届きました。
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by snowy_goodthings | 2018-12-13 23:00 | 買物記

聖市/São Paulo & 不宜塞利/Buenos Aires まとめ(書くつもり)

2018年12月にはじめて南米へ行ったことについて。
ついでに、途中まで書いて止まっている2月のスコットランド&南北アイルランド旅行記も…2月の旅行が"きっかけ"で、南米を目指したのだから。

旅の恒例、自分へのおみやげ。
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旅の主目的である、Morrissey については、公式物販の色々とファンに頂いた手作りグッズの数々とつい参加してしまったシャツファイトでの戦利品&お裾分け。それと、自伝のスペイン語訳版。

サンパウロ公演のマーチャンダイズは在庫少なめで終演後にはほとんど完売、買えたのはPeTAが販売していたポスター(お財布ごとクロークに預けるドジを踏んだため、Yさんに買ってもらった)のみ。一方、ブエノスアイレス公演では品揃えが充実していて、Tシャツとバッジを自分のとお友達のぶんと購入。なお、Tシャツはもう自宅クローゼット引き出しに収まりません。どうしたものかな。


オット弟のリクエストで、アルゼンチン=ワイン名産地→美味いブランデーの産地でもある筈…という訳で、いくつか地産銘柄を調べてブエノスアイレス市内の酒屋を何軒か巡ったのだけれど、何処も彼処も棚に並ぶのは外国産ブランデーばかり。
観念して 9 de Julio 大通からちょっと入った場所にあるハンサムなお兄さん2人が営む酒屋さんで買ったのは、スペイン産の安いブランデー。「日本から旅行で初めて来て、スペイン語はできないんです。」と英語で話しかけたら、「大丈夫。僕たちも英語で話すから、会話できるよ!」と、素敵な接客をされてしまったものだから、もう買うっきゃないだろうって決心した。最後の最後に「Gracias」って言ったら、すごい喜ばれた。

で、ブランデーに振られた腹いせ(?)に、帰りにヒースロー空港での乗り継ぎ時に免税店で「日本に帰るんだけれど、ウィスキー好きの義弟に"いま"呑ませるべきスコッチウィスキーを1本を教えてください」と、店員さんに訊いて 'Bruichladdich' 8年免税店限定品をさくっと購入。
かくして、我が人生初めてのロンドン来訪は、行きと帰りと空港乗り継ぎで終わるのでした。今や、私個人における心理的な距離はロンドンよりもサンパウロのほうがうんと近い。
さぁて、私にかつての大帝国繁栄の都に辿り着ける日は来るんだろうか?
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Bruichladdich は、1881年にアイラ島の西で創業し20世紀終わりに一度閉鎖されたが2001年から操業を再開して現在に至る。大麦はスコットランド産で一部はアイラ島でも栽培、アイラ島で醸造してボトリングもアイラ島でおこなう、昨今珍しい"地産"を貫く民間企業。なによりも特徴的なのは、「アイラ島のウィスキー=ピート臭こそ正義」なぁーんて固定観念があてはまらないノンピートのウィスキーも作っていること。(もちろんピートを焚いたウィスキーも生産している)
…と、通過するだけの旅行者の琴線にジァンジァン響くお買い物。


サンパウロ旧市街、レコード屋とロックTシャツ屋が沢山並ぶ界隈で、入って見つけるたびに1枚ずつ購入。
Morrissey の中古盤はぜんぜん見つからず…持ち主達のお家でがしがし聴き込まれているのでしょう。The Smiths もシングル盤の在庫は少なく、やっとみつけたブラジル盤2枚はたいへん汚い。一方、ブートレグのアルバムはお店オススメの陳列の中にあって、綺麗だった。

ブラジル盤達は帰国してから洗った。聴いてみて、あまりの音の綺麗さに驚愕。相当聴き込まれたと思われる形跡が残っているのに。おそるべし、アナログの強靭さ。
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…などなど。


無謀にもポルトガル語もスペイン語も全然使えないまま来ちゃって言語障壁の高さ(英語が通じない)に驚愕はしたけれど、毎日、日本語・英語+ちょっとだけポルトガル語・スペイン語のちゃんぽんで会話を押し切るしかなかった。
サンパウロでもブエノスアイレスでも、最初に「日本語と英語しかできません」「ごめん、英語はわからないんだ」と断り合いながら、それでも会話を諦めることなく言葉の応酬が続くから。レミースやUBERやタクシーの車内でも、ホテルのエレベータの中でも、スーパーマーケットのレジの行列でも、コンサート会場の外でも中でも、博物館のトイレの前でも、etc... 皆さん、たいへん親しげに優しい。

サンパウロもブエノスアイレスも"治安が悪い"と注意喚起をさんざん促されながら訪れたが、もちろん郷にいれば郷に従って用心をしたからかもしれないけれど、旅行中はずっと素敵で楽しい出来事しかなかった。

強いて怖かった事を挙げるならば、大西洋上空で飛行機がよく揺れた事。それと、明け方に乗ったUBERの運転手さんが居眠り運転をした事。それくらい。それで充分だろ。



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by snowy_goodthings | 2018-12-11 23:59 | 旅行記

Lady, you are beautiful, the most beautiful lady. Be my golden jail and don’t release me.

*例によって何の事だか解りづらくしたいだけのタイトルは、映画「セシルの歓び/A Coeur Joie」のサウンドトラック、'Do You Want To Marry Me' の歌詞から。ただし、私のパパはギャングではない。

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ほぼ18時にアリーナのドアが開いて、queue list の順に突入。
20時をかなり過ぎた頃にステージの隅に DJ Zuker が登場したんだけれど、よくよく聴き覚えがある曲の2〜3曲めくらいで我が記憶はぶっつり失くなっている。1枚だけ写真が残っている。でも、まったく何も思い出せない。どうやら、おそらく、私は立ったまま寝ていたらしい…そりゃそうです、昨夜からこの時間までの睡眠時間はのべ2時間足らずくらいですから。モリッシーのショーを追いかけると、どうしても超短眠になる。
で、我が記憶はプレショービデオが始まった瞬間から蘇るのです。恐るべき、我が身体機能。今夜も Edith Piaf の'三つの鐘' で10月1日に亡くなった Charles Aznavour お爺ちゃんを思い出すのだが、今此処で泣くわけにはいかないと堪える。これは堪える。"国葬されるのは嫌"と仰っていたらしいお爺ちゃんの棺がパリから世界中に生中継された時は猛烈に哀しかったが(お爺ちゃんが死んだことが?Pashinyan首相の弔辞は公人としての経歴から察して良しとして、Macron大統領の長過ぎた演説が?)涙は一滴も出なかったのに、何故、今さら泣きたくなるのか。日本へ帰ってから滂沱する機会はいくらでもあるから、今はやめておけ。今夜はそういう時じゃない。


21時38分、El Jefe Morrissey 登壇。

"Les quiero. Les quiero. Les quiero."

しかしながら、Jesse のギターが technical problem で音が始まらない(前にもそんな場面に遭遇した記憶がある)。
"いろいろあってね"…と、暫し間。
"What do you do? Television cameras, many people, no sound..." 間を繋ぐ歌い手のお喋りをオーディエンスは聞いているのかいないのか。待ちに待ったこの人の到来に歓喜の声のほうが多く聞こえてくる。

"愛している"とか。

"結婚して"とか。

Morrissey は "Mamma Mia!" と言っていたけれど、私は私で、1時間30分後の今夜の終わりには "Morrissey is beautiful." と思おうとこのとき後先を考えずに決めていた。私の感覚では、およそ3分の間はとても短かった。
だから、全然問題無し。

'William, It Was Really Nothing' が始まったら、その寸前まで何が起きていたかなんて、もう誰も気にしていない。たぶん、そう。今の"いま"、目の前の瞬間の享受に忙しいんだ。それしか遣るべき事はないんだ。

"Thank you. I am extremely sincerely so happy to be here." と仰っていた言葉はそっくりそのまま書き写してリボンをかけてお返しします。
出発直前まで業務多忙だったし、北半球から南半球への乗り継ぎフライトで疲労しているし、昨夜から睡眠不足であるせいなんだ…認知機能がイカれて、Morrisseyが視界の左右に動くだけで感動する。血圧が上昇しているから、目の前に立たれると五感が過剰に働いて頭のてっぺんから靴底まで凝視してしまう。
感情の起伏もいつもより過剰になっているという自覚はあるんだけれど、残念ながら武道稽古者の性(さが)でその感情を面に出して表現する術を私は持たない。えーっと、なんだろ…すなわち、上手く表現できないんだけれど、自分はとっくに「幸せ」を感じている。今夜も Morrissey は歌っている。
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開場を待っていた間にリハーサルで 'I'm Throwing My Arms Around Paris' が聴こえてきた時、ブエノスアイレスが"南米のパリ"と呼ばれる理由って、見目麗しい街並み景観だけが理由じゃないのかもしれないとか思った。芸術と美食の都であるパリは、石と鉄で造られた街で、デモと革命が繰り返されてきた街である…という特徴はブエノスアイレスにもそっくり当て嵌まる。

Morrissey がこの歌を今夜選んだ理由は、おそらく純粋にパリを思ってのこと。たぶん。
背景に投影された"右派でも左派でもない"マクロン大統領の政権に対し起きている「イエローベスト運動」は、極右政党も極左政党も支持する"政治活動ではない"抗議活動。もはや左右では分けられなくって、単純に上下でも捉えられない。
彼らが訴えていることは、Morrissey が途中から歌詞を変えて歌った通り、"誰もマクロンを求めていない"。そのまま、それだけ。

The French have made themselves very plain
The French have made themselves very plain

名も無き人達が「生きること」を難しくする存在に抗って立ち向かっていることは判る。同時に、そんな人達が集団になって行動することの危うさも感じる。
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'How Soon Is Now?' では、罪なまでに下卑た内気さの後継者は
My life, My life...
My life is an endless succession of people saying goodbye
My life is an endless succession of people saying goodbye
…と、歌っていた。
2018年の今、1985年の歌と2004年の歌とが繋がった。どちらもこの歌い手の生き様。思い出すたびにじわじわと骨身に沁みてきて、ゾッとする。
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したっけ、難しい思いをさせられるばっかりじゃなくってよ。
アルゼンチンでも "good airplay" 展開中の(今日もタクシーの中でこの曲が流れるのを聴いた)新曲 'Back on the Chain Gang' から 'First of the Gang to Die' が続いた時のワクワク感はたまらなく楽しかった。

'First of the Gang to Die' で、舞台下手からふわっと浮き上がった女の子の手を Morrissey がぎゅーっと握って引っ張り上げて抱き合っていた。あぁ、もう。なんて素敵な光景。
"my friend, my friend, my friend..." アリーナじゅうのみんなが Morrissey の友になる。
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その光景をタイミング悪く撮った写真を日本に帰ってから現像していて気づいた。この素晴らしい瞬間をモノにした彼女は、アリーナのゲート前で並んでいた時にお母さん・お姉さんと一緒に日本語で「はじめまして」と私に挨拶をしてくれたお嬢さんだ!お母さんとは英語で少し話をして、自分の娘は日本文化に興味があって日本語を勉強しているという話を伺ったんだ。なんと、あの彼女だ。
で、この写真をFlickrに貼っておいたら、今度はお父さんから"記念にこの写真を貰えるだろうか"とコメントを頂いた。私はお父さんとは直接会話をしていないんだけれど、アリーナの周りで並んでいる地元っ子達を撮った写真の中に、このご一家が1枚ばっちりあったから驚いた。オレ、なにか予感することがあったんだろうか?
さらに驚いたのは、彼女は前回のブエノスアイレス公演(2015年12月9日/Teatro Ópera)でステージへ昇り Morrissey に抱きついた、ものすごく若いというか幼い2人のファンの片方だったということ。その出来事については、今は無きfanzineサイトに子供たちの写真が載ったのを覚えている。それを読んで、アルゼンチンのファンの熱情は凄まじいと思ったんだ。
すごい。Morrissey は彼女のことを覚えていたのかしら?そうだったら、素敵。驚異的な記憶力の持ち主だから、きっとそうだ。そうあってほしい。
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ところで、アルゼンチンでは熱狂的なオーディエンスのことを'MOZ Gang'と呼ぶのですか?
女の子のお父さんから貰ったメールに"you can be part of our moz gang,"って書いてあった。開場を待っている時に少し話をした Typical MOZ のお兄さんからも、"君が queue list の1番?じゃあ君が first of the gang at arenaだ"と言われたし。Morrissey 界隈に集う人々は猛々しく情に厚い。
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その Typical MOZ のお兄さんは"これ('Low in High School' ヴァイナル)にサインをしてもらいたいんだ"と話していた通りに、Morrissey にサインをしてもらっていた。"きっと叶うよ、そう願っている"と言った私は、その事実を見届けられて嬉しい。
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…と、
他人様の good things を「素敵だ」「嬉しい」述べている私は何をしたいのかって書くならば、此処にいられることがただただひたすらに幸せであります。
私は Morrissey に対して「なにをしてほしい」「なにをしたい」という要求は無くって、前から何度も書いている通り…この人が歌っている姿を見たいという欲求だけがあるのです。どうかその場に居合わせる事を許してほしい。
ついでに、この人が歌っている瞬間はとても素晴らしいんだってことは書き残させてほしい。証拠の写真を何枚か撮らせてほしい。中途半端に写真好きなので、上手くはないが酷い写真を撮らない自信はある。実際「素敵な歌い手」の姿にしか撮りようがない。
それだけです。←いや、相当に贅沢な我侭をほざいている
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"Grow up, be a man, and close your mealy-mouth!"

あわわ…
私はまだなにも知っちゃいないし、なにひとつとして解ってもいない。
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完全に気のせいなんだけれど(自意識過剰も甚だしい)、Morrissey は舞台の真ん中から身幅ひとつぶん下手寄りの柵にしがみついていた私の目の前にどぉんとマイクスタンドを置いて立たれることが多かったように思う。時間を計測したわけじゃないから、あくまで印象なんだけれど。
したっけ、そうされたなら、受けて立つしょ。自分の五感で捉えられる現象の全部を、見るし、聞くし、無い知恵を絞って考えるし、乏しい経験を総動員して感じる。

"That's OK. That's OK... I'm happy. I'm happy, just to be here." だったかな、そう言って始まった 'Jack the Ripper' で現れた深紅の Morrissey は瞬きするのを忘れるほど美しかった。
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帰国してからこの写真をオットに見せびらかしたら、オットも「すごい、見事な体躯」と申しておりました。

…いかぬ。思い出して書いているうちに、だんだん我を忘れてきた。

サンパウロ公演とは順序が入れ替わった 'Life Is a Pigsty' から 'Hold On to Your Friends' への展開では、頭をむんずと掴まれてぎゅうぎゅう言い諭されているような気分になった。
どう書けば良いのか…目の前で微笑みながら唄っているこの人は本当にまっさら。正も誤も、聖も邪も無い。
あるいは逆か?善も悪もあって、全部を等しく受け入れている。全くの人間。
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さっきから、ずっと、目の前から降ってくるのは言霊 רוח הקודש
此処で見聞して考えた事・感じた事の全部を覚えておけ、自分。いつの日かいつの間にか自分の血肉になっている筈だから。きっと、その頃の私は今夜の私よりもちょっと良くなっている。
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とうとうアンコール。
サインした 'Vauxhall And I' CDの束を持ってきて、舞台下手がわのオーディエンス何人かへ相手を選びながら渡していた。わーお、明け方から一緒に並んで顔見知ったヒト達の何人かが該当していて、ショー後に "Morrissey が僕に/私にくれた!"って見せてくれた。最後の最後まで、素敵だ。

締め括りの挨拶は、
"Remember, remember, remember... I love you." 優しい。
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最後は 'Everyday Is Like Sunday'。
舞台下手面でぱぁっとシャツを脱ぎ放ち、マイクスタンドを引きずりながら舞台上手奥へ退いてゆきながら繰り返された "I love you" は14回。
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Charles Aznavour お爺ちゃんだったら、"Emmenez-moi au bout de la terre" と歌い放って同じように舞台から去っていってもすぐに中央へ戻ってきて、いつまでも名残惜しげに挨拶をしてくれたんだけれど(そんなお爺ちゃんにはもう二度と会えない)、Morrissey は去ったらもう戻ってこない。それがMorrissey。
残念ながら、終わりの時間は否応無しにやってくる。

しかしながら、自分のほうがちゃんと生きていれば、Morrissey が歌う場所にまた行けることでしょう。たぶん。
自分は次には何処へ行けるだろうか?地球のほぼ裏側は想像していたよりも近かったから、何処へでも行けるだろう。あるいは、待って迎える事になるのかもしれない。私は自分のほうからでかける事がうんと好きだけれど…もし Morrissey が日本の何処かへ来て何かを見聞してくれたら、嬉しい。どちらであっても素敵な事です。
なんでも起こり得るから、なんでも自分のやり方で享受する。

*

1. William, It Was Really Nothing
2. Alma Matters
3. I Wish You Lonely
4. Is It Really So Strange?
5. Hairdresser on Fire
6. I'm Throwing My Arms Around Paris
7. How Soon Is Now?
8. Back on the Chain Gang
9. First of the Gang to Die
10. Break Up the Family
11. If You Don't Like Me, Don't Look at Me
12. Munich Air Disaster 1958
13. The Bullfighter Dies
14. Dial-a-Cliché
15. Jack the Ripper
16. Life Is a Pigsty
17. Hold On to Your Friends
18. Sunny
19. Spent the Day in Bed
20. Something Is Squeezing My Skull
Enc. Everyday Is Like Sunday

*

撮り散らかした写真は、Flickr にあります。
繰り返しになりますが、こんな素敵な事があったんだって "事実" の証人になりたくて撮ったものです。どうかご容赦を。

please kindly note*
© 2018 Yukiko Nakagawa
These photographs of "Morrissey" are just personal memories taken by NON-professional photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.

私は作文も写真も上手くはないが、自分が観る事・聴く事ができた事実について自分の責任において書いて撮ったものだから、出来事の全部ではないけれど嘘偽りはありません。私は自分の人生を良く生きるために、良き事も悪しき事も知っていて観せて・聴かせてくれる人をお手本にしようと追いかけている。出かけた先では、良き事も悪しき事も体験している。人間ならば、どちらも全部がある。そういう話をしたいだけです。
気に入るか気に入らないかは貴方・貴女の自由。ただし、無闇に褒めて私のことを掌握したようなフリをされる態度は気持ち悪いし、気に入らないからってケチをつけて自分のほうが賢いフリをされようとする態度には付き合っていられない。ご自分の人生を生きられよ。まぁ、ご随意に。



by snowy_goodthings | 2018-12-07 23:10 | 鑑賞記

Sabe que o show de todo artista tem que continuar

*何を言い出すのかという感じなタイトルは、ショー後に地元っ子さんが片言英語でブラジル音楽について熱く語って教えてくれた Elis Regina の作品の歌詞から。歌というものの伝達力の凄まじきこと。

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困った。どう表現してもあの時の感激を表すのに足りないから、書き出せない。
今年2月のグラスゴーの時も、魂をごっそり持っていかれつつも「観た事・聴いた事」を意地になって書いたけれど(その理由は、自ら現地に赴いて取材をせずに噂話だけで記事を書いた"報道"機関に「ざまあみろ」と言いたかっただけです)、今夜は降参。そういう思いをしたのは、2015年10月のブカレスト公演以来です。

それでも無理やりでも書くならば…えーっと…あの場には「愛」しかなかった。
そう日本語で書くと、なんとも理性を失ったみたいで恥ずかしくて気持ちが悪い文章になっちゃう。けれど、本当にそうだったんですから。

いや。
1つ歳を取ったばかりで、賢いふりしたツマラナイ大人になってたまるか。良い年をした馬鹿っぷりを剥き出しに、もうちょっと書く。
頑張れ、俺。


*


プレショービデオの時から、会場の盛り上がりっぷりがやんややんや、半端無かった。
Massimo Ranieri の 'Pietà Per Chi Ti Ama' に歓声が上がり、Edith Piaf の'三つの鐘' に大きな拍手が起こり(かく書く私も、ある男の生涯を物語る歌に半泣きだった)、Tim Hardin の 'Lenny's Tune' に溜め息が溢れる。何故こんなに古い歌の数々に、サンパウロっ子達は老いも若きも一緒に激しくエモーショナルに応えられるんだろ?
最後の David Bowie の 'Rebel Rebel' でとっくにずっと立っている皆さんはさらに伸び上がり、Lypsinka がスクリーンに現れると次の瞬間に起こる筈のことがもう始まっちゃったみたいな大興奮。早い、まだ早い!いや、もう始まる!

モリッシーのご発声の挨拶は、"Isto é minha vida."
私はブラジルポルトガル語がさっぱり解らないんだけれど、これは解ります。天晴!
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"Obrigado... Obrigado. Domingo, Domingo, Domingo."

私はブラジルポルトガル語がさっぱり解らないんだけれど、私の周りにぐるっといた10代〜20代くらいの若者達の口から出てきた言葉は、悲鳴の他に聞き取れる限り、おそらくこんな意味(違ったら御免、でも大間違いではないよね):

"Morrissey
愛している、ありがとう"

その感情表現は、素直で真っ直ぐ。憂いの欠片もない。
告白タイムのはじまり、はじまり。

もちろん、私と同世代くらいなおじさん・おばさん、もう少し若いお兄さん・お姉さんも大勢いるんだけれど、彼ら・彼女らにとっても The Smiths も Morrissey も、どちらが先とか後とか無くって、どちらが良いとか悪いとか無くって、どちらも "今、僕と/私と共に生きてくれている" 存在であるらしい。それは若者達とまったく同じ。
彼ら・彼女らとその事についてしみじみ語り合ったわけではないんですが…んー、どういう事なのか伝わるだろうか…あんまり「懐かしい」ってノスタルジーの文脈で The Smiths も Morrissey も捉えていないっぽい。
だから、今夜彼ら・彼女らの目の前にいる Morrissey は、現在と過去とが区別無くぎゅぎゅっとこんがらかって繋がっている存在なのであります。

'William, It was Really Nothing' に大歓迎な大合唱。
'Alma Matters' に大興奮な大合唱。
'I Wish You Lonely' に大感激な大合唱。全部が、今の"いま"の歌。
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以下、ずぅーっと、「モリッシーと一緒に唄おう、カラオケ大会 in サンパウロ」(カラじゃないんだけれど)。ただ、歌う。ときどき、大いに笑ったり激しく泣いたりする。
圧倒的な喜び。それは私にとっても同じです。

11月が終わるまで稽古と仕事とを優先したから、仕方が無いけれど聴けないかもしれないのは残念…と、思っていた曲が、おそらく世界中の11月生まれの Morrissey 聴きが奮い立たされるであろう 'November Spawned A Monster' 。
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11月終わりが誕生日の私もそのひとりですから…と、誇らしげに言いたいところだけれど、あんまり他人事じゃない歌詞について痛いと感じる箇所がある。いつだってモリッシーのお歌は、間合の取り方が難しい。でも。その歌を12月最初の日曜日に聴けたのは、思いがけない幸運でした。うん、幸運だ。

曲間のお喋りが少なめだったけれど、ニューシングルがUKシングルヴァイナルチャート1位を飾ったことについて、"曲はラジオで流れている?君たちはレコードを買うつもり?" だったか、ツンデレな発言をしていた。あわわ…
あの、モリッシー先生。ご近所の Tower Records で買わずにイングランドのレコード店にメールオーダーした日本在住日本人の私も、そのチャートアクションに貢献したんです。だって、そのほうが最大効果を生み出すと思ったから。
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さて、今頃 'Back On the Chain Gang' は日本の街中でも、この表現者の近況を伝える歌として流れているのかな。

そう、歌。なによりも、歌。歌にこの人の総てがある。
セットリストが新旧の作品を時系列に関係無く自在に行ったり来たりするから、余計にそう感じた。
1980年代も1990年代も2000年代も、そしてもうすぐ終わる2010年代も、過去から現在に至るまで、ずっと Morrissey はいつもご自分が見聞した事のありのまま・感じて考えたことのそのままを真摯に歌っている。歌に現れる事象は時代の雰囲気を映していて、でも、それを歌う主の眼差しは時代の雰囲気に流されていない。
だから、過去の歌も現在の歌も全部が Morrissey そのひとを表している。

残念ながら、この歌の表現者について時折、近寄り難い「物議」が醸されるらしい。へぇ、そうなんですか。←すっとぼける
でも、思うんですが…そのような「物議」が起こる現象こそが時代の雰囲気なのではなくって?ブレているのは、この歌の表現者に対峙する我々全員(あえて自分も他人も全部まとめる)のほうでしょう?歌う時以外:モリッシーがあんまり言葉を尽くさない語り口調(ショー曲間のお喋りとか、書き起こして編集されたインタビューとか)はその時々で巧いか不器用か・是か非か乱高下が起きている。でも、歌は…30年ちょっと前の作品も、先々週頃に発売されたばかりのシングルも、どんな時でも全部が"モリッシーの歌"でしょう?
なんなら、この意見は自分が死ぬまで繰り返し書きましょうか。コピー&ペーストすれば良いだけだもん。
でも、もうちょっと上手い言い回しを閃いたら書き足します。言葉は難しい。しかし使わないと伝わらない。つまりは、Morrissey を知っている自分の人生は悪くないんだって言いたいだけなんだけれどね。
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ステージに現れた時のモリッシーの第一声の意味は、"This is my life."
この夜、私が "これこそが Morrissey" と思った瞬間は、'Hold On To Your Friends' から 'Life Is a Pigsty' への美しい展開。
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'Hold On To Your Friends' も 'Life Is a Pigsty' どちらも、旋律が綺麗で、詞に力がある。
齢59歳の男性が、年齢なりの成熟なんざどっかに投げ捨てたみたいなまっさらな微笑みをたたえて、
I feel too cold Oh, no... I feel too warm again
Can you stop this pain? Can you stop this pain?
Even now in the final hour of my life, I'm falling in love again...
…と、歌う姿が素敵だった。

そうでした。
Morrissey という人は、私にとって大事な人間なのです。
そう恥ずかしげもなく書けちゃうのは、此処がサンパウロだから。親しげに優しく、情感豊かなこの街のせいだ。
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したっけ、'Jack the Ripper' と 'Jacky's Only Happy When She's Up on the Stage' 、ふたりのJに見事に手玉に取られた。
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「死者の日」Tシャツが宙を舞う。むきゃあーっ…!後ろからぐわっと、押された。

アンコールの挨拶は、ちょうど1列目にいたお兄さんと簡単な挨拶をして場所を変わった瞬間だったのでヒアリングにぜんぜん自信が無い。
"São Paulo... In the city of drops... the city of drops. Here is my final drop."…だったかなぁ。うーん、全然違うかもしれない。此処は南米のヒッピーコミューンなのかしら?とか思ったという記憶しかない。
もーう、しっちゃかめっちゃか。
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'Everyday is Like Domingo' の最後に素敵なシャツがばさぁっと飛んで来て、私のすぐ後ろでシャツファイトが始まったから掴めるかな?っと思って、当てずっぽうに右手で掴んだら、次の瞬間、右手首ごと誰かに引っ張られた。振り返ると10数人が1枚のシャツに群がっていて、その中で2〜3人の男の子がすごい勢いでシャツをぶん回して何人かを振り払っている。
あら、まぁ。どうりで、私の身体も揺れるわけだ。

アンコールはもう1曲ありそうな気配だし、このまま Pista Premium 後方へ連れていかれるのは嫌だから、ちょっと腰を落として摺り足でずずっと舞台のほうへ戻ろうと引っ張り返したんだけれど、それでもなお右手首を掴まれるから何故だろうとまた振り返ったら、私がいつも右手首に巻いている包帯を勘違いして凄まじい形相で引っ張る男の子が1人いた。それ、違うってば…欲しいならあげるけれど。
何と言えば良いのか困っていたら、近くのお兄さんが"それはシャツじゃないよ"と言って止めてくれた。ありがとうございました。

そうこうする間に、舞台の上では主役がピンクの花柄シャツに着替えて三たび登場。
キレッキレな "Ooobrigado!" の雄叫びから、 'First of the Gang to Die' の大合唱の始まり。
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この時、私の左手の中にはカメラとうさこ(ぬいぐるみ)、右手の中にはモリッシーが投げたシャツがあった筈なのですが、これらの写真を私はどうやって撮ったんだろ?
ぜんっぜん、記憶が無い。左手でシャッターを押したのか?うさこごとカメラを振り上げて?えぇっ?覚えていない。

ただただ愉しくって、サンパウロっ子達と一緒に歌っていた記憶しかありません。「モリッシーと一緒に唄おう、カラオケ大会 in サンパウロ」(だからカラじゃないんだけれど)は最高潮に達していた。
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そして、Morrisseyは "I love you" を何度も何度も繰り返し「ぎゅうっ」と自分を抱きしめるような仕草をして去っていった。時々、そんな仕草をされますよね…
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あぁ、終わってしまう。終わってしまいました。
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Mr. Morrissey、いま此処にいる人はみんな貴方のことを愛している。もちろん、ご存知のことでしょう。

1. William, It Was Really Nothing
2. Alma Matters
3. I Wish You Lonely
4. It Really So Strange?
5. Hairdresser On Fire
6. November Spawned A Monster
7. Break Up The Family
8. Back On the Chain Gang
9. Spent the Day in Bed
10. Sunny
11. If You Don't Like Me, Don't Look at Me
12. Munich Air Disaster 1958
13. Dial-a-Cliché
14. The Bullfighter Dies
15. How Soon Is Now?
16. Hold On To Your Friends
17. Life Is a Pigsty
18. Jack the Ripper
19. Jacky's Only Happy When She's Up on the Stage
Enc1. Everyday Is Like Sunday
Enc2. First of the Gang to Die


*


撮り散らかした写真は、Flickr にあります。
あんまり上手じゃないんだけれど、こんな素敵な事があったんだって "事実" の証人になりたくて撮ったものです。どうかご容赦を。
私の誕生日、11月28日は St. Catherine Laboure の日だから。真実を告げる夢と幻視の遣い手が助けてくれたんだと思い込む。ただし、私は異教徒なんですが。


please kindly note*
© 2018 Yukiko Nakagawa
These photographs of "Morrissey" are just personal memories taken by NON-professional photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.


by snowy_goodthings | 2018-12-02 23:00 | 鑑賞記

Morrissey 45 RPM

嬉しい、出発前夜に届きました。
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とうとう既出アルバムからのカットじゃなくて、新録のシングル 'Back On The Chain Gang'。

by snowy_goodthings | 2018-11-29 23:00 | 買物記


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