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称号予備審査会・講習会でした

勤労感謝の本日、昨年は高段者研修会でしたが今年は全員参加可能な講習会および称号予備審査会でありました。
欧州から出稽古中の参加者さんが多く、国籍・年齢・身長・etc. 顔ぶれはたいへん多彩。
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いつもだったら開会式での並びからそのまま広がって基本の単独動作を行いますが、今日は違った。初段以下〜七段まで段位ごとに整列して相対動作。
講習会で相対動作を実施するのは、久しぶりであります。三段以上は号令に号令に従って本手打〜左体外打まで、ところどころ「右と左、足の順序が違う!」「右足での間合調整を何度もしない!」「繰付〜体当までは終わりで杖と太刀は合わせない!」「盗み足しない!」等々、所作の乱れについて指摘を受けつつ終了。途中から窓際のほうがザワザワしているなぁっと思ったら、二段以下の班は「習ったことがない」「習ったけれど覚えていない」等々、途中から七段の先生達が呼ばれて所作の指導に加わり、本手打〜繰付まではできたそう。

昨日、玄武館坂上道場にやって来たゲストさん達にうかがったのだけれど、ヘルシンキの道場では稽古の最初に相対動作をするのが習慣になっているんだそう。欧州では型を教わる前にまず相対動作を覚えることから始めるので、初心者さんほど相対動作が上手であるとか、頻繁に繰り返す機会があるとか。
今日の講習会では、途中で英国剣道連盟(BKA)の2人に繰付からお手本を示してもらいながら、相対動作の注意点について説明が挟まれたんだけれど、なるほど、彼らの相対動作は曖昧に無駄な動きが無く正確。体によく馴染んだ動きだって、見てよくわかる。

当たり前ですが、「基本」を理解する事の大切さよ。で、2007年の伝達講習会で、まる1日相対動作12本だけを指導頂いて練習したことを思い出しました。
「神奈川県の全員、"完璧に"できるように」と、相互の礼から太刀と杖とが構えて合わせる間から始まって、"相手を見る"とか"正しい動作"とか、たいへん厳しく「できているつもりで、やっていない」「ごちゃごちゃ言わないで、やりなさい」とギュウギュウ指摘されながら、汗だくになって繰り返したのでした。あれはちょっと辛かった。すんごい面白かった。


その後、午前中は指導部長による全剣連杖道の12本の型について、解説書に基づいて"やってみせる"説明。
日本語が解説書に書かれた通りな言い回しで「ここ」「そこ」「こう」「そう」など感覚的な表現が少なく具体的なので、BKAのワトソン先生の逐語訳の英語も、聞いていて英語音痴な自分の耳にも解る気がする。たいへん勉強になりました。
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午後は、称号予備審査会。内容は演武と海外勢参加者への指導。
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その他は、段位別に分かれて練習。

まったく個人的な感想ですが、久しぶりに10年くらい前の講習会みたいなノリで練習できて、今日は楽しかった。
すなわち、普段は稽古場が異なる受講者どうしでしっちゃかめっちゃかに遣り合う。乱合を、自分でできる限りの速い動きでやってみて相手の肘を斬っちゃったり、逆に脇をど突かれたり。逆にゆっくり位置を確認しながら、型の一部だけを繰り返したり。
こう書くのはたいへん語弊があるかもしれませんが、最近の講習会ではお行儀良く講師の先輩先生の説明を"聴く"時間の割合が多いので、とりあえず"遣ってみる"とか"試してみる"を数多くできたのは、良かった。下手な技を何度も数多くやっても上手くなれる訳がないのは事実なんだけれど、その"何度も数多く"が足りていないのもまた事実であります。
そもそも、今日1日の講習会でいきなり上手くなれる訳がないんだから。

あぁ、またしても思い出す。「できているつもりで、やっていない」「ごちゃごちゃ言わないで、やりなさい」という言葉。

BKAのヒトともちょっとだけ練習したんだけれど、声を掛けるタイミングが遅すぎた。これは反省。やろうと思った型の全部を終わらせられずに「やめ」の号令が掛かった。

16時には、終了。
昨日、玄武館坂上道場に来てくれたゲストさん達とは「また来てね」と挨拶。もとい、我々も是非とも行きましょうぞ。


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例によって広報用の写真は Flickr (←Click!)にストレージしております。


行事の性質上、称号予備審査会の写真については関係者限定の閲覧設定としています。県連サイトでご覧ください。


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神奈川県剣道連盟杖道部会による公式「活動報告」は↓こちらをご覧ください。


http://kanagawa-jodo.main.jp/










by snowy_goodthings | 2018-11-23 16:00 | 稽古記

葉山と三崎

土曜の稽古が無くなったので、たいへん久しぶりに"お休み"の日。いや、今週前半には咳喘息で会社を休んだんだっけか…が、家で作業とかやったし。まぁ、いいや。

今日は良いお天気です。
購入から5年が経過して「まだ20,000kmも走っていないし(今は超えている)、こんな可愛いコを手放せない」と、ちょこちょこ手続きを経て保有継続となったべーゔぇを奔らせるべし。ガソリン車が公道を走れなくなる日まで、頑張れ。その代わり、我が家は別の事で地球環境によろしくないガス排出を抑制した生活を心がけるから。←意識高くない
幌を開けて、横浜横須賀道路をばびゅっと走って、葉山へ。
オープンカーの醍醐味:相模湾の向こうに富士山がよく見えました。写真にはうまく写らなかったが、素敵な眺め。
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目的は、神奈川県立近代美術館で2018年11月25日まで開催中の「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」展。
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会期前から楽しみにしていたのに、終了近い今日になって、やっと来られた。そして、堪能しました。森林を切り拓いて人の営みの基礎(建物とか家具とか)が作り上がっている事を、繰り返し訴えかけられたような気がする。あんまり、無機質に殺伐としていない。直線よりも曲線が多め。
アアルト作品は一昨年ヘルシンキをぷらぷら歩いた時に立ち入ったアカデミア書店デザイン美術館の常設展示で見たきり。建物の図面や模型や写真がたいへん魅力的。フィンランドとロシアか、フィンランドとドイツか、建物探訪しに行きたくなっちゃう。いつか行けるかな…ヘルシンキは日本からいちばん近いヨーロッパ航路の目的地だから、行こうと思えば行けるだろう。

「うさこ達、女の子に"かわいい"言われたぁ」うさちゃん、FlickrのAuto-tag機能には"bear"と認識されちゃうこと屡々だから、良かったな。
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この展示は今後は名古屋→東京→青森と巡回予定なので、来年には東京ステーションギャラリーか青森県立美術館で再び観るチャンスを掴めるかも。青森県立美術館は森(古墳)の隣にある真っ白い建物だから、アアルト展の雰囲気に良く似合いそう。


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で、ついでに我が母の家にでも顔を出そうかと思って電話をしたら「風邪で寝ている」と言うもんだから、目的地変更。三崎港へ。
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三浦市の産直品売り場の営業時間に間に合ったので、1階の魚売り場は冷やかすだけで、2階の野菜売り場で大根とかカリフラワーとか豆腐とかがっつりお買い上げ。三崎はマグロばっかりじゃなくってよ。

久しぶりに来たんだし、すぐ帰ろうとしても今の時間は横横道路も国道16号線も混んでいるだろうから、海南神社の界隈をぷらぷら。我が家では刺身はぜーったいに食卓に上ることはないので、オットは刺身定食を食して満足の模様。

此処、すごい気になる。三崎港にはメスカル(メヒコの蒸留酒)専門バーがあった。え?今まで、知らなかった or 気づかなかった。
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心惹かれるのだけれど、今日は車を運転して帰らねばならないから立ち入れない。無念過ぎる。ならば、次には此処から匍匐前進で移動できる距離に宿を定めてから来るべ。ぜったいにやる。
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帰りは、一般道を街並みを眺めながらだらだらっと走って、1時間半位で帰宅。こんなに近いんだから、もっといつでも来ても良かろう。子どもの頃から知っているご近所の土地なんだから、来よう。
昔からある古い事物が、ちゃんと面白い魅力を放っている町であるんだし。神社とか、メンテナンス不十分に味わい深い日本家屋とか、家族代々続いている商店とか…そして、楽しそうな呑み屋とか知っちゃって、すんごい気になっている。気になるから、体験したい。是非っ。


本日の走行距離は、のべ97kmくらい。まだまだだねぇ。


by snowy_goodthings | 2018-11-17 19:55 | 駆動記

五段以下審査会でした

「文化の日」の恒例、神奈川県剣道連盟杖道部会による五段以下審査会でした。
"スポーツの秋" だからという訳ではないでしょうが、例年どおりに春よりも秋の審査会のほうが参加者は多め。海外からの受講生・受審者も多くいらっしゃって、顔ぶれは万国旗。かつ、年齢層も幅広い。剣道場はぎゅうぎゅう…と、昨年の言い回しを使い回したくなる。

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午前中は無段〜六段に分かれて講習会。
各段位とも昇段審査受験者が多いためか、講師は八段・七段の先生だけでは足りないらしい。六段の参加者からも、段位取得時期が早い=七段審査を1〜2年後に控えたくらいの面々が講師陣の輪に呼ばれるのでありました。教える事は、学ぶ事。
そうやって結構な人数が「先生」役になっても、なお剣道場の床は練習する人達でいっぱい。各段位"九歩の間合い"で始められない…なんて光景は、久しぶりな気がします。

12時45分より審査会。

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我らが玄武会からは、1名が初段を受審して合格しました。おめでとうございます。


指導部長からの講評があって、いったん閉会式。そのあと、実技審査合格発表と学科審査、そして登録手続き。撤収作業諸々あって、終了。
おつかれさまでした。


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神奈川県剣道連盟杖道部会による公式「活動報告」は↓こちらをご覧ください。


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我らが玄武会(a.k.a. 玄武館坂上道場 杖道部・居合道部)のWEBサイトも更新しました。
「稽古日・活動報告」をご覧ください。






by snowy_goodthings | 2018-11-03 17:00 | 稽古記

講習会でした

全日本杖道大会の翌週恒例、神奈川県剣道連盟杖道部会の講習会でした。参加人数が少なめながら、少ないなりに参加した意味がある内容でありました。
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できる事をめいいっぱい増やす。すなわち、今の"いま"のままで良いなんて事はなくってよ。次の今の"いま"をちょっとでも良くするべく、変わる事の面白さ。
(^▽^)


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神奈川県剣道連盟杖道部会による公式「活動報告」は↓こちらをご覧ください。


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以下、稽古とは全然関係が無い話。

何故か女子中高生を相手に「来月の終わりに King Crimson が来日するから、お父さんに連れていってもらいなさい」という話題になった。
かつての青年達(すなわち現在の中高年)が集って記憶遺産鑑賞会みたいになってお終いな訳がない。きっかけはなんであれ、名作は不滅です。現在が青春真っ盛りな若人達が聴いて、音楽志向が継承されるという良い機会なんじゃないのですか。
…と、杖術の伝承とあんまり違わない捉え方で考えてみた。




by snowy_goodthings | 2018-10-21 16:00 | 稽古記

久留米と福岡、飲んだり歩いたり食べたり

稽古事が主たる目的の旅でありますが、空港→宿→大会会場→宿→空港の隙間にちょこっと街歩きもしました。


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10月13日 土曜

午後、福岡空港から久留米への移動は高速バス。
なかなか広い国内線ターミナルをごろごろスーツケースを転がして売り場まで着いてバス乗車券を買おうとしたら、誘導係員のお姉さんに「久留米までですよね?」と声を掛けられた。曰く、さきほども長い袋を背負った団体が久留米ゆきのバスに乗り込んでいった、と。全国津々浦々から杖使いが参集中。
杖道って福岡県が発祥の神道夢想流杖術などがルーツの武道なんですよ、という広報的なご紹介をしました。なかなか福岡県が地元の方でも、杖道を知らない人が多いのはあるある。


西鉄久留米駅で下車。
我々:中川も石田も相方氏の到着は今夜遅くなので、会場の下見はせずホテルへ直行。その途中でえらい琴線に触れる名前の八百屋さんをみつけた。
ザックベジタブル。
名前に惹かれて、バナナを購入。無限で無間なサブミッション技を得意とするZack君が店番をしているという意味ではなく(綴りは 'Zac Vegetable')、街の綺麗な八百屋さん。そして、バナナと一緒に受け取ったレシートに印字された店名は「かいぶつくん」だった。え?
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この暖簾は見覚えがある!前回初めて久留米へ来た時に連れてきて頂いた、"The 久留米ラーメン"店、大栄ラーメン。
あれは2014年3月のこと。美味しかった。地元の老舗に間違い無かった。あの頃、私は肉も魚も卵も食べていた。
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2018年10月の今、久留米に初めて来たオットには是非とも此処でほんまもんの久留米ラーメンを食べてもらいたいんだけれど、結局いろいろ心配して断念。


私が2回目の久留米で是非来たかったのは、此処であります。繁華街からちょっとだけ離れた通り沿いにある、COFFEE COUNTY
福岡にカフェがあるそうですが、コーヒー豆好きとしては焙煎所っぽい此方のお店に来たかった。
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選んだ豆は Las Puertas COLOMBIA のダークロースト。
豆200gは自分用の土産。そして、たいへん丁寧に時間をかけてドリップされた1杯を頂きました。感激、芸術的に旨い。
やばい。このコーヒー1杯を飲むためだけを目的にまた久留米まで来たくなる。←思わず、稽古を忘れている
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それと、これも買った。ワインのようにボトリングされたコーヒー、cafevino。2017年…まるっきりワインのような熟成感。
帰って冷やして頂くのがめらめらと楽しみであります。
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"グルメの街、久留米"はラーメンや焼鳥やホルモンや豚足や肉うどんだけじゃなくってよ。
まったく土地勘が無いために、西鉄久留米駅のタクシー乗り場で「此処に行きたいんです」と運転手さんに Google Map を示して、無線で本部にナビ検索・登録をしてもらって20分ちょっと東に走って狭い道を右に左に右に曲がって着いたのは、たいへん静かなお山の麓。
タクシーを降りて、はて?と思っていたら通りすがりのおばさまに「お食事しに来たんでしょ?入口はこっちよ」と声を掛けられた。ありがとうございます。
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久留米で菜食、古民家レストランはぜさんはいわゆるマクロビオティック。食事法についての難しい云々はさておき、眼下に展開されたいろどり麗しい皿をひたすら愛でる。美味しいものは美しい、その定理の通り。
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ずるいー、野菜も旨い久留米。
さっきのコーヒーと一緒に、このひと皿を喰らうためだけを目的にまた久留米まで来たくなる。←思わず、稽古を忘れている


西鉄久留米駅前に戻ってきて…

「ひとづま!」「ひみつのじかん!」表通りが繁華街だったら、裏通りは歓楽街。
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空港から移動中に一緒だった北海道の先輩が話していたけれど、久留米といえば、松田聖子、チェッカーズ、etc...
きゃーっ!鮎川誠さまっ!
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アーケード商店街には、全国からやって来た杖使い達がわらわらと往来していた。誇張ではなく、2〜3分おきに次から次へと、誰かしらと遭遇するのでありました。
向こうから●●県の▲▲先生によく似た人が歩いてくるなぁ…と思ったら、ご本人だもんだから驚いた。

皆様、明日に大きな試合を控えて考えることはご一緒の模様。
当然、神奈川県の面々にも遭遇して「あっちの店で呑んでいます」とか声を掛けられたけれど、いや、もう我々は今日はもう寝ますから。今週は色々あってずっと遅かったし。オットは大事を取って、明日の試合が終わるまで断酒中だし(都大会のときみたいに痛風で動かない足引き摺って試合しないように)。

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こうして、1日目は終了。すごい早寝した。


*


10月14日 日曜

旅の目的であります、第45回全日本杖道大会でした。
その事については、作文済み。で、後日、道場で大笑い自慢合戦となった話:
全剣連主催の全日本杖道大会で、私個人(相方はこれまで2人いらっしゃる)決勝戦勝率は28.6%(2勝/7戦)。一方、我が師匠の同じく勝率は83.3%(5勝/6戦、昇段した時にその段位の試合がまだなかったというハンデ付)。
あわわ…
※杖道振興会主催の全国大会、ローカルな神奈川県大会は除く。含めたら、大変な数値になる。


大会が終わって、西鉄に乗って天神へ。本日は福岡泊。

目の前を歩く「エホバの証人」御一行様のキャリーバッグの形をした光るビルボードが気になる。
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福岡では酒を呑んで打ち上げる事しか考えていなかった…
今泉の細い路地を畝々っと行ったところに、美味しそうな気配がする南インド料理を看板に掲げる店があったので、そこで晩メシ。これが大当たり。
メニューを見た第一印象では、ラムレアステーキとかタンドリーチキンとか肉々しいメニュー写真がキラキラと並んでいるんだけれど、ミールスは「ベジしかありません」と言うから痺れる。

106 South Indian のミールスは、我があんまり多くはないミールス体験の中で最高に感動的な一皿でありました。見よ、ご褒美のようなご馳走を。
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この1皿の口福を喰らうためだけを目的にまた福岡まで来たくなる。←思わず、稽古を忘れている


満腹になって、薬院六つ角の Music & Pub Fools Gold へ。酒、解禁。
「やっと、さけだぁー」「のむでしー」良かったな、お前達。お店のお姉さんに「可愛い」と言ってもらえて。
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窓辺に Morrissey の"抜け殻"シャツ。
昨夜は近くで "The Smiths Night" があったそうで、「これ(シャツ)と一緒に記念写真を撮ったんですよ」だって。あはは、頭おかしいですねー、褒め言葉ですー。自分だって他人様のことは言えませんから。
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今日は1日が長かった。さすがに疲れて沢山は呑めず。
ホテルへ戻ろうと国体道路を歩いていたら、目の前をさっき一緒に賞状を受け取った相方氏が横切ってびびった。福岡で仕事だって聞いてはいたけれど、人口158万人の福岡市の繁華街で神奈川県民がばったり遭遇するのって、どういう確率なんだか。
さらに驚いたのは氏とご一緒にいらした方は、新橋のオット弟の店に来た事があり、さらに別の場所でオット弟に遭遇した事があるんだって。どういう確率なんだか。

こうして、2日目は終了。そこそこ早寝した。


*


10月15日 月曜

路地で出会ったニャンコに「にゃうにゃう」撫でろと要求された。甘え上手にゃん。
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STEREO COFFEE では、ホットサンドを肉抜いて作ってほしいとお願いしたら断られた。なので、私はハンドドリップコーヒーだけで朝食。←dis'る意図はありません、あった事実描写のみ。ただ、"やっぱり"と思ったのは日本においてしばしば遭遇する「菜食」という食行動に対する"面倒臭い"取り扱い感。致し方無し。まぁ、いいや。
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福岡市のコーヒーは果実っぽい酸味混じりが多い印象なんだけれど、此処もそうであるっぽい。今の自分の好みよりも酸っぱいかな、ちょい相性が悪かった。フルーティなコーヒー好きさんなら、悦ばれるであろう。


道場へのお土産を買うべく、柳橋連合市場へ。
久しぶりに来たら、景色がちょっと違う…大通りに面した一画はビル建設中で、海外から旅行中と思われる若人達と出張中と思われるサラリーマンのおじさん達で賑わっていた。
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福岡での寄り道は午前中でお終い。
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福岡空港へ行く途中、博多駅で途中下車。
さらに道場へのお土産に「努努鶏」とか買って(←他人様が肉を喰らうのは気にしない)、Zack Sabre Jr. 君いわく "hidden vegan gem" なお店 Evah Dining で昼メシを購入。
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そう書くとさくっと調達できたように読めるけれど、いくつも同じような名前のビルや商店街が「塊魂」みたいに連なる博多駅は迷宮であった。
横浜駅の"いつも工事中"なダンジョンっぷりとは、異なる難しさ。どっちが筑紫口でどっちが博多口か。どっちが東でどっちが西か。


蛇足だけれど、今日の私が着ていたTシャツはこれ。

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帰ります。
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帰ったら、汗かいた道着とか袴とかを洗濯しなきゃ。



by snowy_goodthings | 2018-10-15 13:00 | 旅行記

講習会でした

台風接近前、杖道講習会でした。
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単独動作の後は、段位別に講習。
全日本杖道大会を2週間後に控えた日の開催だったので、初段以上では大会参加者は参加組なり参加者同士で指定技の錬成、そうではない人達はいつも通りに稽古という内容でした。


自分はというと、毎年同じことを指摘されるという "相変わらず" さを発揮しつつなんですが…それでも、先生達から細かく指導して頂く言われ方が昨年に比べてちょっとだけ違うとか、そうやって指導されて自分がその場でやってみる動きも昨年とまったくは同じでないとか、昨年5割だった事が1割とか5分とか増えたような変わったような。ほんのわずかな変化なので、「できるようになった」とはとてもじゃないけれど言えないのですが。
そもそも、昨年とまったく同じだったら、マズイだろう。そんなの、何に向かって何十年も稽古を続けているんだかって事になる。
過去の自分も現在の自分と等しい人間であるが、昨年の自分と今年の自分とは約1年分の経験の差異がある。同じ事の繰り返しのように見えて、同じではない。そーんな感じ。
そうやって稽古する事について自分自身は迷いはまったくないんだけれど、自分について「良くなっている」と仰る先生と「下手になっている」と仰る先生とどちらもいるのはケッタイに面白い現象。印象評価っぼい言い回しな先生もいれば、解りやすい示唆 or 難解な教示を与えてくれるまで踏み込む先生もいらっしゃる。
そういう時は、自分にとって背中を押されると感じる言葉だけ覚えておこう。いちいち全部覚えていたら、死ぬまで続く稽古をしたたかに生き抜けない。

果たして、「試合」という本番で何割できるのだろうか…という下衆い心配は、自分からはしません。その日にならなきゃわからない。
何が起きても、受け入れる。
(^_^;


台風24号接近による公共交通機関の運休可能性を考慮して、15時に講習会は終了。


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例によって、広報用写真は Flickr (←Click!)にストレージしております。

撮影者は全日本杖道大会前の練習に専念していたため、写真はほとんど撮っていません。
関係各位、よろしくお願いいたします。


by snowy_goodthings | 2018-09-30 14:50 | 稽古記

Morrissey 45 RPM 前

此処は香港。
hmv Flagship Store, Causeway Bay で Morrissey 新譜から4枚目のシングルカット 'All The Young People Must Fall in Love' を購入。
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*Original Image on Flickr

1枚は自分の、もう1枚は友人さんのぶん。あの、"聴く用"&"観る用"って買い方はしませんから。
v(^_^)

正式には、7月6日発売予定である。故に、自分がこれを買えてしまったのはフライングであるっぽい。
正確には、4月28日頃に広報らしい情報が一切無く一瞬出荷されてしまった中の2枚にこれらは該当する。北欧のレコード店に並んだのを知って買おうとしたら、「ごめん、ワーナーからの指示で出荷停止」とふられて(お詫びに貰った割引クーポンで Charles Aznavour のレコードを買った)、それでも往生際悪く探してみたら、極東の香港にもあった。

何故か、香港に。何故、香港。なにかの前兆か…違うか。←考え過ぎだって

見つけちゃったら欲しくなってしまって、お店にメールを送って「来月行くまで取っておいて」とお願いして購入。
久しぶりに 'Morrissey' を目的にしない海外旅行をするつもりだったのに、なんだかんだ 'Morrissey' が絡んできた。なんとでもなれ。


*


なんとでもなれってついでに、
今日は 'MORRISSEY LATIN AMERICA 2018' チケット販売開始(パラグアイは除く) の日。
またしても香港名物の夜景は観に行かず(前回はMorrissey香港公演の真っ最中だったから観る暇なんざ無かった)、国によってシステム・ルールがぜんぜん異なるチケット販売サイトに四苦八苦・七転八倒。
中南米までモリッシーを追いかけた経験がある方に教えて頂いていたから、覚悟はしていたんだけれど。それでも「面倒臭い」と何度か毒づいてしまった。
ただ、チケット販売サイトのカスタマーサポートさんは、問合せのメールを送ると猛烈な速さで返事をくれる。この対応には好感度が高め。おそらく自分が訊ねているのと同じ内容の問合せがジャンジャン入っているだろうに、最初から最後まで私の固有名詞への呼びかけから始まる礼儀正しいお返事をもらった。

現時点でチケットを買えない場所もあるが…なんとでもなるだろうって行き先だけはぼんやりと決めて、さぁ寝るべとPCを閉じかけた瞬間、
"Due to logistical circumstances beyond our control, the UK/European Morrissey concerts scheduled for July will be postponed." って文字が目に入ったような気がする。
ひとつでも多く "いいね" と思う噂を聞ける事を楽しみにしていたから、残念としか言いようがないです。

なんだか色々とネガティブに当て推量する噂話が飛び交っているけれど、何故そうなるのか?広報された通りに受け取れない理由はなんだろう。
多様で異なる有象無象が、それぞれの信条と情念に従って仲悪く暮らし、時として殴り合ったり罵り合ったりするけれど(割と最近まで殺し合っていた地方もあるけれど)、それでも帳尻が合ってお互い生き延び合っている国だと思っていた…英国という国は。どうやら、違うっぽい。選ばれた誰かが沈黙しなければならない時がきたのか。認識を変える時か。

もうひとつ。
不思議なのは、またしても「モリッシーはレイシストか」という定義を巡って、攻撃したり護ったり責めたり庇ったり突っ込んだり抗弁したり…言葉を武器にしてお互いに相手の口を塞ごうとする、ちょっとした"暴力"がちょこちょこと起きている事。
そのような憎悪めいた衝動が起きる現象については、理解できる。オレだって、時々やらかしている。ご自分が気に入らない奴が視界から消えてくれたら、この世界は居心地良いでしょう。ご自分を盛り立ててくれない連中が一緒のパーティなんて、其奴らを追い出すか自分が飛び出すかしたくなるでしょう。そりゃ、そうなんだろうけれど…

"Please don't kill ANYTHING" と言っていたじゃないですか。
  私はその言葉をネチネチと覚えている、
  その解釈は時間経過と共に変わりつつも。
quem quaerimus adjutorem, nisi te, Domine, qui pro peccatis nostris juste irasceris? これが現実か。がっかりだ。しかし、人それぞれ。致し方無し。

Morrissey があんまり言葉を尽くさずに語る英国の・世界の有り様を知って、私がなけなしの己の知性と情緒を以て対峙するべきはモリッシーの定義を巡る隣人達の知恵比べではない。そんなん解らない。それよりも、こうやっている間にも地球は回っていて時間は経過していて、英国でも・世界の彼方此方でもいろんな事が起きている。そっちのほう。絶対、自分の手に負えないほう。

もう、寝る。


お願いだから、11~12月は良い季節になって。どうか。
私は、Morrissey が歌う場所へ旅しに行って帰ってきたいだけです。あの人物が歌うのを、己の身体を以って観る・聴く事をしたいだけです。この機会を逸したくない。





*


7/5追記:

上記、あちこち加筆。
自分は、怒っているんか、嘆いているんか…年寄りの愚痴みたいで、みっともなくて申し訳ない。まぁ、いいや。
たかが音楽。されど音楽。

そして、中南米ツアーで行きたい公演のチケットはいまだ全部揃わず。まぁ、行っちゃえばなんとでもなるでしょう。
行けるかな。行けるよう、踏ん張ろう。
(^o^)


by snowy_goodthings | 2018-06-30 03:40 | 買物記

Sweny's Pharmacy

今は死んでいる我が父親が文学好きであって良かった。おかげで私も文学はよく読んだ、子供の頃は。
父も私も同じ大学(良くも悪くも名乗るのが憚られるようなところ)の文学部出身であります。ただし、父はフランス文学科で私は哲学科心理学専修でしたから、私は10代終わり近くに文学からは離れたんだけれど。
/(^_^;


したっけ、私は今、ダブリンにいる。
だったら、やるべきは James Joyce『ユリシーズ』ごっこだろう…って、やった事は1つだけなんだけれど。
教会が怖いオレはミサを聞くのはすっ飛ばして、レモンの石鹸を買いに行くのでありました。←できる事が中途半端
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かつての薬局は、20世紀はじめの面影を残したまま薬局ではない場所になっている。
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ガラス張りのドアからふっと中を覗いたら、店内カウンター前の狭い空間には椅子がぎゅうぎゅう詰まっていて、男性ばかりが5人で読書会をやっている。入っちゃいかんかな?と思って躊躇していたら、真っ正面のカウンター向こうにいた白衣のおじさんと目が合って「おいでおいで」手招きされたので、えいやっと入ったら「時計回りに、ひとりX段落(←聞き取れず)ずつ輪読しているんだ。今は此処だから。」と、ぽいっと『若き芸術家の肖像』を渡された。はい?「大丈夫、僕らも読書会は初めてだから」とか、「私もフランス語が母国語だから英語の発音は上手くないから」とか、「ジョイスの英語はネイティブでも解らないから」とか、「君、何処から来たの?日本?僕は昨年、東京と大阪を旅行したんだよ」とか、励まされているんだか、宥められているんだか、乗せられているんだか、よく解らないまま、はじめての(英)読書会に参加…正確には引っ張り込まれた。
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私の席はこの写真右端の椅子、店でいちばん奥だから逃げようがない。

寿限無寿限無、ジョイスの文章。自分の英語音読について、出来の良し悪しはどうでもいい。どうにも読めない単語に出くわして詰まった時には2〜3方向くらいから発音を教えてくれる声が飛んでくるし、褒め上手な皆さんのおかげで楽しかった。
主人公 Stephen を"スティーヴン" と読むヒトと"シュテファーン" と読むヒトといて、ひとつの物語は読み手によって並行世界のような様相を呈する。読み手によってテンポが違うし、音楽みたいにも聴こえてくるし、いざ自分の番になって読み始めるとアルファベットが五線譜上の音符みたいに見えてくるし。ジョイスは声に出して読む英語だと知った。ただし字を追うのが精一杯で、咄嗟に意味がさっぱり解らない。なんとでもなれ。

自分が加わってから2周くらい読んで、終了。自分より先にいた若いお兄さん2人は途中でさらっと去っていった。にっこり笑って手を振り合って、お別れ。
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これも縁だろうって訳で、手渡された本は買った。
それと、目的のレモンの石鹸も。長崎銘菓カスドースのような、真っ黄色の石鹸。
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此処の運営・読書会の開催はジョイス愛好家のボランティアによって支えられているらしい。白衣のおじさんは「ちょっといってくる」と言い残して出ていき、残った店番のおじさんに「何処から来たの?」と訊かれたから日本から来たって答えたら、日本は何処にあるか知らないけれど遠いんだろう?店の中はいくらでも見ていって!とオススメされるもんだから、カウンターの中までずかずか入って彼方此方開けて見てしまう。
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いつも通り、外つ国を旅しているとオレはお爺ちゃんにモテる。暫く、アイルランドっぽい英語とフランス語みたいな英語と日本語カタカナ英語でちぐはぐお喋り。
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良いのか悪いのか、我が容姿は "遠い国から独りで来た若者" であるという印象を与えるらしい。いやぁ…私は結構いい歳をした大人なんだけれど。「撮ってあげる」と何枚も写真を撮られた。故に、珍しく自分が写った写真がある。(つぅか、おじちゃん撮りすぎ…帰国してからカメラのデータを開いてびっくり)
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フランス語みたいな英語を喋るお爺ちゃんは、カナダのモントリオールご出身なんだそう。おぉ、北米のパリですね。そのお爺ちゃんに名前を訊かれたので「ゆき子です」と答えたら、ぱぁっと笑顔になって、
「Yukiko! 君の名前は Yukio Mishima (三島由紀夫)と同じ音じゃないか!」と、両手を拡げて感激の意思表示を返された。

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…そんなことを言われたのは、初めてです。確かに、我が名と"三島由紀夫"とには alliteration と assonance とがある。
驚いた。まさかの展開。
シャープシューターでねじ伏せられたような衝撃。← 'Hitman Hart: Wrestling with Shadows' この比喩、わかりにくいか

ムッシュー、詩人!三島由紀夫の最後の作品である『豊饒の海』について、"The Decay of the Angel" だったかなんだったか「このような詩情豊かな表現をするMishimaは偉大な作家だ」云々、熱く語られた。その熱弁の力強さたるや…拝聴しているうち、私は目眩がしそうになる。

いよいよお店を出る時、お爺ちゃんに 'See you again, someday' と言ったら、「See you again じゃないよ、Farewellだよ」と挨拶された。
こうして、お別れ。そうか、一期一会か。


*


なんだか、ダブリンで再び文学愛に目覚めた。
前日のMorrisseyのショーでもそれを思った瞬間があったし、そういう潮目だったみたい。自分にとっては。三島由紀夫と Oscar Wilde と Sigmund Freud に嵌った中学生だった頃に戻った気分。もとい、フロイトは文学じゃないか。あぁ、それとJean Cocteauとかも通過したし…したっけ、自分が10代の頃にいちばん好きだったのは夏目漱石だった。そのほか、我が頭ん中には、今すぐにその名前を思い出せない作家先生達が多勢いらっしゃる。
面白い。なんだか、いろいろ思い出してきた。
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Sweny's に来る前、近くの公園に Oscar Wilde ゆかりの家や像があったから、ざっと駆け足気味に眺めて回ったんだけれど、自分の拙い知見では "何故このヒトが此処に?"とか思った。勿論、この人物がダブリン出身である事は知っているのだが、あんまり作品に "アイルランド" を感じた事がない。ヴィクトリア朝時代の作家であり、当時のアイルランドはイギリス(大英帝国)であったからかな。この作家はロンドンのほうが作品ゆかりの地が多い印象があり、終焉の地はパリである。それ故に。

おそらく、作家が生まれて死んだ時代の雰囲気から察して、私が自分勝手に受け取りやすいイメージで"在るべき場所"を捉えているんだろうな。

もっと後に生まれた James Joyce については、ちょー "アイルランド文学" の表現者と思っていたけれど、この作家も人生後半をほとんどアイルランド国外で過ごしており、スイスで亡くなっている。
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私が今いるダブリンで生まれた作家達に限らず。三島由紀夫でもJean Cocteauでも Sigmund Freud でも(だからフロイトは作家ではないんだけれどさ)夏目先生でも、そのほかの作家でも表現者でも、それぞれにとって、家庭とか故郷とか国とか…己の身体の"居場所"というか己の魂の"拠り所"はどう見えていたんだろ?何処にあると思っていたんだろ?考え始めたら、際限無く止まらなくなる。
彼等の生き様・死に様から、自分は何を知りたいんだか。伝記に書かれるような事実が実際はどうであったというのを云々するのは、徒労に終わるというか、ゴシップ好きを喜ばせるだけというか…そこに真実を求めるのはあんまり意味が無いという事は、ここ数日で身に沁みるように学んだ。だったら、己の感じ方・考え方に構っているほうが価値ありげ。自分の事は自分でなんとかする。私は私。うん。

"Patriotism is the virtue of the vicious" とは、ワイルドの言だったけ?切り取られた名言が多い作家だから、文脈全体で捉えないと頭が悪い自分は考えられない。えーっと…

そんなこんな考えながら、Davy Byrnes へ行って1杯引っかければ『ユリシーズ』ごっこはそれらしく終わったんだろうけれど、それはしませんでした。←できる事が中途半端


*


そのほか、旅写真は Flickr にアップロード済み。よく歩いた。よく撮った。



by snowy_goodthings | 2018-02-21 14:00 | 旅行記

2回目の浅野祥雲、宗教公園五色園(愛知県日進市)

「ごくらくじょーどー」「杖道?!」
浄土だよ。 ヘ(^_^; 蓮の花が咲く時に来たら、此処は極楽浄土の眺めだろうねぇ。
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前回、日が暮れて暗くなってから来てしまった五色園。
真っ暗だったので、正門から本堂までの広い通りを往復しかできなかった、
浅野祥雲のセメント人形群を観に、再び来ました。

前回はまったく存在に気づかず、暗闇の空き地だと思っていた場所に弁財天さまが鎮座していた。
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今回は「開園時間は午前8時から午後5時」を守って、明るい時刻に来ました。これが正しい。
  無知とは恐ろしい…前回は失礼しました。
  「子供の頃に肝試しに行った」とか思い出話を稽古仲間から聞いた…が、
  そういう場所じゃなーい。
野趣溢れる風景の中に溶け込むように、巨大なセメント像が立っている。
おひさまの下で見るべき作品達。
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2回目ですから、ちょっとは学習しまして、
お寺のホームページにあった「園内場面」マップをプリントアウトしたり、
ブログとかまとめサイトとか先人達の来訪記を拝見して、
「徒歩で所要時間1〜2時間」と鑑賞時間を見積もって来たのだけれど、それでも足りなかった。
真夏のお山は、草木が鬱蒼と茂って道を隠し、昆虫類と爬虫類とが行き交って道を塞ぐ。カエルもいた。
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そして、この日はたいへんよく晴れて暑かった。
8月になってからずーっと雨の日ばかりな東京・横浜とは真逆なお天気。
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やっていることは、ほとんどオリエンテーリング。クルマで行ける場所まで近付いたら、
スニーカーに履き替え、虫除けスプレーをシューシュー頭から吹き付けながら、
タオルで汗を拭き拭き、クモの巣をくぐり、草を掻き分け、前進したり後退したり。その繰り返し。
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長年、風雪にさらされてきたでろうに、ピカピカに綺麗。
でも、壊れてしまっている作品もあった。道が滑っちゃって、これ以上は近づけず。
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今日いちばん難所は「御流罪」。
本堂の東側というか墓地の南側、道なき道を掻き分けて、ちょっとした山登りをした先にあった。
五色園の周りは住宅街の筈だが、生活の気配からどんどん遠ざかっていく。
見に行く我々も"流罪"な気分。それを狙った配置だろうか。
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荒れた山の中に鎮座する親鸞聖人。この時は"藤井善信"氏。
この後に赦免され、東国布教を始める。そして、さっき下で見た「御田植」がその布教の道中での場面であるらしい。
今さら気付いた、我々は時系列を遡っていた。
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不動明王の周りは「マムシに注意!」の貼り紙に護られていた。
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「浅野祥雲作品 再生プロジェクト」という修復ボランティア活動が進んでいるそうですが、
此処はまだ未着手。ただ、荒れ具合が場面の内容に符号しているという、妙。
  これだけ鑑賞して堪能させて頂いているんだから、
  ペンキ代のカンパとか、職人さんへの御礼とか、なにかしたくなる。ちょっと後で調べる。
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ぐるっと、未踏だった本堂の裏の西側へ。

途中で見事な銅像に遭遇。無銘であるが、象られた像が誰であるかは判る。何故、ここに?
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これは「夜盗 耳四郎」。
いきなり、クライマックス場面に遭遇してしまっている。
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やっぱり、時系列を遡っている。
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五色園で唯一、宗教に関わりない場面が此処。上下にも前後にも、たいへん大きい。
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「日吉丸矢作橋出世の糸口」は豊臣秀吉の幼児期の逸話。ご当地歴史モノ?
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草むらで親鸞聖人に平伏す山伏達。はて?
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日が傾いてきて、やっと気持ち良い風が吹いてきた。
既に頭のてっぺんから汗だくだく。ジーンズは汗を吸い過ぎて、たいへん歩きづらい。まるきり鍛錬。
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舗装してあるから行けそうと、べーゔぇでゆっくりゆっくり進んでいったら、
道幅がどんどん狭くなっていく。
背が高い草・垂れ下がった枝がガサガサと車体に当たってくる…
べーゔぇちゃんは都会っ子なのにー。(^_^; よく頑張った。
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看板をみつけて、鬱蒼とした木々に囲まれた石段を上がっていったら、
「板敷山弁円狙撃」の場面があった。さっきの平伏している山伏達が「弁円悔悟」だったから、
ありゃー、またしてもエンディングを先に見ちゃっていた。
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親鸞の東国布教を妬んだ山伏の弁円は、親鸞殺害を企てるが失敗したのが、
「板敷山弁円狙撃」。
ならばと、稲田の草庵に押し入ったが、懺悔して親鸞の弟子になったというのが、
「弁円悔悟」。
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あれ?そうしたら、これはさっき東の山で見た「御流罪」よりも後に起きた事物である。
やっと、わかった。
五色園のセメント人形群は本堂を基点にして、東西南北の四方に向かって行っては戻って、かつ
山手線みたいに外回りしながら鑑賞すると時系列に沿って鑑賞ができる。しかし、それって真宗史学が解っていないと難しい。

本堂へ戻って「鹿ケ谷鈴虫松虫の剃髪得度」。ぐぐっと、遡る。
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後鳥羽上皇の逆鱗に触れて、法然は讃岐へ、弟子の親鸞は越後へ流刑になった事件。
松虫・鈴虫の姉妹を剃髪した安楽と住蓮は処刑された。殺生を禁じる宗教なのに、
信仰に殉じなければならないとは、人の世は厳しい。
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オットが「この上、べーゔぇで行けるんじゃない?」「駐車場って案内がある」と見つけて、
本堂隣の宿坊への坂道を上って行くと、ぽっと広い駐車場に出た。
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駐車場の奥にあったのが、「六角堂御参籠 雲母坂お通い」。
あぁ、斜面の下に向かって行く親鸞さまの背中が見える…しかし、草木が生い茂りまくって立ち入れぬ。
我々はお弟子さんと並んで見送るしかできません。
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閉園時刻の5時を少し過ぎてしまい、辞去。


したっけ、なんてこった。
昨年秋と合わせて全部のセメント人形を拝見できたと達成感に浸っていたのだけれど、違った。
今、しみじみ「園内場面」マップを眺め直していて、やっと気付いた。
(T_T)
いかん、「六角堂」と「箱根権現御饗応」を見ていない。通らなかった道がまだあった。
他にも廃墟になったお堂裏の小さなセメント人形など、近づけなかった作品もある。


どうやら、我々はまだ鍛錬が足りないらしい。


ならば、もう1回また行こう。
次は、桜の花が咲く頃か、蓮の花が咲く頃か。



by snowy_goodthings | 2017-08-17 17:20 | 駆動記

Hirokoさん

横浜の我が家からだと、
東名高速道路・新東名高速道路・東名高速道路・名古屋瀬戸道路を通って
長久手ICまで320kmくらい。9ヶ月ぶりに、ばびゅーんと来たぜ、日本のほぼ中部:愛知県。

□横浜から高速道路でのアクセスが良い。かつ、収容台数十分な無料駐車場がある。
□名古屋市内から公共交通機関でアクセスが良い。
…という理由から、私から待ち合わせ場所に指定したのは、トヨタ博物館。
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待ち合わせ場所にしただけだし、
展示を鑑賞することなく滞在10分足らずで辞去してしまったのですが、
此処に並んだクルマを見たら自動車産業の歴史をまるっと知った気になれる筈。
いつか此処を目的にして走りに来よう。
おそらく、日本が存在する限りトヨタ自動車さまも存在する筈。

そんな言い訳をしつつ、トヨタ博物館を出て左折して、県道215号線沿いに建設中のIKEAを見下ろしながら
べーゔぇのナビに従って、リニモ愛・地球博記念公園駅の前でぐぐっと左折。
平らに田畑が広がる土地をゆっくり走って、着きました。

此処こそが、最初の目的地。
店主さんに教えて頂いた通り、黄色い自動販売機が目印の倉庫。
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サウン スンダ Hirokoさんは西ジャワ料理の定食屋さん。
名古屋から来るお仲間さんに「この機会に行きたいお店とかあります?」と訊いたら教えてくれたのが此処。

私1人が雑な菜食、お仲間さんとオットは肉も魚もモリモリ食べるので、その旨お店へメールで相談したら
「細かい情報を教えていただければできる限りで対応させていただきます」なんて
頼もしいお返事が届いたもんだから、その言葉面にクラクラと一目惚れした。
でも、さすがに1人1食ぶんに出汁を変えたりは申し訳ないし、
「lacto-vegeだけれど、宗教などの理由ではないので厳格ではない」
「お惣菜の肉・魚・卵を変えて頂けると助かります」とお願いし、
さらに「横浜から車で行くので、着くのは13時〜14時頃と大雑把な予定」と、
腰低く頭が高い予約をしたら…

私の前に出てきた "西ジャワ6種類のお惣菜+スープ+ご飯 Aセット" は完全菜食のお献立でした。
(要予約)
見よ、この見目麗しき膳を!
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テンペは芸術的に美味しかったし、豆腐の包み蒸しは見事だったし、エビじゃないクルプは珍味だった。
今日は植物性のお出汁で作られたという"本日のスープ"はココナッツカレーみたいで、
やたらめったら美味しい。なまら好きな味で、これはずっと飲み続けられると思う。
  "カレーは飲み物。"なるカレーチェーン店について、ふざけた名前と思っていたが、
  すまぬ、撤回する。ふざけていなかった。確かに飲める。←感激しすぎて支離滅裂

もしもっと食らえる胃袋があったら、サンバルで白いご飯をもう1膳とかいきたくなりそう。
そのくらい、とにかく美味しかったのです。

わざわざ来る甲斐がある場所でした。
何故、我が家の近くにこのお店がないのだーっ?
できることなら、この倉庫ごとHirokoさんをお持ち帰りしたい。
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しかし無理だから、せめてまた来ます。
(^o^) 是非に!


by snowy_goodthings | 2017-08-17 14:45 | 外食記 旅先


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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