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Tシャツ

おかしい…
自分が Zack Sabre Jr. 君に一目惚れした時:New Japan Cup 2018 決勝戦の試合を意匠化したグッズを買った筈なのだが、届いたTシャツはどう見ても『棚橋弘至選手の受難』。
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リング上にリヴァイアサンが堕ちてきたみたいな様相のサブミッション・ホールドは、まるで宗教絵画のようです。

なんて美しいんだ。
正真正銘、真摯に正直な感想。
そのように安穏と感動しちゃうのって、ザック君が猛烈に巧いから。そして、タナハシさんが猛烈に強いから。たぶん。
この試合の映像を観た時、最初はザック君の技に見惚れて、少し間を置いて気づいた。受け身を取っているタナハシさんが、何処をどう締めているか判りづらい極技を、耐えてみせることで"見せ"ている。
(この時、彼の膝の故障歴について自分は全然知らず)
そうでなかったら、悲惨に痛々しい気持ちばっかり湧いちゃって、見ていられなかったと思う。それが見惚れてしまったんだから!リングを取り巻く声援や悲鳴が音楽のように聴こえてしまった。クラクラした。


*


で、禍々しくでっかく書かれたその極技の名前:'Orienteering With Napalm Death' 。
Napalm Death とオリエンテーリング… ハードコアなパンク?メタル?は聴かないから、含む意味を掴みきれない。聞き様によっては「不謹慎」に響いてドン引く技名の由来は Stewart Lee のスタンドアップ・コメディ。

BBC Stewart Lee's Comedy Vehicle
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*There is No Intention to Infringe Copyright.

言語的障壁が非常に高い。"面白い"と感じるウィット・センスの生い立ちの違いを激しく感じる。英語音痴な自分にはこのヒトの漫談の面白さがさっぱり解せない。諦めろ、オレの頭がいろいろ至らないだけなんだ。

だったら遠ざけておけば良いんだけれど、Stewart Lee氏が The Guardian に書いた "Morrissey" についての記事は読んだ。いったんは途中でしんどくなって投げ出したが、ちょっと前にやっとこ戻って読んだ。うへぇ、読み始めてから読み終わるまで、ざっと3ヶ月かかった事になる。
The Guardian
Sun 8 Jul 2018 10.00 BST

面白い…おぉっと、このヒトについて喋りを理解する事はできなかったが、文章を"面白い"と思っちゃった。だってさ、現象として、このヒトはモリッシー先生が2018年のツアーでやや高め頻度で歌っている 'If You Don't Like Me, Don't Look At Me' を忠実に実践しているんですもの。おそらく、表現者らしい言い回しで、その意思表示をされている。これは、人生の何年かを The Smiths/Morrissey と過ごして成長した人物の言。それだけ。であるならば、このヒトにとっては大団円でしょう。良かったね。
気に入らない輩が存在することが耐えられないから其奴の口を塞ごうとするなんて、私はそんな愚かな事はしません。(もし、ご自身の意思決定を他人にも求めてくるならば「やめて」と言うけれど、そうじゃないでしょ)拍手喝采して見送るまでです。ごきげんよう。

(自分が)好きな人・嫌いな人、(自分にとって)良い人・悪い人、いろいろいる。

私自身は Morrissey を聴いて、大きくなったり小さくなったり、伸び上がったり縮んだり、高い所から見渡したり低い所でのたうち回ったり、強くなったり弱くなったり、勝ったり負けたり、etc... 今日も、おそらく明日も明後日も暫くずっと慌たゞしい。
自分がすっかり大人の年齢になっても、なお、知らない事物を見聞したり、今まで感じた事がない事を感じたり思いもしなかった事を考えたり、まだまだ変わることができるのは、Morrissey という存在のおかげです。私は、今も真っ最中。まだまだ、これからです。
わーぉ、そんな事を躊躇わずに言っちゃう(書いちゃう)自分は、狂気の沙汰。いつまで経っても、現で夢の中にいる馬鹿。おめでたい。良いでしょ。

(^▽^)


*


さて、このTシャツはいつ着よう。
新日本プロレスリング興行の時は憚られるから(いつかまた行けたら良いなと思う)、自分が頑張りたい時に。
それっていつさ?いつもじゃん。
自分、プロレス観戦者としても、モリッシー鑑賞者としても、足りていない。まだまだだな。

なんでもかんでも、自分の中で繋がっていく。


by snowy_goodthings | 2018-10-29 23:32 | 買物記

ジャージ

わーい、買っちまったい。

Zack Sabre Jr. Entrance Track Jacket *Suzuki-Gun Style
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イングランドから香港〜台湾を経由して、本日やっと横浜の我が家に届いた。
アングロ体型向き仕様で、着丈と身幅は丁度良くって袖丈が長め。

こういう「国旗」意匠はなんとなく避けてきていたんだけれど。これは面白いから。
(^_^)
割と最近、「国」だか「国旗」だか「国民(性)」だか、あれやこれや、なんじゃらほいって考える機会が何度かあった結果、敬遠して無難にやり過ごそうって気持ちがだんだん失せてきている。どうでもよくない。


残念ながら、これを着てザック君の試合を観に行く予定は今のところない。
UKで開催される試合の組み合わせがとても魅力的なんだけれど、新日本プロレスリングの興行でも機会を掴めそうなら、是非。あんまり遠い未来でない時に行けるかな。


*


10/8追記:

テレビで生中継された新日本プロレスリング
「九州三国志 presents KING OF PRO-WRESTLING」を眺めていて、これはかなり堪えた。
Result:
“King of Darkness” EVIL vs. Zack Sabre Jr.

プロレスって、体を張った真剣なエンターテインメントでしょうから…入場中の誰かさんの乱入(←このシークエンスだけでは自分には事態がまったく解らず)で試合が始まらなくって "No Contest(無効試合)"って、なんなんだよ。
(^_^;
そりゃあ、プロレスって「興行」ですから。試合の前後も含めた、全部が観るべきものなんでしょうけれど。その後の対戦カードが豪華絢爛だったから、入場時間よりも試合時間のほうが短いんじゃないかってくらいに思って視聴していたけれど。←学習効果あり
最近になって、プロレスって面白いと思っている。レスラー達についてはそれぞれスタイルに対し好悪はあるけれど、誰であっても文句無しに凄いです。会場に赴いてのプロレス観戦は、規模の大小を問わず楽しい。
だがしかし、起こり得る事のすべてを受け入れる熱情が無いと、追いかけ続ける事は難しい。そのハードルは、存外高い。
自分は、怒るよか、泣く。噛ませ犬じゃないっ。
(^_^;

で、思った。「(新)日本のプロレス」を支える方々:いまや日本に留まらず世界中に数多いるお客さん達の熱情の強靭さは素晴らしい。
皆さん、頭がおかしい。これは正真正銘、賞賛の言葉!自分も別件で、ときどき狂気の沙汰をやらかすから。



*


ぜんぜん笑えないけれど、面白い。
何故そういう言い回しとなったのかは、なんとなく解った。インターネットって便利だね。

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There is No Intention to Infringe Copyright.



♪ lights going out and a kick in the balls...



by snowy_goodthings | 2018-09-22 11:00 | 買物記

это Моррисси

今日は朝からいろいろあった。主に、我が故郷の北海道で。次いで、自分が関わる諸案件で。

忙中、良い事あり。
'THIS IS MORRISSEY' LP盤が無事にエゲレスから届いた。
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*Original Image on Flickr


深夜でもお構い無し、今の"いま"聴いている。
明日以降も頑張る。

(^▽^)


*


Facebook 'Morrissey Official' さんの投稿は、何故ロシア語?(おそらく、Warner Music Russia の広告文の引用)


Лучшее♪


*


9/10追記:

Morrissey 先生の最近のインタビューが掲載されている Teraz Rock (Wrzesień 2018) はポーランドの音楽雑誌。うっかり、またしても買ってしまった、今日届いていた。

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There is No Intention to Infringe Copyright.
*Original Image on Flickr


ポーランド語はわかりません、でも読む。なんとかなろう。

ざっと眺めて読める単語を拾っただけで、'Swords' 付録トラックの Live in Warsaw を聴きたくなったり、直近:2014年にあったワルシャワ公演は30分足らずで終了してしまったという伝聞を思い出したり。



文法を無視して、単語置き換え式に読んだ。ほとんど文脈で解釈したから読んだとは言い難いけれど、とにかく読んだ。
Google翻訳さまさま。インターネットって便利だね。
(^_^;
現時点の "最新作" である 'This Is Morrissey' のプロモーション活動として、基本に忠実な音楽雑誌らしいインタビュー記事だった。
今さらな「飛行機嫌い」アピールが、いけず。最後の質問は余計だが、仕方無いかしら。
それと、ふわっとテキスト全体から漂ってくる気配が、 "大人らしい" 大人という印象あり。「文学」「政治」等々に関する言及も含めて。
この人物について昔を知らないから、なにか感慨がある訳もなく。今の"いま"がそうであるという感触。

ついでに書いておこう。"Tylko podziękowania." は、此方の台詞だ。


*


制作中のカバー曲集についての電子な伝聞とか…ぜーったいに止まらなさそうなこのヒトの消息が、なまら嬉しい。

(^▽^)


*


9/15追記:話を元に戻しまして…

UK Official Singles Chart
Vinyl Albums Chart で 'THIS IS MORRISSEY' は1週目(9月7日〜9月13日)は19位。
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There is No Intention to Infringe Copyright.


我が在所である日本におけるセールス状況は、残念ながら不明。
あと数枚CDを買って、若人達に「聴いて、聴いて」と配り歩こうかしら…最近なにかと流行の"パワハラ"とか言われない程度に。←面白がっている


by snowy_goodthings | 2018-09-07 01:10 | 買物記

Morrissey 45 RPM 後

正式発売日:7月6日に店頭に並んだ Morrissey 新譜から4枚目のシングルカット 'All The Young People Must Fall in Love' が届いたので、先月香港でフライング購入した盤とジャケットを表裏を繋げて並べて眺めるというお楽しみができました。あわわ…
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*Original Image on Flickr

この写真は見覚えがある…そうだ、昨秋 Hollywood Bowl で1回だけみた背景だ。
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*Taken on November 10, 2017

レコードコレクターではない自分にはどうでもいい話だけれど、たまたま2枚買っちゃったんだから好奇心から拡大鏡でレコード盤をぐるぐる交互に見ながら聴いている。
香港で買った盤=4月に北欧のごく限られた店頭に並んだものとおそらく同じ/7月6日に正式にリリースされた盤、いずれもマトリクス番号は枝番も含めて同じだった。ただ、単純に個体差かもしれないけれど後者のほうがちょっと樹脂にゴミとバリが目立つ…気のせいだろうな。聴くにはまったく問題無し。

A面、 'All The Young People Must Fall in Love' はLPのどんちゃんした音を当たり前に聴いていたけれど、シングル盤のほうが歌声と楽器の音との配置が前後左右と端正に整っている印象。リズム楽器の音が丸くなって、歌声がよく通る。7inchの音を知っちゃったら、こっちのほうが好き。
自分がこの歌を生で聴いたのは Hollywood Bowl公演の1日目の1回だけ…
というか、今しがた、あんまりアテにならない setlist.com を見て「あれっ?」と思ったんだけれど、これまでこの曲が生披露されたのは昨秋10〜11月の新譜お披露目ライブおよび北米ツアー最初のほうだけ?え、本当に?…まぁいいや、兎に角、自分がこれまで1回だけ生で聴いたときの音の印象とシングル盤の音は近しい気がする。我が記憶は過剰に美化されているから、大袈裟にそう思うのかもしれない。

B面の 'Rose Garden' はHollywood Bowl 初日のリハーサルで伴奏だけ聴いたんだぁ…と、ふわふわと2017年11月の旅の記憶が蘇る。
(^_^; そろそろ、旅行記の残りを書こう。ボケて忘れ去る前に書こう。
出だしの "I never promised you a rose garden" を聴くたびに Hannah Green の「デボラの世界 - 分裂病の少女」を想起するのは、自分が心理学専修だったからという"パブロフの犬"的な反応。だから、
聴いているうちに”普通の"または”正常な"現実認識の在り方について、手当たり次第に疑いたくなる。←個人の感想です


*


7/16追記:

UK Official Singles Chart
Vinyl Singles Chart で 'All The Young People Must Fall in Love' は1週目(7月6日〜7月12日)は15位、2週目(7月13日〜7月19日)は順位が上がって、2位。
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There is No Intention to Infringe Copyright.


どちらの週の売上に自分が貢献したのかはわからないけれど、初登場週よりも後のほうが順位が上がるのって、"曲を聴いて or 噂を聞いて買う" 消費行動も含まれていそうで、好ましい現象。いや、単純に集計タイミングってだけかも…
ともあれ、熱心なファンの購買アクションだけでロケットスタートしたって突っ込まれそうな結果よりも面白いじゃないですか。←個人の感想です

デジタルダウンロード・CDなど全フォーマットの"実売"を合計した英国全体のシングルセールスチャートは66位(7月13日〜7月19日)。
ただし、ストリームやブロードキャストを含めた総合チャートではランキングが下がってしまう模様。それが"いま"の英国の雰囲気を反映した結果なのなら、「あぁ、そうですか」と受け取るのみ。


したっけ、Vinyl Singles Chart の1位が Beatles 'Yellow Submarine' とは、今って何時代ですか?
致し方が無いか。今は21世紀初頭の筈だけれど、住み心地は H.G. Wellsの「A Modern Utopia」や George Orwellの「1984」が書かれた時代からあんまり変わっていないというか逆行しているようにも感じるから。そういう話を最近しばしばする機会がある。





…とかなんとか好き勝手に書いていたら、
'Morrissey Central' の7月13日付投稿でモリッシー先生も "these dystopian days" って表現していた。うん。




by snowy_goodthings | 2018-07-13 09:00 | 買物記

これぞ、これこそが

タワーレコード渋谷店は23時まで営業らしいが、目の前の仕事が終わらない。今日はレコード屋に行けません。
…というわけで、
作業の合間に Tower Records Online の「注目アイテム詳細」Morrissey 'THIS IS MORRISSEY' を眺めて惚れ惚れする事で自分を慰めている。うぅう、何をやっているんだか。


There is No Intention to Infringe Copyright.


Tower Records Online 掲載: 2018年07月06日 12:55
"現代英国のアイコンで最も影響力のある一人、一筋縄ではいかない、インスピレーションを想起する、独創性に富んだ、先鋭的で扇動的、 崇拝を集める、歯に衣を着せない、ロマンチスト――モリッシーというアーティストは一つの言葉では到底言い表すことが出来ない。"


'LOW IN HIGH SCHOOL' が出た時の商品説明(発売・販売元 提供資料)も骨太な言葉選びに痺れたけれど、今回もまた語彙の出し惜しみしない描写っぷりが素晴らしい。誰が書いたか知らないけれど、面と向かって会う機会なんて無いと思うけれど、これを書いた方にビール1パイントを奢って差し上げたいです。←下戸さんだったらどうするんだ

失礼ながら、言葉巧みな宣伝文とは呼べない。どちらかといえば、文学的表現に憧れた読書感想文のような。書いているうちに肩にえらい力が入ったんじゃないかと勝手な想像をしてしまう。だって、読んでいる私のほうこそ肩に力が入ってしまうんだ。
下手したら空回りしそうな勢いの言葉の畳み掛け方だけれど、言い尽くしたい・伝えたい心意気を感じる。
…なぁーんて、私が過剰な感度で読んでいるだけなのかもしれない。もし取り違っていたら、ごめんなさい。
この文章について、なまら好ましく感じ入っているという意思表示だけは解ってください。


私、今の"いま"はモリッシーは「孤高」じゃないと思っているってのは、ここだけの話。
でも、この歌い手ほどその語感が似合う存在は今やいない。ほぼ、異議無し。




*


"孤高のカリスマ=モリッシー(Morrissey)が自らキュレートしたコンピ"『THIS IS MORRISSEY』は、
日本国内ではCDが2018年7月20 日・Vinylは2018年8月31日にそれぞれ発売。

本国UKでは本日、CD発売。


暫くばたばた忙しがっていて、UKのレコード店さんに予約していた事を忘れていた。さっき「シングル盤 'All The Young People Must Fall In Love' と一緒に発送したよ」とメールが届いて慌てた。ありゃ…シングル盤は先週、香港で買っちゃったってのに。
(香港購入盤を聴いて「はて?」と思った事があるので、比べるのに丁度良いと開き直っている)
前のめりに聴きたがって構えていると、同じCDとかレコードとか何枚も買っちゃう事がしばしば。

ヒトは夢中になる事物の前で、莫迦みたいに愚かになる。
夢中になっている対象について、「好き」か「嫌い」かどちらであっても…最近いろいろ接する現象を眺めるに、それが逃れられない摂理であるらしい。愛慕と憎悪、ないまぜ。恐ろしや。


*


7/12追記:

別府出張から帰ってきたら、UKから'THIS IS MORRISSEY' と 'All The Young People Must Fall In Love' とが届いていた。
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There is No Intention to Infringe Copyright.
*Original Image on Flickr


ついでに、Louder Than War (ISSUE 16)も届いた。
7月に予定されていたUKでのショーを案内する短い記事が、頭の上に理性の明かりを灯して書いたような論調だから、最初から最後までちゃんと読めた。

最近いくつか英国の新聞で読む「モリッシーかくあるべし」みたいな記事は、書き手の頑なさばかりが透けて見えて読み遂げるのが難しい。さらに、それらを読んだ人々がモリッシーをどう定義したか、「●●●にこう書かれていた」とか「▲▲▲がそう言っていた」といった言説は、頭ん中の脳を働かせることを拒否したみたいで気持ち悪い。頭が良かろうと悪かろうと、どちらでも構わないというか関係無い。自分で考える事・感じる事を怠ったら、それって人間らしさの何割かを止めているみたいじゃないですか。違う?言い過ぎ?余計なお世話?だとしたら失礼致しました。
なんにも考えない・感じないよりは、ちょっとでも考えたり・感じたりするほうが遥かにマシだと思う。そうやって自分なりに至った視座が、私とはぜんぜん違っていても良いのです。私は私、貴方は貴方ですから。Morrissey は Morrissey ですし。
自分のと違う考え方・感じ方をするからって、「違う」「わかっていない」「言うな」「知らないくせに」「考えているフリをするな」「わかったような事を言うな」とか、相手の口を塞ぐような行為は嫌いだ。そもそも、モリッシーを好きでも嫌いでも、どちらであっても。"怒り"はヒトとして真っ当な行為だけれど、それを"正しさ"にすりかえて相手に向かっていったら、言論の自由とやらも議論する権利とやらもあったもんじゃない。極端に突き詰めていったら、気に入らない輩が存在することが耐えられなくなって…以下、省略。
そりゃあ私だって、己の思考・行動に立ち入ってくる・干渉してくる対象には「黙れ、無礼者」とか意思表示はするけれど、しかし、それで相手に伝わるかどうかは別である。そうでないならお互いにとって良い間合でお付き合いするのでも対立するでも競うのでも放っておくのでもなんでも良いと思うんだが…違うのかしら。なんだか危なっかしい。

記事にあったモリッシー先生の里帰り&避暑ツアーは"延期"となったけれど、予定通りに欧州渡航する友人さんは「コンサートが無くなったぶん、日程上諦めていた場所へ行ける」と転んでもタダでは起きない上向きなことを言っていた。
そうだ、そうだ、そうだ、モリッシーが行かなくても自分は行くって勢いつけなきゃ、そもそも追っかけられないもんね。
良い旅を。帰ってきたら、お土産話を聞かせてちょうだい。


で、'THIS IS MORRISSEY' CD。
全部聴いたことがあるトラックである筈なのに、曲の配置≒盛り上げ方がちょっと不思議な聴き心地。2016〜2018年のツアーで見聞・伝聞して耳に馴染んだ楽曲もあれば、そうでないものもある。キャリア初期のカタログから選ばれたのかもしれないけれど、最近の歌い手の姿がみえるような気もする。でも、そうでないものもある。
トリ前の'The Harsh Truth of the Camera Eye' は、2月の旅行後 'Kill Uncle' をごりごり聴いた瞬間があったから収録されていたのは驚きつつも琴線に触れまくり。決して愉しい心持ちで聴けるお歌ではないのですが、自分自身の体験に引き寄せて捉えることで咀嚼・消化している。例によって後から沁みてくると思う。

自分の周りにいる若人達に「モリッシー」を紹介する機会があったら、最初にこのコンピレーションと現時点で最新作 'Low In High School' とを差し出せば良い?
ついでに、"the main man" が歌う場所へ行ける機会を掴めそうだったら、迷わず行けって言おう。貴方・貴女の五感と知力体力および運(財力も要る)を使って、リアルな 'Morrissey' を体験してって。そう言える機会を待つ。

(^▽^)


*


7/17追記:

ポーランド版 Esquire(https://www.esquire.pl/)に、モリッシー御大の短いインタビュー記事。
2018.07.13
Legendarnemu wokaliście The Smiths zadaliśmy kilka pytań z okazji premiery płyty "This is Morrissey".


There is No Intention to Infringe Copyright.


Jeśli ktoś ma wszystkie twoje albumy, dlaczego miałby kupować "This is Morrisey"?
- Bardzo dobrze wyglądam na okładce.

o(≧▽≦) やられた、自分は術中にはまっていた。とにかく、聴く。


*


7/19追記:


MORRISSEY CENTRAL いわく(7/18.2018投稿)、
'THIS IS MORRISSEY' がUKチャートに登場しないのは "Budget Album"ゆえに集計対象外であるという。
日本では10年くらい前から「音楽パッケージ売上ランキング1位」が "みんなのヒット曲"ではなくなっているが、英米のチャートにおいては市場をまんべんなく俯瞰したデータを取れているんだと思い込んでいた。あら、まぁ。勉強になります。


*


7/20追記:

今日が 'THIS IS MORRISSEY' CD日本国内発売日でありました。
Warner Music Life (2018.07.20 20:00)

タワーレコード渋谷店へ行こうと思ったのに、汐留で暑さから逃れて地下に潜っちゃったので大江戸線で新宿へ。
Tower Records 新宿店さんでは"NEW RELEASE"推し陳列されていた。並び方が "THIS IS ..." じゃなくって、複数形であります。モリッシーがいっぱい。
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しかしながら、横浜都民の私は此処では眺めるだけで、湘南新宿ラインで横浜へ帰ってタワヨコで購入しました。
ビブレ横浜店の陳列は新宿店と対照的だった…横浜店スタッフの趣味嗜好は推して知るべし。まぁ、いいや。
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12月の遠出に備えて消費緊縮強化月間に入ったばかりですが、これは "Budget Album" だからもう1枚買ってもお財布へのダメージはあんまり無い。これは嬉しい。廉価版CDはセールスチャートに集計されないとか、悪い事ばっかりではなくってよ。
日本で流通する輸入盤はJANコードが付与されて税込250円以上であるから、オリコンのランキング集計対象となる筈。Billboard JAPAN のチャート集計の方法は知らない。

同じCDをもう1枚買ってどうするかって?有言実行するんです。道場の新人さんにあげます。百聞は一聴に如かず(listening is believing)です。ちょっとでも興味を持ってくれたならば、聴いてみて。

v(^_^)


*


7/21追記:
昨日、道場の新人さんに 'THIS IS MORRISSEY' CDをあげた。「聴いてみたかったんです」と言っていたので、丁度良かった。
嵌るか否かは、お任せします。
「ドキドキします」という感想を聞かせてくれた。
'THIS IS MORRISSEY' の中で気に入ったのは 'Have-A-Go Merchant' だっていうから、ちょっとびっくり。
歌っている言葉を知りたくなって、図書館でモリッシー詩集を借りて読むんだって。

わーぉっ、And as always there's time so have another go, oh...



by snowy_goodthings | 2018-07-06 23:00 | 買物記

Morrissey 45 RPM 前

此処は香港。
hmv Flagship Store, Causeway Bay で Morrissey 新譜から4枚目のシングルカット 'All The Young People Must Fall in Love' を購入。
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*Original Image on Flickr

1枚は自分の、もう1枚は友人さんのぶん。あの、"聴く用"&"観る用"って買い方はしませんから。
v(^_^)

正式には、7月6日発売予定である。故に、自分がこれを買えてしまったのはフライングであるっぽい。
正確には、4月28日頃に広報らしい情報が一切無く一瞬出荷されてしまった中の2枚にこれらは該当する。北欧のレコード店に並んだのを知って買おうとしたら、「ごめん、ワーナーからの指示で出荷停止」とふられて(お詫びに貰った割引クーポンで Charles Aznavour のレコードを買った)、それでも往生際悪く探してみたら、極東の香港にもあった。

何故か、香港に。何故、香港。なにかの前兆か…違うか。←考え過ぎだって

見つけちゃったら欲しくなってしまって、お店にメールを送って「来月行くまで取っておいて」とお願いして購入。
久しぶりに 'Morrissey' を目的にしない海外旅行をするつもりだったのに、なんだかんだ 'Morrissey' が絡んできた。なんとでもなれ。


*


なんとでもなれってついでに、
今日は 'MORRISSEY LATIN AMERICA 2018' チケット販売開始(パラグアイは除く) の日。
またしても香港名物の夜景は観に行かず(前回はMorrissey香港公演の真っ最中だったから観る暇なんざ無かった)、国によってシステム・ルールがぜんぜん異なるチケット販売サイトに四苦八苦・七転八倒。
中南米までモリッシーを追いかけた経験がある方に教えて頂いていたから、覚悟はしていたんだけれど。それでも「面倒臭い」と何度か毒づいてしまった。
ただ、チケット販売サイトのカスタマーサポートさんは、問合せのメールを送ると猛烈な速さで返事をくれる。この対応には好感度が高め。おそらく自分が訊ねているのと同じ内容の問合せがジャンジャン入っているだろうに、最初から最後まで私の固有名詞への呼びかけから始まる礼儀正しいお返事をもらった。

現時点でチケットを買えない場所もあるが…なんとでもなるだろうって行き先だけはぼんやりと決めて、さぁ寝るべとPCを閉じかけた瞬間、
"Due to logistical circumstances beyond our control, the UK/European Morrissey concerts scheduled for July will be postponed." って文字が目に入ったような気がする。
ひとつでも多く "いいね" と思う噂を聞ける事を楽しみにしていたから、残念としか言いようがないです。

なんだか色々とネガティブに当て推量する噂話が飛び交っているけれど、何故そうなるのか?広報された通りに受け取れない理由はなんだろう。
多様で異なる有象無象が、それぞれの信条と情念に従って仲悪く暮らし、時として殴り合ったり罵り合ったりするけれど(割と最近まで殺し合っていた地方もあるけれど)、それでも帳尻が合ってお互い生き延び合っている国だと思っていた…英国という国は。どうやら、違うっぽい。選ばれた誰かが沈黙しなければならない時がきたのか。認識を変える時か。

もうひとつ。
不思議なのは、またしても「モリッシーはレイシストか」という定義を巡って、攻撃したり護ったり責めたり庇ったり突っ込んだり抗弁したり…言葉を武器にしてお互いに相手の口を塞ごうとする、ちょっとした"暴力"がちょこちょこと起きている事。
そのような憎悪めいた衝動が起きる現象については、理解できる。オレだって、時々やらかしている。ご自分が気に入らない奴が視界から消えてくれたら、この世界は居心地良いでしょう。ご自分を盛り立ててくれない連中が一緒のパーティなんて、其奴らを追い出すか自分が飛び出すかしたくなるでしょう。そりゃ、そうなんだろうけれど…

"Please don't kill ANYTHING" と言っていたじゃないですか。
  私はその言葉をネチネチと覚えている、
  その解釈は時間経過と共に変わりつつも。
quem quaerimus adjutorem, nisi te, Domine, qui pro peccatis nostris juste irasceris? これが現実か。がっかりだ。しかし、人それぞれ。致し方無し。

Morrissey があんまり言葉を尽くさずに語る英国の・世界の有り様を知って、私がなけなしの己の知性と情緒を以て対峙するべきはモリッシーの定義を巡る隣人達の知恵比べではない。そんなん解らない。それよりも、こうやっている間にも地球は回っていて時間は経過していて、英国でも・世界の彼方此方でもいろんな事が起きている。そっちのほう。絶対、自分の手に負えないほう。

もう、寝る。


お願いだから、11~12月は良い季節になって。どうか。
私は、Morrissey が歌う場所へ旅しに行って帰ってきたいだけです。あの人物が歌うのを、己の身体を以って観る・聴く事をしたいだけです。この機会を逸したくない。





*


7/5追記:

上記、あちこち加筆。
自分は、怒っているんか、嘆いているんか…年寄りの愚痴みたいで、みっともなくて申し訳ない。まぁ、いいや。
たかが音楽。されど音楽。

そして、中南米ツアーで行きたい公演のチケットはいまだ全部揃わず。まぁ、行っちゃえばなんとでもなるでしょう。
行けるかな。行けるよう、踏ん張ろう。
(^o^)


by snowy_goodthings | 2018-06-30 03:40 | 買物記

12"

レコードを入れるビニール袋を買いに行って、レコードを買ってきた。袋、足りるかな。
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'Alma Matters' には頭が上がらない。是非に及ばず。

そんで、これも声がスピーカーからどぉーんと浮かび上がって、辺りをくるくると漂うように聴こえる。飛び出す絵本みたいな、びっくり感。
この歌を聴くと、いろんな記憶と共に思う事はいろいろある。だけれど、ざっくり全部をひっくるめて、私は私で、我が人生を謳歌して生き抜こうと奮い立つのでありました。
良いでしょ。

我が青春期には The Smiths は近くにいなかったし、同じく青年期には Morrissey の姿に気づかない事が多かった。
壮年期になって手が届きそうな距離で再会して、"いま"や Morrissey も私も中年期の真っ只中にいるという、歳月の経過と巡り合せの奇妙さ。
これからが佳境であります。

(^▽^)

言葉をくどくど重ねるより、
この顔文字ひとつで全世界に伝わると気づいた。




by snowy_goodthings | 2018-06-23 18:50 | 買物記

12"

B面2曲目の 'I'd Love To' をヴァイナルで聴きたいなと思って探して見つけて買った中古盤:
Morrissey 'The More You Ignore Me, the Closer I Get' 12inchが、今日届いていた。深夜近くだろうが、お構い無し。今夜のうちに聴くんだ。聴いたさ。

章立てに従いA面から聴き始めて、あまりにも音がくっきり綺麗で驚いた。古いアナログ盤なのに、たったいま奏でられたような人肌くらいな温度を伴う素敵な音。もとい、古い製法のレコード盤だからかな。
  オットがわざわざプレイヤーの前まで来て
  回るレコード盤を見ていたから、
  同じ印象を持った模様。
自分の耳には聴こえない高い音・低い音も鳴っているような奥行きがあるように思うんだけれど、技術的な蘊蓄はわからないし、実際にはどうでもいい。音は生っぽく艶かしく、みごとに声が立ち昇ってくるんだけれど、我が家の天井が低くてちょい申し訳ない。これが正直な感想。
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ジャケット写真が、実相寺アングルっぽい(←わかるヒトは苦笑して見逃して)。
男性に対して使う表現ではないのかもしれないけれど、コケティッシュな…「男だから」とか「女らしく」とか面倒くさい、言葉の選び方が大雑把過ぎるかもしれないけれど、そういう形容詞がぽっと出てきた。これは、個人の感想。
でも、それに同意してくださるヒトが我が交友範囲にいらした。ちょっと嬉しい。ありがたや。既にかなり無理がある年齢に自分があることは棚に上げて、女子高生みたいにきゃあきゃあ悦に入っている。なんてこった。
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中に入っていた折り目正しいポスターは入れっぱなしじゃ可哀想だから、額に入れようじゃないか…と思ってフレームを注文した。結果、合計してちょっと嵩張ってお高い買い物になってしまった。
まぁいいや。なまら楽しいから。ただただ、単純に。

(^_^)


*6/23追記

額が届いた、入れた。想定よりも大きかった。何処に置こうか。←例によって、後先を考えず
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by snowy_goodthings | 2018-06-19 23:00 | 買物記

Record Store Day 2018

功罪どちらもありそうな、アートとビジネスとが共闘して蒐集家と転売屋とがフルボッコしながら跋扈するRecord Store Dayなる催事で、今春唯一ほしかったレコードがエゲレスから今夜やっと届いた。

Sparks 'You’ve Earned The Right To Be A Dick'
ターンテーブルの上を45回転で回るカバ君の顔に針を落とすのが、たいへん難しい。
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UKのレコード店限定という触れ込みだったし、今年に関しては開店前からお店に列を成したり・開店後にハシゴして探したりといった行動をするためのカロリーはほとんど稽古に割り当てていたもんで諦めていた。
しかし、お友達さんがRSD1週間後のオンライン販売情報を教えてくれて、こうなった次第。稽古に出かけようと玄関に向かった瞬間に東海地方からメールを受信して慌てて居間に戻ってPCを立ち上げてお店のサイトにアクセスして「残り30枚販売」に間に合ったという、愉快な思い出付き。

(^_^)/ ありがとうね。

まったく知らない曲ではない筈なのに、次にどんな音が出てくるのかワクワク感でほのぼのしながら楽しく聴いた。


*


あぁそうでした、
昨年のRSDではしばし冷や汗かく思いをしたんでしたっけ。
たった1枚レコード盤のスナップ写真を撮っただけで、猛烈に思考と感情とが動かされた。でも、最後は開き直って、愉快痛快になったんだけれど。

たかが音楽、されど音楽。あれも音楽、これも音楽。音楽によって、"良く"生(活)かされているという実感がありあり。


by snowy_goodthings | 2018-05-08 22:00 | 買物記

Louder Than War | ISSUE 15, CLASSIC POP | MAY 2018, NewStatesman | 27 April - 3 May 2018

父が生前「娘に遺す」と張り切って買い貯めたという岩波文庫を引き取るべく、我が狭小宅の本棚を空けないとならないのに…
/(^▽^;

また雑誌を買っちまったーい。
Louder Than War(ISSUE 15)に Morrissey の 'UK&Ireland Tour 2018'バーミンガム公演のレビューが載っていたものだから。
自分はイングランドでのショーはいずれも行かなかったのだし、記事は1頁だけだし、写真はまあまあ良いけれどセレクトに"やっつけ仕事"感が漂うし、文章は最後の段落だけあれば充分で氏を巡るトラブルに言及した前置きは余計だし…と、やや残念に思うんだったら買わなければ良かったかもしれない。
しかし、見出しだけを見て脊髄反射で買っちまったんだから致し方が無い。
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There is No Intention to Infringe Copyright.
*Original Image on Flickr


したっけ、今日もまた1誌を注文してしまった。さらに、もう1誌。
ロンドン公演のレビューなんて、私はロンドンという街に行ったことすらない"他人事"も甚だしいのに。
コンサートはナマモノだから、その場に行った人達のものであって、行かなかった自分は傍観者ですらない。


*


ついでに、自分のためのメモ:
最近2週間くらい "Morrissey" または "モリッシー" でニュース検索すると("見るのを止めることをお勧めする"と歌われても、私はニュースを見るし読む)、メラメラと出てくる "racistas" "人種差別主義者" "alt-right" "not every celebrity Brit is a moral coward" "Shut Up, Morrissey" "フォー・ブリテン" "so much to answer for" …等々、英語でも日本語でも見出しが出てくる現象について。

その現象の発端: 'MORRISSEY CENTRAL' http://www.morrisseycentral.com
問わず語りっぽいインタビュー原稿は2018年4月16日付の投稿。そして、Morrissey 自身の署名付きの "This is my last political strike." と宣言した文章は2018年4月20日付。その間、たったの1週間足らず。展開が速い。
製造業・サービス業の世界ならクレーム対応はスピード・初動が重要とか言われるけれど…このヒトは「芸術家」とカテゴライズされる歌の表現を生業としているのに。社会活動家でもなければ政治評論家でもないのに。


英国らしさが"表現の自由"であるならば、きわどい"風刺"が伝統芸でいらっしゃるならば…
以下、現象の全部をひっくるめて、極東に住まう日本人である自分が考えても自分が思ったことを正直に書いても、(ブリテン國の誰だか知らない誰かに)ぶん殴られないと願いたい。


■'MORRSISSEY CENTRAL' のインタビュー記事・署名付き文章について

自分が末席に加わっている武道の世界は、日本の国境を越えて英国を含め世界中に伝わっている。
稽古を通じて繋がっている方々は国籍も人種も宗教もさまざま、カソリックもプロテスタントも正教徒もムスリムもユダヤ教もヒンドゥ教も仏教も神道も儒教も無宗教もいる。ごく最近まで紛争に近しい対立を経験した地域の人達もいるし、いまこの瞬間も微妙な緊張を緩い認識でやり過ごしながら付き合っている地域の人達もいる。
また、昨年秋に行ったLAの本屋さんでは剣術を学んでいるというラスタマンに出会った。私が所属する道場の開祖は、武芸者としての李小龍(モリッシーのショーでしばしば背景に映っている映画スタア)とちょっとした縁でつながっているらしい。そんなこんな風に、東洋の「武」の世界はぐるぐるっと地球上を包み込んでいる。
逆も然り。モリッシー先生のお歌もUKと南北Irelandの国境を超えて世界中に伝わっている。
故に、遠い国に関する言及は、自分でも驚くほど自分の骨身に響いてきた。絶句。

でも、こんな風に思わされる状況って初めてではない。ときどき、嵐がやって来る。もとい、いつもかな。

インターネットは便利だけれど、情報の伝播・流布の"速さ"がそのまま受信者の反応の"速さ"を煽ってくる。
受信者のがわに立つ自分としては、ただひとり自分自身で熟考する暇を与えてほしい。


■芸術家が"故国"の現在について自らが感じて考えた事を述べた結果、発言者のほうに向けて「物議」が醸されたことについて

きっかけは対照的だけれど、その結果起きている現象はUKと同じ Commonwealth of Nation(かつての大英帝国というか英連邦)のインドで2015年秋にあった Aamir Khan の "Intolerance" 発言を巡る「物議」と構造はよく似ている。←こういう対比を嫌われるかもしれないが、私の頭ん中の拙い知見からインデックスを付けようとすると、こうなる。
Aamir sirに対する「物議」は、抗議デモ、ポートレイト写真の焼き捨て、彼に平手打ちした者は1回につき賞金10万INRのおふれ、支持派 vs. 批判派による争議、etc. あった。それに比べたら、"言論"の武器で発言者を責め立てている宗主国様はうんとお行儀が良い。さすが…まぁ、いいや。

なによりも、何故、発言者が指差した彼らの"故国"の現在の姿についての問題提起を「議論」しないのか。
何故?それこそが"みんな"の問題なんじゃなかろうか。←やたらめったら「みんな」と一括りにするファッショ思考だかコミュニスト妄想は好かないんだが、あえて使う。
モリッシーはレイシストかとか、アーミルが愛国者らしくないとか、それって彼らが向き合う問題だろうに。世論形成に影響を及ぼす可能性がある(?)セレブリティであるという理由で、それぞれお好みの烙印を押して「物議」を醸成している方々は、何をお望みなのか。
発言・記述に挙がった事例の正誤について丁寧に検証するとか、主張に対して対論をもって突っ込むんだったら解るんだけれど…
あるいは、提起された問題は存在しないというのか?

事実認識について何箇所か:ロンドンでのアシッドアタックは non-white だけによる犯行ではない(ただし、暴力に訴える白人はwhiteではないという意味で受け取れば、違う響きになる)とか、ハラール屠殺にまつわるIS修辞は酷い(そうしたら、いまだ多くが肉も魚も卵も寿司も焼肉も食べるという日本の熱心な「モリッシーファン」なる人々はどう呼ばれてしまうんだろう)とか、既存の政党政治に限界が見えているのは同意するが"ぶっ壊す"的な変化が最善の手法であるかわからない(UKと南北Ireland は、地続きにも見えるし、それぞれ異なる国にも見えるし…政治が"小商い"化する現象は当然の成り行きか)とか、引っ掛かりを掻き分けていけば、見て見ぬ振りで投げ捨てるばかりが賢い態度とは思えなくなる。
そんで、芸術家でも政治家でもない自分にできることは、自分の選択に関する意思決定のみ。こうやって腑分けするように事実を捉えていく作業は、いつか何かに繋がるのかな。


■やっぱり、Morrissey は彼我あちら側の存在であることについて

いつだったか、外つ国で「モリッシーになりたい」と言う男の子と会ったな…

あの人物が放った言葉に対して、私=自分自身はどう感じ考えているのか?そちらのほうが問題。
「モリッシー」の定義をどんなに頑張ったって、それは私の人生にはならない。それよりも、「モリッシー」を知っている自分は良く生きられていると、知らない人に対して嫌味満々に「私」について(くれぐれも「モリッシー」についてではない)自慢できるようになりたい。自分の事は自分がなんとかする。
これを書くのは何度目だ…モリッシーを聴いていて、つまらない人間になってはいけない。と、自分はね。

しばらくあれこれ話題となったモリッシーの"ニコラ・スタージョン"に関する発言に対するオーディエンスの反応の認識は、ステージ上にいたモリッシーと舞台すぐ下の柵前にいた私とでは随分と違っている。それがどうした?ステージの上ならばアリーナ全体の大勢を捉えられただろうと思う。一方、ステージ下では特に声の大きな連中数人の一語一句が聞こえた。
さらに、アリーナ真ん中あたりにいた地元っ子・スタンド席にいたメディア記者達・Twitterに"複数人が帰った"と投稿した誰かさん、etc. それぞれの認識はまったく等しくない。だからって、誰かが嘘をついているとか、そういう話ではない…いや、誰かは事実を捻じ曲げているような気がする…うぬぬ。でも、だーかーらぁ、それがなんだっていうのか?
いずれにせよ、何であっても、何が起こっても、私はあの夜にあの場にいた巡り合わせをいつまでも喜んでいる。
素晴らしいショーだったと言う。そういう事。

そして、また Morrissey が歌う場所にいたいから、機会を掴めれば必ず行く。





うーん、思いつくまま書き連ねてみているが、ぜんぜん言葉が足りていないから、きっと伝わらない。
また何か思いついたら、書き足す。かくして、「モリッシー」をきっかけに、世界の有り様を知り、今まで感じ考えた事がない事を感じ考えるようになる。ざまあみろ。


*5/3追記:
メモ全体、ちょこちょこ加筆。
後で"てにをは"の修正はするけれど、もうやめる。頭ん中はぱんぱん。





*5/8追記:
うっかり注文してしまっていた雑誌がまとめて届いた。うぅ、今更ながら衝動買いを後悔している。たぶん、もうしない。でも楽しい。学習効果無く、また買うかもしれない。

CLASSIC POP(MAY 2018)は ALEXANDRA PALACE 公演のレビュー。
やっぱり、イングランドでモリッシー氏の身の丈は2倍スケールになるものと思われる。←感覚値
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There is No Intention to Infringe Copyright.
*Original Image on Flickr

写真が歌い手らしい良い構図。欲張れば、もうちょっとお顔が素敵に写ったものはなかったのか…イングランド人の感性による"素敵なモリッシー"はこういう様相であるのかな。英国人のセンスはわからぬ。
あるいは、オレのセンスのほうが歪んでいるのかな。


記事はWEBサイトで読んだから買わなくても良かったんだけれど、ポンチ絵を"かわいい"と思ってしまったから紙雑誌を買っちゃった New Statesman(27 April - 3 May 2018)。
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There is No Intention to Infringe Copyright.
*Original Image on Flickr

この記事の絵を描いたヒトも、文章を書いたヒトも、Morrisseyの歌も言動もよく見聞していると思った。
が、彼らがモリッシーを"好き"or"嫌い"どちらかはわからない。
記事中の "kamikaze promotional campaign" って、どういう意味合いで使われているのでしょうか?"kamikaze(神風)"は、あんまり趣味の良い修辞と感じられず。そう思うのは私が日本人だからかもしれない。あんまり気にする必要はないんだろうけれど、引っ掛かった。言葉は難しい。(言い回しが好きか嫌いかってだけ、事実認識の確認が目的みたいな記事だったから最初から最後までちゃんと読めた)

なお、この絵を見たオットの感想は「格好良い、ユニオンジャックを身にまとう姿が Zack Sabre Jr. みたい」だそうな。
に、似ているか?モリッシー先生と、先週あったイングランド地方選挙では熱烈に労働党支持を訴えていたザック君とが。新日本プロレス興行で来日するため、期日前投票を済ませたというザック君と。
えーっと…両者の政治的思想はまったく異なると思うが、ある思想・志向においてよく似た気配を感じる。はい。


New Statesman は左派の時事評論雑誌の老舗。好対照な保守系言論雑誌 The Spectator と並べて読むと、英国を中心とした世界のあらましについて左右バランス良く認識できるようになる…訳がない。
(^"^;
そんで、The Spectator は、モリッシー先生が推薦する8月までの課題図書 'The Strange Death of Europe' の著者 Douglas Murray 氏が論陣のひとりに連なっている。課題図書指定の件は、小さな記事になっていた。
しかし、英語音痴な私は Stefan Zweig の「昨日の世界 / DIE WELT VON GESTERN」(みすず書房から邦訳あり)から読みます。


なんだか、だんだん仕事みたいな話になってきた。政治っぽい話は面白いんだけれど、政治そのものの話は御免だ。


*5/16追記:


したっけ、
モリッシーではない誰かに表現された「Morrissey」は、Morrisseyではない。
モリッシーがお元気ならば、自分がやる気あるならば…Morrissey 御本人を観る・聴くことができるならば、そうするのが最高。だから、そうしたい。だって、いるんですから。


by snowy_goodthings | 2018-04-30 23:59 | 買物記


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