Watts Towers

LAに来たならぜひとも行きたかった、Watts Towers
日本には沢田マンションがある。フランスにはシュヴァルの理想宮がある。そして、アメリカにはワッツタワーがある。
いずれも、建築の世界では"素人"と定義される人間が、たったひとりで・夫婦ふたりきりでセメントを練って構築した建物。そんな建造物が現実に存在するなんて。
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所在地=E 107th. St、WATTS地区の真ん中。
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東107丁目って、じゃあ東1丁目は何処の辺りなんだろう…と、Google Map検索すれば一瞬で判明する。
昨日の昼間に Boyle Heights を歩いて乗った、メトロ Gold Line Soto駅からロサンゼルス川を渡ってリトルトーキョーの辺りまでがE 1st. St。
1丁目すぐ下の界隈は英語よりもスペイン語が道端の彼方此方から聞こえてくるメキシコっぽい街だったけれど、此処107丁目ではメキシコ国旗が掲げられていたり、お家の外壁が鮮やかに彩色されていたり、ますます中米っぽい。
1965年にあった「ワッツ暴動」について読んだことがあるからかな、WATTS地区は黒人居住地域だと思いこんでいたけれど、この通りいっぽんだけを見回した限りは、ラテン系が半分くらい占めているように感じる。
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WATTS TOWER Art Center にいたスタッフ・ガイドは、皆さん黒い肌の方々だったけかな。で、其処のギャラリーに展示されていた現代風のコラージュは不思議にジャポネスムな雰囲気のモチーフがいくつもあって、"此処は何処?"と思わされる。
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そんでもって、Watts Towers を造った Simon Rodia はイタリアからの移民。
アメリカさんには、白いヒト・黒いヒト・茶色いヒト・黄色いヒト、それぞれで人種・国籍はさまざまいらっしゃる。それぞれが大勢いらっしゃる。アメリカさんは大きい。
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敷地内の見学は約30分間のガイドツアーのみ。柵の外からだったら自由に眺めることはできるけれど、来たんだったらもうちょっと間近で見たいから、勿論7ドルを払って参加。
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30分間みっちり丁寧に解説してくれるガイドさんの前で、ばしゃばしゃ写真は撮りづらい。話をちゃんと聞けって…でも、遠慮しぃしぃ、撮った。
建造物が年代物であるなら、埋め込まれたガラス瓶や食器やタイルのすべてが年代物。
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足元のハンドペイントっぽい柄が異様に可愛らしい。
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此処が作り上げられるのに要した時間は、1921〜1954年の33年間。
暴動・大地震を経験して、一部が損壊した事もあったそうだけれど、今日までほとんど変わらず此処にある。
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途中でカメラのカラーバランスがおかしくなって、妙に赤い写真ばかりが撮れていた。まぁいいや、気にしない。この目で見る事ができた喜びのほうが大きく上回る。
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30分はあっという間だったけれど、堪能しました。
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叶うならば、LAらしい真っ青な晴れの日に再訪して、ピッカピカな塔の群を眺めてみたい。


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そのほかにも撮り散らかした写真は Flickr にあります。


by snowy_goodthings | 2017-11-12 15:30 | 旅行記


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by Yukiko I. N.

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