Backstage Tour

昨日はジャケット1枚で平気だったけれど、今日は急に冬らしい寒さ。
荷物になると思ったけれど、
ぶ厚いウールのコートを持ってきておいて良かった。 (^_^;

朝6時30分、ホテルを出てCircular Quayへ。
今日の日の出時刻は6時50分、まだ暗い。
e0076761_13405236.jpg
昨夜の混雑とは真逆、人の気配がほとんど無い。
フェリー乗り場か鉄道駅の職員さんが数人、
海岸線ぞいの遊歩道をジョギングするビジネスパーソンが数人
(ほとんどがこの辺りにある5つ星ホテルに逗留する海外からの出張者らしい)、
それだけ。
昼間あんなに飛び交っていたカモメもいない。
e0076761_13425720.jpg
今日も来ました、オペラハウス。
e0076761_13480562.jpg
今日も来ました、Stage Door。
e0076761_13484724.jpg
昨日と同様、守衛のおじさんに
"そこのソファで待っていて"と言われて座っていたのだけれど、
目の前をひっきりなしにご出勤してくるスタッフさんがどんどん通り過ぎて行く。
オペラハウスの朝は早いらしい。

壁のモニターに流れるオペラハウスでのイベント告知映像を眺めて
待つ事しばし。
e0076761_13515387.jpg
そういえば、
街で"Morrissey @ SOH"のフィジカルなポスターをまったく見ていない。
The Rocksの裏路地で28〜29日に公演があったDaniel Johnsの
ポスターをみかけたけれど、先生のはなかった。
チケットは抽選申込だけで完売、その後わずかな座席が追加販売されたくらい
だから、街で告知する必要はないのかもしれないけれど。


*


7時のスタート時間近くになっても、他に誰もツアー参加者らしき
お客さんが来ない。まさかもしやと思ったけれど、そうだった。
本日のBackstage Tour参加者はオレ1人。
(^_^; Oh... VIP visitor, I am. なんてこった。

今日ガイドしてくださった女性は、日本を何度か旅したことあるそうで
片言ワンフレーズな日本語を話す。英語音痴にはこのうえなく嬉しい気遣い。
私のシドニーオペラハウスでのコンサートおよびツアーの予約・購入履歴を
把握していて、"ここは昨日のツアーでは来ていないでしょ?"とか
"昨夜のコンサートでモリッシーを照らしたスポットライトはあそこよ"とか、
そんな言い回しでご案内をしてくれた。CRM
(Customer Relationship Management)の素敵な事例を実体験。
そしたら、Sydney Opera Houseに恋をしないわけがない。


昨夜のVivid Backstage Tourで立ち入れなかった場所を中心に、今日も
上がったり下がったり通り抜けたりしながら見たのは以下の場所(順不同):

□Joan Sutherland Theatre
  昨夜公演、
  Melbourne Ska Orchestra with Mojo Juju が
  撤収中。それと同時に、今日このあと朝10時から開かれる
  お子様向け音楽体験イベント"Dress Up Attack!"の設営中。

客席から可愛らしいステージ設営の様子を眺めていたら、
昨夜Concert Hallで会ったステージマネージャーのお姉さんが
キビキビ働いていた。
モリッシー舞台上の"Jerry Quarry"のスクリーンについて、
歌舞伎の演出との共通点を述べていた彼女。あれから13時間ちょっとしか
経過していないけれど、また姿を見た。出ずっ張りか。

Joan Sutherland Theatre の旧名称 Opera Theatre。
最近リニューアルした際、オーストラリアが誇るソプラノ歌手の名前を
冠したそう。後から彼女の名前をネット検索すると、ベルカント唱法の他
いろいろ逸話が出てくるのだが、ガイドさん自身の思い出話によると
"気取らない、誰にでも明るく接する素晴らしい女性"だそう。

舞台下のオーケストラピットに潜ったら、やたらごっつい
機械仕掛けの指揮者台、パーカッッションパート用の指揮者モニターとか、
オペラ"Madame Butterfly"のセットで使うという配水パイプとか、
デジタルな装置やメカニックが溢れている。
音響・照明・装置・etc. 機器を接続するケーブルは半年に1回ずつ
動作チェックしてOKタグを更新するらしいが、その量は膨大。

そりゃ、朝7時前から皆さんお仕事している筈だよ…

たった1人ツアー参加の役得だったのは、
"ちょっと待ってくれたら、これから荷物を降ろすとこだよ"と、
舞台袖から最下層フロアへの機材搬入・搬出リフトが動くのを見せて頂いたこと。
↓こんな感じ。ガイドさんも"初めて見る"と一緒に興奮しまくり。
e0076761_19015502.jpg
これで伝わったら、貴方は千里眼だ。

劇場の見学というよりも、ハイテクな工場の見学に来ている気分。

□Studio
□Playhouse
□Drama Theatre
  昨日は舞台でお話を伺ったけれど、今日は舞台天井のキャットウォーク。
e0076761_15551075.jpg
□Concert Hall
  舞台下にある楽器格納庫から上がっていって、舞台へ。
  "An Evening With Morrissey" の整然と並ぶ装置の隙間を縫って、
  舞台の下手から上手へ横断。
e0076761_15550343.jpg
客席からの視界では幕とバックドロップで隠れて見えなかった、
グランドオルガン。
"世界最大級だけれど世界最大ではない"と言われたけれど、
壁の向こうにも1000本単位のパイプが隠れている筈。でかいよ。

昨日は入れなかった、
Concert Hall の The Conductor’s Suite(指揮者用控え室)。
e0076761_19324979.jpg
弾けないのに、Steinway & Sons のピアノを触らせて頂いたりする。
良いのか? (^_^;

オペラハウスにピアノは20数基あって、
すべてを1人の調律師さんが管理しているそう。
「同じヒトが調律しないと音のニュアンスがピアノによって異なるから?」
と訊いたら、それで正解みたい。

□Rehearsal Room
  そういや、ここにあるピアノはYAMAHAだった。

通りすがりに見かけるオペラハウスのスタッフを紹介されながら、
"ここは私達にとって重大な部署なのよ"と、
Payroll Office の前を通り過ぎたりしながら、館内見学は終了。


昨日は Green Room で締め括りの食事が出たけれど、
今日はまだ厨房準備中ということで、オペラハウスの建物を出て、
海沿いの Opera Kitchen へ。
だからか。今朝のオーダーリストにあったメニューは
オムレツとハムとか、ベーコンバーガーとか、お肉料理があったのは。

ここでやっぱりちょろっと話題になっちゃうのは、
"Sydney Opera House goes vegetarian for Morrissey's Vivid shows"
なんだけれど、お肉もお魚も食べるガイドさんは始まる前は成功するか
ハラハラしたんだそう。
運営方法を伺うと(わざわざ尋ねたわけでないんだけれど)、
目玉公演を託すアーティストの意思を尊重しながら
合理的に折り合いを付けているみたい。
葛藤はありつつも、対立は見当たらず。

カモメ達の視線を浴びながら、
(客が去った後、皿の食べ残しをさらっていくらしい)ガイドさんと
お互いの仕事について"やりがい"とか、今日はこれから何処か行くのかとか、
あれやこれやお喋りしながら、朝食。

カスタマーサービスって何だろうとか、
日本で桜を観るなら弘前に行ってみるべきだとか、
飛騨高山へは大阪から何時間くらいで行けるとか、
ヤマハは何故ピアノや吹奏楽器やドラムやギター・ベースや弦楽器など、
あらゆる楽器を製造するメーカーになったのかとか、
そんな事を。
e0076761_20084289.jpg
自分が朝食に選んだのは、
オーダーリストいちばん下にあったベジタリアンバーガー
("モ"中だから)。
目玉焼きとチーズとトマトとでっかいマッシュルームが挟まっていてね、lacto-ovo だった。
当たり前に美味かったよ。理由はさておき、菜食したい時に"特別食"とかって
肩肘を張らずに声高に説明せずにするっと選んで食べられる場の雰囲気が嬉しい。
良い感じ。




by snowy_goodthings | 2015-05-31 09:15 | 旅行記


日常瑣末事記録


by Yukiko

プロフィールを見る