羊蹄山と尻別岳と牛たち

ぴったり1年ぶりのニセコ出張。今日は盛夏のような天晴れなお天気でした。
ペケレチュプのカムイ(日の神)は雌岳:羊蹄山から、クンネチュプのカムイ(月の神)は雄岳:尻別岳から現れたという。
ならば、あの双子のお山に向かって「ありがとーう」と言おう。
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今年も、喜茂別町の牧場タカラで一時停止。今年もまた、お葬式のような真っ黒いスーツ姿の場違いなオレは牛さん達に凝視されるのでありました。
/(^_^;
空港で日産NOTEを借りて走りに走ったひとりドライブでは、昼にはエゾシカ達に目の前を横断されたり、夜にはキタキツネに道端から睨まれたり、自分の手には負えない自然現象に恐れ入るばかり。


*


昨年は菜食できる場所を探すのに難儀したけれど、今年はざっくり下調べしておいたので苦労せず。予習は大事だ。
お昼は外国人旅行者が多く集まるお店に行ったらエゲレスの食堂で見るような"V"印(Vegetarian)が付いたメニューが呈示されたし、夜は駅前近くで地元のヒト達が集まるような居酒屋にえいやっと入ったら旬のアスパラの天ぷらがめた美味しかった。
さらに現地で「よかったら行ってみて」と教えて頂き、帰りにちょい寄り道して真狩村の山中で素敵なパン屋さんをみつけた。

2回目のニセコ界隈来訪は、初めてだった時よりもローカルな事物をいろいろ見渡せるようになっていた。
もし三たび来ることができたら、その時は何を見つけられるだろ。


# by snowy_goodthings | 2018-05-22 14:25 | 旅行記

May 22

Now, May 22 in Japan time zone. Morrissey is (will be) 59.
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プレ還暦、おめでとうございます。
いつも通り自分勝手に書いてしまうけれど、モリッシー氏の"いま"をお祝い申し上げます。


この人について、自分が想起するのは歌う姿ばかり。というか、歌わない姿を想像しづらい。
(きっとステージを降りた場面で遭遇したら、私はこのヒトに気づかないかもしれない)
故に、7月のマンチェスター・ベルリン・レットヴィーク公演の告知は嬉しいです。一座が動き出す。

横浜から地球の真裏側へ行きたくなっている自分は、ずっと噂されている中南米ツアーが実現するかどうか気になる。モリッシー先生はいつか行くだろうから。その時に私も行けるかしら…えぇい、つまり、追いかけるのに託けて自分も南半球のほうへ東か西かへ向かって出かけたいのです。
現在の自分は、いくつか試合を控えているのを都合良く言い訳にして、不確定な旅行計画にむけてお小遣いと有給休暇を貯めることに勤しんでいる。どうなるかな。
  あぁ、でもレットヴィーク公演の会場:Dalhalla Arena が素敵な空間でクラクラ。
  この1公演だけだったら行ける…とか思ってしまった。いかん、稽古しないとならんのに。

「モリッシーを観たい・聴きたい」という、単純な欲求に自分が駆られている事実を言祝ぐ。


そして、
自分にできるのは、それだけ。


# by snowy_goodthings | 2018-05-22 00:00 | 冠婚葬祭年中行事記

ペルシャ猫を誰も知らない / No One Knows About Persian Cats

またしても本棚整理。
滅多に映画パッケージを買うことはないようにしていたつもりなのに、いくつも溜まっていた。しかも、買って安心しちゃって、観ていないという為体。


今日、適当にひっぱり出して観たのは、これ。
様々な"表現の自由"が厳しく規制されたイランという国で、音楽活動に情熱を傾ける表現者達のお話。
17日間のゲリラ撮影によって作られた映画は、ドキュメンタリーのようでもあるし、創意工夫を凝らしたミュージックビデオにも見える。
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2009年のイランにおけるアンダーグラウンド音楽シーンを通して、首都テヘランの日常生活を垣間見た気分。
この映画で見えた事物がイランの全部ではないことは理解しつつ…
"自由"や"幸せ"を謳歌できない境遇に抗う姿と裏腹に、自分達が生まれた国・土地とそこに住まう人々への逃れようもない愛情みたいな温かさがあるように思う。それって、登場する誰もが演奏許可が下りない絶体絶命に近い状況にいながら、楽器を持ち続けて歌を作り続けるしたたかさを持ち合わせているからかな。暮らし向きは決して貧しくなさそう。

だから、結末には驚いた。映画撮影終了後に監督とふたりの主役はイランを離れたという事実とも重なるんだけれど…そうしなければならない作品にはみえない。
何故?そういう国だから?そういう宗教だから?そういう体制だから?そういう人種だから?そういう地政だから?

…という具合に、この映画に対する"理解しづらさ"が、中東地域に対して感じる"難しさ"に繋がっていく。
でもさ、
難しいんだけれど、知らないままでいるよりも、ちょっとでも知ったほうが良い。
そして、自分が知っている事は全部ではないのだから、それでなにもかも解った気になったらダメなんだけれど、それを自分はできるのか。
自分と異なる存在に対峙したとき、同意/非同意・好き/嫌いetc.いずれであっても、相手が存在することについて「寛容」でいられるのか?どうだろう?


*


あ、ネタバレしない範囲で。「Rickenbacker さえあれば…」って台詞がけっこう響きました。その欲望には力強く共感する。
(^o^) オレだったら、Model 4003 Jetglo が欲しい。
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ちょーう端麗だもん。←変態、もはや弾けなくなって久しい。




# by snowy_goodthings | 2018-05-20 01:00 | 鑑賞記

私はあなたのニグロではない / I Am Not Your Negro

やっと日本公開。
堪え性がなく待ちきれずに書籍版を読んではいたけれど、映画として作られた作品はやっぱり映画として観なきゃ駄目だ。
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スクリーンで動いて喋るジェイムズ・ボールドウィンの言葉は、一音の無駄なく自身が考えることを漏れなく伝えるべく端正に整っている。かつ、熱く激しい。詩人でもあるのに、美しい理想を語らない。公民権運動家としての顔も持つのに、対峙する人種を責めるのではなく"自分自身に問え"と諭す。

ここで描かれているのは、アメリカさんの姿。
このドキュメンタリーについて、自分には価値の拡張や解釈の拡大はできない。だって、あの国は"いま"歴史の真っ只中。過去を振り返っているようで、現在について語っている。

たいへん珍しく映画パンフレットを購入したんだけれど、本を持っているんだったらぴったり1年ぶりに拾い読みし直すほうが良い鑑賞態度であるのかな。自分の頭で考えよう。まったく他人事ではない国の事なのだから。
…というわけで、2018年5月の積ん読強化ラインナップに再び追加。
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相変わらず、何も目指さない本の選び方をしている。まぁ、いいや。
それでも、1年前とはちょっとは違っている自分を自覚している。良くなっているのか、悪くなっているのかは知らない。





*


映画とは全く関係は無いのだが、映画鑑賞後に白人でも黒人でもない日本人の自分はマンガルール料理を頂くのでありました。
だって、此処はアジアの東端。

カルナータカ州の港湾都市(いっぽう州都ベンガルールは高原の上)という土地柄か魚料理に特徴があるそうだけれど、それが無くてもすごいお国柄を感じる風味がむんむん。単純明快、美味かった。トゥル語で「ありがとう」「ごちそうさま」ってなんと言えば良いんだろう。
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東京には、インド・ネパールの州・都市を看板に掲げたカレーだけではない料理店が沢山ある。
シンガポールみたいにリトルインディアを形成するんじゃなくって、トーキョーのあちこち商店街の中に出現している。この現象を面白いと自分は思う。


# by snowy_goodthings | 2018-05-18 11:40 | 鑑賞記

postponed

H.I.P. Hayashi International Promotion 2018/5/17
【シャルル・アズナヴール「生誕94周年 特別記念 来日コンサート」公演延期に関しまして】
"5月21日(月)NHK大阪ホール、5月23日(水)NHKホールで予定されておりました、シャルル・アズナヴール「生誕94周年 特別記念 来日コンサート」は、シャルル・アズナヴール氏の腕の骨折により長時間飛行機に乗る事を医師から禁止された為、止むを得ず開催を延期させていただくこととなりました。
振替公演の日程は下記「LIVE SCHEDULE」をご確認ください。お手持ちのチケットは、そのまま振替公演に有効となりますので大切に保管いただきますようよろしくお願い申し上げます。"

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There is No Intention to Infringe Copyright.

ヘ(;△;)/

お爺ちゃんっ!
Soignez-vous bien.

9月になろうが、何月になろうが、待ちます。
こちらから出向いて行くのだって構わない、誰かさん(あえて名前は挙げない)のおかげでそういうの慣れたから。
今暫くは、世界の果てまで旅をしたいお爺ちゃんのために待つけれど。


# by snowy_goodthings | 2018-05-17 13:40 | 鑑賞記

青い池

年にいちどの恒例となりつつある、富良野への出張途中に寄り道で青い池。
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一昨年は曇天昨年は雨天だったけれど、今年は晴れ。ついに天は我に味方してくれました。
ペケレチュプのカムイ、ありがとーう。


*


横浜暮らしのほうがうんと長いけれど、北海道に戻ると故郷への帰属意識というか…
かなり語弊があるけれど"ナショナリズム"っぽい意思がむんむん湧いてきてしまう。"郷愁"という表現でも良いんだけれど、そういう穏やかな言葉では包みきれないとんがった感情も混ざってきて、やや物騒な気配が漂う。そんな情動がぼーぼー。
もっとも、
父方・母方どちらの家も、とっくの昔に帰るべき場所を失くしているので、そもそも、あんまり美しい情緒に浸れっこないのです。
うひゃひゃ。



# by snowy_goodthings | 2018-05-14 10:45 | 旅行記

ブエノスアイレス / 春光乍洩 Happy Together

今日も本棚整理の続き、自宅で映画鑑賞。
1997年に初めて劇場公開された時には見損ねていて、いつか映画館で観るんだと我慢していたが機会を逸しそうだからとBlu-rayを買って放ったらかしていたもの。
今年2月後半にBunkamura ル・シネマで上映されたけれど、上映期間はスコットランド・アイルランド旅行と休日出勤と富良野出張とインフルエンザB型の自宅待機とべったり重なっていた。とことん縁が無いんだと諦めがついたので、やっと観た。初めて観た。
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(C)Block 2 Pictures Inc.


香港から世界の果てまで行って、男達がくっついたり離れたりする。情念の面倒くさい有り様。
最後、南米の広い風景写真がぱたぱたっと小さく折り畳まれて仕舞い込まれるような展開があっけない。決して、綺麗な終わり方ではない。画は美しく、情け容赦ない。


お約束な反応だけれど、アルゼンチンに行きたくなった。「BAR SUR」 も「中央飯店」も、現在なお営業中っぽい。
地球の反対側に行きたいと思うのって、これが2〜3回目くらい。良い"きっかけ"がまた巡ってきたら、次こそは行けるかな。どうだか。


# by snowy_goodthings | 2018-05-13 15:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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