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一昨年に見聞したことについて

いつも自分の認識はすごく遅れて追いつくのがやっと。
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…と、
一年くらい前に思ったことを、一語一句変えずにもう一度書いてしまう。

Epoché とか言って格好つけようかとしたけれど、
それって自分には似つかわしくないと、最近になって考えを改めつつある。
ヘ(^_^; 無理、無理、無理。
しばらくフワフワと、自分が知覚した事をどうとらえるか、どのくらい腑に落とすか、
自分でどうにかする。
ただし、自分は最後まで判断しない。たぶん、ずっと考えるんだろうけれど、考え尽くせる気がしない。
「理解」とか「定義」とか「共感」とかって表現を
このヒトに対して使いづらい。うん。うーん。


please kindly note*
© 2015 Yukiko Nakagawa / Original images are stored in Flickr
Photographs of "Morrissey" are just memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.
(But I know I can NEVER photograph him perfectly)
Thank you & So sorry.

by snowy_goodthings | 2017-08-21 07:00 | 鑑賞記

Pentru aniversarea 1st

Hello friends around București.
Da, I am Japanese, but that night was very special for me.
Unforgettable? It's same for me. Mulțumesc.
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1年前の事だったね…と、短い言葉を交わしながら、
どうしようもなく、無性に、ブカレストが恋しく懐かしい。
自分の考え方とか感じ方が、がらがらと変わり始める "きっかけ" になった、あの瞬間。

しかしながら、1年前のあの時に戻りたいとは思わない。
過去は、思い出すから美しい…それで良い。自分が生きているのは現在であって、過去ではない。

モリッシー先生のツアーは今、東南アジアからオーストラリアへ向かっているところだけれど…
ぜんぜん空気とか読まずに、自分勝手に願ってしまう。
先生はまた、あの国へ行く "きっかけ" を自分に与えてくれるだろうか?
たぶん、いずれ、自力で行っちゃう予感も勿論あります。
だから、もし叶うなら…願掛けみたいに、お祈りする程度に。



  SNS の "村" なんか大嫌いだと言いながら、
  今もルーマニアの Morrissey ファングループだけには属している。彼らも私を日本人と
  知ったうえで同志とみなしてくれているっぽい。かなり大雑把な距離感で。
  国籍とか民族とか人種とか政治とか歴史とか居住地とか、なんのその。自分にとって、
  とびきり特別な場所です。


please kindly note*
© 2015 Yukiko Nakagawa / Original images are stored in Flickr
Photographs of "Morrissey" are just memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.
(But I know I can NEVER photograph him perfectly)
Thank you & So sorry.

by snowy_goodthings | 2016-10-14 19:00 | 鑑賞記

みんなやさしい

アンコールの拍手がばんばん響いている時、
隣にいたお姉さんに「ねぇ、貴女は Yukiko じゃない?」と言われて驚いた。
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さっき、Morrissey が "That M-A-R-Y?" と丁寧に確認して
List Of Lost にサインをしていたお相手、Maryさんは
私が知っているMaryさんだった。おぉ、同志よ。
  やたらめったら繋がり合わせたがるSNSの雰囲気は嫌い
  でも、このご縁を結んだのはSNS…まいった
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"MORRしぃ。 FOR MARY"


「まさか隣だなんて」「会えて嬉しい」とかなんとか、
ぜんぜん会話は噛み合っていないんだけれどキャーキャー悲鳴をあげながら抱き合う。
  後日、この公演のブートレグを聴いたら、
  自分達の悲鳴が聞こえた…


終わって振り向いたら、自分のすぐ後ろにヒトがいる。あれ?
後方の座席から、Morrissey を間近で見たい・Morrissey に触れたいヒト達が
押し寄せてきていた。
床が傾斜したオールスタンディングホールか、ここは。
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だからといって、モッシュみたいな事にはならない。
やわらかい熱気。


*


お客さん達がはけてきたので座席から自分のコートを拾って、
はぁーっと溜息ついてたら、セキュリティのおじさんがニコニコと
Jesse Tobias がステージに残していったピックを1枚ぽいっと差し出してくる。
え、良いんですか?条件反射で手を出して頂いてしまった。あ、ありがとう。

そして、ふっと振り向くと、1列後ろの座席で
モリッシーが投げたシャツを見事キャッチしたお兄さんが
「これはみんなのものだから」と鋏で切り分けていた。
ちょうどバッグに残りを仕舞おうとしているところだったのだけれど、
「私も貰えますか?」と声を掛けたら、
「いいよ」って、チョキチョキ切ってくれた。わーい、ありがとう。

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ふっと、その先に立っているお兄さんと目が合う。
このヒトとは初めて会うけれど、私は彼が誰であるか知っている。
極東でSNS越しに「モリッシーがルーマニアに来る」と騒ぐ私も
"ルーマニアの聴衆"として数えてくれた彼の寛容さに感謝しています。
握手してご挨拶。
「アフターパーティに来る?」とお誘い頂いたのだけれど、
スコピエへのフライトは明日の早朝。
そして私は自慢できるくらいスーツケースのパッキングが遅い。残念。

「また来るから」と別れたけれど、これは社交辞令で終わらせたくない。いつか是非。

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ホテルに戻ってラウンジで晩酌。軽く
Heinecken 1杯で引き上げようかと思ったけれど、
今夜を反芻するに脳味噌がとろけちゃって落ち着かない。
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もう1杯、 マネージャーのおじさんには
「マダム、ラウンジは23時でクローズですよ」と急かされつつ、
でもお給仕のお姉さんには「どうぞ飲み終えるまで良いですよ」と気遣い頂きつつ、
Ursus を空ける。ルーマニアのビールは美味い。
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そして部屋に戻って、今夜あった事を思い出してはダバダバとみっともないほど
泣きながら、余韻に浸りつつ、荷造りをするのでありました。


by snowy_goodthings | 2015-10-14 23:05 | 鑑賞記

N-am crezut că voi vedea ziua în care va veni si Morrissey cânta la București.

M-am bucurat să văd acel moment la Sala Palatului.
Sunt fericită. Totul este frumoasă.
Mulțumesc & Arigato, Mr. Morrissey.
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I’ve had a crush on Romania long time for very private reasons.
So, I am grateful for this chance to be there, București.
I never thought I'd see the day when Morrissey would come and sing in Bucharest.
It’s incredible. No. It’s truly credible.
It’s unforgettable.
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I appreciate concern and friendship of Romanian Morrissey fans.
They greeted me, Japaneză who write and speak lisping Romanian and English.
Merci & Thank you. See you soon.



Da,
just my selfish soliloquy.


*


観たもの・聴いたものについて
自分の感情が凄まじい勢いで揺り動かされた事実を伝えたいのならば、
言葉を尽くして表現するのが真っ当な手段である筈。
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しかし、今夜については無理。
頭の上から隕石みたいに墜ちてきた、あの歌声・話し声について
言葉を詰め込めば詰め込むほど、どんどん嘘になってしまう。というか、
どんどん自分が見出した真実から遠ざかっていってしまう。


繰り言になるけれど、
ブカレストにモリッシーが来て歌う日が来るなんて思ってもいませんでした。
2014年に”計画中”という告知をみかけた記憶があるけれど、それきりだったし。

死ぬまでに一度は行きたかった街に、また歌う姿をみたかった人が来た。
そしてその場所に、自分は居合わせることができた。


…ほーら、やっぱり
言葉を選んで並べてみても、陳腐な言い回ししかできない。
表したいことは沢山あるのに、ぜんぜん足りていない。
挙句に品詞活用とスペルのミスをしまくっている。諦めた。
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いろんな事が、一瞬なんだけれど
猛烈に「長い」印象を伴って起きた中で、
個人的な思い出みたいなことをふたつだけ。


モニタースピーカー越しに右手を伸ばしてくいくいっと
手招きしてくださったので握手をいちどだけしたのだけれど、
それに対して自分の口から出た言葉は「ありがとう」って日本語だった。
すごい怪訝そうな顔をされた。←たぶん気にしすぎ、いやわからない
ごめんなさい。自分は大馬鹿野郎。でも、
いつかご本人に言うことができるなら、それを言いたかったし、
それが精一杯だった。←ルーマニアに来て、日本語を聞くと思わなかっただろう
ごめんなさい。本当に自分は大馬鹿野郎。
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もうひとつ、
アンコールの時にモリッシーはお世辞にも上手くないルーマニア語で
“La revedere”と言っていた。
上手くないから、周りのルーマニア人達と一緒に”Nu!”と返してしまったけれど、
自分が3年前に初めて生身の姿を観た
川崎でも、日本語で”さようなら”と言っていたんだ。
あの言葉を真に受けて…2015年の今日という日に至っているという、この事態。
きっと、そんな人は世界中にわんさといる。
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此処まで辿り着いたことが嬉しい。
此処まで来て、
目の前でMorrisseyが歌う姿を目の当たりにできたことが嬉しい。
これだけは、百万遍でも言ってやる。
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1 Suedehead
2 Alma Matters
3 Kiss Me A Lot
4 You Have Killed Me
5 Speedway
6 Ganglord
7 Staircase At The University
8 World Peace Is None Of Your Business
9 How Soon Is Now?
10 I’m Throwing My Arms Around Paris
11 Istanbul
12 Reader Meat Author
--- & Book-signing For MARY
13 Oboe Concerto
14 I Will See You In Far-Off Places
15 First Of Gang To Dies
16 The Bullfighter Dies
17 Meat Is Murder
18 Everyday Is Like Sunday
19 The World Is Full Of Crashing Bores
20 What She Said
enc: The Queen Is Dead
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AGEPRESにブカレスト公演で
「モリッシーはかく語り歌った」「こんなバックドロップが表れた」
「ルーマニア国旗が献上された」
短くも丁寧なレポート記事があるので、そういう記録は↓そちらで。


自分のありったけの感覚で感じて、抱えている
言い表せない・書き表せない印象の全部は、
自分が死んで冥土に行く瞬間まで持って行く。喜んで、そうする。


by snowy_goodthings | 2015-10-14 22:00 | 鑑賞記

Sala Palatului を
英語で書くと The Palace Hall 、日本語で書けば 宮殿ホール。
名前が醸す高貴な雰囲気に反して、
建物外観の印象は共産主義国家時代の遺跡みたい。
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…と思ったら、その通りだった。
共産主義国家だった1960年に旧王宮(現:国立美術館)の裏に
建てられたんだそう。
王宮のかつての主である国王一家は、チャウシェスク政権が倒れた後に帰国し
ここから少し離れた閑静な地区にお住まいだとかなんとか。


*


開場は19時。その30分くらい前に着いたら、
今日は水曜日だし、座席指定だし。ドア前に集まる人は少なめ。
ルーマニアのヒトは、おっとりしている。

10代真ん中くらいの女の子がお母さんに送られてきて、
"コンサートが終わったら、電話しなさいね"みたいな会話して別れていたり、
自分より若そうな男の子や女の子が
"こっちはもう会場前にいるよ"なんて待ち合わせ相手と携帯電話で話していたり、
いろいろ。
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…と、
ホール扉の前で今夜の同志であるヒト達をぼんやり眺めていたら、
"Bună seara"と可愛らしいお姉さんに声をかけられてびびった。
(^_^; わー、普通にルーマニア語をペラペラっと話されてしまうと、
ぜんぜん語彙が足りなくて追いつけない。

ごめんなさーい、私は旅行者なんです。

お姉さんの正体は、
ここの近くにあるヴィーガン・ロウヴィーガンレストランのスタッフさん。
Bistro Raw Vegan
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ようするにセールス活動。今夜はモリッシーのコンサートですものね。
頂いたリーフレットはルーマニア語しか書かれていないけれど、
"Facebookに英語メニューを載せているので、見て"とのこと。
綺麗なお料理がいろいろ。

ブカレスト中心市街地にある名の知れたレストランやカフェでは、
普通にベジタリアンメニューがあった。街の中あちこち、
ベジタリアンとかヴィーガンとかの専門店もいくつかある様子
トルコ菓子やフランス菓子の店があったし、イタ飯もレバノン料理もあったし、
地域・宗教・志向による「食」の多様性は、東京よりも錬度が高そう。

そういや、旧市街地には、怪しげな寿司バーがあったな…


*


上空には鳩の群れ。
そういえば今朝、ホテルの前で車に轢かれたハトを見かけた。あぁ…
会場近くの広場では低空飛行するハトとぶつかりそうになった。鳩が沢山。
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空一面、鳩。
ヒッチコックの映画みたい。
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まさか今夜の主役から餌を貰ったというご恩を忘れられずに、
集まってきたんじゃないよね?
(^_^;


*


そろそろ開場時間。
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会場のスタッフさん達は、にこやかで物腰が柔らかい方々が多い。ここまで、
入国審査でもホテルでもレストランでも遺跡でも教会でも地下鉄の駅でも
国民の館でも博物館でも、良く言えば「気取らない」、
悪く言えば「大雑把な」接遇を受けたという印象が強かったので、
此処はずいぶんと丁寧に感じる。

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コンサートのお楽しみ、お土産マーチャンダイズ。
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つい買ってしまった。3枚目の黄色シャツ意匠。
もちろん着ます。
初春冬(南半球で)に買った2枚は実際に着ていますってば。
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いまや常識、
モリッシーのコンサートが開催される会場で饗せられる食事は"Meat Free"。
  だからロコモコ丼の屋台が軒を連ねるという日本のフェス(←偏見)に
  先生がヘッドライナーとして出演することはないと思われる

今夜の会場もベジタリアン仕様だそうですが、カウンターには
ノンアルコールとスナックしか置かれていない。日本の古い映画館みたいな品揃え。
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Sala Palatului の謎。
1階席、Sector Aブロックは「Row2 (2列目)」が最前列である。
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国際会議などが行われる大き過ぎるくらいなホールだけれど、
本日のシートプランはぎゅっとコンサート仕様。2500席だか3000席くらいかな。
横に広がった構造なので、ステージと客席とが、あんまり遠くない。
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ステージと自分の座席とが、すごく近い。
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開演を待ちながら、
柵の前で隣り合ったお兄さん・お姉さん達とお喋り。

「日本から来た」と言ったら、やっぱり「遠くから来たのね」と言われちゃう。
でも、ブカレスト公演を待ちきれずに
ロンドンに行ったり、ナポリに行ったりしたというのも、
とても逞しい行動力だと思います。はい。


そして、この地でモリッシーの到来を待ち焦がれていた
ルーマニアの方々が沢山いらっしゃる。
スクリーンがマイクスタンドよりも後ろにあるので、
ステージ上をツアー・クルーがお仕事するのがよく見える。ちょっとした
楽器のチェックをする仕草だけでも、何処かから「わぁー」と声があがる。

始まる前から、じりじり。



by snowy_goodthings | 2015-10-14 19:00 | 鑑賞記

国立農村博物館

夜までまだ時間がずいぶんあるので、
ドライバーさんが「おすすめ」と言っていた
Muzeul Național al Satului (国立農村博物館)へ行ってみる。

ロマナ広場でメトロに乗って、2駅先が最寄駅。
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路線バスか観光客向けオープントップバスに乗れば
博物館の前まで行けると聞いたが、この機会に地下鉄利用。
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路線が全然わからん…と、ドア横のこれを撮ったら、
私服警備員のおじさんに撮影禁止だよと、注意された。あう、失礼。
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ブカレストの地下鉄は、駅・乗物に警備員がいるのでした。
そういや、ホテルの界隈には偽"私服警官"が出没すると聞いたけれど、
自分が滞在中は遭遇しなかった。ウィークデイだからかな。←根拠無し
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Aviatorlior 駅で降りて、凱旋門のラウンドアバウトを1/4くらい歩いて、
公園を右に見ながら北上。
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10分くらい歩いて、到着。
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ヘラストラウ公園の湖沿いに、
ルーマニア各地の農村に残る19世紀頃までの建物が移築された場所。
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地域によって雰囲気ががらっと異なる、
ルーマニアの民族文化を窺い知ることができそうな気配。
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おばちゃんがいる建物は中も入ることができて、中には
その地域の民族衣装や生活用品が並んでいる。
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外からの撮影はできるけれど、「建物内は撮らないでね」だって。はーい。
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建物の多くは民家。それと、教会もいくつか。
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納屋か厩のようなものもあった。
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風車もあった。
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ここは少し郊外。街の真ん中よりも秋らしい気配がする。
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ちょっとした田舎体験。
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そして、何故か猫が沢山いる。しかも、愛想良く挨拶してくれる。
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童話に出てきそうなお家。
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竪穴式住居のようなお家。
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日本の茅葺き屋根を彷彿させるお家。
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秋篠宮両殿下植樹の桜。
2009年の東欧訪問時に此処に植えられたそう。
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そして、また猫。
よく喋って、よく動き回る仔だったんだが、
「頼む、ちょっとじっとして」と頼んで、やっと1枚。
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帰り際、
受付に「猫の生活費のために」募金箱があるのに気付いた。だからか。納得。
ちょろっとだけ寄付して辞去。

もと来た道を戻って、ホテルの周りをぐるっと。
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そろそろ、日差しが傾いてきた。
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…と、
しみじみしていたら、でっかい観光バスが1台、目の前に停まって
日本人のシニアなおじさま&おばさまがワラワラと降りてきて、
アテネ音楽堂の前で記念写真を撮り始めた。
「東欧8カ国を巡る旅」だったか「東欧8日間の旅」だったか、そういう
日本の旅行会社さんのパックツアー御一行様。

行きの飛行機でもちょい感じたが、
日本の中高年は今や東欧を目指すのがブームなの? (^_^;


by snowy_goodthings | 2015-10-14 16:30 | 旅行記

大通り

「ばいばい、国民の館」
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国民の館の正面広場から真っ直ぐ伸びている広い並木道は、
Bulevardul Unirii (統一大通)。
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先程お会いした日本人のおじさま曰く「歩くには結構な距離がありますよ」だが、
街中なら5〜6kmくらいは難無く歩けるから、行ってみる。

「ここの道はデコボコしてなーい」だから歩きやすい。
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どーんと広い十字路に出た。
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真ん中に大きな噴水がある、Piața Unirii (統一広場)。
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急にクルマの交通量が増える。
一瞬迷ったけれど、ヒトの波に乗って右往左往しながら渡っていく。
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広場を通り抜けたら、左に曲がって
Bulevardul Ion C. Brătianu(ブラティアヌ大通り)を北上。
ごめん、ブラティアヌが誰であるかは存じあげません。←不勉強

百貨店の前の花屋さん。
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日本で秋の花といったら、菊ですが…ここルーマニアでもそうなの?
通りかかった花屋さんの何処も彼処も、ころころとした菊の花が並んでいた。

ルーマニアの自動車は右側通行。
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普段、車間距離たっぷりめに走る自分には、この街でドライブは無理です。
(^_^;


あの角に聳える教会は、ローマ・カソリック教会…ですよね。
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ルーマニア国民の約9割がルーマニア正教会信者と聞いていたから、
中庭のイエス様が視覚いっぱい大きく見えて、引っ掛かった。思わず立ち止まってしまう。
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後で地図を見たら、Biserica Bărăția …兄弟教会?

この教会を過ぎた辺り、
COVRIGI CALZI ってコヴリジ(ルーマニアのプレッツェル)屋で
サワークリームみたいなチーズが挟まったパンをお昼に買った。
今日から明後日の夜が終わるまではモ中だから、肉・魚は食わないよ。
そもそも、食う気も無くなる。
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もっと綺麗で洒落たパン屋は他にもあったのだけれど、
労働者風なおじさん達が並んでいる、やや冴えないお店に
吸い寄せられてしまった。でも、店のおやじさんが気前良さげな笑顔でさ。
すぐそば、軒先にいる物乞いのおじさんにお釣りを渡して
「良い1日でありますように」と挨拶して、ムシャムシャ歩き食い。
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朝も通った大学広場メトロ駅コンコースを潜って、
Inter Continental Hotel の前へ出る。
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ここから道の名前は
Bulevardul Nicolae Bălcescu(ニコラエ・バルチェスク大通り)に変わる。

ホテル前はちょっとした公園になっているのだが、
このおじさんのモニュメントは誰だろう?
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いかん、帰ったら調べようと思って忘れかけていた。
Cristian Pațurcă(1964~2011)は、
民主化革命の翌年、1990年春にあった大学広場での新政府への抗議デモ
参加者の連帯歌 "Imnului Golanilor" を作ったヒト…だそう。
体制が変わる過程でものすごい大規模なデモがあった事は
漠然と記憶しているけれど、当時の大統領がデモ参加者を
"Golan = Hooligan(乱暴者)"と呼んだとか、
そんな彼らを讃える Hooligans' Hymn が歌われたとか、
出来事の数々についてまーったく知らなかった。自分、すごい無知。

2010年に受勲、その翌年没した時の年齢がお若いのは病気のせい。
合掌。

そのモニュメント前、足元に書かれた落書き。
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PONTA …ローソンのポイントカード?
もとい、おそらくルーマニア首相のポンタ氏。たぶん。
  この旅の直後(2015年10月30日)にブカレストであったナイトクラブ
  火災死傷事故の責を負って辞任する


途中で大通りの西側に渡って、さらにぷらぷら。あれは、
The Holy Saviour Italian Church …名前から察するに、あちらもローマ・カソリック教会。
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この辺り、イタリア人街でもあったんだろうか。
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大通りからちょっと入って、ホテルの方へ。
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Biserica Boteanu、
こちらはルーマニア正教会の教会。
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お菓子屋さん。
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あ、またお腹が空いてきた。
ホテルに戻ってラウンジでおやつを頂こう。

うーん、
ブカレストに来たら行きたいと思っていた場所は全部行っちゃった。
残るは、夜のコンサート。しかし、時刻はまだ2時。


by snowy_goodthings | 2015-10-14 14:20 | 旅行記

国民の館

ぐるっと寄り道して、綺麗な公園をぷらぷら。
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お遊具の向こうに見えてきたのが、今日2番目の目的地。
「国民の館」こと Palatul Parlamentului(議事堂宮殿)である。
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Nicolae Ceaușescu 大統領が造成し、処刑された後にほぼ完成に近い状態になった建物。
ペンタゴンに次ぐ世界第2位の床面積を誇る、
巨大な建造物である筈なのだが、広い空間にただ1棟聳えているから
スケール感が狂う。
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「入口は此処じゃないよ」
「何処?」
「あっちの方」
…そんな雑な案内で判るんですか。 (^_^;


すみません、すぐ判りました。
北門から上がっていくと、観光バスが何台も停まっていた。
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入口は建物北側の隅のほう。
見るたびに少しずつ内容が充実していっている様子で、それがかえって紛らわしくて、
'VISITING' の申し込み方法がよくわからない。
出発前にメールで問い合わせをしたら、
「見学希望日の前日に電話で申し込みをしてください」と返信が来た。
だもんで、昨日ホテルに着いてから電話をかけて予約したのだけれど、
受付カウンターでは話が噛み合わない。
「今日11時からのツアーを予約しているんですが」
「あぁ、そう…で、どれにします」
「はい?」
…予約者のリストなんて、ありゃしない。 (^_^;

昨日予約した際に説明された通りの説明をもう1回聞いて同意して、
お土産屋さんでチケットを購入。6種類あるツアーのうち、
今日はカンファレンスがあるため、テラス展望があるコースは催行無し。
自分が参加したのは、その次にあちこち見せてもらえるコース。料金は
30RON + カメラ使用の additional fee 30RON だったかな。
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30分以上並び、カウンターでパスポートを預けて、
空港よりも厳しいと言われるボディチェックと荷物検査を受けて、ツアー開始。
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ツアー所要時間は1時間ちょっと位。
参加している方々の国籍はさまざま、年齢もさまざま。
ちょうどすぐ後ろに日本人のおじさまが1人いて、
途中ちょこちょこ「すごいですねぇ」とお喋りしながら付いて行く。
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共産主義体制で、何故「宮殿」を造ったの?

こんな瀟洒な劇場で何を聴くつもりだったんだろう。
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丸天井のてっぺんで輝くシャンデリアが素敵だ。
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何処を向いても大理石の壁。
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色と柄合わせが異様に凝っている。見事な手仕事。
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木のドアも素敵だ。
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宮殿の構造を表すモザイク、「今はこの辺り」と言われても、もうわからない。
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現代建築に、こんな"無駄"と紙一重な細工があちこち溢れているなんて驚き。
技術伝承に寄与する効果はあったのかな。
どうだろ?
…と、最初は面白がっていたけれど、だんだん食傷してくる。
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際限の無い豪華さに付いていけなくなっていく。
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だから、革命が起きたのでしたけ。
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休憩&撮影スポットの大階段。
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だもんで、うさこ参上。
撮っていたら、他のお客さん夫婦に笑われた。 (^_^;
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上階の天窓。
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テラスには出られないけれど、正面の大通りを見渡すことはできた。
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そろそろ、感想の語彙が尽きてきました。 (^_^;
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この広いホールは何だったっけ。もう覚えきれない。
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限界…というところで、地上階は終了。良かった。
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最後に地下に潜って、
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1階の現代美術館を「観て行ってください」と言われたが、
だぁーっと通り抜けて行っちゃって、終了。

カウンターでパスポートを返してもらうべく並んでいたら、なんと。
うさこ、ヌイグルミのお友達と出会う。

「黒ちゃんっ、旅するうさちゃん仲間よ!」…言葉は通じたのかい、うさこ。 (^_^;
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一緒のツアーに参加していたご夫婦のお連れちゃんでした。
バタバタしていたので、お国を伺うとかお名前を尋ねるとかできなかった。
だからか、
さっき大階段でうさこを撮っていた時、このご夫婦がニコニコと笑っていたのは。


外に出て、ぐるっと東側に回って建物正面へ。
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道を渡って、かなり離れたところで、やっとカメラの画角に全景が納まった。
おそらく、先ほど自分が観て歩いた箇所は、この建物の1/10にも満たないと思う。本当にでかい。

by snowy_goodthings | 2015-10-14 13:00 | 旅行記

旧王宮跡

旧市街の南端、
19世紀初めに建てられた隊商宿そのままなレストラン、Hanul Manuc。
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中庭がある構造は、スペインの建物を連想させる。こういうの、
アルハンブラ宮殿とか…イスラム文化圏の影響を受けた・境界であった地域の特徴なの?
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ルーマニアとスペインとは、ヨーロッパの東端と西端、ずいぶん遠いけれど。
今は、ルーマニア料理とレバノン料理のお店。


そのお向かいに、クルテア・ヴェケ教会。
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朝日を浴びて、美しい。
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信者さんがわらわらと出入りしている。
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観光客さんも多いみたい。しかし、私は外観を眺めるだけ。えぇ、それで良い。
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私が目指す、今日最初の目的地はそのお隣である。

こちら、旧王宮跡ことワラキア公 Vlad III の砦跡。
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ヴラド・ツェペシ(串刺し)公か、"ドラキュラ公"と呼ぶほうが馴染みある。
このヒトの伝承が、小説になって、映画になったら、ベラ・ルゴシになるのである。
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砦が築かれたのは15世紀らしいが、
おそらくその後も増築・修復の手が加わっているように思われる。
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20世紀には、戦争・地震があって、さらには火事もあったらしい。
廃墟に近しい状態。
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裏庭は、スタッフも滅多に立ち入らない場所になっているみたいで、草がぼーぼー。
野良猫達が遊んでいる。
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9時になって門が開いたんで
入ってみたら正面の警備員詰所にいるのはお巡りさんだった。
「見学したい」と言ったら、奥の事務所に連れていかれて、そこで入場券を購入。
3〜4RONくらい。

事務所のおじさんが王宮跡の地下入口まで案内してくれて、
「何処から来たの?…日本?
ルーマニア語と英語の案内板はあるが、日本語はない。
わかる?さぁ、自由に観て行ってくれ」と言って
行ってしまった。
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おぉ、地下に人間1人とヌイグルミ1体だけだぜ。
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煉瓦と石を積んだ地下室に、出土した土器がいくつか並んでいるだけ。
ガイドブックには「見るべきものは無い」なーんて書かれちゃっているけれど、
歳月を経たなりの迫力を感じるから、自分は面白いと思った。
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これは釜戸だよな…と、思ったら、上から
ネコがひょこっとモグラ叩きゲームみたいに顔を出してびっくりした。
(^_^; くっ、写真を撮り損ねたぜ。
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あちこちに隙間があって、
さっき外で見かけた野良猫達は自由に出入りしているらしい。
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激動の時代を冷徹に統治して散った領主様の砦には、今現在はニャンコが住まう。
人間に対しては厳しかったヴラド公が、猫に対してはどんな態度であったかは知らない。
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そう、人間には厳しかったんですよね。
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順路を辿っていくと、2階に出る。ここでお終い。
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かつての砦は今や、周りを建物で囲まれちゃって、全然見晴らせない。
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まったくの廃墟だ。
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by snowy_goodthings | 2015-10-14 09:45 | 旅行記

旧市街、2周目

ブカレスト2日目の朝。
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ラウンジで朝食を頂こうと行ったら、カードキーがエラーになっちゃって入れない。
通りかかったアメリカ人宿泊客のお兄さんが、
「大丈夫、僕のカードを使おう」と代わりに開けてくれた。ありがとう。
その後、
重役さんみたいなスーツびしっと着込んだアメリカ人初老紳士も「開かないんだ」
と、同行者と思しき女性に中からドアを開けてもらっていたから、
しばしばある事っぽい。このホテルのサービスが大雑把であるのは、もう慣れた。
朝食後にフロントへ行って
「このカードでラウンジのドアを開けられないから、確認して」と渡したら、
「はい」と、あっさり設定を直して返してくれた。
  その後、ラウンジの出入りは問題無し。
  おやつを食べたり、酒を飲んだり、重宝した。


今日は朝から良いお天気。
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ホテル斜向かいの緑地にあるマッチョな銅像。貴方、何者?
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Sala Palatului 楽屋口に、見たことがあるツアーバスが停まっている。
もしや今朝、ブタペストから到着?
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"それ"とわかる服装のツアークルーさんと擦れ違った。
ついに今夜。旅の目的は、もう今日の夜。
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クレツレスク教会の隣あたり、
ルーマニア正教会の十字架が並ぶお店があって、ウィンドウに並んでいるのは
パックツアー告知。
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えーっと、"ルーマニア総主教承認、巡礼の旅"というような
意味で間違えていないでしょうか?←自信がない
目的地はいろいろ。

昨日からひしひしと感じるのだが、ブカレストには
日常生活の営みの真ん中に"信仰"があるヒト達が沢山いる。
ちょうど今は朝の通勤時間、街中いくつもある教会は扉が開いていて、
これから仕事に行くのであろう人達が、
中に入っていったり、通り過ぎざまに十字を切っていったり。
もちろん全員がそうじゃないんだけれど、街を歩いていて何度か
そんな光景に遭遇する。
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でも考えてみたら、日本にだっているよね。
新橋駅西口、烏森神社の前で朝と夜と参拝するサラリーマンとか。
大手町の外れ、平将門の首塚で一礼してゆくサラリーマンとか。


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Grigore Cerchez がどんな来歴の建築家であるかは存じませんが、
この立派な建物を見たら問答無用。
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大学広場は信号がなくって、メトロ駅に潜って地下広場を抜けて南側へ。
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また来たよ、旧市街。
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おぉ、ブカレスト名物(?)野良犬わんわん。目が合った。
たまたま自分が遭遇した野犬達は、どのコもおとなしかった。街の人達とも顔馴染み。
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それで思い出したんだが、昨年だったか、ニュースでちらっと流れてきた
ルーマニア政府の「野犬殺処分法」って現在はどうなっているのだろ?


朝9時前なので、お店は何処も閉まっている。
言い換えると、お店は何処も覗き放題。 (^_^;

床屋とか、
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骨董品店とか、
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カフェとか。
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「うさこ、ブカレストを闊歩したよ」
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日本とは全然違う街並みだから、何度ぐるぐる歩いても楽しい。
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…と、旧市街の南端のほうまでやって来た。
今夜までに観ておきたい場所が2つある。その1つ目はこの角を曲がったら、すぐ。
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by snowy_goodthings | 2015-10-14 08:45 | 旅行記


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by Yukiko I. N.

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