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彼らが本気で編むときは、

何故だろう、途中からハラハラと泣きっぱなし。

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(C)「彼らが本気で編むときは、」製作委員会

荻上直子さんの映画は、どれもこれも
"ほっこり系"とみせかけて、足腰どっしり据えて情け容赦なくヒトが生き抜く有様を物語ってくる。
この作品もそうだった。ただ、今までの作品よりも、うんと生々しく血潮を感じる。

たぶん、「ときどき間違える」登場人物たちの物語後の人生は薔薇色ばっかりではないと思う。
だからなんだ。他にどうしろというのだ。


観終わって、なまらビールが呑みたくなった。明日は切り干し大根を炊こう。うん。

by snowy_goodthings | 2017-03-19 00:00 | 鑑賞記

ドクター・ストレンジ / Doctor Strange

too many heroes... そろそろ、お腹いっぱい。


3Dプロジェクションマッピングみたいな映像の中で、
泥臭い芝居をこなしてしまう役者さん達は見事。
でも、お話はあって無い…と、言ったら失礼かもしれないけれど、そんな印象。
悶々とした葛藤が似合わないお上品なヒト達は、あっさりと試練を乗り越えていく。
軽々と。

そりゃ、これは娯楽大作な映画なんだけれど。
この虚構世界の"肝"である不思議な東洋趣味に違和感を覚えてしまったから、もうダメだ。
相性が悪かった。ごめーん。←謝る必要はないんだけれど


そんなイケていない映画鑑賞体験でも、
良いなと思ったのは、かいがいしいマントちゃん。
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(C)Marvel

途中、何度か "Mister ではなく Doctor Stephen Strange" と名乗っていたけれど、
Mister Steve Strange といったら、↓このヒト。
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もうすぐ命日(12Feb.2015)。仏教的に数えると、今年は三回忌。





…ダメだ。
こうやって全然違う事を考えちゃう程度にしか、この虚構世界を眺められなかった。

_| ̄|○

こういう時もあるさぁ。


by snowy_goodthings | 2017-02-10 23:45 | 鑑賞記

ローグ・ワン / Rogue One: A Star Wars Story

葉問の座頭市、強し。フォース要らないじゃん。←違う、違う、違う
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(C) Lucasfilm Ltd.

あんまりシリーズに愛着が無い自分も「おぉっ、凄い」と思っちゃう、
故人キャストのCGアーカイブ映像出演が印象的だった。

昨年末に観たシリーズ作品よりも、
チャンバラ映画っぽくって、カンフー映画っぽくって、あっけらかんと楽しかった。

by snowy_goodthings | 2016-12-31 23:50 | 鑑賞記

高慢と偏見とゾンビ / Pride and Prejudice and Zombies

原作小説は読んで面白かったから、映画になるって知ってから楽しみにしていたんです。
惜しい。(^_^;
もっとカンフー映画だと思ったのに、ゾンビ映画だった。
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C)2016 PPZ Holdings, LLC

そして、
イアン…もとい、ダーシー。その刀の構え方と振り方はあんまりだ。


by snowy_goodthings | 2016-10-22 00:00 | 鑑賞記

スーサイド・スクワッド / Suicide Squad

面白くなかったわけではないのですが、
DCコミックのファンでも読者でもない自分にはちょっと面倒くさかった。 (^_^;
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(C)WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

最後の長い長いスタッフロールに、
"Peter Murphy" さんという方がいたのがツボでした。

うーむ、ちょっと相性が悪かった。

by snowy_goodthings | 2016-09-23 21:30 | 鑑賞記

キングスマン / Kingsman: The Secret Service

「Kick-Ass」の監督作だっていう色メガネで観てはいけないんだけれど、
往年のスパイ映画についての言いがかりめいた賛辞とか本歌取りとか
階級とかガイア理論とか政治とかのモチーフの皮を剥いでしまうと、

物語の展開・構造はまるっきり「キック・アス」。
情け容赦無く踏み台となる魅力的なメンター、
選ばれし冴えない若者が成長して
"友情・努力・勝利"する。安定のヴァイオレンス、まったく期待通り。


でもなんか、
仰々しいウソっぽさと裏腹にうっすら実感を伴うリアリティが無くもない
というお話なんだけれど、掴みきる寸前に抜け落ちて行く。

クライマックスの「威風堂々」が流れるシークェンスは、
欧米人の考えそうなこったな演出でくだらねぇ…と思ってしまったのが
正直な感想。
その土壇場でそんなメタファーなお絵描きは甘い、甘すぎる。
もっとできるでしょう?できないんだっけ?

…と思ってしまう自分の感覚には、
その前の教会での"普通"の人々が"まさか"の事態となる場面のほうが好きです。
好きって、語弊あるけれど。
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(C)Twentieth Century Fox Film Corporation

キレッキレに汚いものがこれでもか、これでもかと生々しく剥き出し。
育ち良い大人がきっちり良い仕事する場違いな光景に
みてはいけないモノを見てしまったような思いでオロオロするんだけれど、
延々と続くソレをみていると、だんだんと違う感情も湧いてくる。
すんごい後味悪い。だから、印象にどろっと残る。

したっけ、そこまでイヤな思いをさせておいて、
明るく吹き飛ばそうとする終盤の展開には腰砕ける。たまたま
自分が嫌いな表現だってだけなんだけれどさ。地雷を踏まれた。


あ、
途中で姿を見なくなってしまったワンワン達の消息は気になる。
それも引っ掛かる。


面白かったんだけれど、この虚構世界を愛せるかというと厳しい。
(^_^;
いろいろ出てきた面白かった事物が、膨らむかと思ったら萎んでいった。


何故か「アナザー・カントリー」を観たくなるのでした。げしょ。



by snowy_goodthings | 2015-09-19 23:50 | 鑑賞記

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/ Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)

愚かで面倒くさい表現者達が、長回しっぽい映像の中で右往左往していた…と、
書いてみたら、それ以上の感想が思いつかない。
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(C)Fox Searchlight Pictures

映画って、お芝居って、面白いなぁ。
いつも、なにかしら "新しい事" を教えてくれる。

映画そのまま、飛翔するような良い気持ちで観終わったけれど、それで良かったかな。
ちょっと引っ掛かっているんだけれど。 (^_^;

by snowy_goodthings | 2015-04-24 23:45 | 鑑賞記

幕が上がる

今夜はこれを観る。
平田オリザさんの小説「幕が上がる」の映画化。
小説に出てくる事物が好きなものだらけだったので、観られるのを楽しみにしていました。
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小説に比べると、
脚本を書くことから演出をするまでの脳みそが汗かくような創作の悶々とか、
高校生っぽい恋話はがっさり削って、
演劇という夢中になることをみつけて全身汗みどろにぶつかっていく部活動の勢いとか、
高校生っぽい夢や未来への不安や葛藤に焦点を当てた印象。

上手とか下手とかさておき、
ただ"頑張った"ではなく、稽古を繰り返して"身に付けた"であろうと感じる
「演技」をするももクロさん達。
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(C) O.H・K / F・T・R・D・K・P

昨年のいばらき総文2014の演劇部門の大会が流れたり、
青森中央高校演劇部のお芝居がのべ3作品登場したり、
他にも何処かで見覚えがある役者さんや演出家さんが映るし、あちこちにいろんなヒトが写っていたり、
芝居好きなヒトが作った映画っぽい。
富士山が見える土地の高校が舞台になっているのに、
讃岐うどんの「うどん脳」が出てきたり「ウィンタータイムマシンブルース」とかだったり、
芝居好きなテレビ局さんが作った映画っぽい。
そんでもって、
静岡県東部地区大会に津軽弁が溢れる『もしイタ』を演じる強豪校が出場するという、
物語としてのリアリティとかアイドル映画の気遣いとか高校演劇の枠とか地方演劇の枠とか、
なんもかも吹っ飛ばす無茶な展開するし。

映画ってなんでもありな虚構世界だったんだ。

素敵だ。


なんというか…間違いなくアイドル映画なのだけれど
(アイドル映画らしいバカバカしい配役も多々あったし)、
中途半端な映画好きであったり、中途半端な芝居好きであったりすることを
誇らしく思っちゃう映画でした。

そーんな、愉しい感慨だらけ。


劇中で演じられたお芝居は全部観たい。
"中西さん"の「修学旅行」とか、観られる時が来るだろうか。
Blu-ray発売時の特典映像か?




by snowy_goodthings | 2015-03-08 00:00 | 鑑賞記

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / CHEF

今日はこれ。
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「アイアンマン」1〜2作目を監督したご縁なのか、ロバさんとか
それっぽい役者さん達が脇役で登場するのが楽しみだったのだけれど、
ただただ愉しくって美味しそうな"FOOD PORN"な映画だった。

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(C)SOUS CHEF,LLC.

肉食の描写が、下ごしらえから調理を経て食べるところまで潤沢。
ものすごくお肉が食べたくなる。
で、主人公の奥さんがベジタリアンであったりして、
多様な食習慣があっさりと共存する、おめでたい雰囲気がむんむん。
さらに、フランス料理店の厨房でコチュジャンとか作っていたり、
「おいしい」という味覚に人種や信仰や国籍の壁はないという、
やさしい雰囲気もむんむん。

メニューを巡って定番を重んじるレストランオーナーと創作を志すシェフとの対立とか、
ビジネスとアートとがバトルする真面目な話にも見えるんだけれど、
Twitterで大炎上を起こしてクビになっちゃったら、
あっさりとその葛藤はお仕舞い。

その後は、変態だが優しい男性達と美しい女性達と良くできた息子が
わらわらと主人公を助けて、ハッピーエンディングを目指してCUBANO屋台トラックが
走り出す。ただただ、おめでたい。
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(C)SOUS CHEF,LLC.

ゴージャスなフレンチも、屋台のキューバサンドイッチも、どっちも旨そう。
食欲はヒトを堕落させる大罪だが、ヒトの本質を剥き出しにする。なんてこった。
でも、台詞の端々に現れる主人公の態度は、
成熟したオトナの責任とか情熱とか愛情とかがキラキラしている。

…とまぁ、脳幹と胃袋とに心地良い刺激。


真面目なベジタリアンやヴィーガンの方には不向きこの上ない映画ですが。
(>_<;


ところで、キューバ風サンドイッチというのは、キューバではなく、
フロリダが発祥の料理だそう。ケイジャン料理みたいなルーツがあるのかな。
そういえば、アメリカとキューバは国交回復するんですよね。キューバ・フィーバーが来る?


by snowy_goodthings | 2015-02-28 23:00 | 鑑賞記

美女と野獣 / La Belle et la Bête

"待望の実写映画化"って広告をみかけたけれど、何を言っているのだ。

1946年にジャン・コクトーが作った「美女と野獣」があるじゃないですか。
1コマ1コマ、すべてが絵画のように素晴らしい映画。大好き。
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で、2014年の「美女と野獣」。
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(C) ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION  ACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS


美しいレア・セドゥとヴァンサン・カッセルにうっとりするお伽話。しかし、それだけ。
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(C) ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION  ACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS


愛情とか慈愛とかのお話にもみえなかったし、自然への畏怖や憧憬のお話にもみえなかったし、
時間を行き来する巡り合わせになにか気付きや悦びがあるようにもみえなかったし、
どれもこれも足りない。

感覚がぐらっときたのは「大魔神」な展開。感動したんじゃなくて仰天した。
何故そうなる?

なんでも起こりうるお伽話だけれど、なんでも起きてしまうお伽話だからこそ、
登場人物達の逸話やら女子に優しい結末やら
盛りに盛って飾り付けし過ぎたら、
虚構世界は物語の重さに耐えきれず地盤沈下しちゃう。

そんな印象。



「美女と野獣」については
ワーナー・ブラザースがエマ・ワトソンを主役にした映画を製作するとか、
素敵なアニメーション映画を作ったことがあるウォルト・ディズニーが実写作品を企画中とか、
いやいやエマ・ワトソンがディズニー映画に出るとか、なんやらかんやら。
これからいくつか作品を観られるらしい。

全部観る? (^_^;


*


映画館には高倉健さん追悼の言葉。
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by snowy_goodthings | 2014-12-02 00:23 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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