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二郎は鮨の夢を見る / JIRO DREAMS OF SUSHI

かの有名な銀座の鮨店、
すきやばし次郎の店主と職人さん達を追いかけたドキュメンタリー。
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鮨を食べられない自分の目で観ても、心底「美しい」と感じる「美味しい食べ物」達。
被写界深度が浅い、キラキラとした映像が素敵です。

親子・師弟といった、食の職でつながった人々が語る言葉は力強くて、
しみしみと感覚が動く。うーん。
by snowy_goodthings | 2014-12-31 18:00 | 鑑賞記

6才のボクが、大人になるまで。 / Boyhood

パパとママが離婚してからの12年間、
メイソンJr.の6歳から18歳までに起こる出来事の断続的な記録映画。

ハリウッド俳優の自由な創作活動を助けた筈のデ・ハヴィランド法が
この作品では出演者達の12年間に及ぶ出演契約を阻む足枷になったらしいけれど、
メイソンJr.もパパもママもお姉ちゃんもおばあちゃんも、
ついでにチャーリー・セクストン(!!!)も、12年間無事に出ずっぱり。
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(C)boyhood inc. / ifc productions i, L.L.c.


起こる出来事のひとつずつについて、
すべてを語りきらずにどんどんと時間が過ぎていってしまうのだけれど、
ずんずん育っていく子ども達・じわじわ老いていく大人達の姿をみてしまうと
すべてを知らされなくても充分という気持ちになる。

主人公の体験について自分史と重なる部分はまるっきり無いし、
2002年〜2013年の出来事について共感する部分はあんまり無いし、
ただ傍観するばかりなのではあるけれど、2時間46分の尺を長いとはちっとも感じない。
感動するとか、考え込むとか、感じ入るとか、
そういう感覚はまったく動かないのだけれど、終わった後はほのかに気持ち良い。
良い映画。

by snowy_goodthings | 2014-12-30 18:00 | 鑑賞記

インターステラー / INTERSTELLAR

次元と重力と時間を超えて父親の愛が娘を救う、SF映画の皮を被った人類賞賛譚。
…違うかな。いや、たぶんそう。
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(C) Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures.

たぶん。
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(C) Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures.


宇宙空間の"無音"な時間がたまらない、約3時間。

「2001年宇宙の旅」とか「惑星ソラリス」とか
世界観を理解するのが難しくて尺が長いのとか、
「スタートレック」とか「スターウォーズ」とか「月に囚われた男」とか
脇役のロボットやコンピュータが可愛らしく楽しいのとか、
その他いろいろ、いままで観た記憶があるSF映画が重なるシークェンスがいくつか。
それらがいちいち愉しい。


舞台設定やビジュアル表現の吹っ飛んだ華やかさに対し、
物語はどっしりとした雰囲気。
年末の仕事納め後、ゆるっと時間を過ごしながら観ることができて嬉しい。そんな作品。
by snowy_goodthings | 2014-12-29 23:00 | 鑑賞記

チェイス! / DHOOM:3

12月の「THE BIG ISSUE日本版」、表紙は主演のAamir Khan。
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この映画が日本公開されたから、ですね。
きっとそうだ。


*


今度はオットと鑑賞。

12月5日全国劇場公開、我が在所最寄りの映画館、
年明け:2015年1月25日に閉館する109シネマズMM横浜では12月26日上映終了とは、
3週間で"打ち切り"?そんなぁ。
*東京都内では1月以降も上映続行する映画館あります(念のため)

インド映画好きの方々の幅広い興味と奥深い知識の豊富さ、
映画好きだがインド映画に馴染みない方々の感受性の壁の高さ、
我々のような中途半端な映画好きの鑑賞機会の気まぐれさ、などなど。
それらすべてと配給会社の皮算用とが噛み合っていなかったということか。

いや違う。
ナン子ちゃんの頑張りが足りなかったからだ。
きっとそうだ。 (^"^; ←八つ当たり


何度観ても、
もっと観ていたいと思うキラキラなサーカスのシークエンス。
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(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd.

大きなスクリーンでまた観ることができたことを喜ぼう。うん。
by snowy_goodthings | 2014-12-22 23:55 | 鑑賞記

毛皮のヴィーナス / La Vénus à la fourrure

"マゾヒズム"の語源であるオーストリアの作家Leopold Ritter von Sacher Masochの小説
「毛皮を着たヴィーナス」を下敷きにしたブロードウェイ戯曲"VENUS IN FUR"の映画化。
…なのだが、
ロマン・ポランスキー監督の脳内世界のように思えてしょうがない。
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(C)R.P PRODUCTIONS - MONOLITH FILMS

マチュー・アマルリックの母君は、確かポランスキー監督と同郷(違ったらすみません)。
遠い親戚なのかもしれないってくらい、
マチューの容貌はポランスキー監督とよく似ている。
もうひとりの登場人物、"ワンダ"を演じるエマニュエル・セニエは
ポランスキー監督の現奥方。でもって、
マチューとエマニュエルは「潜水服は蝶の夢を見る」で夫婦役を演じている。
そーんなこんな、余計な知識がついているから、
観ていて、物語の展開と一緒に自分の印象も虚実ごっちゃに混乱していく。
いや、そんな情報がなくても混乱していくだろ。そして笑っちゃうでしょ。


男と女、
それぞれ己の身ひとつで本気で対峙したら、その闘いは官能的というよりも禁欲を強いる。
マッチョとコケットリーがバイオレンスする、その有り様はまるっきりファンタジー。

そして、
"Dieu l'a puni et livré aux mains d'une femme."
勝利するのは女なんだって。
by snowy_goodthings | 2014-12-20 14:30 | 鑑賞記

天才スピヴェット / L'Extravagant Voyage du jeune et prodigieux T. S. Spivet

飛び出す絵本のような3D効果が愉しい、総天然色な映画。
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(C) EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA

ベタベタにアメリカの田舎っぽい、モンタナの大自然の中で暮らすアメリカの家族の物語。

生まれるのが100年遅れたカウボーイの父、昆虫博士の母、女優に憧れるヒッピーな姉、
母に似た異能の科学者である主人公、
父そっくりの逞しく優しい双子の弟。
21世紀の「大草原の小さな家」は、かなり変わり者な一家だ。

でも、登場する役者さん達は主人公以外は
ほとんどアメリカではない国ご出身であるような気がする。カナダとかイギリスとか。

おフランス人がイメージする"アメリカらしさ"が炸裂。
そこはかとなく風刺を感じるのだけれど、あからさまではない。

劇的な大展開はないけれど、ひたひたと良い気持ちになっていく。
最後はめでたしめでたし。

毒が抜けた真っ当な家族愛のお話になっている。
by snowy_goodthings | 2014-12-11 23:40 | 鑑賞記

美女と野獣 / La Belle et la Bête

"待望の実写映画化"って広告をみかけたけれど、何を言っているのだ。

1946年にジャン・コクトーが作った「美女と野獣」があるじゃないですか。
1コマ1コマ、すべてが絵画のように素晴らしい映画。大好き。
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で、2014年の「美女と野獣」。
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(C) ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION  ACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS


美しいレア・セドゥとヴァンサン・カッセルにうっとりするお伽話。しかし、それだけ。
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(C) ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTION  ACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS


愛情とか慈愛とかのお話にもみえなかったし、自然への畏怖や憧憬のお話にもみえなかったし、
時間を行き来する巡り合わせになにか気付きや悦びがあるようにもみえなかったし、
どれもこれも足りない。

感覚がぐらっときたのは「大魔神」な展開。感動したんじゃなくて仰天した。
何故そうなる?

なんでも起こりうるお伽話だけれど、なんでも起きてしまうお伽話だからこそ、
登場人物達の逸話やら女子に優しい結末やら
盛りに盛って飾り付けし過ぎたら、
虚構世界は物語の重さに耐えきれず地盤沈下しちゃう。

そんな印象。



「美女と野獣」については
ワーナー・ブラザースがエマ・ワトソンを主役にした映画を製作するとか、
素敵なアニメーション映画を作ったことがあるウォルト・ディズニーが実写作品を企画中とか、
いやいやエマ・ワトソンがディズニー映画に出るとか、なんやらかんやら。
これからいくつか作品を観られるらしい。

全部観る? (^_^;


*


映画館には高倉健さん追悼の言葉。
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by snowy_goodthings | 2014-12-02 00:23 | 鑑賞記

100歳の華麗なる冒険 / HUNDRAARINGEN SOM KLEV UT GENOM FONSTRET OCH FORSVANN

100歳の誕生日に老人ホームを逃げ出したおじいちゃんが、
ぐだぐだと笑いきれないけれど可笑しい出会いに任せて
スウェーデンからバリ島へ逃避行するお話。

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(C) NICE FLX PICTURES

20世紀に実際にあった、
スペイン内戦、アメリカによる原子爆弾開発、東西冷戦、etc.
破壊的出来事いずれの舞台裏には、このおじいちゃんの存在があったというお話。

ぜんぜん気難しくない老人の説教が、
生き方を迷う若者達の背中を押すというお話。


あれ、そうだっけ?
確かに物語ではそういう事が起きていたけれど、そういう事が主題の物語ではなかったと思う。

…とまぁ、捉え処がないのだけれど、
人肉が情け容赦無く吹き飛ぶスプラッタ描写が多々あるのですが、
観ていてほのぼのと愉しい気持ちになる。
そんな映画でした。


ちょっと一瞬しか出てこないんだけれど、
主人公が飼っているネコが良い顔しているんです。特に子猫の頃のネコが。
ネコ好きさんはそこだけ必見。(^_^)


あ、あと思ったのだけれどさ
BMWが"悪役が乗るクルマ"というお決まりの様式はスウェーデン映画においても
存在する様子。
情け容赦無くクルマが横転し炎上する描写があるのですが、それらはちょっと切なかったです。


…とまぁ、
感想もとりとめがない。



by snowy_goodthings | 2014-11-08 21:30 | 鑑賞記

チェイス! / DHOOM:3

ヒトが沢山いる映画祭上映は苦手なのですが、
Sir Aamir Khan が初来日&舞台挨拶すると知ってしまったので行きました。

第27回東京国際映画祭での先行上映。
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今日昼過ぎに会社を抜け出すがために、
クライアントに提出する第1稿をえいやっと叩き上げたのは、前日の
深夜どん詰まり…というよりも本日の明け方と呼ぶべき時間の午前3時。
オレってまだまだ若いな。 (^_^;


壇上の監督・俳優は、好感度すこぶる高め。
インド映画は今や स्वदेशी (Swadeshi)な娯楽ではなくて、世界中に観客がいるんだよ。
もちろん、極東のここ日本においても。ねぇ。
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*


インド本国での公開されたのが、2013年12月。
それ以来待ちかねていたもんだから、FacebookとかYoutubeとか観過ぎて
物語について「奇術師」的仕込みプロットとかあらすじとか知ってしまっていた。

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(C)Yash Raj Films Pvt. Ltd.

しかしながら、
映画の印象はそんな鑑賞者の斜に構えた期待をぶっ飛ばす。

設定や物語展開は"あり得ない"と言ってやりたい突っ込みどころだらけだし、
シカゴが舞台なのは"派手なカーチェイスを撮りたかっただけでしょう"と言いたくなるし、
観ていて"雑"と感じるところはそこかしこにある。

まるで、
キャスト全員が「我も我も」と出てきて、床が抜けて火の海になった舞台のような騒乱ぶり。
(そんなシークェンスはない)

そんでもって、
主人公のダンスシーンが、結構がっさりとカットされているような気がする。
御本人が「スタントよりも大変だった」と仰っていたダンスシーンが。あれ?


それなんだけれど、メロドラマな仕掛けにずっぽり嵌ってしまう。
すさまじい力技でねじ伏せてくる、喜怒哀楽ごった煮のエンターテインメント。


*


日本での劇場公開は、やっと2014年12月5日。
次はオットと一緒に観に行きます。
(^o^)

アーミル氏の新作「PK」も観たいです。

そんでもって、
ムンバイにまた行きたくなるのです。



by snowy_goodthings | 2014-10-29 16:00 | 鑑賞記

フランク / FRANK

何処かの映画館でチラシを見かけた時、異形なアタマが記憶に擦り込まれた。
どんな話でも良いから、とりあえず観たかったんだ。
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ウェールズからアイルランド、そしてアメリカへ。

フランクの姿だけを見ていると、
出会いと合宿と旅の果てに彼自身が在るべき世界に到る
ふんわりとハッピーエンディングな道のりの物語。
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(C) EP Frank Limited, Channel Four Television Corporation and the British Film Institute

あるいは、
才能を持ったオトコと才能を持てなかったオトコ達数人が、
出会いと合宿と旅の果てに彼ら自身がいるべき世界に到る
当たり柔らかいほろ苦く残酷な道のりの物語。

…どちらでもいいや。
観ていて、何故だかしみじみとしてしまう。


作品解説いわく、

  『FRANK‐フランク‐』は、
  イギリスの人気コメディアンだったクリス・シーヴィー扮するキャラクター、
  フランク・サイドボトムや、ダニエル・ジョンストン、キャプテン・ビーフハートなどの
  アウトサイダー・ミュージシャンをモデルに構想を練ったフィクションである。


…ということなのですが、3人の誰も私は存じ上げません。
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この機会にちょっと観てみようか。聴いてみようか。



by snowy_goodthings | 2014-10-17 23:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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