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ブラックブック / Zwartboek

「黒革の手帖」ハーグ・レジスタンス編
みたいな映画だと書いたら、えらい語弊あるのか。
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「氷の微笑」も「ロボコップ」も「ショーガール」も、
どれも観た事がないけど、ハリウッドではそういった映画を監督していた
バンホーテンココアみたいな名前のバーホーベン監督が、故郷で久しぶりに
撮った映画。
#あ、主演女優さんのお名前がバンホーテンだっ


第二次世界大戦末期1945年、
ナチス・ドイツ占領下のオランダで、家族をナチスに殺されたユダヤ人歌手の
復讐を描いたサスペンス…というのが謳い文句。

サスペンスだから、かの戦争の凄惨さを嘆く作品ではない。
故に、ためらいなくこの言葉が使える→面白かったです。

男も女もいい死にっぷりだし、脱ぎっぷりだし。
内容が内容なので、お話にも映像にも、美しいという印象はほとんどなし。
とことん汚いモノは汚く表現されていて、気合入った情け容赦なさ。
赤裸々というか、なんというか…

展開は込み入っているからかもしれないが、
ヒトの描写はとっても大雑把。だから、良い映画っていうのとは違うのだが。

イスラエルのキブツだとか、足並みが揃っていない連合軍だとか、
"コミュニスト"って表現だとか、その他もろもろ。
乏しい現代史の知識を総動員して観ると、
エンターテイメントだけど、それなりに深読みもする。自分には
あんまり深くまでは読み解けないけれど。


by snowy_goodthings | 2007-04-07 12:40 | 鑑賞記

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ

「ららぽーと」といえば、船橋にある大型ショッピングセンター。
昔、FM横浜で、"♪ら〜らぽぉ〜っと"というCMを毎週のように聴いたなぁ。
その、ららぽーとが横浜にやって来た。
2006年から続く、大規模SC開業ブームに乗り、超巨大な波が到来か。

アルバイトのスタッフが熟れていないのは、オープン直後故のご愛嬌。

でも、オープン直後に関わらず、劇場内はちと汚い。
山盛りし過ぎなのか?床にはポップコーンがボロボロと散らばっているし、
座席のカップホルダーにはゴミ詰まってるし。
これはお客さんのマナーだかモラルだか民度だかが低いだけか。
…などと、書いたら失礼かもしれないが、気になる。 (^_^;


で、わざわざ、鴨居まで行って観た映画は…
「秘密結社 鷹の爪 劇場版」(同時上映「古墳ギャルのコフィー」)。
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(C)THE FROGMAN SHOW劇場版製作委員会

無邪気なくだらなさと、意外と真正面に誠実なテーマ。
ぐだぐだ感想なんていらない。ただただ単純に面白かった。



by snowy_goodthings | 2007-03-21 19:30 | 鑑賞記

パフューム ある人殺しの物語 / PERFUME: THE STORY OF A MURDERER

監督がトム・ティクヴァ、人生のある20分間を3回やり直す、
不思議なドイツの映画「ラン・ローラ・ラン」"Lola rennt"の印象がいまだに強い氏の作と知り、興味。
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新聞やWEBサイトでの映画評を読み、さてどうしようか迷ったものの、結局
原作は未読の状態で挑む。


小説を読む時には、
状況描写や心理描写の言葉から、映像なり音なりを想像する。
映画であれば、
映像や音楽から、画面に映る人物の独白や感情のひだを想像する。

だから、小説で描写された言葉の数がびっしりであればある程、
映画では一画面から読み解いたり想像したりする事も多くなる。
この映画は、そんな状態。観ているだけだと、どんどん置いていかれる。

宗教・文化的な背景の違いもあるからか、非常に掴みどころがないのがツライ。
システィーナ礼拝堂の「最後の審判」みたいなクライマックスとか。


でも、観ている間に感情は様々に掻き立てられる。
2時間40分は全然長いと感じない。
じっくりと人間を見せているようで、情け容赦なく切り捨てながら
飛ばしていく展開は、この監督さんの持ち味?けっこう、意地悪い。

舞台はフランスだけれど、台詞は全編英語。
それでも違和感を感じないのは、自分が日本人だからか。


なんだかんだ、原作を読んでみたい。
映画とは違った緻密な描写世界を垣間みられそうだから。


いっこだけ、映画も小説も共通するハンデ=受け手が想像を課せられる要素がある。
"香り"…だが、それにも違和感を感じない。


by snowy_goodthings | 2007-03-16 23:00 | 鑑賞記

善き人のためのソナタ / DAS LEBEN DER ANDEREN

金曜の夜の渋谷駅界隈の往来を歩くなんて、
とてもつもなく憂鬱な事なのだけれども、それでも行ったのは
この映画が渋谷シネマライズでしか上映されていないから。
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凄まじい「向こうの人々の生活」。

ベルリンの壁崩壊の5年前、まだ東西冷戦下だった1984年の東ベルリンが舞台。
シュタージの大尉は、西側諸国でも著名な劇作家と恋人である女優が"反体制"的である
証拠を掴むべく完全監視を命じられる。
しかしながら、盗聴機を通じ"向こう側"の彼らの行動を監視する内に…
意外な展開をするお話。


暗い。はじまりの印象は、とことん暗い。
ベルリンの空も、建物も道路も、登場人物達の服も、どれもこれも憂鬱になる程灰色。
自殺統計のエピソードでは、
そういえばメランコリー(Melancholie)ってドイツ語だったよな…なんて事を思い出す。

でも、イイ年して枯れない大臣だとか、恰幅の良い売春婦のおばちゃんだとか、
思想的にストイックなイメージが先に立つ赤い国の赤裸々な姿に触れてしまったり。
ホーネッカーの小咄には思わず乾いた笑い。

2007年が"今"という視点で観ると、
5年後にはドイツは東も西も無くなり、価値観はひっくり返るのがわかっているから、
主人公の行動が必ずしも最善では無かったのではないか?…という捉え方も可能だが、
それはそれ。なんともやりきれない。

ただそれでも、
女優さんが"Sie sind gut Mensch."と言い、
邦題にもなっている"Die Sonate Vom Guten Menschen"が最後に音楽ではない形で
韻を踏むように劇作家により提示されたのを観ると、
1984年が"今"だった主人公の行動は、彼が善人としてできた全てだったんだと
腑に落ちる。


東ドイツ=ドイツ民主共和国(DDR)なんて国が存在した事、東西冷戦があった事を
記憶している人が成人以上になりつつある今だからこそ登場した
ドイツ現代史を総括するような映画。
by snowy_goodthings | 2007-02-23 22:00 | 鑑賞記

あるいは裏切りという名の犬 / 36 QUAI DES ORFÈVRES

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原題の"オルフェーヴル河岸36番地"はパリ警視庁所在地らしい。

土曜からは朝1回上映になるので、今日行けなかったら諦めるところだった。
ついでに今日は映画の日。
お札1枚で映画を観る、お手軽な日。


低いアングルで観るパリはとても綺麗なんだけれど、暗くもあった。
フランス語の響きは優雅なんだけれど、吐き出される言葉は壮絶でもあった。
良いヤツも悪いヤツも、どっちも格好良いんだが、とんでもないロクデナシなんだし。

最初は散文的で繋がらない印象だった個々の出来事が収束していき、
最後のどんでん返しには胸がすくのだが、同時に救われない"ああ無情"な事も起きている。
やられた。
印象はすさまじく強烈。

1980年代にパリ警視庁で実際にあった、
いくつかの事件・不祥事がベースになっているそう。
事実は小説よりも奇なり?劇的展開への昇華・加工はあるだろうけど、
どれもこれも生々しい。

アメリカでのリメイクが決まっているそうだけれど、
フランスだからこそ…な色彩や空気感、音と間が、映画全編の緊張感を
高めているように思う。
自分は、これでもう充分、お腹いっぱいです。


以下、観ていて面白いと思った事。

フランスの警察だから、パトカーや護送車はフランス車のプジョーやルノー。
でも、主人公の車はイタ車のアルファ・ロメオ。
敵役はドイツ車のBMW。
映画冒頭に強奪団が現金輸送車を襲った時の車も、同じくドイツ車ベンツ。

2人の女性の車は、なんともレトロな旧モデル車だったし。
なにかの記号か象徴なのか?…それとも、深い意味無し、かな。 (^_^;

by snowy_goodthings | 2007-02-01 23:32 | 鑑賞記

M:i:III

久しぶりにレイトショー。
やっと「M:i:III」。(^_^;
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(C)Paramount Pictures.

ヒーローとヒロインは死なない、と、安心して観られるので、良いです。

ヒロインがなまら私の好み。
"素"な笑顔が素敵だ。お付き合いするなら、こんな女性が良い。
…あれ? (^_^; 違う。

あぁ、あと、トム・クルーズの状態が揺れない走り方が気になった。
軸がブレない。すごい、しかし目立つ。


by snowy_goodthings | 2006-08-18 23:08 | 鑑賞記

ダヴィンチ・コード / The Da Vinci Code

遅ればせながら観た。
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(C)ColumbiaPictures


すごい上手く詰め込んでいるな、というのが第一印象。
ただ、原作を読んでいるからこそ付いていける…という印象が多々あり、
映画としてすばらしいかどうかは微妙。(^_^;

あ、原作では後半やや失速気味と感じた展開が、映画ではフィクションらしい
解題がされていて、ちょっと小気味良かった。
この辺りは映画のほうが好き。
ラスト手前のオチに不満もあることはあるけれど。

ともあれ、
ややこしいテキストが一目瞭然なビジュアルになって再現されたのはすごい。
宗教的な事は抜きで。

by snowy_goodthings | 2006-07-09 01:25 | 鑑賞記

ヨコハマメリー

久しぶりに相鉄ムービルで映画鑑賞。
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1980年代前後に海側のヨコハマで育ったヒトなら知らないヒトはいない、
メリーさん。
馬車道の有隣ファボリーに行った時など、
ビル1Fのベンチに座ってらっしゃるのをよく見かけました。

メリーさんも、有隣ファボリーも、もう馬車道には無い。
映画の中でも語られていたけれど、彼女が横浜を去ってから、
この街の姿はずいぶんと変わったんだ。

映画最後に登場する"メリーさん"だった女性は、とても綺麗。
by snowy_goodthings | 2006-07-01 22:02 | 鑑賞記

スピリット / SPIRIT

本当は「クラッシュ」が観たかったんだけれど、
先週末で終わっていた。残念。

歴史的背景はさておき、
中村獅童氏の不思議な日本男児ぶりもさておき、
最後は字幕で済ませてしまう中国映画のあっさりさもさておき、
愉しく観られた。
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(C) Wide River Investments Ltd. (C) Hero China International Ltd.


武道家は国境や政治を超えてお互いを敬い合うって、
分かりやすい描写には好感を持ててよ。(^_^)


ところで、エンドロールはなんで日本のバンドの歌なんだろう?
ひと頃、こういう差し替えが流行ってましたが、良い印象があまり無い。
バンドさんには申し訳ないのですが、えらい場違いに聴こえる。
by snowy_goodthings | 2006-03-21 22:23 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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