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バーフバリ 王の凱旋 / Baahubali 2: The Conclusion

祝、吉祥開運ロードショー。2017年の映画鑑賞は、王を称えて終わり。

美しいもの・醜いもの、どちらも等分に出し惜しみなく情け容赦なく突っ込んでくるのは、前編と同様。
その結果、できあがった映像の絢爛豪華な有様は前編よりも過剰。
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(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY

大変失礼な物言いを書いてしまうが、
2017年に観た他の映画作品の記憶が霞んでしまった。おそらく、この次に観る映画作品も霞む。どうしてくれようか。


インド映画については、
'Padmavati' 公開延期とか、ぽろぽろと気になるニュースを見聞するけれど、
(政治と宗教と国家と民族の問題は、此方の拙い理解を超える)
"表現"への限界知らずな欲求のすさまじさについて、「好き」「嫌い」なんざ問答無用で称賛するべきだと思っている。


by snowy_goodthings | 2017-12-31 23:30 | 鑑賞記

パーティで女の子に話しかけるには / How to Talk to Girls at Parties

これ、パンクの皮を被った古式ゆかしいジュブナイルSFだよ。
"Punk"という言葉はものすごい回数、聞いた気がするけれど、全然違うお話。
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(C)COLONY FILMS LIMITED

はるか昔に見覚えがある、NHK「少年ドラマシリーズ」のような雰囲気。良い。


*


おまけ:
帰りにタワーレコード渋谷店に寄り道したら、
Record Store Day Black Friday 2017 の名残り(余り?):'Guardians of the Galaxy Baby Groot Picture Disc' に遭遇。
もう在庫なんざ無いと思っていたから、嬉しいぞ。お店に行く醍醐味って、こういう事かな。
それと、George Enescu の交響楽を1枚、衝動買い。演奏はBBC Philharmonic Orchestra だって、
ロンドンが拠点のThe BBC Symphony Orchestraではなくて、サルフォードが拠点のほう。BBCはグレートブリテン各国に楽団をお持ち。
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帰ってきたら、アメリカからRecord Store Day 2014の名残り(余り?):Peter Murphy 'Hang Up' が届いていた。
嬉しい物事とは、重なる時は重なるものであるらしい。

全部一気に聴いてやるっ。




by snowy_goodthings | 2017-12-30 16:20 | 鑑賞記

オリエント急行殺人事件 / Murder on the Orient Express

1974年の映画が無かったら、たぶん傑作。←すんごい意味の無い「〜たら、〜れば、」な感想。
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(C)Twentieth Century Fox Film Corporation

ケネス・ブラナーの大車輪な仕事ぶりが見事。



by snowy_goodthings | 2017-12-29 23:50 | 鑑賞記

女と男のいる舗道 / Vivre sa vie: Film en douze tableaux

稽古納めと仕事納めをして、やっと映画を観に行ける時間ができたのだが、
"観たい" と思っていた秋封切りの作品は悉く上映終了していた。がぁーんっ…まぁ、
"観たい"と思った時に行動を起こせなかったのは、縁がなかったというか、その程度だったというか。要するに諦めろって。

だもんで、家で映画鑑賞。
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掴みどころが難しい。それでも良いかって思った途端に、ぽいっと置き去りにされるように終わった。
あらららら…


by snowy_goodthings | 2017-12-28 20:00 | 鑑賞記

ジョン・ウィック チャプター2 / John Wick: Chapter 2

前作がやり過ぎなくらいに愉しかったから、
続編って必要なんだろうか?…と、ちょい疑問を感じながら観たんだけれど、面白かったです。
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(C)Summit Entertainment, LLC.

タイトルロールの主人公が「最強」と呼ばれるのは、彼ともう1人の登場人物だけが
躊躇なく人間の頭に照準を合わせて撃ち抜けるからじゃなかろうか?
…そんな不文律があるに違いないと、勘ぐりたくなる。
主人公はワンワンの躾が最高に上手だとは思ったが、組み手の格闘は最高に強靭とは思わなかったもん。
(^"^;
まぁ、でも、この虚構世界には几帳面な掟と約束がいくつもあって、誰もがそれらに従っているから。
「最強」な設定なんだろう。きっとそうだ、そうに違いない。
(^"^;

破天荒でところどころ都合が良いバイオレンスばっかりなお話なのに、
お上品に意味ありげに観ていられたのは、
たぶん面倒臭い決まり事と手続きがところどころ挿し入ってくるから。

制作が決まっているという続々編やスピンオフでは、
この虚構世界がどう変わるのか、それとも変わらないのか。
続編なんて…とか愚痴りながら、でも観ると思う。たぶん。



by snowy_goodthings | 2017-07-28 23:55 | 鑑賞記

マンチェスター・バイ・ザ・シー / Manchester by the Sea

鷺沢萠の「帰れぬ人びと」を思い出した。
帰るべき故郷・拠りどころとするべき家族を失くした人達のお話。
この映画の観ための乾いた印象と、あの文学を読んだときの乾っ風が吹き抜けるような印象とは、よく似ている。
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(C)Films Manchester LLC.


…と、思ったことを書いてしまったら、それ以上は何も感想が出てこない。あれれー

ちょっと、自分には難しかった。


by snowy_goodthings | 2017-07-01 22:00 | 鑑賞記

メッセージ / Arrival

WOWOWで今年のアカデミー賞授賞式を観ていて、めったやたらと気になったのが、この映画。
嬉しい、遂に観られた。
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(C)Paramount Pictures


原作というか着想の下敷きとなっている「あなたの人生の物語」を読んだ時、
Heptapod-B の言語が時空を超えていく様に想像力が追いつかなくって万歳降参だったから、
その有り様が映像になって現れてきた時は「あぁ、これだ」と嬉しくなった。ただ、その感激は一瞬。

映画の表現は見事。小説を読んで捉えどころを迷っていた自分に、目が覚めるような気付きを与えてくれた。
でもその代わり(そうなって当然なんだけれど)、
小説を読んだ時のような、悶々と考え続ける事を課してくる含みだらけな余白は少なくなっている。

SF大作映画に仕立て直すために改変・増補された事柄について、
観ている間はあまり違和感は無かったんだけれど…
観終わった途端にさっきの感激はしゅーっと抜けていったから、自分の知覚にはちょっと"語られすぎ"だったのかもしれない。
あぁ、でも。観ている間は本当に感激したのです。


2〜3ヶ月くらい経ったら、また小説を読みたいと思う。


by snowy_goodthings | 2017-06-17 00:15 | 鑑賞記

バーフバリ 伝説誕生 / Baahubali: The Beginning

インド映画史上、最もお金をかけて制作され、最も興行収入を稼いだテルグ語映画。
そういう煽り文句だけで"面白そう"って思い込んで観たら、驚かされまくった。インド映画、すごーい。


壮大なる叙事詩を期待させるような始まり方をして、
冒険活劇になったり、ミュージカルなラブロマンスになったり、陰謀だらけな宮廷物語になったり、
マッドマックスも真っ蒼な「怒りのデスロード」みたいになったり、
赤壁が出てこない「レッドクリフ」みたいになったり…
インドという国にはなんでもあるから、なんでもありで良いんだけれど。
やり過ぎという概念は、かの国の民にはないらしい。

そろそろどんなお話なのか判るかな、と思ったところでエンドロールが流れ始めて仰天。
話の途中で終わった。
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(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY

インド映画お得意の休憩時間かと思ったら、まさかのパート1だった。そんなーっ!

後編の "Baahubali 2: The Conclusion"は、インドでは今年4月終わりに公開されたらしい。
欧米でもインドとほぼ同時期に公開されている。
で、日本でも年が変わる前に観ることができるらしいって、本当?待つべし。




by snowy_goodthings | 2017-06-07 23:30 | 鑑賞記

おじいちゃんはデブゴン / 特工爺爺 The Bodyguard

この映画には北京語版と広東語版とがあって、日本公開されたのは広東語版。
物語の舞台は中国東北部の街、
綏芬河市(北京市よりもウラジオストクや札幌のほうが近い)だから、
舞台設定的には北京語のほうがリアルかもしれないけれど、
普通話を喋るサモ・ハンはリアルじゃないから、広東語版で良いです。←我侭

最初のほうに出てきた、絵描き歌がなんか別の場所で聴いたようなフレーズで気になったんだけれど、
いかんせん、子供が唄う調子外れな節回しだから判然としないし、
私は歴代の香港映画・往年のカンフー映画どちらも数多くは知らないし、さっぱり思い至らない。あぁ、気になる。
まぁいいや。
いつか判ることでしょうから、難しく考えない。
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(C)Irresistible Alpha Limited, Edko Films Limited, Focus Films Limited, Good Friends Entertainment Sdn Bhd.

難しく考えない。
そうなんだ、そうなんだけれどさ。

こういう感想を持つのは良くはないのかもしれないけれど…
ロシアと国境を接していて、朝鮮系民族が多く暮らしていて、満州国であった時代もあって…とか、
拙い知識を引っ張り出しながら眺めていると、ぜーんぜん「中国(本土)の映画」に思えない。
大陸っぽい素朴な色彩の街並みを背景に、むちゃくちゃ香港映画っぽい雑なお話を繰り広げられると、
まーったく「中国(本土)の映画」に見えない。
(^_^; なんか、穿った受け取り方をしたくなっちゃうのは、何故だろう。何故なんだ。

中国・香港の映画事情とか知らないから、余計に過剰に変に考えちゃっているだけだと思う。
うん、そうだ。


まぁいいや。
お爺ちゃんが演出の誇張を抜きにしたって、いちばん強かったから。
それで全て良しとする。

大雑把に詳細を端折りぎみに展開する物語に対して、
格闘シークェンスは偶然に頼らずに攻防が入り乱れて嘘っぽさが少ない。膝が痛んだり呼吸が乱れたり、妙に生々しい。
でも、ちょっとカメラ寄り過ぎ。
せっかく凄い事をしているんだから、どうせ見取れても真似なんてできっこないんですから、
もっとよく手足腰の所作が見えるよう、全景を映してくれても良いじゃないですかっ。

お爺ちゃん、年齢を重ねた今が最強。たぶん。



by snowy_goodthings | 2017-06-05 23:45 | 鑑賞記

Lo chiamavano Jeeg Robot 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

主人公がもし超人的なパワーを手に入れたら、
そいつは間違いなく"世のため・人のため"に闘うヒーローになる。
そいつが、元は善人であっても悪人であっても、正直者だろうが卑怯者だろうが、良いヤツでも嫌なヤツでも。
それが虚構世界のお約束。

これもそういうお話だった。
立派なヒーロー誕生譚。振り返ってあらすじを思い出すと、確かにそうだった。いちおう。

ぜーんぜん綺麗な"永遠の都"じゃない、犯罪者だらけ・汚濁されまくったローマで、
主人公は、格好悪いし、ズルいし、セコいし、エロいし、愚かだし。
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(C)GOON FILMS S.R.L. Licensed by RAI Com S.p.A.

子供の頃にわくわくと憧れたヒーローを期待したら、見事に裏切られる。
だけれど、自分はもういい年した大人になっちゃった…って目で眺めていると、
いくばくか嫌悪を感じつつも「へへんっ」と苦笑しながら見下せちゃう愉悦もあったり。

男って、しょーもない。くすっ。

こういう感想を述べたからって、
「男であること」「女であること」への悪意を汲み取られても困るんだけれど、ところどころ、そういう気になる描写があった。
ヒーローの登場が期待される場面って、絶対絶命な危機に瀕した時で、それって、全然美しい場面ではない。
だから、致し方ない。



by snowy_goodthings | 2017-05-30 23:30 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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