タグ:映画 ( 255 ) タグの人気記事

ジョン・ウィック チャプター2 / John Wick: Chapter 2

前作がやり過ぎなくらいに愉しかったから、
続編って必要なんだろうか?…と、ちょい疑問を感じながら観たんだけれど、面白かったです。
e0076761_23431613.jpg
(C)Summit Entertainment, LLC.

タイトルロールの主人公が「最強」と呼ばれるのは、彼ともう1人の登場人物だけが
躊躇なく人間の頭に照準を合わせて撃ち抜けるからじゃなかろうか?
…そんな不文律があるに違いないと、勘ぐりたくなる。
主人公はワンワンの躾が最高に上手だとは思ったが、組み手の格闘は最高に強靭とは思わなかったもん。
(^"^;
まぁ、でも、この虚構世界には几帳面な掟と約束がいくつもあって、誰もがそれらに従っているから。
「最強」な設定なんだろう。きっとそうだ、そうに違いない。
(^"^;

破天荒でところどころ都合が良いバイオレンスばっかりなお話なのに、
お上品に意味ありげに観ていられたのは、
たぶん面倒臭い決まり事と手続きがところどころ挿し入ってくるから。

制作が決まっているという続々編やスピンオフでは、
この虚構世界がどう変わるのか、それとも変わらないのか。
続編なんて…とか愚痴りながら、でも観ると思う。たぶん。



by snowy_goodthings | 2017-07-28 23:55 | 鑑賞記

マンチェスター・バイ・ザ・シー / Manchester by the Sea

鷺沢萠の「帰れぬ人びと」を思い出した。
帰るべき故郷・拠りどころとするべき家族を失くした人達のお話。
この映画の観ための乾いた印象と、あの文学を読んだときの乾っ風が吹き抜けるような印象とは、よく似ている。
e0076761_00040628.jpg
(C)Films Manchester LLC.


…と、思ったことを書いてしまったら、それ以上は何も感想が出てこない。あれれー

ちょっと、自分には難しかった。


by snowy_goodthings | 2017-07-01 22:00 | 鑑賞記

メッセージ / Arrival

WOWOWで今年のアカデミー賞授賞式を観ていて、めったやたらと気になったのが、この映画。
嬉しい、遂に観られた。
e0076761_20272344.jpg
(C)Paramount Pictures


原作というか着想の下敷きとなっている「あなたの人生の物語」を読んだ時、
Heptapod-B の言語が時空を超えていく様に想像力が追いつかなくって万歳降参だったから、
その有り様が映像になって現れてきた時は「あぁ、これだ」と嬉しくなった。ただ、その感激は一瞬。

映画の表現は見事。小説を読んで捉えどころを迷っていた自分に、目が覚めるような気付きを与えてくれた。
でもその代わり(そうなって当然なんだけれど)、
小説を読んだ時のような、悶々と考え続ける事を課してくる含みだらけな余白は少なくなっている。

SF大作映画に仕立て直すために改変・増補された事柄について、
観ている間はあまり違和感は無かったんだけれど…
観終わった途端にさっきの感激はしゅーっと抜けていったから、自分の知覚にはちょっと"語られすぎ"だったのかもしれない。
あぁ、でも。観ている間は本当に感激したのです。


2〜3ヶ月くらい経ったら、また小説を読みたいと思う。


by snowy_goodthings | 2017-06-17 00:15 | 鑑賞記

バーフバリ 伝説誕生 / Baahubali: The Beginning

インド映画史上、最もお金をかけて制作され、最も興行収入を稼いだテルグ語映画。
そういう煽り文句だけで"面白そう"って思い込んで観たら、驚かされまくった。インド映画、すごーい。


壮大なる叙事詩を期待させるような始まり方をして、
冒険活劇になったり、ミュージカルなラブロマンスになったり、陰謀だらけな宮廷物語になったり、
マッドマックスも真っ蒼な「怒りのデスロード」みたいになったり、
赤壁が出てこない「レッドクリフ」みたいになったり…
インドという国にはなんでもあるから、なんでもありで良いんだけれど。
やり過ぎという概念は、かの国の民にはないらしい。

そろそろどんなお話なのか判るかな、と思ったところでエンドロールが流れ始めて仰天。
話の途中で終わった。
e0076761_23131471.jpg
(C)ARKA MEDIAWORKS PROPERTY

インド映画お得意の休憩時間かと思ったら、まさかのパート1だった。そんなーっ!

後編の "Baahubali 2: The Conclusion"は、インドでは今年4月終わりに公開されたらしい。
欧米でもインドとほぼ同時期に公開されている。
で、日本でも年が変わる前に観ることができるらしいって、本当?待つべし。




by snowy_goodthings | 2017-06-07 23:30 | 鑑賞記

おじいちゃんはデブゴン / 特工爺爺 The Bodyguard

この映画には北京語版と広東語版とがあって、日本公開されたのは広東語版。
物語の舞台は中国東北部の街、
綏芬河市(北京市よりもウラジオストクや札幌のほうが近い)だから、
舞台設定的には北京語のほうがリアルかもしれないけれど、
普通話を喋るサモ・ハンはリアルじゃないから、広東語版で良いです。←我侭

最初のほうに出てきた、絵描き歌がなんか別の場所で聴いたようなフレーズで気になったんだけれど、
いかんせん、子供が唄う調子外れな節回しだから判然としないし、
私は歴代の香港映画・往年のカンフー映画どちらも数多くは知らないし、さっぱり思い至らない。あぁ、気になる。
まぁいいや。
いつか判ることでしょうから、難しく考えない。
e0076761_08302677.jpg
(C)Irresistible Alpha Limited, Edko Films Limited, Focus Films Limited, Good Friends Entertainment Sdn Bhd.

難しく考えない。
そうなんだ、そうなんだけれどさ。

こういう感想を持つのは良くはないのかもしれないけれど…
ロシアと国境を接していて、朝鮮系民族が多く暮らしていて、満州国であった時代もあって…とか、
拙い知識を引っ張り出しながら眺めていると、ぜーんぜん「中国(本土)の映画」に思えない。
大陸っぽい素朴な色彩の街並みを背景に、むちゃくちゃ香港映画っぽい雑なお話を繰り広げられると、
まーったく「中国(本土)の映画」に見えない。
(^_^; なんか、穿った受け取り方をしたくなっちゃうのは、何故だろう。何故なんだ。

中国・香港の映画事情とか知らないから、余計に過剰に変に考えちゃっているだけだと思う。
うん、そうだ。


まぁいいや。
お爺ちゃんが演出の誇張を抜きにしたって、いちばん強かったから。
それで全て良しとする。

大雑把に詳細を端折りぎみに展開する物語に対して、
格闘シークェンスは偶然に頼らずに攻防が入り乱れて嘘っぽさが少ない。膝が痛んだり呼吸が乱れたり、妙に生々しい。
でも、ちょっとカメラ寄り過ぎ。
せっかく凄い事をしているんだから、どうせ見取れても真似なんてできっこないんですから、
もっとよく手足腰の所作が見えるよう、全景を映してくれても良いじゃないですかっ。

お爺ちゃん、年齢を重ねた今が最強。たぶん。



by snowy_goodthings | 2017-06-05 23:45 | 鑑賞記

Lo chiamavano Jeeg Robot 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

主人公がもし超人的なパワーを手に入れたら、
そいつは間違いなく"世のため・人のため"に闘うヒーローになる。
そいつが、元は善人であっても悪人であっても、正直者だろうが卑怯者だろうが、良いヤツでも嫌なヤツでも。
それが虚構世界のお約束。

これもそういうお話だった。
立派なヒーロー誕生譚。振り返ってあらすじを思い出すと、確かにそうだった。いちおう。

ぜーんぜん綺麗な"永遠の都"じゃない、犯罪者だらけ・汚濁されまくったローマで、
主人公は、格好悪いし、ズルいし、セコいし、エロいし、愚かだし。
e0076761_00002832.jpg
(C)GOON FILMS S.R.L. Licensed by RAI Com S.p.A.

子供の頃にわくわくと憧れたヒーローを期待したら、見事に裏切られる。
だけれど、自分はもういい年した大人になっちゃった…って目で眺めていると、
いくばくか嫌悪を感じつつも「へへんっ」と苦笑しながら見下せちゃう愉悦もあったり。

男って、しょーもない。くすっ。

こういう感想を述べたからって、
「男であること」「女であること」への悪意を汲み取られても困るんだけれど、ところどころ、そういう気になる描写があった。
ヒーローの登場が期待される場面って、絶対絶命な危機に瀕した時で、それって、全然美しい場面ではない。
だから、致し方ない。



by snowy_goodthings | 2017-05-30 23:30 | 鑑賞記

ムーンライト / Moonlight

最初の30分足らずで、
グルグルと登場人物達の周りを回るアングルに三半規管がついていけず、
回転性めまいで失神しそうになりながら鑑賞。

途中で観るのを諦めたら、主人公の半生の半分も知らずに終わっちゃう。
しかし、もし主人公が悲しい結末なんて迎えてしまったら、
こんだけ辛抱しているオレが報われない。
そういう幕切れだけは勘弁してよ…と、願いながら耐えた甲斐があった締め括り。
e0076761_08282073.jpg
(C)A24 Distribution, LLC


良かった。自分も救われた。
べらぼうに勝手な感想だが、心底そう思ったんだ。

ヒトの人生は長いから、
その途中までを観て「良かった」と言いきってはいけないかもしれないけれど。
それでも、良かった。

とても普遍的な優しさを感じられる物語であるのかもしれないけれど、
でもやっぱり、人種とか、出身地とか、貧富とか、階級とか、暴力とか、嗜好とか、
ヒトとヒトとの間に敷居を建て分け隔て、時に争いを引き起こす
現代的な"壁"は厳然と見える。
美しい事物があったし、醜い事物もあったし。
脆いし、強いし。





うぅ、
頭の中で醸成される気持ち良さとは真逆に、身体の反応は気分が悪い。
_| ̄|○ 

映画鑑賞も体力勝負だ…

by snowy_goodthings | 2017-05-14 13:05 | 鑑賞記

フリー・ファイヤー / Free Fire

好き嫌いがえらい分かれそうな作風であるし物語であるのですが、オレは好きなほう。
e0076761_23094277.jpg
(C) Rook Films Freefire Ltd/The BritishFilm Institute/Channel Four TelevisionCorporation

見苦しく愚かで行き当たりばったりに無茶苦茶な登場人物達の混沌っぷりは、すごく生々しい。
欲望の醜さは、突き抜ければ潔さにも見えてくる。
往生際の悪さは、しつこくやり遂げられたら逞しさに感じられてくる。不思議だ。

冒頭の監督からの"ご挨拶"の通り、人間って1〜2発撃たれたくらいでは即死なんてしない。
しかし、死ぬ時は感傷に浸る余裕なんてなく死ぬ。その瞬間はあっけない。そのきっかけはどうしようもない。
だから、恐ろしい。

斜に構えて、現実世界のなにかのメタファーなんじゃないかと勘ぐりたくなっていく。
虚構なのに、異様な現実感。うひゃっ。



by snowy_goodthings | 2017-05-04 20:30 | 鑑賞記

T2 TRAIN SPOTTING

20世紀末に憧れめいた思いに取り憑かれた、病と憂いが戻ってきた。
原作小説と映画とが仲良く手を取り合ってさ。
e0076761_22411929.jpg
ふりだしに戻った?…違う、確実に時間は経過している。20年前とはなにかが違っている。
途中、"懐古" なる、振り返るだけの記憶と体験を持っていることについてどこか優越感めいた
心持ちに囚われかけたりもしたけれど、最後はちょっと違った。

共感するところなんて全然ないんだけれど、少し時間を置いてまた観たくなる。変なの。


by snowy_goodthings | 2017-05-04 00:05 | 鑑賞記

キングコング 髑髏島の巨神 / Kong: Skull Island

物語世界において、人間が最も弱い事、それと
人間の尊厳とか大義とかあれやこれや存在意義というか感動的なエピソードが悉く無力で無駄であった事が、面白かったです。

その一方で、歴代キングコング譚のお約束。
美しいヒロインは、華奢な体躯に似合わない強靭な耐久性を持っている。
コングに掴まれて、ぶんぶん振り回されても大丈夫。
e0076761_23433742.jpg
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.

とりあえず、なによりも次作「ゴジラ vs. キングコング」が楽しみです。
キングギドラとかモスラとかも登場するみたいで、いよいよ"人類無用"な怪獣映画になるんだろうか。
(^_^;

by snowy_goodthings | 2017-04-15 23:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

プロフィールを見る