'Low In High School' CD

ご近所のタワヨコ(Tower Records 横浜ビブレ店)で、Morrissey 新譜、'Low In High School' 輸入盤CDを購入。
  海外のヒトから「日本盤CDは発売されないの?
  ボーナストラックやDVDのおまけが付く日本盤を欲しい」という趣旨の問いかけをされたのだけれど、
  発売予定は無いっぽい。もしかして、
  来日公演が決まったら、チケットプレセール購入の権利と抱き合わせと称して…
  というのは、邪推が過ぎる。やめましょう。
  (^_^;

だってさ、MPORIUM UKに予約したLP盤(黄色1枚)、
Hollywood Bowlのチケットを購入した際のバンドルLP盤(何色?2枚)どちらも、日本時間で発売日には我が家に届かないみたいだから。
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日本時間で11月17日にフィジカルな"音"を几帳面に買って聴くことができたのは、僥倖。
Hollywood Bowlバンドルについては翌日デジタルダウンロードの通知が来たけれど、無視した。
先にMPORIUMから配信された2曲の音が気に入らなくて(可聴域の途中で端折ったようにペタンコに聴こえる)、
CDからリッピングしたかった。
  自分で自分のためにやったのなら、それがどんな音でも納得できるだろうから。
  実際、納得した。自分の事は自分でするんだいっ。

しかしながら、パッケージの歌詞やクレジットの文字が小さくて読むのに難儀している。
もともと酷い近視で乱視だから、こういう小さく詰まった文字を読むのは苦手なんだけれど、
今日は殊更に読みづらい気がする。あれれ?細かい数字ばっかりをみつめすぎて、疲れているかな?
もとい。遂に、とうとう、老眼が始まったか…

否応無く迫ってきている己の"老い"に打ちひしがれながら、レコード盤が届くのを待ちながら聴きます。

# by snowy_goodthings | 2017-11-17 22:00 | 鑑賞記

羅府(Los Angeles)まとめ(書込み中)

今回、旅行前後と旅行中に何度か思ったんだけれど(有難くも、それを思わないといけなくなる状況になった)、
他人のSNSだかブログだかの投稿を見て「あのヒトは何処に行く」とか「あのヒトは何をしている」とか
知りたがるんだか、比べたがるんだか、挙句は批評の真似事をしたがるんだか、
自分のほうが"賢い"とか"強い"とか思いたがるんだか、
要するに気にするなんざ、辞めなされ。
  それって、馬鹿馬鹿しい時間の無駄で弱々しい血迷いごとに見えるんだけれど。
まぁさ、私がそう書いたところで結局は「ご随意にどうぞ」なんだけれど。人それぞれですから。
貴方・貴女の人生も毎日も、貴方・貴女のものです。だったら、他人がどうとか関係無いでしょう。
それとも、違うの?それって、どういう生存競争?
ただの好奇心なら解らないでもないんだけれど、当て推量だらけなゴシップ放言癖ならば受け入れ難い。
それってどんな価値があるの?自信を持てないのか?満足ができないのか?
私は、自分自身の体を以って見聞して自分自身で感じて考える事が好きだから、その志向が解せない。
巻き込まれるのは致し方ないが、付き合うのは御免です。知らん。鬱陶しい。

したっけ、このような事を書くのはこれが最後にしておきたい。
あぁ、まったく。面倒臭い。どうでもいい。

  拙ブログをいい加減どうすべか考える、
  良い"きっかけ"のひとつであった。その意味では、
  上記に該当する幾人かには感謝している。
  ノ(^_^;
  いや、それがなくても考える潮目ではあったんだ。
  真面目な話。さて、どうすべか。


*


やっぱり自分で自分を運んで、自分の五感で知らないとわからない。
動機づけがふわっと曖昧だった秋の遠足は、
いざ行ってみれば意味ありげな体験ばっかりにぶち当たる約5日間でした。

ただし、アメリカさんは我が身の丈に対して大きすぎる。
いくつか至らない事あり。しかし、大きすぎる街をたった独りで歩く事は、快感であった。
また行かないと…そうなんだ、いつのまにか「また行きたい」とか思っちゃっている。
次に行く時の"きっかけ"は、もうMorrisseyではないかもしれないし、またMorrisseyかもしれない。
今はわからない。いずれにせよ、また行くつもり。

木曜日の午後に出発して火曜日の午後に帰宅。
勤務先の業務は4営業日しか休まなかったにも関わらず、
2ヶ月前からいくつか並行する案件の進行を調整していたにも関わらず、
水曜日の朝ちょっと早めに出社したら、仕事が山積み過ぎて、
どれから手をつけたら良いのか判らない事態。
クライアントコントロールがぐだぐだ、あれやこれや重なりまくっている。
おいこら、納期の順番に対応しますってば。それって、声がでかい順じゃない。
しばし、馬車馬の如く働く日々になりそう。
もちろん、言うまでもなく稽古もします。閃きを得るような刺激を受けた瞬間が、旅先であったから。
なんと、武道稽古者としての野心が芽生えてしまった。

かくして、私の人生は自分勝手に強化されたのでありました。

(^▽^)

そんでもって、
仕事とか稽古とかをしながら、次は何処へモリッシー先生が歌うのを追いかけようか考えている。
そうなるのが当たり前の展開。
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唯々、その場にいる事をどうか許してほしい。
私の反応速度はとても遅い。反射的な行動ならば人並みよりちょっとは速いかもしれないけれど、
認識したり思考したりを伴う行動はすごく鈍い。
日本に帰ってきてから反芻するたび、じわじわ沁みてきている。
例によって、いつもの通り、見聞した事物について身体の具合が悪くなるまで考え続けている。良いでしょ。


そうだ、これは書いておかねば。
Hollywood Bowl でお会いした聴衆の方々、ご挨拶をありがとうございました。
現地集合の知人さん、いつも最前列にいる顔見知りさん、いきなり背後から声をかけた初対面さん、
マーチャンダイズでばったり再会したスペイン語訛りの方、
いつか何処か Morrissey が歌う場所で再びお会いするんだろうな。そうなるでしょうね。

ついでに、
ショーの間はやかましく厳しかったけれど、ショーの前後には礼儀正しかったセキュリティの方々、
お疲れ様でした。
2日間とも、「下がりなさい」「席に戻りなさい」と何度か体当たりを食らいましたが、
ショーが終わった後には「楽しんだ?」と優しく労われるのでした。
お互いに"役割"を果たした結果ですから、恨みっこなしです。だって、モリッシーのショーですから。
いつかまた遭遇することがあったら、どうかお手柔らかに…


*


写真の現像・整理から始めているのだけれど、かつてないほど面倒くさい事になっている。作文はその後だ。
ステージへカメラを向けた回数は、すべての曲でスマートフォンを翳してfancamを録り続けてた
ファン達に比べたら、全然少なかったと思うけれど。

でも、本当はヒトを撮るのは大嫌いなんです。だって、嫌いだから。
Morrissey だけが例外。かつ、Morrissey と氏のバンドとがステージの上に立つ姿だけ。それで充分過ぎる。


そんな、旅の主たる目的であった "Mozwood Bowl" こと Morrissey at Hollywood Bowl 2日間に自分が撮った写真は、
Flickr にある。
いちおう写真の選定・現像は終わらせたつもりだけれど、
ボツにした写真が惜しくなって加えたり、逆にダメだと反省して隠したり、往生際悪くいじっている。終わるのかな。


please kindly note*
© 2017 Yukiko Nakagawa
These photographs of "Morrissey" are just personal memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.


それと、 Los Angeles なる大きな街を5日間足らず行き当たりばったりに歩いて撮った写真も、
Flickr にある。
現在、時系列ぐちゃぐちゃにストレージ進行中。果たして最終的に何枚になるのやら。



■ November 9. 2017


■ November 10. 2017

 "Morrissey Day" のショー、開場前後の右往左往と Billy Idol を見聞したことについて。

 "Morrissey" を見聞したことについて。
 自分のことしか書いていないのは、それが精一杯だから。
 例によって他人様のお役には一切立ちません。悪しからず。


■ November 11. 2017

 第二夜。
 開場 〜 Billy Idol 〜 プレショービデオ が終わった頃まで。
 自分が見聞したなかで、特に印象が強かったことだけ。

 再び "Morrissey" を見聞したことについて。
 前日に増して自分のことしか書いていない。私はいち聴衆であって、評論家ではない。


■ November 12. 2017


■ November 13. 2017


■ November 24. 2017


■ December 22. 2017




# by snowy_goodthings | 2017-11-14 17:25 | 旅行記

Hollywood Bowl 11/11 後

今夜は、言葉よりも歌が最初に聴こえてきた。'You'll Be Gone' 。
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遂に、初めから終わりまで聴いてしまった。

"Thank you. I'm yours, yours, yours."

そして、'Alma Matters' 。自分、2017年の間ずっとこの歌にお世話になりました。
新しいツアーのセットリストでは恒常的な登場はないみたいだから、聴くことができたのは嬉しい。
ご縁があった。

今夜も素敵な「モリッシーとの邂逅」が繰り広げられる。
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握手している彼が誰なのか知らない、知る必要もない。
此処、モリッシーが歌う場所に来ると、人について「善い」と思う事物を沢山みられる。
それで我が欲求は充ち満ちる。
中途半端な写真好きの私は、それら印象を覚えておくための証拠にしたくてスナップを撮っている。
  そりゃ、かなり撮り逃しもしているんだけれど。

早駆けしていくような 'When Last I Spoke To Carol' 、続いて
マイクスタンドを放り倒す勢いで 'I Wish You Lonely' 。
どちらも、だだだだっと言葉と音とが間断無く飛んでくる歌で、ぎゅうぎゅう詰め寄られる。
昨日は力強い声だった。今日は底がみえぬ深みを以って、そこにある。
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背景に銃身がぬぅっと現れた時はぎょっとした 'Ganglord' 。
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警察による市民暴行の数々の映像を眺めながら、それら映像の殺伐さと自分の認識とのギャップについてモヤモヤと迷った。
今日お昼過ぎにボイルハイツの交差点でにこやかに挨拶してくれたパトロールのお巡りさんとか、
ハリウッドボウルのすぐ外でみかけたお巡りさんの一団とか。

日本からのいち旅行者である自分には、ものすごい遠くの出来事にみえる。
  自分が棲む武道界隈では、
  警察所属の選手は皆さま良き仲間であり好敵手であります。
  先月あった全日本の大会、決勝での対戦相手は警視庁の方達でしたし。
  そういう理由からも、どうしても遠くに感じる。  
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すぐ横の通路で、お姉さんがなにやらメッセージを書いた紙を掲げて舞台前の柵まで近づこうと挑んでいた。
彼女がモリッシーに何を伝えたかったのか、咄嗟に私には読めず。モリッシーは一瞬見ていたけれど、読んだかどうかはわからない。
その様子は一生懸命というよりも愉しそう。よく見たら、右手にビールのコップを持っていたし…
なんだけれど、舞台上の人物に自分の言葉を伝えたいのは本気だったみたい。
その後も何度か前に出てはキュリティに「ダメ、戻って」と諭されては退いていっていた。めげない。結局、どうなったのかな。
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'The Bullfighter Die' を経て、 'I Started Something I Couldn't Finish' でわぁっと湧く。
ネコ、可愛い(どっちの?)。
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聴くべきであったろう子どもの頃は怖がって逃げ回っていた自分は素直に認めたくないんだけれど(←なんのこっちゃ)、
The Smiths の歌は音も言葉もよく斬れる刀のように姿かたちが整っている。
自分はとっくに大人になっちゃったし、歌い手の声も伴奏の音も当時とは違っているんでしょうが、
今の"いま"奏でられたら今の"いま"響く歌として聴くことができる。しかし、そうして自分は今の"いま"から一体どうなるのやら。

曲間の短いお喋りは、
この頃ハリウッドから広がった "騒動" について。
"... I'm the only person in Los Angeles who hasn't been the victim of sexual harassment. How the hell do you think that makes me feel?"

「どう思う?」という問いかけを聞いた時に自分が思った事って、なんだったけ?
正直、わぁ言っちゃった…って程度にしか受け取らなかった。
モリッシーは判じ物のような言葉使いに長けた歌うヒトであって、
社会活動家でも評論家でも哲学者でも時事解説者でもない。
(そういう存在であることを期待する気配をときどき見聞するけれど)私にとっては、そういう存在であると思っている。
歌うことで対峙している世界について、ご自身の思うことを述べただけだと思った。それだけ。

うーん…

その言葉に反応した訳ではないと思うんだけれど、この時に撮った写真のモリッシーさんは唯独り。
実際には後方にバンドさんとセキュリティがいた筈なのに、コントラストを上げたら真っ暗闇に溶けて消えてしまった。
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'Suedehead' は、会場内の全員に近い大勢で大合唱。
あなた達、何故そんなに "I’m so sorry" 愉しげに声を張り上げるんですか…
私も歌っていたので、とやかく言いません。
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今夜は、おじさんが笑っている瞬間を昨夜よりもちょっと多くみた気がする。
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'Suedehead'も、次に歌われた'When You Open Your Legs'も、
ぱっと見て艶っぽい詞だけれど、そういう歌に聴こえないというか、掴み処が難しい。
聴き手の状態によってどんな意味にも聴こえる気がする。今夜の自分は、ぽかんとして聴いていた。
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でね。続く 'World Peace Is None Of Your Business'が素晴らしかった。
詞がすとすとっと腑に落ちてくる。
まさか、この日こんなに感動するなんて、まったく予想していなかった。
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腑に落ちてくるといったら、その次の 'How Soon Is Now?' もそうだった。
「僕はまだなお息子 後継者 罪なまでに下卑た内気さの」に鳥肌が立った。←日本語が無駄に堅い
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自分にとっては、2〜3曲ごとレコード盤をA面からB面にひっくり返すみたいに気持ちが乱高下・右往左往する展開が続く。
此処でまた一転。

写真は思いっきり白飛びしちゃっているけど、伝わるかな。
客席からの "おーぉおーっ…" のコーラス付き ’Back On The Chain Gang’ で、ほんの一瞬だけ
襟のスマイルマークに勝る破顔一笑。
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そのあと、Sly & Family Stone の'A Family Affair'の出だしをアカペラで歌ってからの
バンドイントロダクションに、周りのお客さん達が大喜び。
昨夜も思ったんだけれど、皆さんモリッシーのことが大好きで、古今の歌が大好き。
かつ、喜んで享受することが上手。

  近くで楽しそうに一緒に歌い始めたヒトなどいたんですけれど、
  なんか騙されたぁ…
  'A Family Affair'は、リアルに残酷な言葉が並んでいる歌じゃないですかっ。
  後になって知り、おろおろ。

'Jacky's Only Happy When She's Up On The Stage' は最後、Charles Aznavour っぽい展開。
(誰かに「似ている」「彷彿とさせる」とか、比類する修辞はこのヒトには申し訳無いと思いつつ)
唄い手としてのこのヒトはどのくらいの高みまで行っちゃうんだろうか…って、
またしても、そう思うのは何度目だ?そんでもって、
そんなこのヒトを目の当たりにして、自分だってなにかしら良くなろうと思わないわけがない。そう、いつも通りの感想。
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セットリストは今夜も新旧織り交ぜた構成だけれど、
昨夜と比較して新譜からのお披露目が占めるボリュームは相対的に少なく、続く'Spent The Day In Bed' でお終い。

昨夜よりもスモークの量・密度が増して、束の間ホワイトアウトした 'Jack The Ripper' 。
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歌の終わり近くでやっと姿がみえてきたと思ったら、やっぱり笑っていた。

'Everyday Is Like Sunday' で上手寄りのお客さん達が舞台前・柵へ突進して、ぐっちゃぐちゃ。
自分も流れに引っ張られた。そういうものですから。
セキュリティ達に叱られながら隊形を直していたら、'I'm Not Sorry'。
しっとりした静かな曲だと思っていたけれど、違った。ものすごい声量で詞が頭の芯まで突いてくる。
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青い照明が綺麗だった。

ぜんぜん勘違いかもしれないんだけれど、今夜は昨夜よりもステージが明るく、照明の演出が冴えている気がする。
'I'm Throwing My Arms Around Paris' で、
昨夜は背景以外は真っ暗だったハリウッドボウルに、今夜は綺麗なトリコロールのアーチが架かった。
この光景をフランスの友人・知人達にみせたい。モリッシーを好きなヒトは勿論、そうではないヒトにも。
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カラフルな砂糖衣のデコレーションを施したお菓子みたい。
やり過ぎだろうってくらい、ベタに真っ正直な"フランス"の色…真っ赤で真っ白で真っ青。

この日の'Speedway'は、最後のヴォーカル交代無し。全部をモリッシーが歌った。
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"true to you" と、モリッシーが
歌う!歌う!歌う!…とかクラクラしちゃって、その詳細をあんまり覚えていない。
いや、それは大袈裟。
ちゃんと記憶はあって、それを甘い思い出みたいに取っておくのか、
冷や汗かく宿題として受け取るのか、印象の持ち方をどうしようか決められないまま今日(2018年1月某日)まで至っている。
ほんの数十秒の出来事なのに。

"Amigos!"

'Trump-Shifter Of The World Unite' で Stephen が Steven に抱きついて、拍手喝采。
歌がちょっと途切れちゃったけれど、ご本人達は満足そう。ならば、佳し。
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1曲ほとんど歌えないくらいに若人達がワラワラとステージ上に群がっていった
お若い頃のライブ映像などを思い出した。つまりは、そういう事かな。そう思おう。

"Gracias! Vaya con Dias. Vaya con Dias. Vaya con Dias. Vaya con Dias."


アンコールは、
2日間のハリウッド・ボウルでのショーに携わった人々・集まった人々への丁寧な謝辞の後、
'Let Me Kiss You'。
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シャツ投げが美しく嵌る歌だけれど、
"I've zig-zagged all over America and I cannot find a safety haven" に私はちょっと引っ掛かった。
今日は1〜2曲くらいごとに1小節くらいずつ、ざらっとした手触りが残っていく。それは、
我が拙い言語的能力で英語をどう読解したかっていう意味ではなくって、
もっとふわっとした、 רוח הקודש みたいなもの。←相変わらず、自分で書いといて読めない
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お色直しをして、'Glamorous Glue'。最後、"Good-bye" を何回ジャブのように繰り返し言われただろう?
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いやいや、なんのその。
今は"お別れ"なんだけれど、最後に舞台中央から両手を合わせてから去っていく姿を見送りながら、
自分はまたこのヒトが歌う場所に来ようって意思決定していた。
いずれ、また。あんまり遠くない未来に。きっと。是非。

¡Muchas gracias, Sr. Morrissey!
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次は何処へ行けるかな。


POOLの中は、舞台前へのラッシュでぐっちゃぐちゃ。
振り向いたら、そこにいる筈の知人さんがいない。少し向こうで蹲っていた。
いわく、「後ろから突き飛ばされて踏まれた」と。ふ…踏まれた?


1. You'll Be Gone
2. Alma Matters
3. When Last I Spoke Carol
4. I Wish You Lonely
6. The Bullfighter Die
7. I Started Something I Couldn't Finish
8. Suedehead
9. When You Open Your Legs
10. World Peace Is None Of Your Business
11. How Soon Is Now?
12. Back On The Chain Gang
13. Jacky's Only Happy When She's Up On The Stage
14. Spent The Day In Bed
15. Jack The Ripper
16. Everyday Is Like Sunday
17. I'm Not Sorry
18. I'm Throwing My Arms Around Paris
19. Speedway
20. Shoplifter Of The World Unite
Enc. Let Me Kiss You
Enc. Glamorous Glue


*


人波に乗って外へ出ると、
Hollywood Pilgrimage Memorial Monument が綺麗に輝いていた。ホラー映画みたい。
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*


撮り散らかした写真は Flickr にあります。


武道稽古の現場で写真を撮る時の心構えと変わりなく撮っているけれど、いまいち中途半端。まぁいいや。
それよりも、"人物を撮る" ことの超常現象に驚いている。

なにがって、2日間で8人くらいの「Morrissey」を撮ったような気がしている。
撮るたびに違う人物のように写っていて、どれが私がみた「モリッシー」なのか迷う。
あるいは、私のほうが8人くらいいるのか?…その方が、あり得そう。
自分が撮ったのに、驚かされている。被写体がこの人物だから、余計に。

please kindly note*
© 2017 Yukiko Nakagawa
These photographs of "Morrissey" are just personal memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.


# by snowy_goodthings | 2017-11-11 22:55 | 鑑賞記

Hollywood Bowl 11/11 前

第2夜です。

今日は開場時刻に合わせて、日が暮れる頃に来ました。昨日の夕方まで少し残っていたチケットは完売した様子。
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昨日と同じく、あまり混んでいない West Gate から入場。
POOLへの入り口でセキュリティのお兄さんに「君たち、昨日も来ていたでしょう」とか声を掛けられた。げげっ…
いかん。舞台上から眺めたときの光景に変化があるよう、変装でもしてくるべきだった。
(^_^;
何故か、そのお兄さんに自分は気に入られたっぽく、その後もトイレへ行くために出入りした時にも
「2日とも来るなんて熱心だね」的なことを言われた。
でもね、そういうヒトは他にも沢山いるし、この公演を含むUSツアー全日程を追いかける"常連様"も複数いるのです。
そういうものみたいです。
アジア系の顔が目についたのかもしれないけれど(そういや、LAではオレは正しく「日本人」と認識されることが多かった)、この2夜のあいだ此処には日本から来た日本人は何人もいるらしいです。
Wolverhampton にいたヒトとか、初来日公演からずっと観ているヒトとか、
好きな旅を兼ねて遠乗りしてくるヒトとか、お祝い事でチケットをプレゼントされたヒトとか、
あんまり考えずに来ちゃった自分とか、etc. 知っているヒト・知らないヒトさまざま。
そういうものみたいです。


お楽しみ露店は Main Gate 側のほうが品揃えが豊富で広かったので、そちらへ。West Gate のテントはTシャツばっかりだったから。
おぉ、色彩が控えめな酉の市みたいだ。←個人の感想です
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知人さんと一緒にお買い物の列に並んで、何を自分へのお土産にしようかなーっと迷っていたら、
真後ろから早口で賑やかにお喋りする声が聞こえてきて、もしかしたら自分のせいで商品を見渡せないのかしらと
振り向いたら、見覚えがある女性達だった。あちらも暫しこっちをじっとみつめてきて…
あーっ!昨年の新春歌謡ショーに並んだときにすぐ後ろにいたおばちゃん(←おそらく同世代)達だ。
またしても、私達が前で、彼女達がすぐ後ろ。
驚いた。世界中から17,000人(一説には17,500人)が集っている場所で、2人と2人とが偶然また会っちゃうんだから。

ざっくりとした挨拶をして別れたら、その後はもう姿をみることはなかった。
此処には世界中から17,000人(一説には17,500人)が集っているから…なのだが、
席に座って(←今夜はチケットに表示された通りの席にいた)ぐるっと周りを見回すと、19時を過ぎても客席は前も後ろも半分以上まだ空いている。
土曜日だからか、祝日だからか、のんびりしている。

そんな客入りなのに、ステージは時間厳守。
19時30分になったら、前触れなく暗転。まだ、客席は埋まっていなにのに、始めちゃうんですかっ。

始まっちゃいました。Billy Idol ご登場。
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自分にとって「はじめての Billy Idol」、昨日は「入門編」で今日は「実践編」。
サビの部分だけなんだが、けっこう一緒に歌えた。
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今夜も、上手から下手へ均等割付して紙皿フリスビーがひゅーんと飛んできた。
すぐ後ろのお客さん達がキャッチされたので、見せてもらおうかと後ろを向いたら、
もう1枚飛ばしたのかなんなのか、理由はまったくわからないのだけれど、自分の頭頂に紙皿がポコッと当たって目の前に落ちた。
(T_T) 不覚。
全部を投げ終わったようにみえたから、さらに何か飛んでくるなんてありっこないと思い込んでいた。
しかしながら、実際には飛んできたらしい。
後ろからの気配に、自分がまったく気づかなかったことがショックだ。

というわけで、
何が起きたのか今ださっぱりわかっていませんが、お土産を頂きました。喜んでっ。
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お隣のお客さん達はビリーさんのゲストだったらしい。クルーからセットリストを受け取ったのをみせて頂いた。ありがとうございます。
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"+MOZ!!" の書込みが可愛い。

昨夜の去り際、"See you tomorrow!" 言っていたから、ご自身のファンも含めて2日間通う聴衆がいることは承知していたと思うけれど、セットリストは昨夜と同じ。
これが「いま聴くべきビリー・アイドル 10選」なのかしら。

1. Shock to the System
2. Dancing With Myself
3. Flesh for Fantasy
4. Top Gun Anthem *Steve Stevens
5. Scream
6. Eyes Without a Face
7. King Rocker
8. Blue Highway
9. Rebel Yell
10. White Wedding

昨夜と今夜の機会がなかったら、Billy Idol なるヒトについて生身の姿を知らないままだったと思う。なにが起こるかわからない。
文句無し、格好良かったです。
表現は Morrissey とは異なるけれど、歌う姿をみせつけてくれる有り様は似ている。そんな印象。
おふたりとも、良い脱ぎっぷりをされますし。←それだけじゃない


*


そして、
Maya Angelou の 'No No No No' が聴こえてきて、露払いのプレショービデオの始まり。
トップバッター、 Ramones。
わーお、墓参したばかりのヒト達が生きて動いている… ←昨夜もそう思った
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終盤のこれが好き。というか、印象が強い。
ハロウィン・死者の日からクリスマスの季節が似合う、Fiona Apple "Sally's Song" 。
サウンドトラックに使われたティム・バートン監督の 'Nightmare Before Christmas' の映像ではなく、古いホラー映画のコラージュ。
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好奇心にまかせてあちこち流布する情報を綜合するに、
ユニヴァーサル版 'Frankenstein' と 'Dracula' と 'The Bride Of Frankenstein' から、Dwight Frye 登場シークエンスを中心に繋ぎ合わせたものっぽい。
ティム・バートン監督の 'Dark Shadows' で
Alice Cooper が歌っていた 'Ballad Of Dwight Fry' のドワイト・フライ。
このヒト
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フランケンシュタインを演じた Boris Karloff とドラキュラを演じた Bela Lugosi がぜんぜん登場しなかったから、此処でみた時はいつのどの映画かわからなかった。
  帰国してからオットにこの話をしたら、
  DVDボックスを引っ張り出して観ていた。名作は不滅。

…と、あれやこれや。
プレショービデオから、やたらめったら堪能しました。今年はじめて(今日は2回目か)見たからかな。
古今東西、音楽はさまざま。映画もさまざま。


そして、主役達の登場。
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11月11日の Día de muertos の始まり。






*「」へつづく。



# by snowy_goodthings | 2017-11-11 21:13 | 鑑賞記

Hollywood Bowl 11/10 後

ときどき、展開をハラハラとする想いで眺めた瞬間があったような気がする。
でも、絶対に最後まで遣り遂せるだろうと思い込んでいた。
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ショーの始まりは21時15分少し過ぎ。
ごぉーっと響く荒涼たるイントロは約1週間後に 'Israel' のそれと知ることになるのだけれど、
この時はまだ知らないから…
何の音だろうと舞台の遥か上のほうとか見上げていたら、Dean Martin を背負って
ギャング団みたいな風体の一座が登場。
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先頭の Morrissey 御大が両手をポッケに突っ込んで肩を怒らせて歩く姿が "親分" っぽいな…
と思ったら、頭の中を 'Mountjoy' が一瞬だけ巡る。えーっと、あの一節が…なんだっけ。
あれです。"A swagger hides the fear in hereby this rule we breathe..." を思い出した。何故だか?
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"Top of the world, Ma!"

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ぐっと力が入ったご発声の次、
'You'll Be Gone' の歌い出しで一瞬マイクが手から離れて、それでもやり直しはせず歌い続けて、
最後は帳尻が合って終わり。
リハーサルでは最初から最後まで端正に歌っていたのが聴こえたけれど、
本番では会心の出来にはならなかった様子。したっけ、
聴き手である私も、この歌とはあんまり相性が良くないのかな…
リハーサルで聴いて本番で聴けなかった事とか、途中で歌うのを止めちゃった事とか、
全部を通して聴いた事がまだない。
一方で、もし完璧に歌われてしまったらそれはそれで切ないという我侭な願望もあったりする。
言葉面はラブソングみたいなんだけれど、そうは聴こえない。

自分にとって解りやすく試合に例えれば、一曲ごとが紫電一閃。上出来 or 不出来の結果は、
その場の成り行き。自分がいる武道界隈ではいずれの結果も在って然るべきなんだけれど、
さて、舞台上の主(あるじ)にとってはどうだったか?
それについて、察する事はできない。
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その後も、歌いづらいのかな?とか思わせる仕草を何度か見た気がするんだけれど、なんのその。
朗々とした声が力尽くで飛んでくる。

「Morrisseyと聴衆との握手」は、氏のショーを描写する際の定型文みたいな現象。
その様子を眺めているだけでも、此方もポジティブな気持ちになる。
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'Glamorous Glue' でのタッチポイントは↑この瞬間が良いなと思って撮ったのだけれど、
ほぼ同じ瞬間の写真が Los Angeles Times でも載っていた。
このヒトについて「好き」「嫌い」「それほどでも」「良い」「悪い」「どちらとも」と
考える事・感じる事は人それぞれだけれど、概ね誰もが揃って「すごい」って思う瞬間があるんじゃないだろうか。それがこの瞬間。

その 'Glamorous Glue' 。ぎゅいーんと前奏が始まると、
ロサンゼルス市民と思しき老いも若きも大喜び。
POOLの列にはみだしていた面々がぐわっと舞台に向かって押し寄せていくのと、
その前方でセキュリティ達が「あなたたち、席に戻って」と立ちはだかるのとで、私の周りは押し合いへし合い。

Third week with the jar
you find
everyone dies
we won't vote Republican ←皆様「うぉーっ」と、盛り上がる。そりゃそうだ。
because we never have everyone lies, everyone lies...
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I used to dream, and I used to vow
I wouldn't dream of it now
We look to Los Angeles ←皆様「ぃえーい」と大喜び。そりゃそうだ。
for the language we use...

もみくちゃになりながら、この歌を此処で聴くことができて嬉しいです。此処で聴きたかったんだ。
此処はロサンゼルスだから。


セットリストは、新旧織り交ぜた構成。新譜の中から、これをいちばんリアルで聴きたかったんです、
"This song is new and true, I wish you lonely." と始まった、'I Wish You Lonely' 。
考えても無駄だと解っているのに、自分に心地良い答えを求めてしまう。
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ただ、この歌の背景が何故かつての英国首相のフォトモンタージュであるのかは、
いまの私の理解力・思考力を超えている。
まぁ、新譜の楽曲との付き合いは、これから始まるのだから。
これから、勝手に妄想をふくらませる時間はたっぷりあるから、あんまり気にしない。

背景について「何故?」と思ったって事なら、これもそうだ。
'How Soon Is Now?' での "李小龍 at Ocean Terminal Parking"の図。
この背景を初めてみた時に比べたら、今夜の自分の感じ方はずいぶん違ってきている。
過去の自分は間違いなく自分であるけれど、もはや現在の自分ではない。
変化というか、成長と言えれば格好良いんだろうけれど、時間経過なりに同じじゃない。
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だけれど、相変わらず 'Jack The Ripper' で手玉に取られてしまった気がする。
あぁ、もう。
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目にも耳にもしみじみ響いた、'Home Is A Question Mark' 。これもリアルで聴きたかったから、
嬉しい。アイルランド国旗みたいな色合いで染まった舞台がとても綺麗。
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歌いながら吐く息が白かったから、舞台の上は寒かったのではないでしょうか。
素敵なスーツの襟を立てて歌う姿は、どうしても歌う事に難儀しているようにもみえる。でも、聴こえてくる声は揺らがないから、こちらの余計な心配は無用か。
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へんてこ 'Speedway' では、グスタヴォ君ボーカルに対して
斜め前辺りにいたお兄さんがむっちゃ調子外れなmitsingenで応えていたから、
オレも負けずと "Yo siempre seré fiel a ti" 歌って頑張った。
一緒に歌うヒトが沢山いるように感じたのは、土地柄かしら。声を出すと体が温まる。文字通り、
熱気を感じる。ドラムがえらい突っ走っていたように聴こえたけれど、気にしない。
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曲後には、モリッシー先生の長めの講評があった様子。
あんまり見た事のない光景だから、面白がって眺めるのみ。

そのすぐあと、
"And just when you think that American politics can't get any better... it doesn't!" の宣誓で
始まった 'World Peace Is None Of Your Business' では、
"Oh, The USA. So many people in pain" に変えた一節に素早く反応して合唱する声が聞こえた。
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それって生々しいけれど、"痛々しい"というより"逞しい"なって思った。
皆さん、生きている。そう思って眺めている自分も生きている。
Morrissey は、歌う+(時に)話す・書くという表現を以って
我が五感を惹きつけて、感じ・考える瞬間を与えてくれる全うな人間。
感じて考えて、血肉を使って頭と体を動かせるってことは、自分も真っ当に生きているって事だもん。自分の認識は現在そんな感じ。

"You can see all over the world, the animal haters are losing, are losing, are losing..." に
"Yes!" "Meat Is Murder!" と叫んで応えるロサンゼルスのお客さん達は、天晴れ。
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他所で見聞するのとは、随分と違う印象を受けた。何故だろう?

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この時、自分に起きた怪奇現象。この時のモリッシーさんは、
自分の目には vocalista do the Smiths だった頃のような若い面立ちに見えたり、
実年齢58歳よりもさらに老成した面立ちに見えたり、ころころと様相が変わる。そんな写真が何枚か残っている。自分は被写体をどう撮りたいんだか。

今日は金曜日だけれど、"Everyday Is Like Sunday" で中締め。
何処かの国から7つのラッパみたいなモノが鳴り響いてくるかもしれないご時世になってきて、
この歌に出てくる言葉との符号に震え上がる時もあるんだけれど(そういう歌じゃないとは承知していても)…
モリッシーを愛する人々はこの歌が大好き。本当に、皆さん逞しい。
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アンコールの挨拶は、
"California Republic, I hope I've lived up to my appalling reputation."
挨拶の途中から四方八方から「うぎゃー」「きゃー」「せんきゅー」「もりしー」「あいらゔゅー」etc. 叫び声がすごくって、よく聞こえなかった。
自分の英語音痴な耳ではハリウッドにかけて "holy"だか "horrible" だか、あれかなこれかな(意味不明)思いながら聞いていたんだけれど、
Los Angeles Daily News に "appalling reputation" って載っていたから、おそらくこう。
どこかの掲示板では "bad reputation" と書かれていたし、細かな言い回しの記憶はネイティブでも難しいっぽい。勉強になります。

今この刹那カリフォルニア州の中心はこのヒト、
モリッシーなんだって思い込んじゃう言葉だって、舞い上がっていた。

'Suedehead' の始まりと同時に、POOLの中は舞台前への大移動。セキュリティ達の制止はもう無し。
柵にどぉーんと当たって見上げたら、
何を考えているのか読み取りづらい表情でモリッシー先生が此方の有様を見下ろしていた気がする。
柵を身軽に飛び越えて舞台までのぼった女の子や男の子に拍手喝采したり、
しっちゃかめっちゃかお祭り騒ぎ。
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しっちゃかめっちゃか過ぎて、'Shopshifter Of The World Unite' のイントロが全然記憶に無い…
気付いたら、始まっていた。
豪鬼にもキラキラなジャケットが投げられて、"Trumpshifter" の大合唱で終了。
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そして、ごぉーっとアウトロが轟いて正気に返った。
モリッシーが歌う姿を観て・聴いて、感じた・考えた事は、ただ "嬉しい"とか"愉しい" だけではなかったんだ。
ぐるっと世界の有様を眺めて巡った気分。


1. You'll Be Gone
2. I Started Something I Couldn't Finish
3. Glamorous Glue
4. I Wish You Lonely
5. Jacky's Only Happy When She's Up On The Stage
6. Kiss Me A Lot
7. When You Open Your Legs
8. How Soon Is Now?
9. Spent The Day In Bed
10. The Bullfighter Die
11. Jack The Ripper
12. Home Is A Question Mark
13. My Love, I'd Do Anything For You
14. I'm Throwing My Arms Around Paris
15. Back On The Chain Gang
16. All The Young People Must Fall In Love
17. Speedway
18. World Peace Is None Of Your Business
19. Meat Is Murder
20. Everyday Is Like Sunday
Enc. Suedehead
Enc. Shoplifter Of The World Unite


*


お開きになって外へ出るとき、PeTAのお兄さんからリーフレットを貰った。
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ぜんぜん似ていないと思っちゃうんだけれど、お国柄というかセンスの違いなんだろうと思って許しちゃう。
今日はそれができる日だから。


*


撮り散らかした写真は Flickr にあります。


please kindly note*
© 2017 Yukiko Nakagawa
These photographs of "Morrissey" are just personal memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.

# by snowy_goodthings | 2017-11-10 23:10 | 鑑賞記

Hollywood Bowl 11/10 前

午後になったから、 Hollywood Bowl 界隈をぷらぷら。
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本日の会場は座席指定。Hollywood Bowl のシートプランは
区画・座席ごとにチケット代がアンシャン・レジームみたいな(←用法間違い)階層がきっちりとしているから、
同じオーケストラ仕様で座席指定の函でもたまにある"早いもの勝ち"な事態はまさか無いと思う。
だったら、急ぐ必要は全然ないんだけれど、開場時間と同時にホールに突っ込んで行くのは愉しいから。

そんでもって、会場設営のざわざわした光景を眺めるのも愉しいし。
今日は野外劇場だから、舞台裏のざわざわしている様子もよく見える…なんだけれど、
Mid Gate 横の搬入口を眺めていたらセキュリティの方に「ダメ」と注意を受けた。あららら…
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客席への入り口は3箇所あって、
いちばん判りやすくて広いのは、ゲートからの道をまっすぐ来て真正面、Box Office & Shop 横のMain Gate。
ゲート前に置かれた、持ち込み許可/禁止の物品リストは細々と沢山。
大きなアイスボックス・ピクニックバスケットはダメっていうのは、ピクニック名所でもあるハリウッドボウルっぽい。
座席で飲食可というか、Gardenなど食事をしながら音楽鑑賞するのが相応しい席種もあったりする函だからか。
今日と明日は "The Hollywood Bowl To Go Meat-Free For Morrissey" ということで、
場内のレストランやデリは "Morrissey Menu" なるものが展開されているし。

Morrisseyって、メシを喰らいながら見聞する対象なんだろうか?
まぁ、人はそれぞれですし、土地柄もいろいろですし…モリッシーのショーはなんでも起こり得るんだろうから。
自分の数少ない経験の中でも、オールスタンディングの会場において
モリッシーの眼前で酒を呑みながら観るヒトがすぐ隣にいた事があったけ。気にするな。
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16時を過ぎた頃からだったかな、リハーサルが始まって音がじゃんじゃん聴こえてくる。
'I Never Promised You A Rose Garden' の伴奏など、本番では披露されなかった曲もいくつか。
モリッシーが歌う時は最初から最後まできっちり歌っている。
こんなに聴いちゃって良いのかしらと心配になるくらい、よく聴こえてくる。


その頃からMain Gate前には聴衆がぽつぽつ集まり始めたんだけれど、
随分と遠方から来たと思われる(英語じゃない言語で喋っている)家族連れとか、
随分と若い(おそらく高校生くらい)男子とかが目立つというか、視界によく入って来る。
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ねぇ、君。
君が大好きな The Smiths が活動していた時代に、君は存在すらしなかったでしょ?
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世界が存在する限り、音楽とか絵画とか文学とか"芸術"なるものは
時代も世代も国境も国籍も超えて伝承・伝播する。その事例のひとつか。自分もそうかもね。
σ(^_^;

POOL CIRCLEに近いのは West Gate と聞いていたので、そこで入場時間まで現地集合の知人さんと
待ちぼうけしていたら、The New York Times のお兄さんに声を掛けられた。
世界中から集まっている "Morrissey Fan" を撮りたいらしく、
明るい時刻から会場にいるアジア系の顔した我々も標的となった模様。
自分は"モリッシーのなにか"という肩書きで露出する意向は無いから断り、
知人さんは「私の顔じゃなくて、着ている fan-made tee を撮って」と答えたら「顔はダメ?じゃあ良いや」とにこやかに去っていった。
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ごめんね。
この場において、彼が撮りたかったのは "白人ではない" 我々の顔だったと思う。
自分にだって、そのくらい察することは簡単。もし自分が彼だったら、似た事をするような気がする。
まぁ、どうだかな。

  そのお兄さんこと、
  Ryan Lowry氏の素敵な写真はWEB版で閲覧可能:
'You Look Like a Morrissey Fan' Nov. 25, 2017 The New York Times


秋の日は釣瓶落とし。17時を過ぎると周りは真っ黒。
West Gate から真正面、ステージ下手の階上のパーティスペースっぽいテラスが見えるんだけれど、
あれは"Morrissey Day" 制定セレモニーの会場?
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…という認識で当たっていたっぽい。
18時の開場直前に制定証の額を持ったロサンゼルス市議会議員の御一行様が West Gate を通り抜けていき、
開場後しばらく経ったら Facebook 'Morrissey Official' さんがセレモニーの光景のライブ配信が始まって、
iPhone 越しにそれを眺めることになった。びっくり。
リハーサル後、本番まで間も無い時刻に式典が執り行われるとは。


開場時間と同時にPOOL CIRCLE へ入ったら、先に入場していた guest list の面々もろとも
「準備ができていないから、全員出て」と押し戻された。
POOLの中、ブロック・列ごとにリストバンドやスタンプが用意されて、入場の際に手首に巻かれたり手の甲に押されたりする。
それを見れば、誰がどのエリアの席の客か判る…という仕掛け。
もっとも、舞台近くに押し寄せる・POOLを出入りするお客さんが多くて煩雑になっちゃったらしく、
ショーの途中からはただ「自分の席に戻って」しか言っていなかったような気がする。
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開演まで1時間半くらいあるから、
後ろのほうの座席からの眺望とか眺めに行きたかったのだけれど、
POOL CIRCLE の周りに立つセキュリティが客席間の移動に厳しい。
(マーチャンダイズやフードスタンドへの移動はもちろんOK)
POOLのお客さんが垣根越しに何処か別のエリアのお客さんと会話をしていると、
セキュリティのおじさんが「そこに立たないで、自分の席に戻って」と、双方を追っ払う。

うさこを垣根に座らせてスナップを撮っていても、「そこに置かないで」と注意された。なんてこったい。
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Billy Idol の登場は、
写真のEXIF情報(いまさら気づいたが、カメラの時刻設定が日本時間のままだった)によると19時35分。
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POOLの中は、舞台のすぐ前:中央ブロック1〜2列目の後ろは柵で囲われているので、
自分は柵後ろからちょこちょこ移動しながら(すみません、自分の席から随分離れた場所にいました)、
キラキラなテンガロンハットを被った格好良いおばちゃんと場所を譲り合いながら鑑賞。
自分よりも頭ひとつくらい小さい女性だったから「マダム、前にどうぞ」と場所を譲ったら、なんか褒められた。

こういう事を書いてはいけないかもしれないけれど、
いつも舞台の真ん前すぐにいる面々が柵の後ろにいるのは、たまにしかこの"場"に来ることがない自分の眼には
なんか違和感がある。語弊があるかもしれないが、ルーティンが崩れている。なんなんだか?
こういう感覚って、あんまり良くない気もするけれど。だがしかし。
後で人伝てに聞いたけれど、舞台間近な柵の中でもRow1/Row2の序列はたいへん厳しく管理されていたんだって。
だからか、舞台に貼り付いているヒトの数に随分と余裕があるように見えたのは。

これも語弊があるかもしれないが、
真っ正直な西海岸のファンがモリッシーに群がる馬鹿騒ぎみたいなショーを予想していたからなんですとか大雑把な言い訳しながら書くと、
帰国してからニュース各紙の写真・Youtubeに挙がったいくつかの動画から印象形成される
「黒山の人だかり」と、実際にその場で自分が体験した客席の密度には微妙なギャップがあった。だって、
さっきから目の前をビールを抱えて運ぶお給仕がなんども通り過ぎるし、
遅れてやってきたお客さんを席まで誘導するエンジ色のプルオーバーを着たマダム・ムッシュが行ったり来たりするし。
そのたびにセキュリティが「君たち、通路に立たないで席に戻って」と立ちはだかるし、
そんなセキュリティに「あんたが邪魔なんだ」と迫っていくお客さんがいたりするし。
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POOLの中は、ちょっとした右往左往の阿鼻叫喚。いやさ、まぁ、修羅場ってほどではないんだけれどさ。


閑話休題。
いま語りたいのは、初めて生身の姿をみた Billy Idol さんです。

熱心な Morrisseyファンの中にはこのゲストについて「要らない」みたいな反応をする向きもあったようですが、
私はむちゃくちゃ楽しみだったのです。
中学生の頃、絵が巧い同級生がビリーさんのファンだったから、なにかしら刷り込まれている。
あんまり歌を聴いた自覚は無いのだけれど、目の前で歌われると、知っている気になってくる。

井原ぁーっ、
君が描いたビリーさんそっくりなビリー・アイドルが今、私の目の前に立っているんだよ。
高校進学後は音信普通になっちゃったのが、いまさら残念。この光景について、彼女に話したい。
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とにかく、格好良かった。熟練の無邪気さ。
1枚ずつ丁寧に脱いでいくストリップの後に現れた肉体は、60歳を過ぎたとは信じられないキレっぷり。

律儀にPOOLの端から端まで均等に行き渡るように投げ込まれたサイン入りの紙皿の争奪戦とか、お客さんを手玉に取るのがお上手で憎い。
隣のヒトが見事キャッチされたから写真を撮らせてもらった。おぉ、これはお土産感がむんむん。
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…で、翌日には自分の頭に紙皿を喰らったのであります。
(^_^; なんという不覚。

1時間にちょっと足らないくらい、ぎっちり歌ってみせてくれた記憶しかないんだけれど、
セットリストを数えてみると10曲。意外と少ない。
そう思ったのは、たぶんバンドさんの演奏がけっこう見せ場を作っていたから、聴こえる音の密度が濃かったからかな。
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片手の指の数(5本)よりも多い弦(6〜18本)をどうやったら弾けるのか理解できない私としては、
Steve Stevens がギター弾く姿を見ることができたのは僥倖でした。
きゅんきゅん"歌う"ギターソロは、自分の嗜好の好き-嫌いでいったらどちらかといえば嫌いなんだけれど、
目の前から聴こえてくる音の説得力に押し込まれた。
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客席のほうも然り。自分の周りには楽しみ方が上手というか、ノリが良いお客さんが何人もいたから、楽しかった。
Morrissey 目的と思しきヒト達も、びっくりするくらいでっかい声で 'Rebel Yell' で
"more, more, more..." 叫んだり、紙皿フリスビーにもキャーキャー喜んでいたし。
で、そんな反応が良いお客さんにBillyさんもよく気づいて、指を指しながら気持ち良い笑顔を返して来る。
そんな事をされたら、嬉しくてたまらないじゃないですか。

かく書く自分も、翌日には何曲かは一緒に歌えたのです。
旋律も歌詞もシンプルだから、うろ覚えでも1曲が終わる頃にはサビを一緒に歌えるようになってしまった。なんて調子の良い。


1. Shock to the System
2. Dancing With Myself
3. Flesh for Fantasy
4. Top Gun Anthem *Steve Stevens
5. Scream
6. Eyes Without a Face
7. King Rocker
8. Blue Highway
9. Rebel Yell
10. White Wedding


*


そして、"Morrissey Day" の主役を待つ。
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時間経過とともに丘の上から吹き降ろして来る風を冷たく感じ始めてきて、心配になってくる。
気温は12〜14℃くらいだから「寒い」とまではいかないが、シャツにジャケットを羽織っただけでは足りなかったかな。

風が気になったのは、下手の上方ではためく星条旗がなんども視界の端に入ってくるから。
明日11月11日が Veterans Day (復員軍人の日:第一次世界大戦の休戦条約締結記念日)だったからかも
しれないけれど、ロサンゼルスの彼方此方で(メキシコ国旗が目立つ界隈は別として)星条旗を頻繁にみかけたのは意外だった。
此処でも翻っている。

西海岸なのに…と、思ってしまったのは、自分の無知な偏見であります。反省。
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20時42分頃から、プレショービデオが始まり。

見覚えがあるモノもあれば、初めて見るモノもあり。で、いちいち周りのお客さん達の沸き方が激しい。
'L'Insoumis' では男性達から「うぉー」と雄叫びが轟き、New York Dolls 'Jet Boy' では幸せそうにお姉さんが踊り出す。
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さっきからずーっと、POOLの中は指定席を無視して通路に立つ客達(←自分も含む)、
何をしたいのか解らないが前後左右に行ったり来たりする客達、ビールを運ぶお給仕達、
やかましく「座席に着きなさい」を連呼するセキュリティ、そのほか色々がごった返している。
然るに、自分の中での緊張感の高まり具合はイマイチなんだけれど、開き直っちまえ。

自分が今日という日を「良かった」と締め括れるか否かは、
Morrisseyが何をしてくれるかじゃなくって、自分がMorrisseyについてどう感じるか次第。
人間ですから、北米を縦横に移動するツアーの途中ですから、冬の始まりですから、
世界情勢も自然環境も変なことになっていますから。
そのほかあれやこれやな巡り合わせによって、良い事・悪い事も好調・不調もなんでも起こり得る。
開演寸前にショーが始まらなくなっちゃうかもしれないし(実際、直前のパソロブレス公演はプレショーの途中で中止&延期になった)、
ショーが始まっても途中で終わっちゃうかもしれないし、
時間制限で繰り上げて終わっちゃうかもしれないし、
アンコールまで至っても曲の途中で唐突に終わっちゃうかもしれないし。
その他いろいろ、想定を始めたらキリがない。
それで迷うくらいなら、此処まで来なかった。自分は来たのだから。

なんとでもなれっ。





*「」へつづく。
# by snowy_goodthings | 2017-11-10 21:15 | 鑑賞記

11月の標語

道場のカレンダー、今月の標語はこれ。もーう、たまらんです。
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じゃんじゃん、琴線に触れまくり。ごろごろ、腑に落ちまくり。ぶすぶす、心に刺さりまくり。


ところで、本日は新たに入会希望の見学者さんご来館。
まったく準備無し・ぶっつけ本番で、全剣連杖道の型12本を見てもらったら、気持ち良い反応が返ってきた。だから調子に乗って、ものすごい久しぶりに一心流鎖鎌術をやってみたら、面白いように絡み飛び当たる。
自分、最近ぜんぜん練習していなかったのに、すごく上手になったような気分になってしまう。
/(^_^;
己の体内でなにか醸成されたのだろうか?それが実力?

え、そんな簡単なものではないでしょう?


こんな調子で、この3連休はずっと稽古か仕事か、どっちかしかしなかった。
自分が好きな事・面白いと思う事について、存分に励む事ができている。良い事じゃないか。

あぁ、そうだ。
隙間時間には、太平洋の向こうでツアーが始まった Morrissey US tour 2017 の動向とか、
はるか西での UK tour チケット発売のお祭り騒ぎについて、電子の噂を伝聞したり。レコードを聴いたりもしたっけ。うん。
いずれの機会でも、
モリッシー先生ご自身が行きたい場所に行き、歌いたい歌を歌ってくれたら、それに勝ることはないと思います。
自分はそう思う。はい。こればっかりは、致し方無いというか、それ以上の希望を持ちようが無い。
Don't rain on M's parade... とか、能天気にお祈りするのみです。


ようするに、
単純に慌ただしく忙しいのだけれど、あんまりツライと感じていない。



# by snowy_goodthings | 2017-11-05 21:00 | 稽古記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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