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残念としか言いようがない

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There is No Intention to Infringe Copyright.


(T▽T)


設計図面書きのオットと一緒に、
会場スペック図面を真剣に見てしまいました。ついでに大阪IMPホールの図面も。
オーチャードホールはもういいか… CLUB CITTA' 川崎など2012年来日各会場なども。
横浜ベイホールは、
ステージもフロアも柱だらけだし、ホリゾントの高さは3〜4mしかないし、
可動バトンもないし。 ←素人の自分がとやかく言う事ではないんですけれどね…

キャンセル理由について文字通りに受け取るならば、
 - プレショービデオを投影する幕、ステージ背景映像を流すバックドロップが掛けられない。
 - 故に、上記映像の投影が不可能。
 - 楽器セッティング位置の変更が必要…というより、楽器をすべてステージに設置できない。
 etc.
今現在の "モリッシーのコンサート" をおこなうために、あの会場は無理があるだろうって事は、
告知の段階から土地勘・場所勘のある方々が心配していた事なので、
そうなんだ…としか言いようがない。理解はできる。
しかしながら、それでも、自分はやると思っていたから、「やっぱり」とは思えない。

Morrissey および彼のツアーマネジメントの意思決定について、
聴衆である立場では従う事しかできません。
それが最善であるというならば、その通りに。どうか思う存分に。


あらゆる事を覚悟しながら…ではあるけれど、
自分が初めて遭遇した "キャンセル" が、自分が住む街であるなんて。
哀しがったほうが良いのか。不幸中の幸いとか開き直ったほうが良いのか。
あんまり感情が動かない。あれ?

日本での全4公演+アジア1公演を追いかけようとしていた自分なんかは、
どうでも良いんです。転んでも、タダでは立ち上がらないから。はい。

明日の横浜公演が、
「最初」あるいは「唯一」のモリッシーとの邂逅となる筈だった人達の事が引っ掛かっている。
横浜市および近郊の人、週末を利用して遠方からやってくる人、
あんな人やこんな人や。


すごい月並みな言い回ししかできませんが、
明日も Morrissey に歌ってほしかった。
明日も Morrissey が歌う姿を見たかったし、声を聴きたかった。

残念です。


せめて、明後日が明日よりも良い日になりますように…Morrissey にとって。



by snowy_goodthings | 2016-09-30 23:40 | 鑑賞記

東京公演2日め

Second Night, or What You Will.
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"Konnichiwa. Konnichiwa, Konnichiwa... Konnichiwa."

きゃーっ
こんにちはーっ
こにちわーっ、にちわーっ
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きゃーっ
もりっしぃーっ
やぁーっ、あああぁーっ

(+_+)

Let Me Kiss You からの導入、
自分の周囲から聞こえてくる甲高い歓声は、アイドルのコンサートみたいでした。
声の主は、女性ばっかりじゃなくて男性も混ざっている。

声。

少し離れた場所から歌う姿を眺めていたから、
視覚の印象よりも聴覚の印象がより鮮鋭になったのかもしれない。
あのヒトの身体はちょっと遠くに見えるのに、その歌声はすごく近くに強く感じる。

なんだか、モリッシーの声の中にいるみたいだった。
前方左右のスピーカーから聴こえてくるんじゃなくて…文学的でも科学的でもない表現ですが、
この会場の空気の全部がモリッシーの声になって、自分の周りで素晴らしく響いている。


弘法にも筆の誤り。
Everyday Is Like Sunday の途中でマイクコードがペンダントに絡まって、
まずツアークルーのお兄さんが外しにかかるが不器用なのか巧くいかず。
そのまま歌い続けていたのを
中央ブロック最前列、今日この会場でたった12人ステージ前に貼りつく事ができている
guest list のベルリンっ子が見事に外して、場内拍手喝采。
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  ところで、↑この写真。
  「素敵なモリッシー」を撮りたい自分にはボツ写真だったのに(「kawaii」とは思ったさ)、
  Flickr に置いといたら SNS あちこちに拡散していた。
  何故?何故?何故? (^"^; ちょっと悔しい。


"Still very nice to be in Tokyo."
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この日は、曲間の挨拶やお喋りが、
此処に集った人々に対して思い遣りに満ち満ちているように聞こえた。そう感じた。

もちろん、"Boil Family" への言及などもありましたが…
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"ドーモ" とか "アリガト" とか…それと "アイシテル" 。
自分の音痴耳には、"I see tale" って意味ありげに思えてきた
(初音ミクなら、"I see tail"?)
日本語での I love you の繰り返し。
ご当地公用語をこれでもかこれでもかと繰り出されていて、
挨拶もお礼も英語で通していた2016年ツアー開幕地の北欧とはずいぶん違う。

"おもてなし"の国ニッポンを、
来訪者であるモリッシーのほうが実践されている。お心遣いが凄まじい。恐悦至極で恐縮至極。

First Of The Gang To Die の前、
"I'd like to say thank you for Yoko Ono... who I like. Do you?" とか。
自分がいた場所からは、ボソボソとフェイドアウトするような聞こえ方だったので、
オチは不明。先生の足下から、ノリの良い「同意」の反応はあったのでしょうか。
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バンド紹介での、
Boz は "born and raised in Hamamatsu(浜松)"とか。
一瞬、東京都の浜松町かと思った…そうじゃなくって、
バンドマスターは浜松の会社:RolandのVG-8 や BOSSのエフェクターなど
お使いだから、そのしがらみ?
他にも、バスドラムが TAMA になっていたり、KORG X2 とか…
  って、↑すみません、今年は楽器に関するJOBを担当することが多くて、
  ロゴが目に入ると気になるのです。
  いかん!いかん!いかん! (^_^; 仕事の話は。

…と、駄目だ。
だんだん前後がとっ散らかって、しょうもない駄文が連なってきた。止めます。


あぁ、でも。
反芻するたびボディブローのように沁みてくる2曲と、
その前の言葉についてはメモしておきたい。

"Gertrude Stein, who was once President of United States."と、
バックドロップに映し出されたガートルード・スタインを讃え(?)ながら
始まった、All The Lazy Dykes 。
その言葉から America Is Not The World を想起したけれど、
彼女は巴里のアメリカ人だ。同時代のアメリカ大統領とは違う種類の功績を遺したヒト。
この日のお歌は、極上の響き。


この日は Meat Is Murder が無くって、
歌われなかった事により、かえって楽曲の存在が際立って意識された。
でも、その代わり、The Bullfighter Dies の前に言っていましたよね。
"I say... Please don't kill anything."
もうとっくに「肉」がどうこうって、そういう話ではない。そんなん、とっくに解っている。
その主張の総てに付き従う事は自分には無理なのですが、
情状酌量の余地はだいぶ減っている。どうしよう。
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アンコールは、
勝手に "NY限定" と思い込んで、日本で聴けると思わなかった Judy Is A Punk。
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"I love you. Good-bye."

アウトロが終わった後、しばし鳴り止まない拍手。
追いすがるというか、終わりを認めたくないというか、感謝を伝えたいというか…
なんだろ。
ショービジネスの世界では、手が届かない舞台上にいる演者に対する、
客席からの "抱擁" の意思表示であるという解釈もあるとか。
相手の背中に手を回して、ぽんぽん叩く。あの仕草の代わりに、拍手をするんだって。
おそらく、此処にいる人の数だけ、いろんな意味。
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Intro: Wayward Sisters / Klaus Nomi
1. Let Me Kiss You
2. Everyday Is Like Sunday
3. Irish Blood, English Heart
4. Istanbul
5. Jack The Ripper
6. Kiss Me A Lot
7. Kick the Bride Down the Aisle
8. First Of The Gang To Die
9. World Peace Is None Of Your Business
10. I'm Throwing My Arms Around Paris
11. All The Lazy Dykes
12. It's Hard to Walk Tall When You're Small
13. Speedway
14. How Soon Is Now?
15. Oboe Concerto
16. How Can Anybody Possibly Know How I Feel?
17. The Bullfighter Dies
18. Ouija Board, Ouija Board
Enc. Judy Is A Punk
Outro: Death / Klaus Nomi


今日は「昨日の続き」ではないのだけれど、
昨日と今日とで、夏から始まったツアー此処までにおけるセットリストのバリエーションを
様々に聴ける構成と感じた。これからも変わるでしょうが。日本で奏でられなかった曲は…
One Of Our Own(はっ!)
Have-A-Go Merchant(ベルゲンでやったきり)
Scandinavia(此処はフィヨルドじゃないから)
I Will See You In Far Off Places(此処が far off place だから)
Staircase At The University(年齢高め客層に合わせた?)

夏に北欧で泣かされたり絶叫したりした、
Irish Blood, English Heart と Istanbul は、この夜は静かな気持ちで聴いた。
あの時はギリギリまで追い詰められたような、そんな緊張感を伴って聴いていたのに。
季節が変わったからなのか、場所が変わったからなのか、
あるいは、自分の心境が変わったからなのか…今は解らない。けれど、
あの時の事が思い出されて、ユラッときました。あの時の感動は、死ぬまで忘れたくない。

Kick The Bride Down The Aisle は、今年のツアーでは初めて。
残響時間が長いオーチャードホールと素晴らしいマリアージュ、
鐘の音が恐ろしかった。
  Kick the guard down the aisle とか悪い冗談を思いついてしまったが、
  違う、違う、違う。 (^_^;

いろんなお歌を聴かせて頂いた。
なんというご厚遇。これを喜ばずに、なんとする?
ひたすら享受するのみ。
How Can Anybody Possibly Know How I Feel? を聴いちゃったんだもん、
ねぇ自分、もっと感じる事はあるだろう、考える事ができるだろう。



please kindly note*
© 2016 Yukiko Nakagawa / Original images are stored in Flickr
These photographs of "Morrissey" are just memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.
(But I know I can NEVER photograph him perfectly)
Thank you & So sorry.



by snowy_goodthings | 2016-09-29 21:30 | 鑑賞記

Sound Effect

うさこ「みんなでもりしぃをみるひがくるなんてねぇ」
らび「わくわくでし」
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今夜は家族総出です。えぇ、ヌイグルミも家族なんです。

昨夜は2階席にいたオットも今夜は1階席で一緒なので、
どうしても此処で会話の主題となるのは、視界にどんどん増えていくスーツ姿の人々のこと。
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申し訳ありません。
我々の生業(なりわい)がアレなので、興味を持ってしまうのです。
「あっちの通路で "2人でこうブロックしよう" とか打ち合わせしている」とか、
「細身のバイト若者が先鋒。彼が潰れたら、体格の良いマネージャーが大将で立ちはだかる」とか、
「突破するヒトっているのかな」「さすがに諦めるでしょ」とか、
「やっぱ刺又がなきゃ」「ワイシャツ&ネクタイ着用の男性に対し効果的な急所は…」とか、
好き勝手言っていました。
(^_^;
  もし "危険な状態" になったら、主催者に協力する義務があるって
  自覚はありました。本当ですってば。


開演に先立つ場内アナウンス:

 本日は「Creativeman presents モリッシー公演」にご来場頂き、誠にありがとうございます。
 開演に先立ちまして、お客様にお願いとご注意を申し上げます。

冒頭挨拶は昨日と同じだけれど、
持込禁止物や携帯電話の使用に関する注意事項よりも先に、

 ステージに駆け寄る行為は固く禁止させて頂きます。
 ご自身のお席にてご鑑賞頂くよう、お願い致します。

…だったかな。
まず "前へ行くな" 禁止令から始まって、昨日よりも険しい雰囲気。


それよりも、
中途半端な写真好きである自分が気になったのは「カメラ」に関する事項。

 プロ仕様のカメラ、ビデオカメラ、テープレコーダー等の録音・録画が可能な機器は
 持ち込みが禁止となっております。

しかしながら、私がいた座席の周辺では「プロ仕様のカメラ」でなくとも
デジタルカメラによる撮影は一切禁止。昨日はOK頂けたと聞き返したら、
スピーカーの前にいたスーツ姿の男性いわく、
「撮影されるならスマートフォンでお願いします」という事なのだが、この辺り、
統一されていないというか、徹底されていないというか。

だったら、
アナウンスで「プロ仕様のカメラ」って、中途半端な物言いしないでください。
他のブロックでは、コンデジでばんばん撮っているお客さんがいたらしいから。


モリッシーのコンサートで「カメラ一切禁止」は、お正月のラスベガスがそうだった。
  自分の数少ない経験の中で、その1回。土地柄・場所柄によって、他にもあるかも。
開場を待って外で並んでいた時、 "No camera. Only cell phone, OK." と、
何度もセキュリティがやって来て、3回くらいバッグの中を懐中電灯で照らしてチェックされた。
雑だったけれど。

カメラに関する注意があったのは他には… 夏休みの Flow Festival
PROHIBITED ITEMS として "Professional photography gear" が挙がっていて、
入場ゲートのセキュリティチェックも丁寧。
私のコンデジ(今日持っていたカメラ)も、ちゃんと見た上で "OK" とお許し頂いた。

あの時は、ステージ前に陣取ったプレスの1人がスマートフォンでモリッシーを撮っていて、
「プロならちゃんと撮って」と思った。
違う。
プロならば、一眼レフカメラでもコンパクトカメラでもスマートフォン内蔵カメラでも、
ちゃんと撮る。撮ることができる。
プロフェッショナルならば。
あるいは、プロのような腕があるノン・プロフェッショナルでも、できる。

そう考えると、「プロ」ってなんですか?


そうだ、「持込禁止物」。
知人さんが「お肉の持ち込みは禁止です」というアナウンスを聞いたと
言っていたのだけれど、

 その他、場内表示にてご案内しております、
 本公演における持ち込み禁止物に関しましては、あらかじめ係員にお預けください。

この場内アナウンスしか、自分の聴覚は捉えていない。あれ?
会場入り口での持ち物検査の際に、一部のスタッフさんが「肉禁止」と
言っていたってことかな。
自分は「そのPETボトルの水は、ホール内では出さないでください」とは言われたけれど、
「肉(←だけじゃなかろう、魚も卵も乳製品もでしょ)」の事は言われず。

この禁止令は、もはや…
いちいち、大上段に構えて大騒ぎせずとも。
もう、"モリッシーのコンサート" では当たり前の事として、
彼の主張の先には何があるかを知るとか想像するとか、
応えられる事と応えられない事とを考えるとか、そういう話をしてもよかろうに。
そうはいかないでしょうか。ダメか。そうはいかないか。

そうです、そうでした。
感じ方や考え方は、人それぞれですから。そして、行動も。


*


そんなこんな、モヤモヤっとした1時間を過ごした後に開演。

1階席の1列目中央ブロックの guest list の人達より後ろ、1列目左右ブロックと通路は
スーツ姿のプロモーター様による "人間の盾" と柵で仕切られていたのだが、
視界の右端のほうで前へ行こうとしたガタイの良い男性が浮技をかけられたような
格好で押さえ込まれているのが見えた。
あぁ…昨日の公演であったという
ステージ下手前での "聴衆とセキュリティとの小競合い" とは、
こんな風に起きたのでしょうか?
  昨夜、自分がいた場所からは、
  Boz が舞台下に向けてなにか怒鳴っていたのが見えたけれど、
  何が起きたかは、後で知った。

そんな余計な事を考えたけれど、それはほんの一瞬だけ。
視界の焦点はあっという間に前方に絞り込まれていく。自分がするべき事は、決まっている。

昨夜とは違う雰囲気だけれど、今夜もする事は同じ。


by snowy_goodthings | 2016-09-29 20:00 | 鑑賞記

昨日の今日

I understood the promoter's hardship. But...
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前夜から一転、今夜は警戒レベルが5段階くらい上がった(←何段階中とか、根拠は無い)
セキュリティ態勢。

こうなった理由を尋ねに行った私にお話してくれたプロモーターの方いわく、
「今日は、ご自分のお席の場所でお立ちになってご覧ください」。

いけずーっ!

昨夜からの顛末については、想像できる程度に伺った。そうですか。そうでしたか。

あれが「想定以上」の事態だったと言われてしまったら、どうしようもない。
終演後、外でまた同じプロモーターさんに遭遇し、
「ご理解とご協力、ありがとうございました」なんてあちらが仰るものだから、
気安くお喋りついでに、冗談めかしてだけれど、お詫びしました。
私も昨日あの中の1人でした、ステージ真ん前の真ん中まで行きました。ごめんなさい。
もう、どうしようもない。

モリッシーのコンサートはどんな事が起こるのか、
自分が知る数少ない経験の中から比べたら、昨年秋にブカレスト公演で起きた事と、
まったく同じ事が東京でも起きただけと思っていた。
東欧の端の国で起きた激しくも優しい熱狂が、極東の端の国でも起きた。それだけの事と、自分は思っていた。
オペラハウスの大御所 Sydney Opera House でも、熱狂したファン達がステージ前に駆け寄っていた。
座席指定って、何?スタンディングじゃないからって、何?
何処でもそんな事が起こるのが、モリッシーのコンサートであると思っていた。

しかしながら、此処は日本。国が違う、民族が違う、国民性が違う、気質が違う、etc...

何処の国でも、みんなモリッシーの前では同じ人間であるのだけれど。


"クラシックコンサート、オペラ、バレエのためのホール" である
Bunkamura オーチャードホールは、
"モリッシーのコンサート"をおこなうには、脆弱・不寛容な会場であったのかもしれません。
Bunkamura = 文化村って名前の函なのに、
異なる文化に厳しいのは、"村" だからですか?嫌味ではなく、致し方ない現象という意味での疑問。

いや…やっぱり失望と嫌悪を覚えてしまった事は、否定しない。隠す気もない。


しかし、
"モリッシーの歌声"を聴くには最高の空間でした。
いつまでも聴いていたくなる、あの素晴らしい歌声が響くこと、響くこと。


だから、
此処で、昨日と今日とでまーったく異なる雰囲気ながら、
モリッシーを観る事・聴く事が存分にできたのは、自分は僥倖だったと思っている。

そう捉えないと、ちょっと大変。


by snowy_goodthings | 2016-09-29 18:35 | 鑑賞記

壁巡り、再び

Tower Records 渋谷、5階にて。
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来日公演のチケットが発売された頃に来た際には、「来日する」という告知の気配すら
無かったのに。
これらポスターは、いつから貼られたんだろ…

ひょっとしたら、これって "ご接待" じゃないですか?
(^_^; なぁーんて感じちゃうのは、意地悪が過ぎるかな。
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いずれにせよ、なんにせよ、
人の往来がある場所で、モリッシー先生のご尊顔に遭遇するって"わくわく"が
単純に嬉しいです。
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極東に Morrissey 来たる。日本に来ている。今、東京にいる。
(^▽^)


by snowy_goodthings | 2016-09-29 17:00 | 散歩記 東京

東京公演1日め

ベルゲンでのツアー開幕の日は「逃げ出したい」と緊張したけれど、
来日公演開幕のこの日、この時は「なるようにしかならない」と腹を括っていた。

この場で起こる事は、今夜の主役に従うものであり、この場に居合わせた人達次第かもしれない。
この場において、自分は非力…と、また言ったら、それは嘘。
自分も突き動かされるに決まっている。そして、控えめながら、そうなった。


*


いつも通り、開演時刻にほぼ忠実。
19時30分を少し過ぎた頃からプレショービデオが流れ始めて、
最後、Lypsinka が "Out! Out! Out! ..." と叫ぶのが、まるで合図のようだった。
開演前、

  席の上に立つ、ステージに向かって走りだすなどの危険な行為は、
  他のお客様のご迷惑および怪我などのトラブルの原因となりますので、禁止致します。

…と、アナウンスされたにも関わらず、自分の視界の中あちこちから、
当たり前のように立ち上がって、当たり前のように前に進んでいくヒト達が見えた。
たいへん申し訳ないのですが、自分もそうする事を「当たり前」だと思っていました。
普通に歩いて行って、
スーツ姿のセキュリティの男性に軽く会釈しながらすれ違って、舞台中央の前まで到った。

露払いの Wayward Sisters が終わるまでに
舞台端は多国籍でいろんな年代でいろんな性別な人達がびっしり。
そんな、自分も含む無作法者達(ごめんなさい)と
がっさり空いた前寄りの席に移動してきた1階後方席の人達、
ルールに則って指定された席にいた人達。
そして、この有り様を見下ろすオットと稽古仲間を含む、2階席の人達。
いつも通り、今夜もいろんなヒト達がいる。

さぁ、主役のご登場。
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"Konnichiwa!"

第一声はご当地ご挨拶。なんというお気遣い。

第一曲目の Suedehead が始まる時、
ステージの上から目の前にモリッシーの右手が伸びてきて、
これって自分が応じて良いのかなと思いながら手を出したら、ふわっと握手してくれた。
気がついたら両手で握っちゃっていた。離せ、自分。このヒトはこれから歌うのだ。
めっさ笑われた。
  ごめんなさい。本当はもっと賢そうにご挨拶したかったんだけれど、
  自分にはそんなの無理だ、諦める。

そんなことよりも…

ただひたすら、今夜のあのヒトをよく観ろ、よく聴け。
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"Arigato. Very happy to be here again, Tokyo."
だったかな…今夜は、
頭に血が上り過ぎて短期記憶に自信がない。←莫迦者の思い出話だから
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観るたびに、無駄なく柔らかくなっていく所作。聴くたびに、どんどん迫力が凄くなっていく歌声。
今日は今日で、今日もまた圧倒されている。いかん、語彙が追いつかない。

いつも言っている(書いている)けれど、歌う姿が素晴らしく素敵です。
たぶん、この言葉をこれから日曜日まで繰り返すんだ。
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しかしながら、
ただ "美しい" と、うっとりするだけで済む筈がない。

World Peace Is None Of Your Business の前、
"Did you see yesterday presidential debate? ahahaha..." わお、やっぱりその話題。
"It seem... Killery and Thump." ヒラリーもトランプも、そんな呼ばわり。
客席の誰かが "Horrible!" と叫ぶのを受けて、
"Horrible. That words what do thing, horrible, horrible, whole of people."
…あぁ、そんな。
そのあと、お客さん達との掛け合いが聞き取れなかったのだけれど、
今、アメリカを離れて日本に来たことは、自分達にとって "very worth" だって言っていたと思う。

  Oh, USA. So many people in pain...

先生、此処は「アメリカがクシャミをすると風邪をひく」と言われる日本ですぜ。
(そのあと、世界が肺炎になるらしい…古い言い回しだから、今なら顔ぶれは違うかな)
というよりも、先生。
今、槍玉に挙げられているのはアメリカですが、本当にそれだけなのですか?
続く Ganglord について "What on subject of USA." と言って背中を向けて1〜2歩退いた刹那、
ふっと客席を振り返った時の表情。あれは何だったんだろう。

…と、そーら始まった。
いつも通り、過剰に考えすぎて過剰に感じすぎる、おめでたい自分の妄想の暴走が。
もう駄目だ。


確か昨年5月のVivid LIVE から始まった、へんてこSpeedway。
Yo siempre seré fiel a ti
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初めて聴いて吹っ飛んでから1年ちょっと。
今では、デタラメな発音で Gustavo と mitsingen できるようになっている。なんてこった。
先生が歌う I'll always stay true to you が恋しくなってきているんだけれど…
気が付けば今夜もデタラメに歌っていた。楽しい。

初めて聴いた時は、言葉のあられもなさにオロオロした Kiss Me A Lot。
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今では、コンサートのたび、歌う姿にワクワクと心躍る。

心躍ったまんま、All You Need Is Me と First Of The Gang To Die とぐいぐい。
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そうだ、First of the Gang to Die 。モリッシー指揮によるサビの几帳面に正確な手拍子は、
バンドのアレンジじゃないかってくらい音楽に溶け込んでいた。
これって、此処だから出る音だろうか。
  オーチャードホールの音響はクラシック通からは賛否あるみたいだけれど、
  スピーカーを通した音の響きは素晴らしい函であるし、
  生の音(拍手)が上に抜けて間延びする現象は、この日は最高な演出だと思った。


そして、The Bullfighter Dies と Meat Is Murder とが続けて突きつけられる。
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「あなたはどう言い訳しますか?肉は殺人です」
Google 翻訳っぽい日本語ですが、柔らかい修辞なんてない、真っ正面な言葉の鋭さ。


だんだん、自分の左右や後ろから、ふつふつと沸騰した感情だか思考だかがもうもうと
昇華されていくような、そんな光景が繰り広げられていくのを呆然と眺めていた。
これを「熱狂」と呼んで良いのかな。
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自分の左隣2人先にいたS君が、弾かれたようにステージに上がっていった。
セキュリティに羽交い締めにされながら右手を差し出したのに対し、モリッシーが笑顔で
握手を返す光景には惚れ惚れしちゃった。これは彼自身の物語であって、
私のなんでもないんだけれど、今この瞬間は自分の目で見えるものなにもかもが愛おしい。
  彼といちどだけ面識ある我が母がこの光景を見たら、仰天するであろう。

アチョーッと終わった Everyday Is Like Sunday の後、
2階席にいた英語がまったくできないオットも
「ブルース・リーの名前を言っていたよね」と言うくらい印象的だったお喋り。
"I know very well, that Bruce Lee was not from Japan. I do know.
But he was very nice. And do you know he could not swim.
Did you know? Do you care? I do.
Because he was super human could do everything, but could not swim.
Here's... Wonder force."
  かなり言い回しを取り違っている気がする…最後は Wonderful だったか、掛詞か。
  モリッシー先生には、自分の英語音痴を伏してお詫びしたい。
  いや、相手は赤ペン先生じゃないから…
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李小龍は泳げなかったとか、自転車に乗れなかったとか、
川を泳ぐシークエンスがある「略奪された100人の花嫁」はスタントだったとか、
そういう話を読んだことがある。
でも、何にもできない自分には、やっぱり李小龍は雲の上のヒトです。

貴方だって、他の誰にもできない事を遣ってのけてきている。←ここで書いても、詮無い
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何故みんなモリッシーに触れようとするんだろうって不思議だった。
たった4年ちょっと経って、今、自分はその中の1人になっているという、不思議な因果。
モリッシーも、舞台前に詰め寄った人達を指差したり声をかけたりしながら、
握手をしたり、手を掴ませたり、相手をよく見ている。
外界から見たらこの有様は秩序を外れた混沌かもしれないが、
舞台の上と下とで絶妙な調和ができあがっている。そんな風に思う。

この光景に Jack The Ripper が符号してくる…
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そして、アンコール。
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"With this song, yes... we say Sayonara."

えーっ!やだーっ!というドヨメキを宥めるような "See you again, tomorrow." のお言葉が続く。
「明日も来い」って意味ですか。「明日も来るんでしょ」って意味ですか。
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What She Said でお別れ。
明日が当たり前のように来るとは限らないんだけれど…ちゃんと生きていれば。
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シャツトスは無し。
「続きは明日」って意味ですか。
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アウトロ Death が終わって、拍手がわぁっと湧いて…その気持ち良い残響と共に終了。
もとい、終わったんじゃない。Morrissey Japan Tour 2016 が始まった。
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ロビーには、アニマルライツセンターさんのパネル展示。
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海外公演では PeTA さんのリーフレット配布に遭遇するし、
「あなた、牛乳を飲むなんてとんでもない。ちゃんと学びなさい!英語は読めるでしょ?」と
両手いっぱい冊子の束を渡されて、ぎゅうぎゅうと言い諭された事などありますが、
こんなにモリッシーのビジュアルを使って
「知ってほしい」と熱を帯びて訴えてくる展示を自分は見たことがない。此処、撮影スポット。


Intro: Wayward Sisters / Klaus Nomi
1. Suedehead
2. Alma Matters
3. You Have Killed Me
4. Ouija Board, Ouija Board
5. I'm Throwing My Arms Around Paris
6. World Peace Is None Of Your Business
7. Ganglord
8. Speedway
9. Kiss Me A Lot
10. All You Need Is Me
11. First Of The Gang To Die
12. The Bullfighter Dies
13. Meat Is Murder
14. Everyday Is Like Sunday
15. The World Is Full Of Crashing Bores
16. You're The One For Me, Fatty
17. How Soon Is Now?
18. Jack The Ripper
Enc. What She Said
Outro: Death / Klaus Nomi


Thank you for everything, Mr. Morrissey. You are really back to Japan.
I’m proud of me myself, because I know you, your songs and words...
giving me energy and wisdom.
No more could wish for.

また明日。


*


この後、合流したオットの第一印象は、ただ「凄かった」の一言。
あれが "アーティスト" と呼ばれる人の業前(わざまえ)なのか、と。

もう1人、初めて "Morrissey" を体験した稽古仲間からは
「堪能した」とメッセンジャーが飛んできた。いわく、
「モリッシーの歌もバンドの演奏も素晴らしかった」
「Meat Is Murder については共感できないけれど、主張・表現は伝わった」
という内容。プレショービデオからアンコールまで、あっという間に感じたそう。

自分とは異なる主義・思想に対峙した時、気に入らない相手に遭遇した時、
「嫌い」と避ける・遠ざける人のほうが多いだろうし、人間の反応としてはそのほうが
普通だけれど、
我が周りの人達はたいてい「興味ある」と真正面から突っ込んでいく。
そして、試行錯誤の後に丁度良い間合いを取って、相手を"生かす"。
  稽古中は「斬ろ」「打て」「突け」さんざん言うのにさ…

なぁーんて、そんな事も改めて思った夜でした。
思考と感情はいろんな方向に飛んでいく。今夜も。



please kindly note*
© 2016 Yukiko Nakagawa / Original images are stored in Flickr
These photographs of "Morrissey" are just memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.
(But I know I can NEVER photograph him perfectly)
Thank you & So sorry.


※9/29追記:
2016年9月29日(木)Bunkamura オーチャードホールでの公演は当日券あり。
18:30から会場当日券売場(エントランス右側)で発売。
全席指定12,500円(税込み)。

モリッシーの後方支援、もとい、広報支援としてはまったく機能していない拙ブログが
こんな事を書いても詮無いのですが、
'Morrissey Japan Tour 2016' について
「行こうか迷っている」「熱心なファンでもないので恐れ多い」ならば、
行かれてはどうでしょう?
  「チケット代を出せない」あるいは「来日したのを知らなかった」というならば、
  致し方無いし、縁が無いのかもしれないけれど。

勿論、
私は私、貴方は貴方だから、決めるのはご自身です。

ただ、インターネットの言説空間を眺めていて、ちょっと気になった。
明日以降、
「行きたかった」「行けばよかった」と言っても、もう取り返しがつかないから。



by snowy_goodthings | 2016-09-28 21:30 | 鑑賞記

tomorrow

明日が来てしまう。
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*Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.


自分、4年半前とは大違いな反応をしているのだけれど、
考えている事・感じている事はあまり変わっていない気もしている。ちょっとは変わった?
いや…相変わらず、自分は自分。 σ(^_^; オロオロしながら、仕事をしている。


by snowy_goodthings | 2016-09-27 14:00 | 鑑賞記

Le Pain Quotidien

たまには外でヒルメシ食べようと思い、芝公園の Le Pain Quotidien に行ったら、
ハンサムなお兄さんに英語表記のメニューを出された。

場所柄、お客さんの顔ぶれが万国旗だからか…と思ったのだが、
隣のテーブルのぱっと見てスオミ&アメリカンな服装の日本人さんカップルさん達は
日本語のメニューを見ていた。あれ?

何故だ… _| ̄|○

読めなくもないので、まぁ良いや。日本語でオーダーして美味しく頂きました。
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これ、100% BOTANICALだって。





by snowy_goodthings | 2016-09-27 13:00 | 昼飯記 港区界隈

this week

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*Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.


たぶん、あっという間に駆け抜けていっちゃうように感じると思う。でも、始まるのを待っている。
なんという…




※9/26追記:
2016年9月28日(水)/9月29日(木)の渋谷 Bunkamura オーチャードホール公演は
当日券が出るそうです。
  少ない体験から書いちゃうが、
  オーチャードホールは3階席からでも、綺麗に観ること・聴くことができる会場ですから。
今なら(公演日の前々日まで)、Bunkamuraオンラインチケットサービス MY Bunkamura で
1~2階席を座席指定できる事前購入がまだ可能。
私は、誰の回し者でもありません。いち聴衆として、sold-out night になったら良いな…と、
思っているだけ。それだけ。


by snowy_goodthings | 2016-09-25 22:00 | 鑑賞記

父、3回忌

カレンダーに予定を書き込んだついでに落書きをしたら、
↓あんまりにもそっくりなので、写真に撮って兄にメールで送ってしまった。
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我が父は死んで宗教問題を遺していったのだが、
今頃あの世で祖父・祖母と折り合っているのであろうか?さすがに、想像できない。
(^_^;


by snowy_goodthings | 2016-09-25 14:00 | 冠婚葬祭年中行事記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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