<   2016年 08月 ( 46 )   > この月の画像一覧

会津若松

もうすぐ初めての車検であるのに、ぜんぜん走行距離が伸びない我がべーゔぇ。
たまには遠乗りしようと、
1泊2日で行けそうな距離にある福島県会津若松市まで、ばびゅっと走った。

初めて走った東北自動車道の印象は…いや、それよりも
その前に東京都を縦断して埼玉県を出るまでの首都低速の渋滞っぷりにやられました。
(^_^;
雨が降ったり止んだりヒヤッとする瞬間があったりしつつ、5時間くらいでお宿に到着。

「おんせんだよー」
e0076761_23252191.jpg
日本のリゾートといったら、1泊2食付き温泉宿だ。
e0076761_23385018.jpg
此処のお宿はね、
オレの天敵、旅館飯に"つきもの"な魚介類のお刺身が出てこないのです。
ただし、牛肉3切れには「ぎゃーっ」であったのだが。←かつてはハレのご馳走だったのに…
湯葉とか味噌田楽とか、"山の菜"っぽい食べ物が美味しかった。なんだか、東北っぽい。
そりゃ、此処は東北である。

東山温泉には、
老舗旅館もあれば、ホテルっぽいカジュアルな宿もあれば、ベタな温泉旅館もあれば、
廃墟もあった。
e0076761_00032255.jpg
じゃぶじゃぶお風呂に浸って、チェックアウト。
城下町だからなのか、観光都市だからなのか、
会津若松の道路は制限速度を穏やかに守る車が多くて、初来訪者であっても走りやすい。
しかし、交差点名標識がほとんど無いのは何故だろう?
べーゔぇのナビは「奴郎ケ前交差点を右斜め前に」と言うのだが、目の前にある交差点の信号には
何も掛かっていない。
わかっていたけれど、
来る前にざっと眺めた地図で捉えた距離感と、実際に走る距離感とはぜんぜん違った。

ぐるぐるっと遠回りして、迷って、
お土産屋さんの駐車場(その店で食事するか買い物するかすれば、駐車料金は無料)で
隣の線を斜めにハミ出したTOYOTAハリヤーに怯えながら駐車して、
飯盛山。お墓越しに市街地を見下ろす、白虎隊view…
e0076761_00193078.jpg
そして、さざえ堂
e0076761_00225171.jpg
此処に来てみたくって、此処まで走ってきたのです。
e0076761_00591671.jpg
おぉ、18世紀末のユニバーサルデザイン、二重螺旋スロープ。
e0076761_00421475.jpg
「あがっておりるまで、だれともすれちがわないよ」
e0076761_00595487.jpg
素晴らしい。

駐車場に戻って、お店で味噌とかソースとか…
お土産というよりスーパーマーケットでの食料買出しみたいな買い物。
駐車場で周辺観光マップを配っている店主のおじさんに「買い物しましたー」と挨拶して、辞去。
こういうギブ&テイクは気持ち良い。

そして、鶴ヶ城へ。
此処の駐車場は、なんと城内にある。最徐行で石垣の隙間をぬけて辿り着くまで、愉しかった。
e0076761_01041438.jpg
「おしろだよー」
e0076761_01014973.jpg
天守閣には昇らず、記念写真だけ。

お城近くの酒蔵、宮泉で日本酒と焼酎を買った。
家で焼酎を呑むことは滅多にないのだが、「玄武」って名前だったから。
e0076761_01080746.jpg
そして帰る。
e0076761_01094310.jpg
運転しながら写真は撮れないので、オットにコンデジを持たせたのだが、
撮りなれないヒトには高速道路での風景撮影はいきなり難易度が高かったらしい。
挙句に、ぶーぶぅ文句言い出すし。
そうかい、そうかい、そーうかい。
e0076761_01113702.jpg
往復で700kmくらい。
うーむ、初めての車検までに走行距離10,000kmに至らず。
(^_^;
ディーラーのサービス担当さんに
「走るのが取り柄の車なんですから、もっと走ってください」と、
また言われちゃうんだろうな。


by snowy_goodthings | 2016-08-28 20:00 | 駆動記

緊急速報

会津若松でハッとさせられた事:

天気予報の際に流れた、「今日の県内各地の放射線量」という情報。
街を歩いていて見かけた、「応急仮設住宅団地」の案内標識。

それと、宿で朝食を頂いていた時、
自分のiPhone を含め宿泊客のスマートフォンが同じ音を立てて通知してきた、「緊急速報」の【訓練】。
e0076761_00545031.jpg

あの震災から、5年が経過している。その間、
日本中の(そして世界中の)彼方此方で自然災害が起き、思いを寄せる地域がどんどん増えていっていたから、
福島県で起きた事から気持ちが離れた時が増えていた。

だが、しかし。引き戻された。


by snowy_goodthings | 2016-08-28 08:45 | 駆動記

Wine Bar Cyama

今夜は、モリッシつながり友人さんとご一緒。

とうとう、
「中川さん、お通しは肉・魚ではないほうが良いですよね?」と、ご配慮頂く事態と相成りました。うひゃっ
e0076761_22443613.jpg
グラッパ+ずんだタルト、なんちゃって lacto végétarien もどき晩酌。
とことん考えが甘い自分の方針は、
主義・志向・価値観の違いを巡って "争わない" そして "寛容な態度を増やす" であるから、
出来る事でやってくれちゃうお気遣いが、ものすごく嬉しい。

酒と甘いモノって、悪魔的な美味しさ。堕落する事、間違いなし。


そして、
深夜近くにやってきた顔見知りの常連さんに Morrissey をご紹介したら、
小さなカウンターの上で、彼のスマートフォンから 'Piccadilly Palare' が大音量で流れるという事態。
何故、その歌を選んだんだろ?

アニキ、
9月28日と9月29日のオーチャードホール公演ならば、チケットまだ少しあります。
是非、行ってください。 (^_^)
  もし会場で遭遇したら、ご希望通りニッコリ笑って頷きますから…遠くから。
e0076761_23462392.jpg
そんな人間どもの右往左往な試行錯誤なんて、我関せずなパピコさん。最強。






by snowy_goodthings | 2016-08-26 01:00 | 外食記 横浜

Tofu dumplings au the Tower of Babel

オレにとって、餃子作りにおける最後の難関は「焼き」だ。
e0076761_21303575.jpg
フライパン相手に「どうして、持ち主の言う事を聞かないのっ」とキレること10数分。
残念ながら、私には鉄のフライパンと言葉を通じ合わせるようなスキルがない。

平たく焼くつもりが、山盛りに焼けた。(^_^; 何故だ?


その手前まではかなり手際良くできるようになった。
今日の中身は、厚揚げ豆腐・ニラ・椎茸・舞茸・生姜・すり白ゴマ・塩。
厚揚げ豆腐よりも高野豆腐で作るほうが好みなのだが、これはこれで美味かった。ただし、水分量だけ要注意。

次回は、
五葷(ごくん:ニラ、ニンニクなど匂いが強いネギ科・セリ科の植物)抜きで作ってみるつもり。



by snowy_goodthings | 2016-08-20 21:00 | 家食記

Wine Bar Cyama

パピコちゃん!
私が北欧遠足で見聞したことを聞いてくれ。
e0076761_01220060.jpg
北欧遠足の目的:Morrissey が来日するという話で、結構長く会話が続く。
Cyama さんお知り合いで、
伊勢佐木町のほうにある老舗バーのバーテンダーさんは、
過去に海外までモリッシーを追いかけた経験があるファンなんだって。
えーっ、じゃあ来月の来日についてもご存知かしら。いずれか公演に行かれるのでしょうか。
e0076761_01273063.jpg
そんな話を、あれやこれや。
e0076761_01321111.jpg
そうやって浮足立っている人間達の会話に対し、
「猫には、コンサートなんて知ったことじゃない」と言わんばかりな、パピコさま。
すまぬ。






by snowy_goodthings | 2016-08-20 01:00 | 外食記 横浜

bonjour records THE PARK-ING GINZA

会社帰りに、銀座ソニービル地下3階へ寄り道。
e0076761_23345384.jpg
何人かの友人・知人から、ほぼ同時に「モリッシーTシャツが売られている!」と教えて頂いたので、
勤務先から歩いてすぐだし、行ってきました。
教えてくれた皆さま、ありがとう。行ってきたよ!
e0076761_23352090.jpg
Morrissey の 現ツアーTシャツを着てざっざと突っ込んできて、
「何故この棚はこんなにスミス・モリッシしているんですか?」と唐突に質問したオレに対して、
店員さんは当たり柔らかく接してくれました。かたじけない。
e0076761_23422491.jpg

装ってお洒落するように、音楽に触れる。音楽を聴くように、装いに凝る。
…というのは、意識せずいつのまにか融合するものであって、
肩に力を入れて「コンセプト」として語るのって、はたして格好良いのだろうか。でも、愉しかったです。
e0076761_23432504.jpg
なにより、「もうすぐ、モリッシーが来日しますよね」という会話を普通にできることが素敵。



by snowy_goodthings | 2016-08-19 19:00 | 散歩記 東京

Bergen → Stavanger → Helsinki まとめ

またしても、Morrissey を理由に旅に出ました。
単純な欲求に従えば、世界の果てだって「遠い」とはもう思わない。
行くことが当たり前になっちゃえば、海を越える事を「大変」とはもう思わない。

例によって、最初の理由から離れた好奇心だらけな行動も多々している。
旅をすれば、自分の世界が広がる。
見聞して、感じ考える事が沢山ありました。
美しい物も見たし、醜い物も見た。とても良い事もあったし、ちょっと嫌な事もあった。
危ない事もやらかした。
どんな宗教でも良いから、神様の存在を信じて頼りたくなる瞬間もあった。
e0076761_23074605.jpg
…と、それだけの事です。


■Aug. 4 2016

 生トマトと焼きトマトと人魚姫とA-ha。


■Aug. 5 2016

 パプリカとバスとモリッシー追っかけご夫婦と掛け布団。

 恒例の Morrissey ポスター探し。屋外広告、万歳。

 これも恒例、街歩き。いちおう、正しい観光をしたつもり。

 Pokémon GO...
 "イノベーション"を感じさせるものって、賞賛と批判と両方に晒される。(^_^;
 これ、モンスターを集める「ゲーム」じゃなくて、
 おでかけ&街歩きを面白くしてくれる「ガイド」みたいな使い方ができるんだったら
 自分でも遊べそう…って、ようするに付いていけていない。

 街歩きの続き。


■Aug. 6 2016

 ベルゲンのイケてるパン屋、Godt Brød。
 今回の"持ち帰り希望"物件(←無茶苦茶な褒め言葉のつもり)は此処かな。

 昨日と同じ街区の違う路地をうろうろ。
 こうやって街の地理を体得しても、明日朝にはもう出発である。うーん。

 Morrissey 、ベルゲン公演について。
 誰かに言われた、「新しいツアーの始まりは、格別に興奮するもの」と。
 はい、そうでした。始まる前、客入れ音楽最初の20分くらいで燃え尽きてしまいそうでした。
 完全に独り言です…ちぃと面倒くさい。

 Morrissey 、ベルゲン公演について。
 かなり散文。素敵な開幕の夜だったと説明したいがためだけに、ぐずぐずと言葉を連ねたのだが、
 字数ばっかり増えて中味が足りない。諦めました。くどくどと見聞きした事のすべてについて、
 書かない。
 そして、これは自分の印象であって、
 もし貴方・貴女があの場にいたら、違う感想を抱いたかもしれない。
 だって、あの場にいたヒトの数だけ、キラキラでドロドロな物語があるのだから。
 私は私で存分に幸せだったのです。そのことだけが、ちょっとでも伝われば、幸い。

    撮り散らかした写真は Flickr (←Click) にストレージしてある。
    ステージ柵前で、観る・聴く・マイクコードで綱引きするといった事に夢中だったので、
    枚数はない。
    見る・見ないはご随意にどうぞ。
    私は写真撮影のプロではないが、素人平均よりも巧い事は自覚している。
    醜い写真は無いつもり。



■Aug.7 2016

 Bergen → Stavanger、そしてメシ。

 スタヴァンゲルでも Morrissey ポスター探し。やっぱり屋外広告、万歳。
 ただの散歩なんだけれど。まぁ…変に考えすぎる瞬間もあったりした。楽しかった。

 スタヴァンゲルお散歩カメラ、ボツ写真の寄せ集め。


■Aug.8 2016

 観光ガイドブックに載っているスタヴァンゲルの町並みは、此処。

Fluffy and Brilliant
 Morrissey 、スタヴァンゲル公演について。
 自分がとんでもない莫迦者である事を、改めて自覚した日でした。
 あの場所で遭遇した人物・事物に、ひたすら感謝している。
 ※この作文を読んで「不快」になる方々がいるかもしれない。もしそう感じられたなら、
  その事についてはお詫びします。ただ、率直な物言いは自分の数少ない美質だと自分で
  思っている。言いたい事を言い合える世界じゃないと、棲みづらい。

    撮り散らかした写真は Flickr (←Click) にストレージしてある。
    我が妄想は酷い、酷すぎる。でも私の目には、モリッシーさんはこう見える。
    繰り返すけれど、見る・見ないはご随意にどうぞ。
    私は写真撮影のプロではないが、素人平均よりも巧い事は自覚している。
    醜い写真は無いつもり。



■Aug.9 2016

 すごい "ノルウェー旅行" らしい1日。こういう旅も、たまにはする。
 この日のフィヨルドは厳しかった。


■Aug.10 2016


Gudvangen → Flåm



 すごい "ノルウェー旅行" らしい1日。こういう旅も、たまにはする。
 この日のフィヨルドは優しかった。


■Aug.11 2016

 オペラハウスが大好きです。美しい音が美しく響く場所だから。
 新しい建物も、古い建物も、外観から美しいから。此処もそうだった。
 好きな演目がかかる時を選んで、鑑賞しに再訪したい。どんな音がするんだろう。

 市庁舎とノーベル平和センターと国立美術館。くっ…

 ヘルシンキの環状鉄道とVRグループのロゴマークと掛け布団。
 些細な事が気になって仕方がないの。


■Aug.12 2016

 三たび…屋外広告、万歳。なお、
 私は広告業界の人間ではない。近しい業界に生息してはいるが、その類の回し者ではない。


 ほんまもんの Iggy じいじに水をぶっかけられた。光栄です。えぇ・・・


■Aug.13 2016


 お天気に祟られる事が多かった。もっと、でたらめに街歩きをしたかった。

 Morrissey 、ヘルシンキ公演:Flow Festival 2016 について。
 フェス仕様で1時間で終わる短いセットリストだったけれど、
 感情を揺さぶれる振り幅が凄まじかった。この夜が大好き。
 旅することによって世界中を近しく感じるようになったけれど、
 たった1人の歌い手についてはまったく解らないまま。
 自分は、いつまで、どこまで、あのおじさんを追いかけることができるだろう。

    撮り散らかした写真は Flickr (←Click) にストレージしてある。
    "撮った"というより"撮れた"写真ばっかりです。
    クドイけれど、見る・見ないはご随意にどうぞ。
    私は写真撮影のプロではないが、素人平均よりも巧い事は自覚している。
    醜い写真は無いつもり。



■Aug.14 2016






 ヘルシンキに着いてからずっと曇天か雨天。
 やっと晴れたから、かなり非効率的なヘルシンキ観光をした1日。
 故に、取りこぼした場所が多し。


■Aug.15 2016

 最初のベルゲンでは、客入れからイントロが始まるまで
 心臓麻痺になるんじゃないかってくらい緊張した。
 スタヴァンゲルでの 'Scandinavia' は歌劇のようだった。
 ブルース・リーみたいなシャツの紐、最後の怖い突き、表情…
 あの歌を「見たい」がために、自分は行ったのか。あの頃は自覚していなかった。
 最後のヘルシンキでは、お喋りの一言一言に昇天するんじゃないかってくらい高揚した。
 全部が素晴らしい瞬間。






please kindly note*
These photographs of "Morrissey" are just memories taken by non-professional
photographer audience, me.
So, please just look deliverables as kind of someone's selfish idealism fancies.
And I think Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.
(But I know I can NEVER photograph him perfectly)
Thank you & So sorry.


by snowy_goodthings | 2016-08-16 18:05 | 旅行記

おみやげ

「おみやげだよー」
e0076761_19214846.jpg
オスロ空港で買ったアクアヴィットは、オット弟の店に持っていった。
著名銘柄とかさっぱり判らなかったので、
古っぽい Gammel Reserve と免税店のお兄さんがオススメの Løiten。
e0076761_19244847.jpg
Løiten Sommer は夏季限定品らしく、お兄さんいわく
"夏の夕暮れ時、テラスで夕日を眺めながら風に当たって呑むと最高" だって。
北欧の夏の「夕暮れ」って何時ですか?
(^_^; ともあれ、えらい情緒的なセールストークが良いねって、買ったのだよ。残暑の日本で、飲み干すべし。


by snowy_goodthings | 2016-08-16 18:00 | 旅行記

帰る

自分の体温よりも暑い日本になんか帰りたくないと思っているのだが、
日本時間の明日~明後日にかけて、関東地方に台風が接近中であるとかなんとか。
(>_<)

金と時間と体力と気力とが無尽蔵に自分に備わっていたならば、
このままベルリンにおじさんを追いかけていきたいけれど、いずれも持ち合わせていないから無理。
9月の終わりを楽しみに待ちます。9月とは来月である。
たぶん、あっという間にその日が来ますってば。だから、あんまり贅沢を言うなよ、自分。


帰りも乗り鉄。
ヘルシンキ中央駅から Ring Rail Line に乗った。
来る時は自分が乗ったのはI線かP線か不明だったが、これから乗るのはI線。
e0076761_00082524.jpg
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港に着いて、
チェックインも手荷物預け入れもSAS航空のセルフカウンターでやろうとしたら、
遂にやってしまった「重量制限オーバー」。
(>_<)

自分の持った感触として、制限重量23kgに対し±1〜2kgだろうと思った通り、
ドロップオフカウンターに表示された重量は24kg。
しかし、超過料金を支払いに行ったカウンターでの再計量結果はもっとあった。あれれ?
この場で荷物を2つに分けるとかしている余裕は無いし、呈示された料金を支払ったが、
なんだか納得がいかぬ。


*


Ring Rail Line で隣のシートに置き去りにされた新聞と、ヘルシンキ空港の売店で買った新聞
どちらにも、一昨日の Flow Festival でのMorrissey について記事があった。しかし、私には読めません。
他にも、もっとメディア掲載があるかも。
e0076761_00153647.jpg
さよなら、ヘルシンキ。
e0076761_00243472.jpg
わーい♪ 4年前に旅した時、心躍った神話の舞台のような眺めだ。
あの時、
初めて北欧の地形を見下ろして、そしてマンチェスターで 'Scandinavia' を聴いて、
かなり過剰に感動を擦り込まれたんだっけ。
そんでもってこの夏は、スカンディナヴィア半島で 'Scandinavia' を聴いたんだ。

  楽曲として好きとかというよりも、並んだ言葉が好き。
  この世界に生まれ出でたら、次にすることは死ぬ事。それでお仕舞い。
  …という歌ではないんだけれど、簡潔で揺るがない潔さを自分は捉えている。
  燃えるようで、冷たい。
  今のところは。もうちょっと年齢を重ねたら印象は変わるかも。

ぐるっと、呑気でおめでたい因果の循環をやらかしていたんじゃん、自分。
オレ、すごい。←ちょー我田引水

ただし、
劇的な"理解"や"共感"をするとか、感動的な"気づき"や"悟り"を得るとか、大団円な結末に自分はまだ至っていない。

勿論、求めた通りの体験を与えてもらって、享受する。その行為は申し分なく実現し存分に充足している。
居合わせる事ができたショーのすべてが、素晴らしい瞬間だった。

その事じゃなくって、
そういう相手の存在に頼り縋る事じゃなくってさ…
強烈な魅力を放つ相手が在るなら、自分にだって自身の力でなにか掴む事があるでしょう。
それを自分はできたんだろうか?

あんなに素晴らしい体験をして、自分はどのくらい素晴らしくなったのだろう?
その段階には、まだ自分は届いていない。そういう事。


*


コペンハーゲンで乗り継ぎ。
行きは寄り道入国ができたけれど、帰りはそれほどの時間なし。
此処で出国スタンプを押されて、
みための旅行履歴は"8月4日コペンハーゲン着→8月15日コペンハーゲン発"。違うのに。

アンデルセン先生の "To travel is to live" という言葉にクラクラする。
e0076761_15523981.jpg
「ここ、ちょー綺麗」
e0076761_01315034.jpg
特別なラウンジじゃなくって、普通の待合ロビーがめっさ機能的で居心地良い。やるな、北欧デザイン。

成田までの飛行機は、 SAS Plus ってプレミアムエコノミーみたいな席。
お隣の韓国人の女の子に
"向こうの窓際席に座っている母と席を交換してもらえる?"と相談されたが、
通路側にいたかった自分は"ごめん、この席が希望なの"と断った。
満席で、親子バラバラの席になってしまったそう。ちょい気の毒。可愛いお嬢さんであったのだ。
何故に彼女を覚えていたかって、
機内食が出た時、"私は肉を食べません。特別食は頼んでいなくて…魚であれば良いです。"と言っていたから。
「韓国→焼肉」とか固定観念はいかん。
「日本→寿司」「アメリカ→ハンバーガー」も違う。そんな短絡な思い込みは、迷惑だ。

もうちょっと、思考なり感情なりの余裕を広く。
脳の記憶容量も多めに維持しないと、まだまだ自分は何も知らないしわかっていない。
(^_^; ←とっくにオトナの年齢になっているのにさ


席替えを断ったのは、機内食指定のこともあるのだな。
行きの生トマトと焼きトマトって衝撃的な献立に比べたら、帰りのVGMLは真っ当。
葉物野菜がいろいろ、緑色。
e0076761_01320461.jpg
カタコト日本語を話す陽気なアテンダントさんが "ハイ、ドーゾ" とパンを投げ込んでくるから、ややハイカーボ。

ついでに酒呑みだと思われちゃったらしく、
ビールにワインに勧められ、早々にベロンベロンに酔っ払った。北欧のヒトって、お酒が好きですね。
e0076761_01315735.jpg
そんな調子で成田まで飛んで行くのでありました。


*


日本へ帰ったら、稽古もしなければ。
全日本杖道大会まで、あと2ヶ月。毎年の試合だけれど、あと2ヶ月でどこまで変われるか。

その前にある、流祖祭と全国大会は不参加。
Morrissey 来日:横浜公演・大阪公演と日程が重なっているため。手配済みだった飛行機とホテルはキャンセルした。


「モリッシーと杖道、どちらを選ぶの?」
まさか、そんな究極の選択を迫られる日が来るなんて思わなかったです。驚愕。
(^_^;
生きていたら、なんでも起こり得る。

そして、選んだのはモリッシー。動揺したけれど、なんだかんだ、迷わなかった。
自分の杖道稽古は自分の残る一生全部をかけて続ける事ですから、その間、なんでもあって構わない。
稽古事に関してはもう既に、一生忘れないだろう嬉しい事もあったし、一生償っても取り返しつかない悲しい事もあった。
だから大丈夫。むしろ大歓迎。光栄です。

きっと、最後に振り返った時、
2016年にあった事をすさまじく誇らしく思い出せるんじゃないかな。そう思える事を楽しみにしながら、待っています。



by snowy_goodthings | 2016-08-15 14:00 | 旅行記

島のほう

市営フェリーに乗って15分くらい、スオメンリンナ島へ。
e0076761_22584941.jpg
遥か向こうに見える煙突は、Flow Festival 会場ではないだろうか。
e0076761_23002547.jpg
今夜は彼処へは行きません。旅の目的は、昨夜で終わりましたから。


着きました、18世紀半ばに築かれた海防要塞。
この島に要塞が築かれた頃、此処はフィンランドではなくてスウェーデンであった。
最初の名前は、Sveaborg=スウェーデン語でスウェーデンの要塞。または、フィンランド語でViapori。
ややこしい…この街に来た時、
駅名や地名の表示やアナウンスがフィンランド語/スウェーデン語の併用で(英語はあったりなかったり)、
それぞれ綴りも音も違うのには戸惑った。フィンランド語はウラル語族、スウェーデン語はインド・ヨーロッパ語族。
どちらも解らん。

19世紀のロシア支配下の時代を経て、国家として独立宣言したのは1917年。
  おぉ、来年は独立100周年!
その後、フィンランド語でフィンランドの城塞= Suomenlinna に名前を変え、
第二次世界大戦後には軍事施設としての役割を終える。
現在は、居住地、ピクニックの名所、人気の結婚式場、醸造所を備えたレストラン、潜水艦の博物館、
裏千家の茶室…等々があるユネスコ世界遺産であるらしい。

…と、此処までは予習してきた。それ以上は無計画。
e0076761_23064963.jpg
観光案内所で貰った日本語の地図を片手に、好き勝手ぷらぷらと歩き始めたのだけれど、
これはかなり歩き甲斐がありそう。
整備された順路や遊歩道があるわけではないから、いくらでも迷い込んでいけてしまう。

"要塞周辺を観光する場合、自己責任において慎重に行動してください"と注意喚起あり。
「自己責任」という行動規範は、北欧に来てから何度か接した。
観光地化すると、柵だの立ち入り禁止の看板だの設けて来訪者を囲い込み、安全を保障することを
良しとする日本とは異なる規範があるっぽい。それで良いじゃないですか。
  人口密度が高い日本では、話題のスポットは飽きられるまで混雑すること、
  しばしば…うむむー
e0076761_00045257.jpg
やぁ、島猫ちゃん。
e0076761_00072359.jpg
ニャンコはオレに見向きもせず、ずんずん歩いていってしまった。そちらは海だよ。
e0076761_00090338.jpg
反対に、海のほうから上がって来た、別の島猫ちゃん。くわえている獲物は何ですか。
e0076761_00101244.jpg
この建物、奥の棟に比べて手前の棟は窓が少ないのは何故だろう。
e0076761_23494892.jpg
これは洗濯干し場だろうか。
その向こうに、古い砲台の跡があった。ぜんぜん特別な史跡感なく、ぽいっと。
こんな調子で彼方此方にいろんな遺構があるんだろうか…
もし見たい物があるなら、よくよく目指して来ないと辿りつけない物もありそう。隈なく歩けばいつかは着くかもしれないが。
e0076761_00233905.jpg
これは日本の城郭で言うところの狭間だろうか。いや、わからないけれど。
e0076761_00255282.jpg
いろんな様式の建物があるのだが、どれがどの時代の建物かは識別できず。
e0076761_00293818.jpg
此処は最初、ロシア正教会であったらしい。
現在は福音ルーテル教会。マルティン・ルターの?←オレの宗教認知はこの程度
e0076761_01040094.jpg
やっと現役で稼動するものとしては世界最古級のドライドック近くまで来たが、
まだ群島の半分も巡っていない。
e0076761_00350790.jpg
お天気が良い日を選んで、朝から1日かけて過ごすくらいのつもりで来るのが良さそう。
見所があり過ぎて、歩いても歩いても先に進めない。
K-Marketはあるし、カフェもビール醸造所もあるし、篭城するには容易い。1日グダグダと過ごしたい。
e0076761_00440238.jpg
Tallink & Silija Line の船だ。すげー、でかい。
e0076761_00394653.jpg
「まだまだ歩くべしー」
道中、ベルゲンからオスロへ移動した日を除いて、歩きっぱなし・立ちっぱなしだぜ。
e0076761_00452455.jpg
こっちは、角が丸い壁。
e0076761_00460413.jpg
そっちは、全部が角張った壁。
e0076761_00495695.jpg
防壁のない、自然な海岸線に出た。岩礁だから、天然の防壁かな。
此処はヘルシンキの鴨川だろうか…カップルが多め。ずーっと向こうは、ヘルシンキ市街地。
e0076761_00503227.jpg
「大砲、ちゅどーん」
e0076761_00530149.jpg
その向こうには、土塁が累々としている。やっと、島の南側の端まで見えてきた。
e0076761_01020149.jpg
道が無い…まるでムーアのようだ。
今朝までの雨のせいなのか、実際に湿地であるのか、彼方此方がぬかるんでいる理由はわからないけれど、
足元を探りながら進むのが愉しい。そう、面白い。

帰ったら、トレッキング用のちゃんとしたウォータープルーフのパンツを買おう。
  今回の旅で、いちばんの教訓はこの事である。とほほ…
e0076761_01025881.jpg
雀にエサをねだられた。ヒト慣れしている。
e0076761_01021261.jpg
とうとう南端まで来た。此処は星型要塞の一角。
e0076761_01022206.jpg
防衛の最前線には、絵に描いたような大砲があった。
e0076761_01023119.jpg
「フィンランド湾って、広いー」そうであった、
此処は「海峡」ではなくて「湾」なのだ。いちばん奥にサンクトペテルブルク、湾の北がヘルシンキ、南がタリン。
e0076761_01023933.jpg
夏の終わりみたいな景色だ。
ノルウェー、特に西フィヨルドは秋の始まりの気配だったけれど、フィンランドはまだ夏だ。そんな印象。
e0076761_01024806.jpg
要塞の古の正門である "King's Gate" まで着いたので、北のほうへ戻った。
e0076761_12125870.jpg
ただ、違う道を辿って島の周囲をぐるっと歩くつもりだったのに、ルート選択を誤って防壁の上をUターン。
途中から同じ道を歩いていた。あれれ?

要塞の最初の"開拓者"、エーレンスヴァルドの墓碑。たいへん立派。
e0076761_01031039.jpg
博物館は閉館時間が迫っていたので、入らず。
やっぱり、朝から1日がかりでメッシュ法のように歩いて愉しそう。
e0076761_01031897.jpg
波止場に戻った。
まだまだ歩き尽くしていないのだろうが、足が棒。戻ろう。
e0076761_01032746.jpg
街に戻ってきた。
ヘルシンキ大聖堂を元老院広場の端から眺めて、本日は終了。
e0076761_01033665.jpg
アキ・カウリスマキ監督「Total Balalaika Show」の舞台が此処。
レニングラード・カウボーイズと旧ソ連赤軍合唱団のアレクサンドロフ・アンサンブルとが
肩を組んで陽気に歌った場所。
"フィンランドは目覚める" Finlandia をロシア(軍)の楽団が演奏するという、
「その時歴史が動いた」みたいな出来事が、此処であった。


by snowy_goodthings | 2016-08-14 19:00 | 旅行記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

プロフィールを見る