<   2016年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

神道夢想流 水月会 第23回 伊勢山皇大神宮奉納演武会

毎年の恒例、奉納演武会です。

昨年は雨天のため屋内開催でしたが、今年は見事な晴れ。
e0076761_00484399.jpg
舞台で演武ができます。
e0076761_00492769.jpg
ご神事の後、神前で演武。
e0076761_00512964.jpg
いつもの先生・先輩・我々に、
久しぶりに参加のお仲間や稽古を始めたばかりのお若い顔ぶれが加わって、
演武会の参加者数は多め。事前の参加申込者数は51名。
e0076761_00543110.jpg
新年1月だからか、最近ずっと寒い日が続いて
今日は久しぶりに日差しが暖かく感じられる日だからか、
すれ違う神宮参拝者さんが多いと感じる。
通りすがりのギャラリーさんは多め。昨年は雨だったから、一昨年と比べても。
e0076761_01061180.jpg
最後のほう、少し時間進行に余裕ができたからと、
来週日曜に日本武道館で開催される「古武道演武大会」の予行練習的な演武が
いくつか。結果、いつもより八段先生達の演武が多め。
e0076761_01352991.jpg

自分の話を書くと、オットが仕・私が打で挑んだ鎖鎌術は
オットの鎖は太刀にぜんぜん絡まず。
オットが打・私が仕で挑んだ中段は横切留の繰付で小手の取り直し3回。
間際の練習無しでさっと出て、さっとできないとならんのに…

実戦とやらなら死んでいるのかもしれないが、これは稽古のための型武道。
そつなくこなさず、挑戦しての失敗だったら、やった意味があるだろう。
そんな懐深さを期待してしまう。

稽古には果てがない。


来年はもうちょっと良い演武ができますように。ひたすら願い、実行するのみ。


おつかれさまでした。


*


私撮影ぶんの写真は Flickr(←Click)にあります。
仕合口の演武以外は開けっぴろげに、どなたでも見られる状態にしています。
(追記:撮って頂いた自分の写真もこっそり追加しました。己の写真は、たいへん珍しい…)

*2017年5月17日 追記:
水月会行事において、
一部の支部会員の写真撮影・メディア(特にWEBサイト・ブログ・SNS等)掲載に際しては
事前許諾を要するルールが適用されました。
これを受け、Flickrで演武者・立会を問わず会員が写っている写真は過去遡って、
すべて公開制限をかけました。
拙ブログ掲載写真も師範演武を残して削除していきます。

Flickrにストレージしてある水月会行事の写真については、
- Flickrアカウントをお持ちであっても閲覧できない設定に変更しました。
- 何名かの先生にお渡ししていたゲスト閲覧権限はすべて削除しました。

誰がどの支部会員であるか判別しての公開・非公開を設定する事は煩雑
(実際のところ、誰が何処支部の誰であるかわからない)であるのと、
演武の組合せによっては上記ルール適用に矛盾が起きるため、識別はおこないません。


by snowy_goodthings | 2016-01-31 15:30 | 稽古記

杖道地区講習会

ラスベガスで拾ってしまった
Atomic 風邪(←冷戦世代なら凍りつく悪趣味なジョーク)がしぶとくって、
自分にとって2016年の稽古初めは、本日、杖道地区講習会となりました。
あぁ、年初いきなり出遅れている。


参加者の数は400人近く。
e0076761_01080255.jpg
▪️1月16日(土)10時〜開講式

太刀・杖の構えの説明から始まり、単独/相対での基本動作の解説。
受講生全員で会場いっぱい広がって単独動作。
そして、制定型12本の解説。ここまで全体で実施。

その後、各段位ごと分かれ、担当する講師先生の下、稽古。
五段以上は明日午後から審判講習を行うため、高段者が制定型を動いて
稽古できるのは今日午後の2時間+明日午前の2時間=4時間くらい。

私が参加した六段は、大竹先生が講師ご担当。
1本目「着杖」から始めると、後ろの型が時間切れor時間不足になりがちなので、
4本ずつ、後ろから練習するという展開。すなわち、最初に
「雷打」「正眼」「乱留」「乱合」の4本から。かつ、人数が多いので、きちっと
2班に分かれて、号令に従って1人1本の型を3回ずつ動いたら、仕打交代。

そんな訳で、振った回数は少ないけれど、
さすが全日本の審査を通過してきたヒト達は練れているから、初見の1回目では
「あれ?」とチグハグな所作があっても、2〜3回目で整ってくる。
もちろん、稽古に対する考え方の違い・体の鍛え方の差異みたいなものは
あるんだけれど。


16時に終了。


▪️1月17日(日)9時30分〜開講

全体で準備体操と単独動作を行ったあと、午前中いっぱい各段位で稽古…なんだが、
我々が受け取った時間割は「午前は11:30まで」と記載されていて、
先生達が受け取った時間割は「午前中は12:00まで」と記載されていたらしい。
正しいタイムテーブルは前者。その事に途中で気付いてバタバタと巻きが入った
けれど、残る8本の型の注意事項の確認と練習、全て終了。

制定型の使い方について、
「解説書に書かれた事」と「書かれていないが、研究してほしい事」を
きちっと明確に分けて伝えてくださる指導は、さすが、
学校の先生を職業とする師匠らしい。
後者に関して伺ったのは、制定型12本全てを通して:
  足の運び方について
  太刀の振りかぶってから切る動作について
その他、それぞれの型において…っと、
自分にとっては日頃から注意を受けている事であったりする。ありゃ。


午後、五段以上は審判講習会。
最初に審判員の心構えについてお話を聞き、各班に分かれて審判法の実技。

昨年も書いたように覚えているけれど、
「審判」に付き(憑き?)物というか、恐るべき・忌むべきは「誤審」。
面白可笑しい他人事ゴシップみたいなものじゃなくって、
真摯に取り組むべき自分事スポーツマンシップみたいなものとして、
他競技での事例の紹介を挿みつつ、あれこれ。

昨年夏、神奈川県の高段者研修会で審判講習をした際、
模擬試合を1回行うたびに、審判3人全員が判定の根拠を述べ合い、
順番待ちの実習者も交えて判定内容について議論した事があったけれど、
同じプロトコルで稽古しているお仲間同士であっても"見る目"が違っていて、
面白いというか、恐ろしいというか、そういうものなのかと思った。
でもって、誰がいちばん正解であるというのを問うものでもないと思った。
この辺り、難しい。経験を積むのみでしょうか。


15時には終了。


おつかれさまでした。


…あ、今回は写真をぜんぜん撮っていません。(^_^; まだ不調だもんで。


by snowy_goodthings | 2016-01-17 16:00 | 稽古記

Las Vegas まとめ

'World Peace is None Of Your Business' ツアー締め括り、
ラスベガス新春歌謡ショーを観たいがためだけに、
「ぜったい行きたくない」と思っていたアメリカに行ってしまった。
ただ「モリッシーが歌うのを見たい」だけの衝動に、今までの固定観念をひっくり返された。
自分、狂気の沙汰な莫迦者。

でも、しかし。
その姿を見て「また会いたい」と願ったことを叶えるたび、
今まで知らないことを知ったり、自分自身の考え方や感じ方が変わったり、
それら現象が前進であるのか後退であるのか迷走であるのかという実態はさておき、
まだ完成していない己を自覚するのです。
"変化"を"成長"にできるなら、自分にはまだ伸び代がもうちょっとある。
自分は年齢的にはもうとっくに大人なんだけれど、まだ終わっていない。

そしてモリッシーそのヒトに対する印象も変化…いや、それは変わっていないかな。
むしろ強化されたような。
見上げたらすぐ其処にいるんだけれど、遠い。だから追いかけたくなる。


モリッシーを聴いて、ツマラナイ人間になってはいけない。
自分の人生はあと何年続くんだか知らないけれど、今は悪くない。良い感じ。

…莫迦者の言う(書く)ことですから。 へんっ



■Jan. 1 2016

 備忘録として、往路の顛末。いつになったら、自分は旅慣れるんだ?


■Jan. 2 2016
 此処はね…


 Morrissey、The Joint公演。
 この公演後、環太平洋地域ツアーがほのめかされた挙句に無くなったけれど…それとも、
 日本だけはしばらくは無理って意味?アジア諸国もすべて難しいという意味?
 懸案の中東や、一緒に呈示されていた中南米へは行く?新譜は?
 いずれにせよ、先生にとって極東の地になにかしら思いを寄せた瞬間があったかもしれないのは、
 該当地域に住む身にとっては単純に嬉しい。「来るかも」では盛り上がるけれど、
 「来ないかも」では盛り上がれない。それでは面白くない。
 何処でも良いんです、"モリッシーが歌う"ってことが嬉しいのです。
 御大の歌を待っているヒトが住む土地は、世界中の彼方此方あるでしょうから…

 仕方が無い。'Jack The Ripper' の
 コンサートでは歌うのを端折られちゃっている最後の数行そのまんま。
 世界の何処かで、次の機会の巡り合わせを願うのみ。それって、100万の夢の果て?
 もとい、おじさん次第で自分次第。きっと、また会える。


■Jan. 3 2016

 モリッシー先生のコンサート後は具合が悪くなることが多いのだが、この日は久しぶりに猛烈に酷い頭痛。
 身動きできなくなったのは、2014年3月以来。←頭痛日記を再開せねば
 ちょっと大袈裟に書けば、もうちょっと酷かったら死ぬんじゃないかと思った。いや、そんな事はない。
 そんな状態ながら、街歩き。歩けたんだから、元気だよ。

 郷土食は旅の愉しみだけれどね。この地域らしい食って何だ?バフェで食べ放題か?
 Tボーンステーキか?
 どっちも喰らうことなく終わった。良いです。結構です。

 アメリカ…♪ 絶句。

 ショーを観た。


■Jan. 4 2016

 それだけ。
 アメリカ渡航について、The Joint のチケットを買ってからも迷う時があったのだが、
 「行く」と決めてからは、まっしぐら。悔いなし。行かないと無知なまんまだった事が沢山あった。


■Jan. 5 2016

 この件、モリッシーを敬愛するヒトにとっては「地雷」であったり「踏み絵」であったりするらしいが…
 今の自分にとっては面白い事だったから、ログとして残しておく。
 知る・理解するって"寛容さ"から始めたいオレは、とことん甘い。是非に及ばず。いや、それじゃダメか。


*


ラスベガス新春歌謡ショーで撮った写真は、 Flickr (←Click)にストレージしてある。
e0076761_00365101.jpg

知らない他人に持っていかれるのがイヤなので著作権を主張していますが、
いち観客の立場で思い出のために撮っただけの写真です。故に肖像権が優先されると思っている。
"モリッシーとは、かく在る歌い手"という自分の妄想が炸裂した写りに落ち込んだが、
これが限界。これが自分の本領です。残念ながら。
These pictures are non-profit oriented records
by non-professional photographer audience only for good memories, and
only with selfish idealism fancies.
More's the pity. So sorry, Mr. Morrissey.

そんな俺の写真をMorrissey-soloに投稿したのは誰?
Twitterに貼ったものを持っていかれたらしい…拡散はSNSの宿命だが、ありゃ怒る。
(オレだって、たまには面倒くさいプライドを振りかざすことがあるんだ)

他にも理由ときっかけがいくつかあって、
良い潮目と思い、Twitterのアカウントもろとも削除。
自分にとって大事なことは数少ないし、この機に絞り込む。


旅行記はいずれ書きます。たぶん…







by snowy_goodthings | 2016-01-05 23:59 | 旅行記

是非の話ではなく、そういう事があったという話

行きのアメリカン航空のベジタリアン食のラインナップは、
VGML(ヴィーガン)のみ。
帰りのJALさんのお食事は、 lacto-ovo とか lacto とか フルーツ食とか
生野菜食とか、"菜食"でもいくつかオプションを選べたわけだが、
旅の趣旨ならびに揺れまくる自分の感覚を鑑み、
行きと同じ仕様:卵と乳製品が入っていないVGMLにしてもらった。

で、出てきた機内食はこんな感じ。
e0076761_01225836.jpg
ペンネと日本蕎麦とを組み合わせるセンスは如何なものかと思われるが、
個々のポーションは美味しかったです。

しかしながら、ちょっと待て。

トレイに乗ってきた、蕎麦に使うものと思われる「Noodle Sauce めんつゆ」。
キャップを開くと「鰹だし」の香りがする。
  鰹出汁は鰹節から取るもの、
  鰹節はカツオの身を三枚下ろしして茹でて干したのち燻製にしたもの。
  すなわち魚肉である。あれ?

ペスカトリアンって動物肉は食べず魚介類は食べる
"擬似菜食主義"(←この表現は嫌い)があるのは知っているし、
食の禁忌・主義・嗜好のハードルを何処にどう設定するかはヒトそれぞれなんだが、
今、ここで自分がオーダーしているのは"動物は殺さないが植物は殺す"
ヒトの業が剥き出しな(←と、自分は感じている)"厳格な菜食主義"というやつ。

ちゃんと"VGML"ってトレイのステッカーに貼られているし、
まさか、かつてナショナル・フラッグ・キャリアと呼ばれた航空会社が、
世界中に存在する食の禁忌・主義・嗜好の多様性に無理解な筈はなかろう。
"雰囲気"だけの香料かなぁ。
いや、でもこんな生臭さまで再現する香料なんてあるかなぁ。

しばし悩んだ。 (^"^;
それこそ、"雰囲気"で菜食する自分が、こんなに悩む必要はない。
  会食なんかで肉魚を出されちゃった時には、残すほうが「罪」と思って食べる。

いや、違う。この場においては、"自分が気にしなければ良い"って話じゃない。
だって、
"VGML"だって出てきた食事が"菜食"じゃないかもしれないんだよ。
"クリーンディーゼル"と称して排ガス量を不正操作したドイツ車と、起きている
現象の構造は近しい。
自分の価値観の下では、蕎麦と自動車とは同じくらいのスケール感。
うひゃっ

したっけ、「めんつゆ」は使わず蕎麦だけ食べた。
なんかモヤッと引っ掛かる。


その後、
「お味噌汁は如何ですか」と声をかけて頂いたのだけれど、
丁重にお断り。
ここで「そのお出汁は何ですか」と質問したら、きっと場の雰囲気は凍りつく。


ざらっと逆撫でされたような感触が残って、知らずにはいられない好奇心が
湧いてきてしまったので、機内のラックに入っていた日本航空お客様サポートセンター宛
レターフォームに「提供された食事の材料・素材を教えてほしい」と書いて送ったら、
2週間くらい後、とても真摯に丁寧なお返事のメールが返ってきた。

曰く…
「めんつゆ」は鰹エキス使用であるとのこと。
故に、VGMLとしてはNG食材を提供したと、お詫びの文言が綴られていた。
とても詳細な原材料の説明と一緒に。

なんと…
頑張れ、日本の「おもてなし」。


*


上記、愚痴っぽい文言ではあるけれど、自分は怒ってはいません。むしろ面白がっている。
ただ、おそらく怒るヒトはいると思う。怒るだけじゃ済まないヒトがいると思う。
過去に同じ事をしてはいなかったのだろうか。それについては詮索すまい。

コーヒーを頂いた時だったか、CAさんが「ご一緒にお砂糖とミルクは…」と
尋ねてくるのを「いえ、結構です」と言ったら、「はっ!」とした顔をされたもんで、
自分そんなにキツい断り方したかな?と、その時は思ったのだけれど、
後から考えてみれば、"VGMLオーダーに砂糖と牛乳とか勧めてはいけない"と
気付いたからだったかもしれない。どうかな。
いずれにせよ、申し訳ない。恐れ入ります。
そう、配慮はちゃんとあった。いくつかミスはあったけれど。


こういう事を話題にすると、
「偏食だ」とか「我儘だ」とか「贅沢だ」とか「食うな」とか「食え」とか
「偏見だ」とか「強制だ」とか「横暴だ」とか「傲慢だ」とか「無礼だ」とか「異常だ」とか
主張の応酬が始まって、
挙句にお互いが存在することを否定する勢いな言説に及んだりするのだけれど、
それらは興味深い現象だけれど、自分にとってはどうでもいい。
勝手にやってください。自分は関わり合わない。
そういう食の禁忌・主義・嗜好の違いとか、ついでに宗教や政治とかの主義・思想の壁とか、
そんな対立は在って当然の事。ヒトが在る限り、なくなりっこない。

だいたいさ、
そんな葛藤に絡まっていたら、あの気難しいおじさんを追いかける事はできない。
  おじさんに答えを求めたら「殺す」でしょ、今は。
  以前ならば情状酌量あったかもしれないけれど、今は問答無用に「殺す」でしょ。
自分のことは自分で成せ。
同意/非同意ひっくるめて、自分は自分で、自分をなんとかしている。


次に旅する時には、またJALさんの飛行機に乗るつもりだし、
その時には「変わった」と感じられる事を期待している。それが楽しみ。
どうなるかな。次はいつになるかな。



by snowy_goodthings | 2016-01-05 16:00 | 旅行記

帰る日

正月三が日は終わった。
夜明け前、みたび Bally's へ。
e0076761_00593312.jpg
偶然にも帰りの飛行機が一緒だったお仲間さんと
Uber の割り勘機能を使って、マッカラン空港へ。
昨夜から(といっても、ホテルに戻ったときには0時を過ぎていた)ほとんど寝ていないのだが、
今の体調は悪くない。何故だろう。帰るからかな。
e0076761_01033912.jpg
ラスベガスは、空港ターミナルもカジノである。
e0076761_01041685.jpg
帰る間際まで、一攫千金を狙えというのか。
カジノがあるホテルに泊まったのに、カジノで遊ばなかった自分は変わり者だったか。

我が街ヨコハマでも、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせ
山下埠頭の再開発地区にカジノを開業するとかって計画があるらしい。その前に合法化の是非を問う手続きが
あるんだろうが、どうなるんだろ?


日の出を眺めながら離陸。
e0076761_01014055.jpg
離陸の寸前、ほんの一瞬ぱらっと雨が舞った。さらば。


帰りはロサンゼルス乗り継ぎ。
飛行機を降りる際、後ろから視線を感じて振り向いたら、昨秋スコピエ公演で会って、
スコピエからイスタンブールへの飛行機で一緒だったイタリア人のお兄さんが立っている。
目が合って、またしても「あぁーっ」と言い合う。

"スコピエまで来た日本人" って覚えられ方・紹介のされ方は奇妙であるが、事実であります。
(^_^;

今日、 "See you next tour" と言って別れるのは躊躇われることかもしれないけれど、
お互い健やかに過ごしていれば、きっと次の機会はある。そんな、根拠のない確信が何故かある。
いや、そう願っているだけ。
e0076761_01231400.jpg
行きは預け入れ荷物の引き取り&再預け入れが必要だったけれど、帰りはスルーチェックインだった。
この辺りのルールの根拠がよく解らない。
旅行が終わった人間に対し、再三のセキュリティチェックは不要って判断だろうか。
e0076761_01274911.jpg
「お家に着くまでが旅行だよ」
e0076761_01291376.jpg
そうだね、うさちゃん。



by snowy_goodthings | 2016-01-04 11:00 | 旅行記

O

最後の夜です。
e0076761_23224357.jpg
The Cromwell に戻って30分くらい寝て、ぜんぜん腹が減らないがどうしようと思いながらノロノロと着替えていたら、
ベッドメイキングのおばちゃんがやってきたので、ちょろっとお喋り。
此処のホテルの女性達は、初対面の人間に対してまず装束を褒めてくるのだが、それってアメリカ人の"雑談"術ですか?
チェックインの時、フロントのお姉さんには「そのグレイのコート、素敵ね」と唐突に言われたし、
今、目の前にいるおばちゃんには
「ブルーのストライプシャツが似合っている、これからディナーでも行くのかしら」とヨイショされた。

もし、さして付き合いが深くもない人間にズカズカと「貴女は、これこれこういうヒトだから、
こういう装いが似合う」とか、こちらのプロフィール・気性について踏み込んで言及されたら気持ち悪いが、
ぱっと見た目についてサラッと「良いね」と褒めてくれるのは、印象が良い。
軽々とこちらの気持ちを上げてくれるように感じる。これって、褒め上手。

謙虚であること・へりくだることが"美徳"の日本とは逆の志向だろうか。
いやいや、日本でだって「自分にご褒美」とか言うぞ。自分で自分を褒めるってやつ…うーん、やっぱり違うのか。


*


おばちゃんに見送られて、お向かいのBally'sへ。
昨夜のお仲間さんと再び待ち合わせて、カフェで軽く食べて(しかし、フルーツの小さなパックの半分も食えず)
Bellagioへ。

おぉ、噴水ショー。
e0076761_23035293.jpg
ラスベガスはなんでも大きいね。←もう、こんな感想しか出てこない

「Oceans 11 / オーシャンズ11」の舞台が此処だったよね。
e0076761_23050629.jpg
此処が、
ラスベガスは、もしかしたら我が一生でただ1回の訪問になるであろうから、行ってみようと思った場所の最後。
  …散々こんな宣言しておいて、1年後にまた来ていたりしてね。
フィギュアスケートの鈴木明子選手が2012-2013シーズンにFSで滑っていた素敵なプログラムで、
音楽は日本でもお馴染み。

強靭なフィジカルとメンタルに惚れ惚れする…というか、ものすごく羨ましい。いや、そうじゃなくって、美しかったです。
e0076761_23214672.jpg
えぇ、これが最初で最後のアメリカ渡航でも構わないです。
  …散々こんな宣言しておいて、1年後にまた来ていたりしてね。
e0076761_23244317.jpg
これは如何なる場所なのか。
e0076761_23264746.jpg
これは何かの間違い探しのようにみえる。
e0076761_23280704.jpg
噴水ショーがあるなら、噴火ショーもある。ただし本日は営業終了。
e0076761_23331097.jpg
ラスベガスには、なんでもあるね。←もう、こんな感想しか出てこない
e0076761_00053979.jpg

先月、共和党の大統領選候補者討論会があった Venetian 。
e0076761_23392252.jpg
まぁ、ビルディングの中に作り物のヴェネツィアの街が。
e0076761_23402935.jpg
ラスベガスは、なんでもゴージャスだね。←もう、こんな感想しか出てこない
e0076761_23415677.jpg
嘘っぽい場所であるが、お店で売られている品物は本物だった。
e0076761_23443577.jpg
えーっと、これはアレ。アレですって、言葉が出てこないのは、もう頭が限界か…そうだ、根付だ。


そろそろホテルに戻って、荷造り。
e0076761_23521993.jpg
明日は朝の出発であるのだが、自慢できるくらいノロいパッキングを以ってしたら、徹夜になるだろうか。


ぜんぜん旅情めいたものが無いのだけれど、
ラスベガス新春歌謡ショーを追いかける旅は終わろうとしているのでした。
e0076761_23583793.jpg
何故か、ふっと "8 1/2" を思い出す。何故か…もう、しっちゃかめっちゃか。


by snowy_goodthings | 2016-01-03 23:59 | 鑑賞記

THE MOB MUSEUM

言い訳がましく、くどいんだが…
ラスベガスは、もしかしたら我が一生でただ1回の訪問になるであろうから、行ってみようと思った場所へ。

The National Museum of Organized Crime and Law Enforcement が正式名称らしいが、
WEBサイト・ダウンタウン界隈の標識・博物館の建物バナー、いずれも通称の "THE MOB MUSEUM" が目立つ。

日本語ガイド的な表記は、「犯罪博物館」とか「マフィア博物館」とか、あるいは
カタカナにしただけの「モブミュージアム」とかいろいろ。
"the Mob" といったら「ギャング」だか「マフィア」だか。ただ、"mob" が含む意味は、「暴徒」「大衆」「野次馬」などなど。
此処は、この言葉が持つ意味深な広さ・深さを思い知る場所でした。
e0076761_13180236.jpg
重厚な建物は、もとは20世紀初頭に建てられた郵便局。

入館チケットを買う時、何故か入国審査みたいに自分のラスベガス滞在について質問された。え、なんで?
(^_^; 別行動で、ちょっとの時間差で先に来ていたモリッシ仲間さんは、そんな事なかったらしい。え、オレひとりだけ?
不法移民の取締検問ランダムチェックですか。いや、そんなの博物館の入り口で訊かれるなんて思わないから、
最初はなにがなんだか聞き取れず。質問内容はとても真面目。え、なんで?
e0076761_00494581.jpg
犯罪者・反社会勢力を公共機関が"見世物"にすることについては、賛否あったんじゃないかな。
e0076761_00595873.jpg
アメリカの犯罪史について、美化するでもなく、エンターテインメントっぽく茶化す訳でもなく、
「悪い事をしたらダメ」と脅しもしないし、「正義とはかくあるべし」と啓蒙もしないし。ただ、
あった事物をそのままありのまま剥き出し。

歩行器を押すおばあちゃん達が、愉しげにトミーガンのシミュレーションをぶっ放していた。
e0076761_01072369.jpg
めっさ、愉しそう…


チャールズ・リンドバーグの手紙。
このヒトの子供が誘拐され殺された事件については、冤罪説とか生存説とかいろいろあるらしい。こういう展示物も。
e0076761_01160335.jpg
健全なる精神は健全なる身体に宿れかし…
e0076761_01311061.jpg
さすが、ラスベガスっぽい。 "Bugsy" ことベンジャミン・シーゲルの遺品や当時のホテル・カジノの備品がいろいろ。
e0076761_01361011.jpg
穴だらけになったシーゲルさんの死体写真もあったよ。

いろんな凶器と死体の写真が一緒に並んだコーナーで、小さな子供を肩車したお父さんと遭遇したけれど、
一緒に観ていて良いんですか。
まぁ、お子さんは興味が無いのか理解できないのか、キョロキョロしていたから、平気そう…


「悪」のことばかりじゃなくて、
FBIの捜査事例とか、行政による規制の歴史とか、ラスベガスのカジノ経営の変遷とか、「正義」の展示もあった。
印象は相対的に弱いのだが。
e0076761_01540660.jpg
人間の性(さが)の逃れられない一面を丁寧に博物学している場所であるのだが、それだからか、
悪趣味に派手なアトラクションのように思えてしまう瞬間もあった。
e0076761_01572469.jpg
だってさ、こんな自撮りマシンがあるんだよ。うさちゃん、記念撮影しようぜ。↓
e0076761_01595977.jpg
「きゃーっ!」


外に出たら、夜が始まっていた。
e0076761_02073593.jpg
あぁ、ネオンが綺麗だ。
e0076761_02091496.jpg
しかし、そろそろ体調が限界。行ってみようと思った最後の場所まで辿り着きたいから、
ちょうど目の前に停まっていたDEUCEに乗ってストリップへ戻る。
e0076761_02123713.jpg
ダウンタウンを出た時はガラガラだったけれど、Fashion Show Mall 辺りでぎゅうぎゅうに満員。
お客さん達の顔ぶれが多種多様で(自分も含めてだけれど)、面白かった。


*


昨日〜今日と行った博物館で買ったお土産は↓こんなの。ラスベガスのおみやげだよ。
e0076761_02212331.jpg
…悪趣味だ。


by snowy_goodthings | 2016-01-03 17:15 | 旅行記

ラスベガスっぽくないヒルメシ

ストリップ北限まで来てしまった。

LITTLE VEGAS CHAPEL …ラスベガスって婚姻手続きも観光資源なんだっけ。
昔そんな映画で観たぞ、「Honeymoon In Vegas」だっけ。
エルヴィス・プレスリーそっくりさん大会があって、エルヴィス達が続々と空を飛ぶやつ。 ←あらすじは忘却の彼方
e0076761_22400497.jpg
此処では、エルヴィスのそっくりさんがお祝いしてくれるらしいのだが、
ウィンドウから此方を見ているマリリン&エルヴィスは、あんまり幸せそうには見えない。むしろオドロオドロしい。
e0076761_00204081.jpg
この区画から北は質屋街であるらしい。
旅行者のひとり歩きは推奨しないと聞いていたので、バス停で24時間乗車券を買って DEUCE に乗った。
自動券売機のメニュー表示が、最初スペイン語だもんで、びびった。
言語選択画面に並ぶ顔ぶれが、この地域における勢力分布なのかしら。

渋滞を心配したのだけれど、ストリップよりも北は車の流れが良くって、
あっという間にダウンタウン到着。
e0076761_22401657.jpg
ラスベガス発祥の地は、風景が平らだ。
e0076761_22402682.jpg
寂れているというか、古臭いというか。
派手な造形の建物・ネオンが沢山並んでいるけれど、ストリップに並ぶ作り物感が漂う異国情緒な街並みとは違う。

e0076761_22403512.jpg
"古き良き時代"って、こんな感じだろうか。←リテラシー不足で感想の語彙が乏しい
e0076761_22404319.jpg
でも、とても現代的な雰囲気もする。
e0076761_22405381.jpg
夜、ネオンが輝く時間に歩いたら綺麗だろうな。
e0076761_22410385.jpg
この界隈は、子供連れ家族が多い。旅行者ばっかりじゃないよね、きっと。
e0076761_22411223.jpg
フリーモント通りの東側、 Downtown Container Park
e0076761_22412031.jpg
ラスベガスは、もしかしたら一生でただ1回の訪問になるであろうから、行ってみようと思ったお店で食事。
コンテナパークに入って右手すぐ、 Simply Pure
e0076761_22412861.jpg
いわゆる vegan cafeです。
日本で"ヴィーガンなんちゃら"と言ったら、浮世離れに健康なんだろうが不健全そうというか、
排他的に気高く気難しそうというか、そんな雰囲気が漂うけれど(←ごめんなさい、まったくの偏見です)、
此処のお姉さん達は颯爽とハンサムな人々だった。めっさ好感度高め。いや、ヘンな意味ではなく。

初めて来たので must try は何かと尋ねたら、3種類くらいまで絞り込んでくれたので、その中から
vegan green chile enchiladas を選択。昨夜の気分をひきずって、メヒコ由来の料理です。
美味しい物は美しい。美しい物は美味しい。いや、ヘンな意味ではなく。
e0076761_22413632.jpg
頭の中は鈍痛が充満していたが、胃の中は空虚だったので、そろそろ何か食べたかったのです。
見た目の可愛らしい盛り付けに反して、量は猛烈に沢山であった。満腹。


お向かいのスナック屋にて見つけてしまった。"VEGAN JERKY" って何?
e0076761_22454058.jpg
アメリカ・カナダで販売されている肉製品・動物由来製品は輸入が停止されているので、日本に持ち帰ることはできないが、
これなら大丈夫かな。原材料を教えてもらって、まぁびっくり。
(^_^; サボテンだって。砂漠の真ん中にある街っぽい。


そのお隣、"Locally Made, Handcrafted Jewelry" ってフレーズに心ときめく。
e0076761_22454867.jpg
砂漠の真ん中にある街っぽい、ジャラジャラしたペンダント購入。
昨秋の東欧旅行以来、こういう買い物が増えている。あんまり持ち物を増やしたくないんだけれど、つい。


*


西に戻って、Freemont Street Experience へ。

ハンバーガーレストランの前に体重計があって、 "Weigh Yourself Here"だって。
e0076761_22460130.jpg
それって、意味あるの?

頭上から悲鳴が聞こえてくると見上げたら、ヒトが吊るされて滑走していた。SlotZilla だって。
e0076761_22461187.jpg
それって、愉しいの?



by snowy_goodthings | 2016-01-03 15:00 | 外食記 旅先

絶不調

新年3日目の朝です。

明け方、猛烈な頭痛と吐き気で目が覚めた。
起き上がると、首を後ろからひっ掴まれて振り回されているみたいに、気持ちが悪い。

この状態を喩えてみるならば…
↓こんな感じかしら。
e0076761_23455482.jpg
もとい。
ヘロイン中毒と一緒にされるのは、ご勘弁。

でも、20年ぶりの続編「Trainspotting 2」は今から楽しみ。
日本は今や洋画も洋楽も興行が振るわない市場であるが、これは日本でも観られますよね?きっと。


閑話休題、今、自分は劇的に具合が悪いんだ。


ゲロゲロ吐くのだが、昨日はほっとんど食事を取っていないので、出すモノがない。
以前かかっていた脳神経外科医には「救急車を呼んででも医者へ行きなさい」とか言われたことも
あったけれど、まだ死にそうってほど耐えられない状態でもないし。もし今ここで死んだら、残念過ぎるから、
死ぬわけがないだろ。
…などなど、どうしようか迷っている間に二度寝していた。 (^_^;


後から AirNowでこの日のラスベガスの AQI(空気質指数)を見たら、
Ozone は "Good"、指数は33。PM10 は "Good"、指数は上限に近い48。
したっけ、PM2.5 が "Moderate" で、その指数は上限に近い93。
"Moderate"とは、"Air quality is acceptable; however, for some pollutants there may be
a moderate health concern for a very small number of people who are unusually sensitive to air pollution."
…なんだって。

もし、自分が此処で何かアタリを引いちゃったんだったら、仕方が無いや。

こんな時、自分は化学物質過敏症じゃないかって疑いたくなるんだが、
大気の状態と自分の体調との因果関係について、科学的検証は現時点では未経験。妄想的な推測はほどほどに。
ラスベガスよりも、前回こんなんなった福岡よりも、大気汚染が深刻なムンバイに行った時には、1週間ケロッと過ごせたんだし。
いずれ、ちゃんと調べないといけないとは思うけれど。

「寝れば治る」とは我が父がよく言っていたらしいのだが、
そんな態度だかんで、人工透析を始めてすぐ脳内出血を起こして昏睡したまま死んでしまうんだ。
自分の身体は自分のものであるが、その機能のほとんどは自分の意思とは関係なく勝手に動いている。健康的にも、病的にも。
…なーんて事を考えながら、寝ていた。 (^_^;


*


正午過ぎには頭痛は落ち着き、外に出た。
ヤバくなったら戻ってくれば良かろう…と、なんとでもなるだろうと開き直る。

ホテルの前で、嘘っぽいマリオがベラージオを背景に立っていた。うーん…ラスベガスっぽい。
e0076761_01274879.jpg
ストリップ南半分を歩くのはさくっと諦めて、北のほうへ。
e0076761_01275943.jpg
The LINQ の観覧車は高さ168m、世界最大。アメリカはなんでも大きいぞ。

しかし、私が乗りたいのは観覧車ではなくてモノレール。
e0076761_01281119.jpg
ラスベガスに何路線もあるモノレールやトラムで唯一、有料の路線。
ストリップ東側=ストリップに面したホテルの裏を通るからか、ホームには旅行者然とした乗客はまばら。
しかも皆さん、南に向かうモノレールに乗って行ってしまった。
e0076761_01282103.jpg
北に向かうモノレール1両、まるっと独り占め。
e0076761_01282892.jpg
「違うよ、うさこ占めだよ」
e0076761_01283762.jpg
ラスベガスは、カジノやショーだけじゃない。
コンベンションセンターがある。ショービジネスじゃなくって、ビジネスショー。
e0076761_01284431.jpg
これは「INTERNATIONAL CES (Consumer Electric Show) 2016」の設営でしょうか。
会場規模に驚愕。アメリカはなんでも大きいぞ。

しかし、私が降りたいのはその1つ先、WEST GATE 駅。
e0076761_01285649.jpg
銅像の Elvis Aron Presley さん。
e0076761_01291660.jpg
年齢とともに面変わりしていったヒトであるので、自分の頭ん中にある姿とはずいぶん違った。
(^_^; ←だって、「ラスベガス万才」だもん
e0076761_01292476.jpg
ホテルのリカーショップに並ぶ「FREAKSHOW」ってワインがすごく気になった。
カリフォルニア州ローダイの醸造家兄弟 Michael David Winery のカベルネ・ソーヴィニオン。病的に凝ったエチケットに
惚れるが、今日は持って歩き回れそうにないので、眺めるだけ。日本でも購入は可能だし。
e0076761_01293102.jpg
屋外を歩いているほうが気分良いので、そのままパラダイスロードを北上。
e0076761_20515698.jpg
この楽園では、パトカーをよく見かける。
e0076761_01344964.jpg
わわっ、Erotic Heritage Museum の看板に遭遇。
此処って、ラスベガスの「秘宝館」みたいなものなんだろうか。
e0076761_01345876.jpg
サイズからして歩行者向けの看板と思われるが、ここから歩いて行くのはちょっと遠いと思う。

げげっ、歓楽街=Sin Cityにありがちなエスコートサービスのチラシに遭遇。
ラスベガスは、カジノやショーだけじゃない…もとい、
売春はネバダ州の田舎では合法だが、ラスベガスでは違法である筈なのに。広告宣伝だけならOKであるらしい。
e0076761_01350723.jpg
場所から察するに、コンベンションに来たビジネスパーソンがターゲットだったりするのかな。
面白くないが、ラスベガスに限らず、世界中から来訪者がある土地にはありがちな事物。

ラスベガスで見聞した事・起きた事はすべて、ラスベガスに留めておくべきなんだっけ。
でも、昨夜の The Joint での記憶はお持ち帰りしたい。


イースト・サハラ・アベニューまで上がってきたので、RECORD CITY へ行ってみたら、定休日だった。
e0076761_01352268.jpg
そうでした。
お正月休みで"毎日が日曜日"気分でしたが、今日こそが日曜日なのでした。


今日は、此処に至るまで
いまひとつ調子が上がらないし、うまく事が進まない。

昨日が、2016年最良の日だったから。だからかな。
今日から残る364日(今年は閏年だから1日多い)は、昨日の余韻で過ごさねばならないかもしれない。


by snowy_goodthings | 2016-01-03 13:20 | 旅行記

It' a so simple desire.

アメリカなんか行くもんかと思っていたのに、来てしまいました。しかも、
ラスべガスなんて(おそらく)超"アメリカらしい"土地に。
e0076761_18363959.jpg
だって、Morrissey が今夜、此処
Hard Rock Hotel and Casino、The Joint で歌うから。
e0076761_18385707.jpg
明日以降は、ツアーのスケジュールがまったく発表になっていないし、
暫しお休みされるのかもしれないと思ったから。

自分が初めてこのヒトを生身の姿で見たのは、2012年4月。
その前年から今日まで、ときどき延期や中止はあったけれど、長期日程・長距離移動を伴うツアーをずーっと
何度も繰り返していたし、何処かへ旅して行けば、おじさんが歌っている姿を
観る・聴くことがいつだってできるんだと思い込んでいた。違うよ、そんなわけはない。

日本において年末年始は休日だし、
日本からアメリカへは太平洋を越えただけの場所だし、ラスベガスの気温は東京・横浜とあまり変わらないし、
今まで行った何処よりも簡単に行ける…筈じゃないか。
また「会いたい」と本気で願っているんだったら、ツンデレ態度保留な御託を並べていないで、行くんだよ。
後から「行きたかった」とか言ったって、自分への慰めにすらならないんだから、行くんだよ。
だから来たよ。


*


カジノに飾られたジャケットは、2014年7月にアルバム
'World Peace Is None Of Your Business' が発売された時の
NME表紙で着ていたジャケットらしい…のだが、猫と戯れ合ったんですかと
訊きたくなるくらい、あちこちボロボロしている。
e0076761_18442748.jpg
The Joint のセキュリティは厳しくて、
カジノから繋がった屋内の入り口は6時からじゃないと並べないという。
ステージ前 General Admission チケットを持った皆さんは、
屋外に並んでいた。10月にスコピエで会ったヒト達もいたし、
中南米からやって来た(南米ツアーの映像で見た顔が何人か)えらい陽気なヒト達もいた。
目の前にいたチカーノのお兄さんのお手製モリッシー・ドカジャンが素敵ねとか、ちょろっとお喋り。
e0076761_18521927.jpg
北米出身者・在住者のほうが少ないかも。
まぁ、ヒスパニックが多い土地柄だもんで区別はわからない。
自分は、それよりもっと少ない日本人であるんだけれど、
今日はお仲間のるーぴーさんがいるから、1人ぼっちじゃないのだ。
(^▽^) 
  道中、過去の来日公演に行ったお話を伺った。御大がキレッキレな頃。
  今もずっと大事にされている思い出は、キラッキラで美しい。たぶん、
  2012年の来日公演しか知らない自分とは違う風景が見えるんだと思う。


屋外に並んでいる事について、
セキュリティと揉めた瞬間があったみたいだけれど、モリシィファンは強かった。
昨日朝から並んでいた誰かを先頭に順番に入場。
バッグを開いた手荷物検査が3回、
金属探知機で撫で回されるボディチェックが1回。
この神経質さは、アメリカという土地柄か、年末年始という時節柄か、
何度目かのテロとの戦いに直面しているという局面だからか。
でも、
ムンバイを旅した時に体験したセキュリティチェックに比べたら、甘い。
ブカレストの国民の館で受けたセキュリティチェックに比べたら、緩い。大丈夫か。
e0076761_20563871.jpg
幕が振り落とされる瞬間までは、いろんな物が見えてくるのだけれど、
始まったら全部が吹っ飛んでいく。えぇ、もう解っている。いつもの通りだ。

見るべきものは、ただひとつ。
目の前にいるあのヒト、Morrissey。
e0076761_21040637.jpg
"Happy New You!"

自分もなんだけれどさ、皆さんスマートフォンをモリッシーに向けて
掲げていて、後ろから見ると教会のご祈祷の灯りみたい。でも、この光景は
宗教の熱狂に似ているけれど、もっと、恥ずかしいくらいに真正直で
みっともないほど必死。
e0076761_21172665.jpg
あっという間に五感をかっさらわれて、ボーッとなっちゃっている。
e0076761_21204791.jpg
この公演の前の前、
サンフランシスコ公演の写真や動画を見て、自然光に近い色合いの
ライティングで先生の表情が良く見える照明を増やしたのかしら、とか
思っていたのだけれど、もしかしたら逆も然りだろうか。
ステージからも、ちょっとは良く聴衆の様子が遠くまで見えているのだろうか。
e0076761_21342848.jpg
歌うその姿が、素晴らしく素敵だ。
e0076761_20382722.jpg
ラスベガスでぜったい聴けると思ったけれど、歌われるとやはり切ない
'You'll Be Gone' 。
でも、途中からサイン会とプレゼント贈呈会になるという展開。不思議だ。
e0076761_21452162.jpg
したっけ、あのプレゼントされたぬいぐるみは、ワンワン(犬)だと思っていたら、
ニャンニャン(猫)だったらしい。そりゃ、モリッシーには猫なんだけれど。
メキシコ人のヌイグルミ造形センスは、不思議だ。
e0076761_22045985.jpg
自分の前方、中南米から来たヒトが沢山いたみたいで、
だんだん、アメリカではなくてメキシコ辺りにいるような気分になっていく。
行きたかった土地だから、この錯覚は嬉しいんだけれど、不思議だ。
e0076761_22114950.jpg
だから、'Meat Is Murder' 映像の締め括りがスペイン語でも驚かない。
e0076761_22150047.jpg
自分の凄まじく拙いラテン系言語知識を以ってしても、読めるよ。というより、2015年に何度も投げかけられた言葉。
"What's your excuse now? Meat Is Murder"

'Jack The Ripper' と 'All The Lazy Dykes' を生で聴いたのは、自分は初めて。
どちらも知らない歌ではないのに、目の前で歌っているのを見ていたら、
「自分」を定義する殻をカチ割られて、内側を引っ掻き回されている気分になっていく。
で、引っ掻き回されていった後は、なーんもかも失くなっている。
自分の内なる世界に絶対あるべきものって、そんなには無いのかも。
あるいは、まだそんなのは持っていないのかも。
自分で探しに行けっていうことか。なんなんでしょうね。不思議だ。

いや、わかっている。
この感覚がたまらないから、此処に来ているのです。


'Let Me Kiss You' でしっとりしたと思ったら、
e0076761_22170704.jpg
'The Queen Is Dead' でドッカーンと爆発した。
女王陛下の前で、希望と純潔と血の犠牲のメキシコ国旗が翻る。
e0076761_22302867.jpg
お喋りは、Kirk Douglas が今年100歳とか、
政治・社会的時事、動物の権利擁護の事、音楽業界の事、自身のツアーの事、など。
e0076761_23183817.jpg
以前に見聞きしたお話もあるんだけれど、
言葉の端々に感じる棘が以前よりも深く刺さってくるのは
今日という日だからでしょうか。
e0076761_22515515.jpg
最後のご挨拶は、いつも通り「さようなら」なんだけれど、
"And of course, the trouble with hello is goodbye."

…それって、 Sérgio Mendes?
  we'd have no more songs to sing とか、
  いや、そういう修辞だったら勘弁して。
e0076761_22532221.jpg
その一言でお行儀良くしていられなくなったのか、此処じゃあ
アンコールではそうするのが流儀なのか、後ろからヒトが押し寄せてきて、
皆さん一緒にステージ近くへと雪崩れこんでいく。
'Suedehead' 、最初の詞がこの状況と符合しているような。

あぁーれぇーっ

ステージ上のおじさんは、なまら楽しそうに歌っている。
e0076761_23083570.jpg
モリッシーが歌っている姿を見る事が自分のなけなしの欲望だから、
それが今夜も叶って嬉しいです。

いつも通りにシャツを投げて、落ちた先で争奪戦が始まったのを、
ふふっと笑顔で見下ろしているのを見たような気がする。それって、会心の笑みですか。
乱闘の外周に引っ張られて面食らっていた瞬間だったから、印象について自信はない。


"Vaya con Dios."
e0076761_23181678.jpg
終わってしまう。終わってしまいました。
e0076761_20573116.jpg

1 Speedway
2 Alma Matters
3 Staircase At The University
4 Action Is My Middle Name
5 Kiss Me A Lot
6 World Peace Is None Of Your Business
7 Mama Lay Softly On The Riverbed
8 Ganglord
9 You'll Be Gone
10 Reader Meet Author
11 Everyday Is Like Sunday
12 Oboe Concerto
13 Jack The Ripper
14 The Bullfighter Dies
15 The World Is Full Of Crashing Bores
16 All The Lazy Dykes
17 I Will See You In Far-Off Places
18 What She Said
19 Meat Is Murder
20 You Have Killed Me
21 Let Me Kiss You
22 The Queen Is Dead
enc: Suedehead

シャツファイトは、激しかった。ただ、脇から眺めているだけ。
先生がお召しのシャツは、とても仕立てが良いから、
人力ではなかなか裂けないと思われるのだが、どうなったんだろう…
e0076761_23563893.jpg
'World Peace Is None Of Your Business' を提げたツアーは
今夜でひと区切りになるみたい。
e0076761_14494614.jpg
初めて聴いた時には遠い場所からの警鐘のように感じていた
'World Peace Is None Of Your Business' という歌は、
何度か日本を出て旅して行った先で聴くたびに、印象が変わっていった。
「危ない」と言われる国・地域を、迂回したり、通過したり、
わざわざ訪ねて行ったりしたし。日本も変わりつつあるし。

現時点で"最新作"について、その印象はまだ変わっていくと思う。
e0076761_23564242.jpg
そんな世界情勢の真っ只中にいるけれど、
また、Morrissey を理由に旅に出たいのです。
あのおじさんが歌っている姿を見たいだけです。その場に居合わせる事を許してほしい。
そんな単純な欲望に従って、旅慣れない自分がこの1年間に
世界一周ぶん以上の距離を移動した莫迦みたいな衝動に、ちょっとぞっとする。
でも、斜に構えて賢いふりしたって、何にも起こらない。
「モリッシーが歌うのを見たい」がためだけに、まっしぐらに突っ込んでいったのは
愚かだったけれど、何か"在った"実感がある。
動いたぶんだけ、知らなかった事を知ったり、知らなくて良い事を知ったり。

次の機会がいつになるかわからないけれど、
その時が来るのをもう待っている。その時が来たら、行く。行っても良いでしょう?


Viva Las Vegas. Muchas gracias, Sr. Morrissey.


by snowy_goodthings | 2016-01-02 23:30 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

プロフィールを見る