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渡辺源四郎商店+青森中央高校演劇部「さらば!原子力ロボむつ ~愛・戦士編~」

2年振りになべげんお芝居鑑賞。
東京公演の日程が杖道行事と重なっていたり、巡り合わせが良くなかったのです。
やっと。
したっけ、最後に観たのは「翔べ!原子力ロボむつ」でした。
そして、今夜も「ロボむつ」。

7月にふと観た虚構の劇団のお芝居で
三上陽永さんが「秋に渡辺源四郎商店の新作公演に出演する」と仰っていたのを聞いて、
すんごい愉しみにしていたのです。
あちこちでつまみ食いのように観ていた、あちこちの舞台世界が環になって繋がる。


豊島区には、大劇場から小劇場まで様々なサイズのハコがあるけれど、
初めて来ました、にしすがも創造舎。
廃校になった中学校を活用してのアーティスト支援施。
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建物は2016年には再び学校としての機能に戻るそうですが、活動はどうなるのかな。
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青森中央高校演劇部
「もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら」
が2本立て上演だったのだけれど、オットが発熱中につき観るのは断念。
でも、観る機会はまだありそうだから、その時を待とう。


そんでもって、「ロボむつ」。聴こえてくる津軽弁訛りがさらに濃くなって
(津軽衆のオットが「わからない」という箇所あり)、
青森が舞台の物語を東京で観るという、
ちょいザワッと居心地が悪いというか座りが悪いような落ち着かなさが増えた感じ。

絶望と呼ぶしかないモノゴトに対し、
闇雲に怒りの拳を振り上げないし、遠巻きに無力な正論を打たないし、
だからって逃げることもしない。
立ち尽くして対峙する…いや違う、まっただ中に突っ込んで行く。
そして、
奇跡は起きないし解決はしないし、まったく終わらない。ただただ、そのまま。
主人公は、何もできないのだけれど、挫ける風には見えない。

だからかな。
なべげんさんのお芝居は、いつも観ていて哀しくない。むしろ勇気が湧いてくる。
たとえそれが悲劇でも。


久しぶりだったから、
いつもよりちょっと観終わってからの高揚感が高め。
行けて良かった。

来年は
東京で待つばっかじゃなくて、青森にも観に行きたい。
by snowy_goodthings | 2014-11-29 21:20 | 鑑賞記

ジャンヌ・ダルク

たまには我らが在所、ヨコハマで観劇。
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現在の芸術監督(正確には芸術参与)である白井晃さん演出。

ただ板張りの四角い舞台の上を大勢の役者が駆け回り、
村になったり、城になったり、戦場になったり。見ためは簡素なのだが、雰囲気は豪華。

ジャンヌ演じる有村架純さんは、初舞台にして座長。
役者さんのまっさらな初々しさが、そのまま
後に聖女に列せられた乙女に嵌るという配役の面白さ。
TVで観る印象からは、寄った画角での細やかな表現が上手な役者さんだと思っていたけれど、
今日舞台で観る姿はアスリートのような必死さがびしばし。

脇を固めるベテラン役者さん達の巧いお芝居が、むしろ"やりすぎ"と思えてくる。
不思議なバランス。その印象が成功であるかどうか、鑑賞者の好みに合うか…
「好感」多め。ただ、「感動」とはちょっと違うんだ。


この日が大千秋楽であったので、
涙、涙のカーテンコールや座長挨拶はほのぼのと盛大なものでした。


by snowy_goodthings | 2014-11-24 16:00 | 鑑賞記

稽古後よりみち、工場夜景

道場からべーゔぇでちょい走ると、川崎の工場地帯はすぐ近くであった。
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首都高の高架に沿って浮島町のほうに行ったのだけれど、駐車場もない。
日曜深夜も稼動する工場のゲート付近で路上駐車するほど、自分には度胸がない。

…だもんで、お隣の千鳥町へ移動。
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ちどり公園の駐車場は夜間は閉鎖中だが、道幅がひじょうに広いので路上駐車は可能。
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工場夜景の撮影スポットとして有名な場所なので、
関東近郊あちこちのナンバーの車が何台も集まっていて、ちょっとした団体ツアーの様相。
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我々は初めて来たので、
「ロケハン、ロケハン」とまったく意味不明な言い訳しながら、スナップ程度に撮る。
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真面目に露光とか考えながら撮るには、土地勘が足りないから。
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というよりも、ぜんぜん装備も機材も足りないまま来ちゃったんだよ。
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だって、稽古帰りの寄り道ですから。
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カメラを積んで工場街をフォトジェニックな場所を探してうろうろ走るのに、
オープンカーは最適な乗り物であると気付いた夜でありました。
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えぇ、もちろん寒かったですよ。
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もうちょっと暖かい季節になったら、また寄り道しに来るつもり。
by snowy_goodthings | 2014-11-22 22:00 | 駆動記

高段者研修会・称号予備審査会でした

秋の高段者研修会です。
べーゔぇで行ったら、我が家から横須賀まで30分くらいの行程。近いじゃん。

参加資格は四段以上。
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単独動作のあとは、
四〜五段と六〜八段が組んで、相対動作。
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定められた所作について「正確に動く」「明確に使う」ことを徹底される。
"やっているつもり"とか"やろうとしているがうまくいかない"とか、稽古者にありがちな
ミステイクが許容される閾値がとても厳しい。


*


13時から、称号予備審査会。
教士・錬士とも対象者がいたようですが、この日は鎌士審査対象6名が参加。

前回審査会は手探り進行でしたが、今回は事前に要項が回覧されていました。
しっかーし、始まった審査内容は要項とはぜんぜん違う。
(^_^;
それでも成り立ってしまうんだから、
この場にいる皆さんの臨機応変な柔軟性は素敵であります。


今回の(つまり次回はどうなるかわからない)審査科目は、
まず審判講習。
6人の受審者全員が主審を担当するまで、ぐるぐると指定技1本の模擬試合。
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旗の持ち方と上げ下げ、入退場、礼の順番、移動の仕方、作法を細かく説明かつ指摘。
終了後には、演武をされる四〜五段の方々にも講評があったり。けっこう、みっちり。

次に制定型指定技6本(物見〜乱留)の演武。
仕打交代して打太刀・仕杖とも行う。
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拝見していて、
六段に求められるQCとして"どの位の精度"が必要なのか、ふと考えてしまった。
稽古への熱意と身体的の癖、そしてそもそも本人の志向と思想。そんなのヒトそれぞれ。
でも、解説書に記載された規定通りに「正確に動く」「明確に使う」のだったら、
見えてくるものはそんなに違わない筈。なのだが、ちょっとずつ違う。
それって何故か。それって自分はどうやっているのかな。
(^_^;


最後に指導実習。
研修会参加者を6班に分けて、それぞれに称号受審者1名+サポートに七段1名が配置。
受審者さんの指導っぷりを八段の先生方が見ていくというもの。
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指導法は各班、完全にお任せ。↑私がいた班はこんな感じ。


そんなこんな、和気あいあいとした雰囲気で称号審査会は終了。
その後は6班分かれた状態のまま、自由稽古。16時には研修会終了。


*


杖道高段者研修会は、"指導者養成会"の主旨が強調されてきた印象。
高段者なんだから、いまさら「正確に動く」「明確に使う」ためのご指導を
いちいち仰いで甘えられる段階ではないっぽい。
(^_^;

最後の杖道部会長の講評を大雑把にまとめると、
「教え過ぎは、相手の思考停止を招く」。
言い換えたら、「教え過ぎは、自分の判断停止の結果でもある。」かも。

稽古者の側から考えるなら、
なにもかも教わるんじゃなくて、自分から取る事・盗む事やって、やってみて暴れてみて
なんぼ。
そうしたら、そうしてはじめて、先生達が修正してくれるんだから。

稽古しょ。


おつかれさまでした。


*


例によって写真は Flickr (←Click!)にあります。
全部に「Copyright」表示を付けて「無断転載・2次使用不可」の旨、主張しています。
*実際に撮った写真はもっと多い。
 稽古つながり or お顔とお名前が一致しているFlickrのFriendsさんは、
 オリジナルデータのままでどうぞ。

公式記録は県連杖道部会サイトをご覧ください。



http://kanagawa-jodo.main.jp/



by snowy_goodthings | 2014-11-16 16:00 | 稽古記

「紫式部ダイアリー」

先日「きみとなら」を観て、斉藤由貴さんのお芝居がまた観たくなった。
先日テレビで「クレイジーハニー」を観て、長澤まさみさんのお芝居をナマで観たくなった。

…もんやりとした願望が、今夜いちどに叶いました。
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舞台はナマモノなので、役者さんのコンディションも好不調いろいろあると思う。
おふたりとも声がちょっと通ってこない箇所があったのだけれど、
台詞と台詞の間での佇まいが芯が強い感じで、それだけで何か発している。何って言えないけど。

めんどうくさい女同士が舌戦する"痛い"お芝居だったら怖いなぁ、と思ったが
そんな事にはならず。いや、情念どろどろな舌戦はあったと思うんだけれど、
女性らしく非言語のまま蜷局を巻くというより、男性的に理詰めの整理をしていく。
だからか、爽快。

女優さんそれぞれ、またお芝居を観たいです。いつか叶いますように。
by snowy_goodthings | 2014-11-14 00:18 | 鑑賞記

100歳の華麗なる冒険 / HUNDRAARINGEN SOM KLEV UT GENOM FONSTRET OCH FORSVANN

100歳の誕生日に老人ホームを逃げ出したおじいちゃんが、
ぐだぐだと笑いきれないけれど可笑しい出会いに任せて
スウェーデンからバリ島へ逃避行するお話。

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(C) NICE FLX PICTURES

20世紀に実際にあった、
スペイン内戦、アメリカによる原子爆弾開発、東西冷戦、etc.
破壊的出来事いずれの舞台裏には、このおじいちゃんの存在があったというお話。

ぜんぜん気難しくない老人の説教が、
生き方を迷う若者達の背中を押すというお話。


あれ、そうだっけ?
確かに物語ではそういう事が起きていたけれど、そういう事が主題の物語ではなかったと思う。

…とまぁ、捉え処がないのだけれど、
人肉が情け容赦無く吹き飛ぶスプラッタ描写が多々あるのですが、
観ていてほのぼのと愉しい気持ちになる。
そんな映画でした。


ちょっと一瞬しか出てこないんだけれど、
主人公が飼っているネコが良い顔しているんです。特に子猫の頃のネコが。
ネコ好きさんはそこだけ必見。(^_^)


あ、あと思ったのだけれどさ
BMWが"悪役が乗るクルマ"というお決まりの様式はスウェーデン映画においても
存在する様子。
情け容赦無くクルマが横転し炎上する描写があるのですが、それらはちょっと切なかったです。


…とまぁ、
感想もとりとめがない。



by snowy_goodthings | 2014-11-08 21:30 | 鑑賞記

Out Of Place ARTiSt:OOPARTS「SHIP IN A BOTTLE」

HTBさんのコンテンツだったら、
「水曜どうでしょう」よか「ドラバラ鈴井の巣」がうんと好きだった自分の嗜好だもんで、
お芝居する社長さんの姿を観られることは、ただただ嬉しいです。
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お芝居の修辞法に収まらないお芝居。
そんな風にみえる。

まるっきりノーメッセージ、あっけらかんとした芝居にもみえる。
権力や体制の暴力に拳を振り上げるような、怒り剥き出しの芝居にもみえる。
極めて私的な内なる世界について、赤裸々に吐露する芝居にもみえる。
いずれにせよ、出し惜しみしない。


序盤にところどころで挿み込まれた
"楽屋オチ"か"身内ウケ"に捨て身な笑いは時間経過とともに影を潜めていき
(正直、役者各々の所属劇団・組織ネタは邪魔っけ)、
芝居が巧いヒトと芝居が下手なヒトとがごっちゃに力押しで進めていって、
物語は観る側の思考と志向と嗜好の壁をドンドンと叩いてくる。


なまら
居心地が悪い。気持ちが悪い。

眺めているだけで三半規管が揺さぶられてきそうな舞台装置の"みため"だけでなく、
そこで繰り広げられる虚構世界の"みため"に、落ち着かなくなってくる。
こちらの感受性の限界を超えちゃって、腹立たしくなってくる。

なんなんだ。
でも、澱のように溜まったスッキリしない印象をどう消化・昇華するかは、
観客の仕事だ。


あれ、
以前に観た「樹海 -SEA of THE TREE-」と感想が変わらない。
作者がブレていないのか?私がブレていないのか?

さぁ、どうしよう。





*


せっかく新大久保に来たのだから、せっかくあんなお芝居を観たのだから、
日常の価値観・観念とは違った異国情緒なメシを食って帰る。

イスラム横丁の Nasco Food Court Restaurant でハラル飯。
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日本人客は我々だけ。そしてイマイチ日本語が通じない。
妙な居心地。不思議な気持ち。

したっけ、美味かったです。



by snowy_goodthings | 2014-11-07 21:20 | 鑑賞記

おかえり、台湾麺線

台湾麺線 さんが郵政福祉琴平ビルでの営業を終了するというウワサを聞いた頃、
Twitterだったか、ネットの何処かで
事情を知らないと思しきヒトの「東京の飲食店は流行り廃りが速くて続かない」とか宣う
"ご高説"を見かけて、
無知の当て推量は残酷な罪だと知ったのでした。

お店を愛するお客さんが損益分岐点をクリアするだけいても、ある日突然
閉じてしまうことがあるのが飲食店経営のあれこれ。
身近に、ご近所に、そんな話を散々聴いている。
そんなんだから、オーナーさんの顔が見えるくらいの規模の食べ物屋さんは
応援したくなります。これ、ヘンな人情。


…で、愛されるお店は必ず復活する。
身近に、ご近所に、そんな話も散々聴いている。

勤務先の近くに移転して営業再開されました。嬉しいっ。
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お姉さんと「よかったねー」と悦びあいながら、頂きました。(^o^)

良い事です。
by snowy_goodthings | 2014-11-07 13:00 | 昼飯記 港区界隈

五段以下審査会でした

秋の講習会ならびに五段以下審査会が、神奈川県立武道館で開催されました。
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最初に、夏の全剣連審査会での昇段者の証書授与式。
9月以降、県の講習会に久しく参加していなかったオレが、
最後の1人で残っていた模様。
(^_^; 皆さんの前で証書を頂きました。

ありがとうございます。
杖道六段になっても、モリッシー先生のようなキラキラなオーラな波動をちっとも
出せる気しませんが(御大とやってることは違うけどさ)、稽古に思考に励みます。


本日の講習会参加者は118名。
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全員が広がって稽古するには県立武道館は狭過ぎるということで、
稽古をするのは無段〜五段まで。六段以上は指導に配役されたもんですから、
私もとうとう「先生」デビュー。うひゃ。

日本語で説明するのだって覚束ないのに、
英語で「正しい繰付の所作は云々」とか、どう言えば良いのだ?
(^_^;
でも、お相手がとても熱心な方だったので、伝わったらしい。たぶん。
成せば成る。

結果、自分の稽古にもなったのでした。


*


受審者が多いため、今日は昼休み終了の13時からすぐ審査会開始。

このたび、ゼッケンが可愛らしいフォントに新調されていました。

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初段受審者が多いので、
審査場の入退場の方法とか杖・太刀の置き方や持ち替え方とか
最初に説明されたのだけれど、いざやってみると右往左往にやり放題な有り様。

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それはそうです。
押し出し式で審査を行うようになったのは、割と最近のこと。
神奈川県においては、私が五段を受審した時が最初だったから…5年かそこら前から。
今は、作法として浸透のプロセスにあるというべきか。

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審査会については、
最後の指導部長の講評いわく「総じて稽古不足」。うーん、うーん、うーん。

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撮っていて感じたのは、
格好良く武道を趣味にしている様子。愉しく稽古・練習をしている様子。
それは佳い事だが、それで良いのか。

稽古とか練習とかって、めっさ地味な時間の連続だし、
ひどく格好悪い失敗の積み重ねだと思う。
自分のやりたい有り様と、自分があるべき有り様との葛藤とか、しないのかな。
今時、そういうのって流行らないのだろうか。

稽古時間、稽古内容、稽古量。思考時間、思考内容、思考量。
自分の過ごし方はどうなんだろ。

いやいやいや、目指す事や期待する事は人それぞれ。
ここで自分自身が目指す事や期待する事を並べるのは、まるで
"絵画教室で自分の描いた絵について説明し過ぎるおじさま"のような
無粋さに近しい行為。(^_^; やめておけ。


おつかれさまでした。



審査会の報告は県連杖道部会サイトをご覧ください。



http://kanagawa-jodo.main.jp/





例によって写真はFlickr(←Click) にあります。
行事の性質上、ほとんど公開していません。
*稽古つながり or お顔とお名前が一致しているFriendsさんは
 見て頂ける状態にしていますので、オリジナルデータでどうぞ。




by snowy_goodthings | 2014-11-03 16:30 | 稽古記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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