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美輪明宏「双頭の鷲」

久しぶりに美輪明宏氏の舞台。
舞台の上で歌ったりお芝居している姿が好きです。
渋谷ジァンジァンで初めて観た時に思った、すごい"芸能"のヒトだと。

で、本日は「双頭の鷲」。
これまでに何度も上演されているけれど、
今までチケットを取れなかったり、都合がつかず行けなかったり。
やっと観られた。
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歌舞伎や能に通じる、重厚に作り込んだ絢爛豪華な舞台装置。
お芝居らしい、お芝居って、今時珍しい。だから逆に新鮮。

上演時間3時間30分と知って、覚悟したけれど、
きらびやかな夢のうな虚構世界は、あっという間に終わっちゃったのでした。
すさまじい。



by snowy_goodthings | 2008-09-27 18:00 | 鑑賞記

ウォンテッド / Wanted

撃ちまくった果ての結論が、自分探しだとしたら、迷惑なヤツだなぁ。
そこに至るまでに、何人死んだんだ、何人殺したんだ。 (^_^;
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(C) 2008 Universal Studios


最近、芸術的・思想的な表現志向が強い映画が続いたので、
ぐいっと路線変更。
ぼつぼつ忙しくなってきて、頭の中がもわもわしてきた今日この頃に観るなら、
単純に愉しめるアメリカさんの映画を。

深い思考を基に虚構世界を構築しているようでいて、
最終的な意思決定場面では誰もが思考停止しちゃう展開は、
いかにもコミック原作の映画っぽい。 ←思い込み

軌道が曲がる弾丸とか、
どっかのRPGみたいな回復の湯とか、
過剰なスローモーションを多用したワザと荒い繋ぎ方のVFXとか、
最初と最後で絵が繋がるどんでん返しとか、
やる事が乱暴すぎるから感動は薄いが、ちょっと泣ける設定とか。

突っ込みどころ満載です。
でも、芝居上手な役者さん達が、妙な説得力で押しまくってくる。


アングル切り替えでどすどす驚かしてくる、バイオレンスな場面の数々は、
痛いのを通り越して感覚麻痺してきます。良いコは真似しないように。
なのだが、そんなシーンであっても、美術・造形は綺麗。

摩天楼が出てくるのだけれど、ギラギラなアメリカに見えない。
どっか中世ヨーロッパの絵画のような落ち着いた色彩で。
これは素敵。


ちっと、後味が悪い事もあるんだけれどね。ま、娯楽映画だから。 (^_^;



by snowy_goodthings | 2008-09-26 23:55 | 鑑賞記

昼から飲むヒトがたくさん

恵比寿って地名だけで、ここはどんな日でも、どんな時間でも、
ヱビスビールを飲むヒトで賑わっている気がしてしまう。

実際、こちらのお店は昼間から混んでいる。
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by snowy_goodthings | 2008-09-23 18:00 | 外食記 東京

男たちの詩

渋谷・表参道は、ヒトが四方から歩いて来るので難儀するから、迂回したい。
六本木は、何を買うにも食べるにも並ぶので、待ちきれない。
汐留は、風の流れを塞ぐ壁のようなビル群が気に入らない。
丸の内は好きだが、最近似た温室みたいなビルばっか増えてないかい。

…と、トレンドの最先端についていけない今日この頃。 (^_^;
ぃやーねぇ。


久しぶりに恵比寿へ。上記の街に比べると、居心地がうんと良いです。
なんて話をオットとしながら、初めて、東京都写真美術館へ。

写真を撮るという行為は好きですが、写真に熱心な訳ではない。
名前を覚えていて、意識して観たい写真家さんは数人いるけれど、
それは写真の技術よりも、表現者としての印象が強い方ばっか。

写真+α の惹きが自分の中に無いと、写真の展覧会に行く事は滅多に無く。

で、今日の目的も、写真ではなく映画。
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(C)2008 東本三郎

男たちの詩

男の話ばかり、短編5本からなる1本の映画。
内3本:「アイロン」「午後三時三分十五秒の観覧車」「灯台」は、
中野裕之監督作という事だったので、是非観たかった。
「SF」はどれも好きな映画だったし、新作を待ってたし。
残り2本:
芹澤康久監督「富士とドーナツ」、兼重淳監督「スパゲッティナポリタン」も
10数分で何が起きるんだろうと気になったし。

「スパゲッティナポリタン」なんて、
"津軽出身のニューハーフと南部出身のオカマの会話劇"らしいから、
津軽衆のオットも喜ぶだろうぜ。実際、誘ったら、興味持ってくれたさ。
(^_^)v


ひじょうに贅沢な自主制作映画でした。
劇的な展開は少なめ、その場に漂う空気を淡々と見せてくれるような。
芸術志向が強いかと思えば、ぐっと軽いノリにもなる。

5本の作品はそれぞれ異なる設定だけれど、「微妙に繋がっている」っていうから、
観終わった後にあれこれ思い出して、どこで連歌しているか考え中。

おぉ、鑑賞という行為は、解釈の修練だ。


こんな男気ある映画が、
もっと沢山あってほしいと思うし、
もっと上映する映画館があっていいじゃないかと思う。



by snowy_goodthings | 2008-09-23 16:30 | 鑑賞記

Come, Come, Happy.

日本にお客さんが来る事を「来日」と言うように、
横浜に来ると「来浜」、札幌に来ると「来札」…で、福岡に来ると「来福」。
なんともおめでたい響きです。 (^_^)

福岡のお友達:anzy&anzyfrogからお土産に頂いた、うさぎ親子。
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可愛いのだ。

anzy、いつもありがとう。



by snowy_goodthings | 2008-09-22 12:36 | 旅行記

わが教え子、ヒトラー  / MEIN FÜHRER ~ DIE WIRKLICH WAHRSTE WAHRHEIT ÜBER ADOLF HITLER

笑えない…
そう思ったのは、自分がユダヤ人でないからか。それとも、日本人だからか。
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原題は、「我が総統/指導者~アドルフ・ヒトラーについて、本当に本当の真実」。
"真実"というのは"史実"という意味ではなく、
ヒトラーの有名演説術の裏には指導者がいたっていう"事実"を下敷きに、
その指導者が収容所から連れ出されたユダヤ人演劇教授であったら…という"創作"だって。


でもって、これは喜劇です。展開や結末がどうであれ、コメディ。


千年帝国の独裁者 VS. ユダヤ人教授 の葛藤を笑っていいかと躊躇するが、
この映画を作ったのは、ユダヤ人の監督。

憎み悩むより、笑い飛ばしてやる事を選んだ監督の真意を推し量る事はできない。
喜劇=性善説の表現として安心して観る事もできない。

そこにあるのは、真っ黒い笑い。


自分はドイツ人ではないが、
かの独裁者を"人間"扱いする事について、タブーに近い思想と感情が動く事は理解できる。
この映画に出てくる総統は、幼少期の惨めなトラウマを告白しまくっていて、
同情を誘ってるんだろうかと、妙な気分にもなりかける。

だがしかし、そんな甘い展開なんてあり得ない。

主人公の真意がずーっと見えないで時間が過ぎていくのだけれど、
最後に取る行動は問答無用な彼なりに、人間として誇りをかけた結論。


これの何処がコメディなんだ?
ジャーマンシェパードのブロンディは可愛かったけれどさ。
書類のすったもんだや、周りの人物達の意味ありげな描写は引っ掛かったけれどさ。


… (^_^;



主演のウルリッヒ・ミューエ氏は、
確か、この作品だか、奥さんと共演したって作品「Nemesis」?だかが遺作。
亡くなってから、もう1年以上経っちゃったんですね。

反応の仕方がズレるんだけれど、最後の笑顔が、ひじょうに切ないのでした。



by snowy_goodthings | 2008-09-20 21:05 | 鑑賞記

空の旅

雲の中
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Fujifilm KLASSE W×Solaris FG PLUS 800

雲の上
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Fujifilm KLASSE W×Solaris FG PLUS 800




by snowy_goodthings | 2008-09-20 02:01 | 銀塩は招くよ

モロカンサラダ

久しぶりに自炊。
モロカンサラダを作ってみた。職場で作り方をWEB検索。←こらこら

1)野菜を細かく刻む。
2)香辛料にクミンパウダー、コリアンダーを使う。
…がモロッコ料理における要件であると確認して、あとはえいやっと適当。
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出来は、もうちょい。(^_^;



by snowy_goodthings | 2008-09-16 21:30 | 家食記

崖の上のポニョ

お魚のほうが可愛いのに…と思うのは、価値観の相違だから仕方が無いか。 (^_^;
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(C)2008二馬力・GNDHDDT


兄やオットが、宮崎駿氏の作品を好きなので、一緒に観たり読んだりする機会は
何度かあったのだが、私自身はあまり思い入れがありませぬ。
アニメは、観ないわけではないのだが、ようわからん。
…というハンデがあるので、どうかなーっと心配だったけれど、
それなりに楽しかったです。


アンデルセンの童話「人魚姫」を下敷きにして、
「パンダコパンダ」と「アルプスの少女ハイジ」を足して2で割ったような映画。
微妙に既視感がある光景、何処かで観た事があるような人物達。

絵がとにかく綺麗。
因果関係を考えるより、思いつくがままに感じる方が得。
ただ、掴みどころがないのは良い事なのか、悪い事なのかが、ちょっと気になる。

虚構性が高い表現としての、日本的なアニメーションらしい立ち位置というか、
様式美は充分すぎる程。
異界と遭遇して、現実に戻った時点でぱっと終了する構成なんて、能みたいだ。

なのだが、
最後の「♪ポーニョ ポニョ ポニョ…」主題歌が、一番印象に残ります。
謎めいた展開も、この曲で全部、帳消し。
これにて、一件落着。


あうー、感想がまったくまとまらない。 (^_^;



by snowy_goodthings | 2008-09-05 22:20 | 鑑賞記

チェブラーシカ / Чебурашка

会社帰りに、オットと待ち合わせてキネカ大森へ。
以前は、ちょっと芸術志向の映画がよくかかる、小さな映画館だったと思うが、
今夜かかっていた映画は「崖の上のポニョ」「20世紀少年」、そしてこれ↓。
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(C)CheburashkaProject


ロシアの児童文学「わにのゲーナ」を下敷きにして、旧ソ連時代に制作された
人形アニメーション短編4本立て。
「こんにちはチェブラーシカ」"Крокодил Гена (わにのゲーナ)"
「ピオネールに入りたい」"Чебурашка(チェブラーシカ)"
「チェブラーシカと怪盗おばあさん」"Шапокляк(シャパクリャク)"
「チェブラーシカ学校へ行く」"Чебурашка идёт в школу(〃)"

無邪気さゆえに、オトナの論理で捉えると突っ掛かる事もしているんだけれど、
正体不明なイキモノのチェブラーシカは、いじらしくも可愛い。 (^_^;
子供って、時として残酷だわ。だがしかし、こびなくて正直。だから許す。


3本めのお話で、わにのゲーナが客車の屋根に座って歌う、
マイナーコードの「Голубой вагон(空色の客車)」が印象的。
しみじみする言葉ばかり並ぶ。

有名・人気な歌らしく、
ロシア語歌詞も邦訳歌詞も検索するとすぐみつかりました。メモメモ↓

 Медленно минуты уплывают вдаль. Встречи с ними ты уже не жди.
  時はゆっくり過ぎていく 過去にはもう戻れない
 И хотя нам прошлого немного жаль. Лучшее, конечно, впереди!
  過ぎ去った時を残念にも思うけど 未来はもっとすてきだよ
 Скатертью, скатертью дальний путь стелется.
  広がる大地に長い線路が延びている 
  И упирается прямо в небосклон.
  そして地平線に突き当たる
 Каждому, каждому в лучшее верится. Катится, катится голубой вагон.
  誰もがみんないいことあると信じてる 走るよ、走る 空色の客車

 Может, мы обидели кого-то зря. Календарь закроет этот лист.
  誰かを傷つけたかもしれない それでも今日は終わる
 К новым приключениям спешим, друзья.
  新しい冒険に向かって急ごうよ 
 Эй, прибавь-ка ходу, машинист!
  よろしくね 機関士さん

 Голубой вагон бежит-качается. Скорый поезд набирает ход.
  空色の客車はゴトゴト走る スピード上げながら
 Ну зачем же этот день кончается?
  なぜ今日という日は終わるのか 
 Пусть бы он тянулся целый год!
  一年続けばいいのにな

…って、子供向けじゃないよ。この詞。 (^_^;
by snowy_goodthings | 2008-09-04 20:30 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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