007 慰めの報酬 / Quantum of Solace

前作で若返り、人間らしく生まれ変わったボンドさんのその後。
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(C) Quantum of Solace 2008 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc.


前作「カジノ・ロワイヤル」最後のシーン:"Bond, My name is James Bond"の
1時間後から始まる続編。
そしてさらに、次回作に続きそうな伏線みたいな場面や台詞がいくつか。
ダニエル・クレイグ氏はあと2〜3・4作くらい主演する契約だそうなので、
これら作品を通じて、ひとつの物語ができあがる大きなプロットがありそうな印象。


で、今回のお話。
世界中あっちこっち贅沢に追いかけっこするのはあり得ないけれど、
中南米の水資源を巡る政治的・経済的な思惑の交錯は、現実でも起きている。

まぁ、娯楽映画らしく、
ボンド&ボンドガールのややプライベートな復讐が絡む事で、
難しいお話への突っ込みは最後にはトーンダウンしちゃうけれど。

それでも、ちょっとザラッとした現実感が後に残る。


うーむ…やられた。面白かったです。

Mの私生活チラ見せとか、
背が低いほうのボンドガールさんの気の毒な顛末とか、
ちょい先の技術のショーケースのようなIT機器とか、
湖上劇場での「トスカ」とか、
旧作へのオマージュみたいなシーンとか、
etc...


なによりも、
敵役を演じるマチュー・アマルリック氏(←このヒト好き、Konica Hexar使い)の
黒眼がちで泳ぐ視線が怪しい。
おフランスから来た、お洒落でいー加減に腹黒い、文系ワルって感じで。 (^_^;
なもんで、
映画の終盤、斧を振り回す姿の見事な腰の引けっぷりが、
猛烈な必死さで壮絶。リアルだ。

Mの台詞に反して、"小物なワル"に見えてしまうのが残念すぎる。
いろいろな要素詰め込んだ展開だから、"One of 悪役ども"に埋もれちゃってる。

ただ、前作の適役:マッツ・ミケルセン氏も途中であっさり消えちゃったし、
そういう構図・展開が、このシリーズでのお約束なのかもしれませぬ。
うむー



by snowy_goodthings | 2009-01-30 23:05 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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