ブラス! / Brassed Off

ちょっと前にBSで放送された、映画「リトル・ダンサー」に泣かされまくったので、
サントラ買おうかなっと、Amazon.co.jpを見たら、
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」とオススメされたのが
この映画↓のDVD。ぱ〜ふ〜♪
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"金管"と"怒れる"の掛け言葉となっている原題の通り。
1990年半ば、炭鉱閉鎖争議の真っ只中で、生きる術と誇りを失いかけて
怒れる炭鉱夫達のブラスバンド:グリムリー・コリアリー・バンドが、
ロイヤル・アルバートホールでの全英大会決勝に出場する、というお話。

グリムリーならぬ、グライムリーって炭鉱の町にある
グライムソープ・コリアリー・バンドが、
炭鉱閉鎖が決まった1992年に全英大会で優勝したという実話に基づく映画。


映画でも、バンドは見事、優勝する。
でも、クライマックスは決勝での演奏ではなく、その後、
表彰式での団長さんのスピーチ。

町をを支えていた産業の崩壊、そこに住む人達の生活の崩壊で
団員の皆が揺れている時も、「それがどうした?」って音楽ひとすじだった彼が、
目指していた優勝を達成した瞬間に変わっちゃう。

1980年代のサッチャー政権下で始まった、
合理化・民営化・規制緩和・金融政策などによる「イギリス産業の破壊」
(と、台詞が出てくる)に対し"Brassed Off"した言葉が並ぶ。

場所柄、こんな事を言われちゃったら戸惑うしかない位、痛々しい。

でも、その後のトロフィーを巡るオチと、
最後に皆が屋根がないダブルデッカーの2階にぎゅうぎゅう詰めになって
厳かに演奏を始めるシーンは、気持ちが良い。 (^_^)

全然、楽観できない明日が待っている大団円。


オットが、演奏シーンに「木管がいない」と、
中学~高校に吹奏楽部でトロンボーンを吹いていたヒトらしい、反応をしていたので
ちょい調べたら、
イギリスでは、金管楽器+打楽器で編成されるバンドを"ブラスバンド"と呼び、
木管楽器を加えた編成は"ウィンドバンド"と呼ぶんだって。


それと、炭鉱閉鎖争議の過程で、何度か炭鉱夫やその家族が語る
「10年前のストライキ」とは、1984年~1985年にイギリス全土でほぼ1年続いた、
長期ストライキの事。
#「リトル・ダンサー」が、まさにこのストライキ期間のお話。
ニュースで、ピケの様子や死傷者が出たってニュースを見た記憶がぼんやりある。

イギリスでは、史上最悪のストライキとして、記憶・記録にも残っているそうで、
当時の報道写真をまとめたカメラマンさんのWEBサイトなどもあった。
"Strike84"で検索すると、すぐ出てきます。



by snowy_goodthings | 2008-08-14 22:00 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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