選挙

2007年ベルリン映画祭で話題となった「選挙」を観に、
渋谷のシアター・イメージフォーラムへ。
#イメージフォーラムは、ギャラリーのような佇まいの、小さいけれど素敵な映画館
#途中、すごい美味しそうな匂いがしたんだが、近所の食べ物屋さんからか? (^_^;

さて、映画。
2005年10月にあった川崎市議会補欠選挙に出馬した"山さん"の約2週間を追った、
"ドキュメンタリー映画"ではなく、"観察映画"だそうだ。
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政治的であるとか、風刺的であるとか、皮肉があるとか、狙った雰囲気は、全く無い。
なにか意図したメッセージを込める事無く、淡々と目の前に起きる光景をそのまま、
ありのまま繋いで見せてくる。

他の政党・団体からの対立候補者も含めて、何をしようとしていての選挙なんだか、
最初から最後まで曖昧、意味不明瞭。

"民意"という名前の地縁・しがらみにバカバカしさや滑稽さを感じる。
だけど、その印象って、私自身の頭の中にあった選挙に対して感じている違和感が、
映画の中で流れるいくつかの映像や言葉をきっかけに顕在化しているだけ。 (@_@; 

映画の目線は、ただただ静か。

ちょっと気持ちを変えてみれば、
センセイ・おじさん達に叩かれてもめげない"山さん"の前向きな姿が
すごく爽やかに見えてくるし。
登場する人々の中で唯1人、まっとうに政治的な発言をしている"山さん"の
家内さんはとてもトンガっていて格好良かったり。

…と、恐ろしくも面白い映画なのだけれど、手持ちカメラで撮影された
揺れながら走る映像は、三半器官がヤワな私には大変厳しい。 (^_^;
観ているうちに本気で目眩を起こしました。

ぐるぐるぐる〜帰りの東横線はしんどかった。

でも良いモノ観ました。本当。



by snowy_goodthings | 2007-08-09 22:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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