国立新美術館開館10周年 チェコ文化年事業「ミュシャ展」

Alfons Maria Mucha の「スラヴ叙事詩」20点すべてを日本で観ることができるなんて奇跡が、
乃木坂あたりで現在起きている。
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GW最後の日、夜に近い時刻に行けば、存分に観ることができるに違いないと思って行った。
やったー、その通りだった。

一点ずつ視界いっぱいに広がる世界について、
主題に従って日本語で"民族主義"とか"愛国"とか"憂国"とか…そういった言葉で表現すれば
猛々しい気配が先に刺さってくるのだけれど、絵の印象はぜんぜん違う。
懐古趣味が過ぎる白昼夢みたいであったり、
書物を読み解きながらでかける空想の時間旅行みたいであったり…
画家が絵に込めた"願い"をうまく受け止められないもどかしさを感じてしまう。

だって、私はスラヴ民族ではないから。プラハ市民ではないから。

幸福も不幸も等しく綺麗に描かれた絵の世界に、ため息をつくばかりだった。
ただ、圧倒された。


いつか、もういちど観てみたい。そうしたら、もう少し生々しい印象を掴めるかもしれない。
すなわち、次はプラハへ行って観たいのです。
そんな単純な動機で旅しにでかけられる時代が、もう少し続いてほしい。←これが本音さ。

by snowy_goodthings | 2017-05-07 20:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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