横浜駅 horror

ホームから線路にヒトが転がり落ちても放置されているのに、
列車とホームの隙間にスマートフォンが落ちたら非常停止ボタンが押されて警備員が駆けつける。


*


線路から落ちたヒトは、オレともうひとり男性とで引っ張り上げた。
(この時間、こちらの線路に列車が入ってくることはないという確信があったから)
額を切るなど頭を打っている様子だったので改札口まで警備員に助けを求めに行ったのだが、
同じホームの反対側で起きたスマートフォン落下の出動要請のほうを優先されたらしく、
「ホーム前のほうにいます」と伝えしばらく待っていたのだが来なかった。


非常停止ボタンを押したヒトにおいて、
落下したスマートフォンは乗車していた列車1編成と後続の列車を遅延させるほど
重要なものだったのか。
喩えば、Hillary Rodham Clinton氏の Blackberry くらいに。たぶん。

JR東日本の行動規範において、
ほぼ同時に人間とスマートフォンが落下した場合、
どちらが緊急性を伴う事態であるかという判断は、
非常停止ボタンの音量に従って決められるものであるらしい。たぶん。


東海道線下り6番線に停車した列車から降りた酔客が、
人込みを避けて5番線がわに寄った勢いで真っ逆さまに線路へ落下する現象を見たのは、これが2回目。
何年か前に初めて見た時は、すぐに誰かが非常停止ボタンを押して警備員が駆け付けた。
あの時は、乗客達が助けようとしたら「危険ですから止めてください」と止められた。
今日は全部が逆だった。

「自分の命は自分で守れ」という原則は真実であるという気付きを得たとかなんとか、
格好つけちゃってお終いにしてしまおうかと思ったが、腑に落ちない。


by snowy_goodthings | 2017-04-14 23:30 | 散歩記 横浜


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by Yukiko I. N.

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