ダゲレオタイプの女 / La femme de la plaque argentique

先日の五段以下審査会のとき、先輩やお仲間と
「何年かしたら、"フォトグラファー"という職業はひと握りを残して無くなる」という
雑談をしたばかり。
だもんで、パパが放つ言葉のいくつかがたいへん腑に落ちた。

写真は「静止画(像)」、映画・ビデオなど映像は「動画(像)」。
そう呼ばれて「作品」ではなく「データ」として free(自由?無料?)に"シェア"される。
今は、写真に対して、映像に対して、"価値"とか"評価"の捉え方が、昔と随分違う気がする。
自分だって、
デジタルカメラやスマートフォンで、イージィに「写真」とか「ビデオ」とか撮るときがあります。
すげー、簡単に、安易に、出来の良し悪しお構いなしに。

…というお話では全然なかったのだ。しかしながら。
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(C)FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema

途中から、何時、何処まで解る事ができるんだろうか、はらはら。

タイトルのそのまま「銀板写真」みたいに静かな映画。
命も、魂も、生きた証しのすべてを、写真に撮(盗)られていってしまうような。


黒澤清監督によるフランス映画だそうですが、
そういう国籍・お国柄みたいな定式化された印象はあまり感じず。
舞台はフランスだけれど、おフランス的な自由奔放な表現で突き放される感じはあんまりしない。
ふっと「牡丹灯篭」とか思い出したけれど、だからって日本的な"ひたひた"とした怖さばっかりではない。


by snowy_goodthings | 2016-11-17 23:10 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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