東京公演2日め

Second Night, or What You Will.
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"Konnichiwa. Konnichiwa, Konnichiwa... Konnichiwa."

きゃーっ
こんにちはーっ
こにちわーっ、にちわーっ
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きゃーっ
もりっしぃーっ
やぁーっ、あああぁーっ

(+_+)

Let Me Kiss You からの導入、
自分の周囲から聞こえてくる甲高い歓声は、アイドルのコンサートみたいでした。
声の主は、女性ばっかりじゃなくて男性も混ざっている。

声。

少し離れた場所から歌う姿を眺めていたから、
視覚の印象よりも聴覚の印象がより鮮鋭になったのかもしれない。
あのヒトの身体はちょっと遠くに見えるのに、その歌声はすごく近くに強く感じる。

なんだか、モリッシーの声の中にいるみたいだった。
前方左右のスピーカーから聴こえてくるんじゃなくて…文学的でも科学的でもない表現ですが、
この会場の空気の全部がモリッシーの声になって、自分の周りで素晴らしく響いている。


弘法にも筆の誤り。
Everyday Is Like Sunday の途中でマイクコードがペンダントに絡まって、
まずツアークルーのお兄さんが外しにかかるが不器用なのか巧くいかず。
そのまま歌い続けていたのを
中央ブロック最前列、今日この会場でたった12人ステージ前に貼りつく事ができている
guest list のベルリンっ子が見事に外して、場内拍手喝采。
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  ところで、↑この写真。
  「素敵なモリッシー」を撮りたい自分にはボツ写真だったのに(「kawaii」とは思ったさ)、
  Flickr に置いといたら SNS あちこちに拡散していた。
  何故?何故?何故? (^"^; ちょっと悔しい。


"Still very nice to be in Tokyo."
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この日は、曲間の挨拶やお喋りが、
此処に集った人々に対して思い遣りに満ち満ちているように聞こえた。そう感じた。

もちろん、"Boil Family" への言及などもありましたが…
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"ドーモ" とか "アリガト" とか…それと "アイシテル" 。
自分の音痴耳には、"I see tale" って意味ありげに思えてきた
(初音ミクなら、"I see tail"?)
日本語での I love you の繰り返し。
ご当地公用語をこれでもかこれでもかと繰り出されていて、
挨拶もお礼も英語で通していた2016年ツアー開幕地の北欧とはずいぶん違う。

"おもてなし"の国ニッポンを、
来訪者であるモリッシーのほうが実践されている。お心遣いが凄まじい。恐悦至極で恐縮至極。

First Of The Gang To Die の前、
"I'd like to say thank you for Yoko Ono... who I like. Do you?" とか。
自分がいた場所からは、ボソボソとフェイドアウトするような聞こえ方だったので、
オチは不明。先生の足下から、ノリの良い「同意」の反応はあったのでしょうか。
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バンド紹介での、
Boz は "born and raised in Hamamatsu(浜松)"とか。
一瞬、東京都の浜松町かと思った…そうじゃなくって、
バンドマスターは浜松の会社:RolandのVG-8 や BOSSのエフェクターなど
お使いだから、そのしがらみ?
他にも、バスドラムが TAMA になっていたり、KORG X2 とか…
  って、↑すみません、今年は楽器に関するJOBを担当することが多くて、
  ロゴが目に入ると気になるのです。
  いかん!いかん!いかん! (^_^; 仕事の話は。

…と、駄目だ。
だんだん前後がとっ散らかって、しょうもない駄文が連なってきた。止めます。


あぁ、でも。
反芻するたびボディブローのように沁みてくる2曲と、
その前の言葉についてはメモしておきたい。

"Gertrude Stein, who was once President of United States."と、
バックドロップに映し出されたガートルード・スタインを讃え(?)ながら
始まった、All The Lazy Dykes 。
その言葉から America Is Not The World を想起したけれど、
彼女は巴里のアメリカ人だ。同時代のアメリカ大統領とは違う種類の功績を遺したヒト。
この日のお歌は、極上の響き。


この日は Meat Is Murder が無くって、
歌われなかった事により、かえって楽曲の存在が際立って意識された。
でも、その代わり、The Bullfighter Dies の前に言っていましたよね。
"I say... Please don't kill anything."
もうとっくに「肉」がどうこうって、そういう話ではない。そんなん、とっくに解っている。
その主張の総てに付き従う事は自分には無理なのですが、
情状酌量の余地はだいぶ減っている。どうしよう。
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アンコールは、
勝手に "NY限定" と思い込んで、日本で聴けると思わなかった Judy Is A Punk。
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"I love you. Good-bye."

アウトロが終わった後、しばし鳴り止まない拍手。
追いすがるというか、終わりを認めたくないというか、感謝を伝えたいというか…
なんだろ。
ショービジネスの世界では、手が届かない舞台上にいる演者に対する、
客席からの "抱擁" の意思表示であるという解釈もあるとか。
相手の背中に手を回して、ぽんぽん叩く。あの仕草の代わりに、拍手をするんだって。
おそらく、此処にいる人の数だけ、いろんな意味。
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Intro: Wayward Sisters / Klaus Nomi
1. Let Me Kiss You
2. Everyday Is Like Sunday
3. Irish Blood, English Heart
4. Istanbul
5. Jack The Ripper
6. Kiss Me A Lot
7. Kick the Bride Down the Aisle
8. First Of The Gang To Die
9. World Peace Is None Of Your Business
10. I'm Throwing My Arms Around Paris
11. All The Lazy Dykes
12. It's Hard to Walk Tall When You're Small
13. Speedway
14. How Soon Is Now?
15. Oboe Concerto
16. How Can Anybody Possibly Know How I Feel?
17. The Bullfighter Dies
18. Ouija Board, Ouija Board
Enc. Judy Is A Punk
Outro: Death / Klaus Nomi


今日は「昨日の続き」ではないのだけれど、
昨日と今日とで、夏から始まったツアー此処までにおけるセットリストのバリエーションを
様々に聴ける構成と感じた。これからも変わるでしょうが。日本で奏でられなかった曲は…
One Of Our Own(はっ!)
Have-A-Go Merchant(ベルゲンでやったきり)
Scandinavia(此処はフィヨルドじゃないから)
I Will See You In Far Off Places(此処が far off place だから)
Staircase At The University(年齢高め客層に合わせた?)

夏に北欧で泣かされたり絶叫したりした、
Irish Blood, English Heart と Istanbul は、この夜は静かな気持ちで聴いた。
あの時はギリギリまで追い詰められたような、そんな緊張感を伴って聴いていたのに。
季節が変わったからなのか、場所が変わったからなのか、
あるいは、自分の心境が変わったからなのか…今は解らない。けれど、
あの時の事が思い出されて、ユラッときました。あの時の感動は、死ぬまで忘れたくない。

Kick The Bride Down The Aisle は、今年のツアーでは初めて。
残響時間が長いオーチャードホールと素晴らしいマリアージュ、
鐘の音が恐ろしかった。
  Kick the guard down the aisle とか悪い冗談を思いついてしまったが、
  違う、違う、違う。 (^_^;

いろんなお歌を聴かせて頂いた。
なんというご厚遇。これを喜ばずに、なんとする?
ひたすら享受するのみ。
How Can Anybody Possibly Know How I Feel? を聴いちゃったんだもん、
ねぇ自分、もっと感じる事はあるだろう、考える事ができるだろう。



please kindly note*
© 2016 Yukiko Nakagawa / Original images are stored in Flickr
These photographs of "Morrissey" are just memories taken by NON-professional
photographer audience, me.
Most importantly, Mr. Morrissey’s right of portrait has precedence over my copyright.
(But I know I can NEVER photograph him perfectly)
Thank you & So sorry.



by snowy_goodthings | 2016-09-29 21:30 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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