昨日の今日

I understood the promoter's hardship. But...
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前夜から一転、今夜は警戒レベルが5段階くらい上がった(←何段階中とか、根拠は無い)
セキュリティ態勢。

こうなった理由を尋ねに行った私にお話してくれたプロモーターの方いわく、
「今日は、ご自分のお席の場所でお立ちになってご覧ください」。

いけずーっ!

昨夜からの顛末については、想像できる程度に伺った。そうですか。そうでしたか。

あれが「想定以上」の事態だったと言われてしまったら、どうしようもない。
終演後、外でまた同じプロモーターさんに遭遇し、
「ご理解とご協力、ありがとうございました」なんてあちらが仰るものだから、
気安くお喋りついでに、冗談めかしてだけれど、お詫びしました。
私も昨日あの中の1人でした、ステージ真ん前の真ん中まで行きました。ごめんなさい。
もう、どうしようもない。

モリッシーのコンサートはどんな事が起こるのか、
自分が知る数少ない経験の中から比べたら、昨年秋にブカレスト公演で起きた事と、
まったく同じ事が東京でも起きただけと思っていた。
東欧の端の国で起きた激しくも優しい熱狂が、極東の端の国でも起きた。それだけの事と、自分は思っていた。
オペラハウスの大御所 Sydney Opera House でも、熱狂したファン達がステージ前に駆け寄っていた。
座席指定って、何?スタンディングじゃないからって、何?
何処でもそんな事が起こるのが、モリッシーのコンサートであると思っていた。

しかしながら、此処は日本。国が違う、民族が違う、国民性が違う、気質が違う、etc...

何処の国でも、みんなモリッシーの前では同じ人間であるのだけれど。


"クラシックコンサート、オペラ、バレエのためのホール" である
Bunkamura オーチャードホールは、
"モリッシーのコンサート"をおこなうには、脆弱・不寛容な会場であったのかもしれません。
Bunkamura = 文化村って名前の函なのに、
異なる文化に厳しいのは、"村" だからですか?嫌味ではなく、致し方ない現象という意味での疑問。

いや…やっぱり失望と嫌悪を覚えてしまった事は、否定しない。隠す気もない。


しかし、
"モリッシーの歌声"を聴くには最高の空間でした。
いつまでも聴いていたくなる、あの素晴らしい歌声が響くこと、響くこと。


だから、
此処で、昨日と今日とでまーったく異なる雰囲気ながら、
モリッシーを観る事・聴く事が存分にできたのは、自分は僥倖だったと思っている。

そう捉えないと、ちょっと大変。


by snowy_goodthings | 2016-09-29 18:35 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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