帰ってきたヒトラー / Er ist wieder da

昨日、英国の "Brexit" 是非を問う国民投票のニュースを見たばかりの己の貧弱な頭脳に、この映画はつらい。
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(C)Mythos Film Produktions GmbH & Co. KG Constantin Film Pro duktion GmbH
Claussen & Wobke & Putz Filmproduktion GmbH

冒頭からずっとケラケラと愉快に笑いながら観ていたら、いつの間にか
まったく笑えない事態が展開していることに気付いた。
そのことに気付いたのは、なにか派手なキッカケがあったわけではない。でも、気付いた時にはもう遅過ぎた。
最後はずっとハラハラと諦めに近い気持ちで観ることしかできなかった。

ドラマとドキュメンタリーとが綯い交ぜになって繰り広げられる、風刺や議論の際どい境界を、
自分は巧く見極めていたつもりで、ぜんぜんダメだった。大丈夫じゃない。


だからって、過去にまつわるタブーについて「不謹慎」とか、
世界中で現在起こっている事象について「危ない」とかって避けたら、もっとダメだろう。
だって、知っちゃているんだから。たとえ、できる事は何もないとしても。実際、なんにもできないんだ。
そんな事を考えてしまう映画。



by snowy_goodthings | 2016-06-25 18:35 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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