Railway Station Skopje

かつてのスコピエ駅舎正面の大時計は、5時17分で止まっている。
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1963年7月26日にあった、スコピエ地震の発生時刻であるらしい。

朝の5時過ぎにマグニチュード6.1の揺れ。
街の人口の0.6%にあたる1000人以上が亡くなり、
街の人口の83%が住まう家・建物が崩壊したんだそう。
これらの数値は資料によって異なるが、つまりは被害甚大ということ。


その後、この街の復興に際し、
都市計画のマスタープラン策定に関わったのが、丹下健三氏。
広島平和記念公園とか、代々木体育館とか、横浜美術館とか、
現存していないんだが、赤坂プリンスホテル、ハナエ・モリビルなど、
街のランドマーク的巨大施設を数多く設計したヒト。
建築を生業としない自分だって、子供の頃からその名前は知っている。
そんなヒト。

スコピエ復興マスタープランのほとんどは実現されなかったというが、
丹下健三氏設計による新しいスコピエ中央駅は建造されて、
50年以上の歳月を経た現在も健在であるという。


旧駅舎から新しい駅まで、ぷらぷら20〜30分くらいかけて歩いて行く。

これは新しい建物、立体駐車場。そういえば、
スコピエではブカレストで見かけたような大量の路上駐車を見ない。
アレキサンダー大王像の広場周辺やオールドバザールには、
車が入れない様子。
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これはやや古い建物、集合住宅。
外壁モルタルが剥離して落ちた跡が見える…それって、非常に危ない。
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こちらは、きちっと手入れがされている印象。
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手摺りの赤い花はゼラニウムかしら。
ここだけ切り取って眺めたら、スコピエの風景じゃなくて
コルドバの風景みたいに見える…スペインに行った事はないから想像だけど。

ふっと、
公園の柵越しに出会った猫一家。
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哀愁を帯びた表情の野良犬…かなぁ?
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スコピエのワンコとニャンコは、やや遠間の距離を簡単には
縮めさせてくれない。しかし、ささっと逃げて行っちゃうわけでもなく、そこにいる。


ウィンドウいっぱいに、魚釣り大会のトロフィー。マケドニアには海が無いから、
川釣りか?湖釣りか?
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いろんなトロフィーが並んでいるのが面白くて写真を撮っていたら、
トロフィーの向こうからおじいちゃん達がこちらを見ている…釣クラブの会員さん達ですか?
(^_^)/ 「こんにちは(日本語)」と言って手を振ったら、
面白そうに振り返してくれた。

私、外人ですから、
此処に住まう皆さまにとって当たり前なモノのすべてが興味深いのです。
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まぁ、あんまり旅行者が来る通りじゃないかもしれない。
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駅の近くまで来ても、繁華街めいた雰囲気は無し。

やぁ、まるまるニャンコちゃん。
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↑このコがいたのは、↓こんな場所。
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メンテナンスが行き届いていない、壁ぎわを歩くのが怖いフラットであった。


この一画を抜けると、Железничка станица Скопје こと
スコピエ中央駅。
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喩えてみるならば、
1時間に1本くらいしか列車が停車しない、地方都市の新幹線駅みたい。
大きな駅なのだが、閑散としている。
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ヨーロッパでは珍しいと思う、高架の駅。
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鉄道駅としてより、
バスターミナル・タクシー乗り場としての機能がメインであるっぽい。
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「マダムー、タクシー」「タクシー」「タクシー」と、やたらと声を掛けられる。
首を振って"いらない"意思表示をしたら、
「ごめんねー」「ごめんねー」と、やたらと詫びられる。うーん、そういうものなのか。
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残念ながら、旅情を掻き立てられるとか、
そういう心が踊るような雰囲気の場ではなかった。
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ホームに上がってみれば良かったかな…と、後から振り返ってみて
思い付くんだけれど、この時はそういう"隅々まで眺め尽くしたい"って
盛り上がりが無かったのだ。
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ざっと通り抜けて、お仕舞い。



by snowy_goodthings | 2015-10-17 11:45 | 旅行記


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by Yukiko I. N.

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