旧王宮跡

旧市街の南端、
19世紀初めに建てられた隊商宿そのままなレストラン、Hanul Manuc。
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中庭がある構造は、スペインの建物を連想させる。こういうの、
アルハンブラ宮殿とか…イスラム文化圏の影響を受けた・境界であった地域の特徴なの?
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ルーマニアとスペインとは、ヨーロッパの東端と西端、ずいぶん遠いけれど。
今は、ルーマニア料理とレバノン料理のお店。


そのお向かいに、クルテア・ヴェケ教会。
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朝日を浴びて、美しい。
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信者さんがわらわらと出入りしている。
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観光客さんも多いみたい。しかし、私は外観を眺めるだけ。えぇ、それで良い。
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私が目指す、今日最初の目的地はそのお隣である。

こちら、旧王宮跡ことワラキア公 Vlad III の砦跡。
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ヴラド・ツェペシ(串刺し)公か、"ドラキュラ公"と呼ぶほうが馴染みある。
このヒトの伝承が、小説になって、映画になったら、ベラ・ルゴシになるのである。
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砦が築かれたのは15世紀らしいが、
おそらくその後も増築・修復の手が加わっているように思われる。
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20世紀には、戦争・地震があって、さらには火事もあったらしい。
廃墟に近しい状態。
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裏庭は、スタッフも滅多に立ち入らない場所になっているみたいで、草がぼーぼー。
野良猫達が遊んでいる。
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9時になって門が開いたんで
入ってみたら正面の警備員詰所にいるのはお巡りさんだった。
「見学したい」と言ったら、奥の事務所に連れていかれて、そこで入場券を購入。
3〜4RONくらい。

事務所のおじさんが王宮跡の地下入口まで案内してくれて、
「何処から来たの?…日本?
ルーマニア語と英語の案内板はあるが、日本語はない。
わかる?さぁ、自由に観て行ってくれ」と言って
行ってしまった。
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おぉ、地下に人間1人とヌイグルミ1体だけだぜ。
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煉瓦と石を積んだ地下室に、出土した土器がいくつか並んでいるだけ。
ガイドブックには「見るべきものは無い」なーんて書かれちゃっているけれど、
歳月を経たなりの迫力を感じるから、自分は面白いと思った。
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これは釜戸だよな…と、思ったら、上から
ネコがひょこっとモグラ叩きゲームみたいに顔を出してびっくりした。
(^_^; くっ、写真を撮り損ねたぜ。
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あちこちに隙間があって、
さっき外で見かけた野良猫達は自由に出入りしているらしい。
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激動の時代を冷徹に統治して散った領主様の砦には、今現在はニャンコが住まう。
人間に対しては厳しかったヴラド公が、猫に対してはどんな態度であったかは知らない。
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そう、人間には厳しかったんですよね。
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順路を辿っていくと、2階に出る。ここでお終い。
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かつての砦は今や、周りを建物で囲まれちゃって、全然見晴らせない。
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まったくの廃墟だ。
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by snowy_goodthings | 2015-10-14 09:45 | 旅行記


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by Yukiko I. N.

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