ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール / God Help The Girl

春に旅した街が舞台だもんで、いまだ旅した記憶が鮮明だもんで、
観ているうちに頭の中で時間感覚がグラグラ狂っていく。
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(C) FINDLAY PRODUCTIONS LIMITED

舞台設定を古臭くみせているけれど、
アズテック・カメラがどうとか、カセットのデモテープを骨董品呼ばわりしたり、
ミック・ジャガーやモリッシーとは呑みたくないとか、レトロな古着屋とか古本屋とか、
スマートフォンアプリのキーボードとか、"Meat Is Murder"Tシャツとか、
ちょっと懐かしいくらい前のような、つい昨日のような。
ひょっとしたら少し先のようにも見える。この辺りは曖昧。

先にサウンドトラックを買って聴いた印象そのまんま、お話は
軽い目眩を起こしたように前に進んだり停まったり跳ねたり転がったりする。
思春期よりも後、青年期の入口くらいの年頃と思われる
女の子と男の子と女の子たちは健やかでもあるし病んでもいる。この辺りも曖昧。

ハッピーエンディングなんだろうけれど、それだって曖昧。
台詞に出てくるように、しばらく混乱するんだけれど、嫌な感じはしない。
むしろ気持ちが良い。






by snowy_goodthings | 2015-09-23 21:05 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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