ホテルオークラ東京本館

2020年に開催される東京オリンピックのために
建て替えられる建造物といえば、国立競技場が有名。でも、ここもそうです、
ホテルオークラ東京の本館。
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"現"勤務先からも"前"勤務先からも、どっちからも近いという、
まったく魅力的ではない立地にあるのもなんのその。お泊まりしに行ったのだ。
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日曜の午後到着。
わかっていたけれど、ロビーは建替えを惜しむヒト達が沢山。
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宿泊客もいれば、レストラン利用の来訪客もいれば、お散歩カメラさんもいる。

たまらんです、浮き上がるような菱紋。
無駄に凝っている…もとい、細部に神宿る。
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"古臭さ"を言い換えるなら、
無駄な装飾や工夫が施される前の美しさの根源で溢れているということ。
館内案内版は、タイポグラフィの教科書のよう。
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女性用トイレに大きな絵。壁紙は薔薇だろうか。
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お部屋は普通なんだけれど、腰高なソファが素敵。
いまどきとちょっとバランス感覚が違う簡素さ。本当に絶妙。
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報道されているイメージパースを見るかぎり、
行灯のような海鼠壁の外観の雰囲気は、高層ビルに生まれ変わる
際には継承されないっぽい。
マジで?
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通り抜けるだけの廊下の天井であるのに。亀甲紋だろうか、これ。
無駄に凝っている…もとい、細部に神宿る。
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そして、ロビー。
月曜の朝、人が少ない時にぼーっとする至福。
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切子珠っていうらしい。
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梅紋みたい。
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四弁花紋だっけ。
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これはわかる、麻の葉紋様。
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…などなど、あれやこれや、いろいろ。
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最近、海外の名の知れたデザイナーの方々から
「何故、建替えに反対運動が起きない?」と言われるまでになって、
建物の随所に仕掛けられた意匠について"価値"の査定がぐっと上がっている様子。

新しい建物に変わった時に、
「懐かしい」が失われた事物に対する郷愁で終わっちゃうのか、それとも
なにか面影を見いだすことができるのか。
プロジェクトに携わる人々には凄まじいプレッシャーかもしれないけれど、
素晴らしいチャレンジになるかもしれない。
まぁ、なによりもビジネスとして合理的・効率的であるべきでしょうし。←嫌味っぽくて、ごめんなさい


たった1泊2日ながら贅沢な夏休みでした。



by snowy_goodthings | 2015-08-17 12:00 | 駆動記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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