幕が上がる

今夜はこれを観る。
平田オリザさんの小説「幕が上がる」の映画化。
小説に出てくる事物が好きなものだらけだったので、観られるのを楽しみにしていました。
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小説に比べると、
脚本を書くことから演出をするまでの脳みそが汗かくような創作の悶々とか、
高校生っぽい恋話はがっさり削って、
演劇という夢中になることをみつけて全身汗みどろにぶつかっていく部活動の勢いとか、
高校生っぽい夢や未来への不安や葛藤に焦点を当てた印象。

上手とか下手とかさておき、
ただ"頑張った"ではなく、稽古を繰り返して"身に付けた"であろうと感じる
「演技」をするももクロさん達。
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(C) O.H・K / F・T・R・D・K・P

昨年のいばらき総文2014の演劇部門の大会が流れたり、
青森中央高校演劇部のお芝居がのべ3作品登場したり、
他にも何処かで見覚えがある役者さんや演出家さんが映るし、あちこちにいろんなヒトが写っていたり、
芝居好きなヒトが作った映画っぽい。
富士山が見える土地の高校が舞台になっているのに、
讃岐うどんの「うどん脳」が出てきたり「ウィンタータイムマシンブルース」とかだったり、
芝居好きなテレビ局さんが作った映画っぽい。
そんでもって、
静岡県東部地区大会に津軽弁が溢れる『もしイタ』を演じる強豪校が出場するという、
物語としてのリアリティとかアイドル映画の気遣いとか高校演劇の枠とか地方演劇の枠とか、
なんもかも吹っ飛ばす無茶な展開するし。

映画ってなんでもありな虚構世界だったんだ。

素敵だ。


なんというか…間違いなくアイドル映画なのだけれど
(アイドル映画らしいバカバカしい配役も多々あったし)、
中途半端な映画好きであったり、中途半端な芝居好きであったりすることを
誇らしく思っちゃう映画でした。

そーんな、愉しい感慨だらけ。


劇中で演じられたお芝居は全部観たい。
"中西さん"の「修学旅行」とか、観られる時が来るだろうか。
Blu-ray発売時の特典映像か?




by snowy_goodthings | 2015-03-08 00:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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