劇団東演「検察官」

仕事をちょい抜け出して、新宿で観劇。
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劇団東演のお芝居は初めて観ました。
Московский театр на Юго-Западеのヴェリャコーヴィッチが演出すると知ったら、
ロシアから役者達も出演すると知ったら、そりゃ観たいですもの。

様式的な振り・所作に歌のように言葉が乗っかってくるショーアップした
お芝居は、期待通り。
台詞全体の80%くらいが日本語だから、お話はわかりやすい。
日本人キャストは目線高めで真面目に言葉で攻めてくるのに対して、
ロジア人キャストは観客席を見下ろし睨む勢いの目力で押してきて動きが軽やか。
その辺りのちぐはぐ感がお話と絡み合うかというと、そういう配役ではないのだな。
でも、ノリと収まりの悪さはそれはそれで喜劇っぽくて愉しい。


それよりも、気になる居心地の悪さは劇団・俳優さんに長年寄り添ってきたと思しき
ご高齢のムッシュー・マダムの"声に出さずにいられない"感激のリアクションの数々。
上演中ずっと、役者さんへ惜しみなく愛情を注ぎまくる感想をヒソヒソと述べる声が
聞こえてくる。往年の固定ファンの"極み"を目の当たりにした気分。
なんだろう、歌舞伎の大向こうとは異なる雰囲気。なんだろう。

舞台を観ているとき、演じている役名で呼ばれるのと自分の名で語られるのと、
役者さんはどちらが嬉しいのだろ?
そーんな事を考え始めてしまって、後半だんだんと落ち着かなくなった。


で、
終演後のトークセッションは聴かず、退出。
仕事が詰まっている状況だったからというのもあるけれど、
この違和感を抱えたまま聞くのは辛そうだから。


100%ユーゴザーパド劇場による「Ревизор」を観たいです。
モスクワまで行くべきか。

それと、東演さんのお芝居も違う作品で接してみたいです。
下北沢の劇場で是非。




by snowy_goodthings | 2015-02-23 16:15 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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