毛皮のヴィーナス / La Vénus à la fourrure

"マゾヒズム"の語源であるオーストリアの作家Leopold Ritter von Sacher Masochの小説
「毛皮を着たヴィーナス」を下敷きにしたブロードウェイ戯曲"VENUS IN FUR"の映画化。
…なのだが、
ロマン・ポランスキー監督の脳内世界のように思えてしょうがない。
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(C)R.P PRODUCTIONS - MONOLITH FILMS

マチュー・アマルリックの母君は、確かポランスキー監督と同郷(違ったらすみません)。
遠い親戚なのかもしれないってくらい、
マチューの容貌はポランスキー監督とよく似ている。
もうひとりの登場人物、"ワンダ"を演じるエマニュエル・セニエは
ポランスキー監督の現奥方。でもって、
マチューとエマニュエルは「潜水服は蝶の夢を見る」で夫婦役を演じている。
そーんなこんな、余計な知識がついているから、
観ていて、物語の展開と一緒に自分の印象も虚実ごっちゃに混乱していく。
いや、そんな情報がなくても混乱していくだろ。そして笑っちゃうでしょ。


男と女、
それぞれ己の身ひとつで本気で対峙したら、その闘いは官能的というよりも禁欲を強いる。
マッチョとコケットリーがバイオレンスする、その有り様はまるっきりファンタジー。

そして、
"Dieu l'a puni et livré aux mains d'une femme."
勝利するのは女なんだって。
by snowy_goodthings | 2014-12-20 14:30 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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