LIFE! / The Secret Life of Walter Mitty

公開してすぐの頃、会社帰りに観に行こうとしたら、
JRが人身事故で運転見合せになっちゃって上映時間に間に合わず。
購入済みチケットが無駄になってしまい、シネコンの無情を思い知った。
…そーんな私的な因縁感が悶々とする、この作品。

まぁ、そんな銭の話は無粋なこと甚だしい。気にするな。


*


1947年の映画「虹を掴む男」のリメイクだそうですが、
舞台は現代でたいへん今日的なお話。

'Space Oddity'とか'Don't Want Me'とか、流れる音楽が妙に刺さってきて、
主人公は今の自分と同じくらいの世代なんだと気付く。
遠い国の虚構世界が、不思議に近しい。

主人公は空想の世界と現実の世界との両方で大冒険・活劇を繰り広げるけれど、
その結果として得られたものは、とても個人的な気付きと内なる変化。
壮大な風景・光景が劇的に展開しながら、小さな起承転結がだらだらと起こる。

甘くはない結末を前向きに捉える、能天気なポジティブさが
ちょっと羨ましくなる。同じくらいの世代の自分なら、くじけるかもしれない。
共感を覚えそうでいて、映画らしい距離感がある虚構世界。


観る時の心境でいろんな印象湧きそうだけれど、
今の自分が気に入ったのは、↓このシークェンス。
写真家の邪気と悟りが語られる、この場面がとても美しい。
e0076761_2338035.jpg

(C)TwentiethCenturyFoxFilmCorporation


ここでの教示は、
写真を撮るヒトなら、ちょっと写欲センスの弱く柔らかいところに刺さるかもしれない。

まぁ、独り善がり趣味だけなヒトか、職業的に鈍感なヒトはそんなことないかもしれないけどさ。

by snowy_goodthings | 2014-04-13 22:15 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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