47 Ronin

「忠臣蔵」はとっくに歴史的事実の枠を超えた、フィクションだから。

勿体ぶって格好つけて"日本"とか"武士道"とか語らず、
東洋的な荒唐無稽で魑魅魍魎なファンタジーだと押し切ってくれれば良かったのに。
えらい中途半端。

キアヌさんが腕を振って歩くのは仕方が無い。
でも、日本人・日系人キャストの所作・作法が"士分"でないのはすごい気になる。
ファンタジーだと思っても、美術系スタッフに日本人はいないと解っていても、
目に映る背景・装束が"日本"でないのはすごい気になる。
式典の場にまで持ち出される木刀は、そこらの武道具店で売っている物まんまみたいに
刃区(はまち)クッキリ・刃身ツルツルだし…凝っているんだか、いないんだか。
ファンタジーだから良いのか、それで良いのかしら。

ショーアップした"ハラキリ"を描くことが目的だったわけでもないだろうに。
e0076761_1211447.jpg

(C)UniversalPictures

着付けや作法への違和感は、ここでピークに達する。笑っちゃいけないんでしょうが。くっ
介錯人なしって…痛かろう。そんな心配は下衆か。


面白くなくはないのですが、
お話は強引だが単純だし、VFXは既視感あるものが多いし、引っ掛かりがなくて、
えらい物足りない。

あぁ、でも。
菊池凛子ちゃん生身の妖怪演技はド迫力でした。
いまどき珍しい、カクカクと動くCGの龍などよりも、うーんと。



ハリウッド映画に日本人・日系人の役者さんが沢山出演されるのは素敵なことです。
ですが、できれば、
日本映画がそのまま世界中で鑑賞されるエンターテインメントとして成熟することを願いたい。
そーんなことも考えてしまう。



by snowy_goodthings | 2014-01-06 22:10 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

プロフィールを見る