MORRISSEY 25Live

モリッシーの最新映像作品「MORRISSEY 25Live」日本盤Blu-ray/DVDが本日発売。
2013年3月2日、ハリウッド・ハイスクール公演を観られます。

昨年の来日後、M御大が
 Record shops also continue to exist in Japan - most notably Tower Records,
 where we are allowed to remember the joy of 'accidental discovery'.

…と印象を書き残したのが微笑ましい(しかし、それしか褒める事がなかったのなら哀しいけれど)、
タワーレコードで購入(しかし、横浜モアーズから撤退したのはショックだけれど)。
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やったね、お店で買う醍醐味。缶バッヂのおまけを頂いた。
(^▽^)

2009年の「Years of Refusal」後、日本盤CDのリリースが途絶えている。
2012年の来日公演では、川崎と恵比寿の他ではチケット完売できなかった。
そんな日本マーケットですが、いやいやまだまだビジネスが成立すると思ってもらえるような
数字が出てほしい。こればっかりは、気持ちだけでは届かない。

そんな事を考えながら、日本盤Blu-ray購入でした。


日本盤の醍醐味といったら、英語非ネイティブ向けの翻訳と解説の資料添付。
歌詞だけでなく、曲間の喋り、息つぎにまで付いてゆく日本語字幕は不思議な読み心地。
モリッシー先生が観客に手を伸ばして歌うことすべてを伝えてくれようとしているのはよく解る。
ただ、そこにまで字幕を貼るの?!ってバカ正直すぎる仕事ぶりが、
"愛"というより"ヤケッパチ"のようにも感じる力業(ちからわざ)。

いや、これが熱狂というやつなんでしょう。
そう、熱意が高速空回りしている。だから、憎めない。なんか解るのです。
(^_^;

日本語字幕の語調や懸詞の解釈について賛否両論が起こりそうですが、
英語のままでも一語にいろんな意味が掛かっていて、行間に含みが満載な詞なのだから、
海の底よりも深い解釈を書き下したら字幕スペース2行に収まりっこない。

言い回しは自分が思う"モリッシーっぽい日本語での喋り方"に脳内変換して、言葉の意味を
濃く捉え直すのも薄く聴き流すのも、あとは観るヒトの感性の豊かさと英語の力しだい。

モリッシーの歌に限らず、英語に限らず、言葉の解釈・理解は聴くヒトによって変わるし。
英語非力な自分の理解で「ん、そうなのかな?」と思う細かい表現の機微はあったけれど、
その解釈の幅を愉しむ余地を貰ったような按排がある。

翻訳・字幕作成はタフな作業だったと察します。キングレコードさん、素敵。
ライナーの解説も丁寧な言葉運びで、アーティストと鑑賞者への敬意が伺われる真摯さが
ありありと。


日本語字幕やライナーは、日本語が解るヒトだけのお楽しみ特典でしょうか。
うーん、でも、この熱意凄まじい日本語字幕は、Morrissey本人にも見てほしいです。
読めなくても良いから。
M御大が自分の墓標と言ったマイクみたいに、氏の口から出た音の全部を拾って日本語の
"ふりがな"を振って、歌・言葉すべてを伝えよう/聞き出そうとする人間が日本にいるって事を
知ってほしい。
それを享受している観客もいるんだよ。

そんでもって、日本にまた来てほしいと思ってしまうのです。
綺麗な映像、手に届く距離感でモリッシー先生のご尊顔拝するのも幸せですが、
遠くて良いから生身の姿を観たい。
(^▽^)


さぁ、もう1回観よう。
鑑賞者としての私の熱意も高速空回りしている。 (^_^;

by snowy_goodthings | 2013-11-27 20:00 | 鑑賞記


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