フード・インク / Food, Inc.

最初の勤務先が"食"の文化に関わる仕事だったのだけれど、
その時は正直すぎる・丁寧すぎる自社製品の製造工程を"誇り"に感じていました。
あまりこういう事を書いてはいけないのだろうが、
同業他社の製品はどんなに世間の評価が高くたって、良いとか美味いとか、感じなかった。

この映画で登場する食品"工"業に従事するヒト達は、自社製品を食べるんだろうか?
でも、食べないと死んじゃいますから、食べるのかな。
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(C)Participant Media

アメリカの食品産業に潜む問題点について、
いくつかの事例を象徴的に取り上げたドキュメンタリー。


とりあえず、
衝動的で短絡的な反応に逃げ込んでしまうけれど、
アメリカという国の食文化への嫌悪感ばっかり肥大化してしまう。おそらく、
かの国へ行くことはないけれど、お付き合い深い日本だって似たような食事情のように
思えるから、気が滅入る。

自分の脚で立てない鶏、牧草ではなくコーンを食べた牛、遺伝子組み換えされた大豆、
アンモニア殺菌されたハンバーグのパテ、$1の糖質たっぷりのファストフード、etc...
この映画では支持されていたけれど、
「潔癖」なイメージが先走ったオーガニック食品も「格好だけ」に感じられてしまう。


自分は何を食べて生きるのかって食生活を振り返ろうとすると、
自分はどう生きたいのかって価値観まで揺さぶられてくる。
でも、食べないと死んじゃいますから、食べるのだが。
by snowy_goodthings | 2013-09-06 18:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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