タイピスト! / Populaire

ロマン・デュリスが堺雅人くんみたいな"素が笑顔"なのが、ややショックではありました。
もちょっとクールな印象だったんだけれど。まぁ、いいや。


秘書の仕事を求めて田舎から飛び出した女の子が、
正規雇用を賭けてタイプライター早打ちコンテストに挑む、唐突な展開だらけの
スポーツ根性もののようでいて、おフランスらしくamour満載なお話。
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(C)LesProductionsduTresor-France3Cinema-France2Cinema-MarsFilms-WildBunch-PanacheProductions-LaCieCinematographique-RTBF(Televisionbelge)

ポップな1950年代の事物や、昔の映画を思い出すシークエンスの数々。
でも懐古的視覚印象に反して、主人公の女の子は今様にポジティブだから、
くるくると変わっていく、ワガママだったり迷ったり頑固だったりする表情・行動を
憎めないというか、頑張れとか言いたくなってしまう。

可愛らしい。でも、それだけじゃない。
ガーリィな欲望も炸裂しているが、女性だけが観る映画であるのは勿体ない。
なんかほわっと元気になります。

タイプライターの歴史を語るギミック蘊蓄エピソードも満載。
そうだ、そうだ、アーム式のタイプは慌てて打つと絡むのだ…とは使った事があるから
一緒にハラハラしてしまう。
タイプボールはIBMが開発したんじゃなかったけ…なんて脇道のオチは何かの隠喩だろうか。
皮肉っぽく、ちょっとした遊びかしら。


久しぶりに殺戮や憎悪が無い映画を観た。
先の大戦から10年ちょっとも経っていないので、ノルマンディー上陸作戦やレジスタンスなどの
言及があって、まるっきり平和なわけじゃないけれど。それでも。
by snowy_goodthings | 2013-09-18 15:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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