スタンリーのお弁当箱 / Stanley Ka Dabba स्टैनली का डब्बा

多文化地域ヨコハマのど真ん中、ジャック&ベティで玉子焼きを食べながら、インド映画鑑賞。
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インド映画ながら、90分ちょっとと尺は長くないし、群舞ミュージカルはほとんど無し。
でも、大人と子ども達がお弁当をタカるvs分け合う…なんて劇画的なお話を
雄弁に説明する歌がたくさん流れるところはボリウッド映画らしい。でもインド映画としては
かなり異色な印象。

子ども達が可愛い"ほのぼの"映画かと思ったら、終盤になって、インドという国が抱える
「貧困」「児童労働」「食料保障」etc.の問題を情け容赦無く畳み掛けてくる社会派ドラマに転換する。
でも、序盤で緩く仕込まれえた伏線のせいか、この雰囲気の変化は自然と受け取れてしまう。
どれもこれも、日本にいる我々もグローバルにやんわりと他人事ではないので、痛い。
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(C)FOX STAR STUDIOS INDIA PRIVATE LIMITED.


ただ、日本に住む自分の感覚で"暗部"と感じる問題はいずれも、
インドで生まれ育った子ども達にとっては、それが"自分が生きている世界のすべて"だから、
他の国・地域と比較して"良い"とか"悪い"とか悩む気配はない。
だからか、解決するべき問題なのは確かなのだけれど、悲しむばかりの苦々しさは控えめ。
子ども達は無敵だ。良い事も悪い事も等しく受け取る、大人以上に懐が深い。

フランス映画「パリ20区、僕たちのクラス/Entre les murs」みたいなドキュメンタリー的な
撮り方をしたという、大人も子ども達も"素"な表情のお芝居も、インド映画としてはかなり
異色な印象。


そんでもって、
帰宅後には勿論、インドカレーを食べましたとさ。


*追記
横浜、ジャック&ベティでの上映は2013年8月30日(金)で終了予定でしたが、
好評につき2013年9月21日(土)よりアンコール上映されるそうです。
残念ながら、若葉町界隈はインド料理屋さんが無いのですが、多文化地域の坩堝ですから
鑑賞後のアジア気分高揚を受け止めるお店はいくらでもある…と思います。はい。
by snowy_goodthings | 2013-08-29 22:12 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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