危険なメソッド / A Dangerous Method

第一次世界大戦前、精神分析学創始時代の偉人達:
ジークムント・フロイト、カール・ユング、ザビーナ・シュピールライン、
そしてオットー・グロス4人の同業者どうし、師匠と弟子、医師と患者、etc.な関係の
軌跡について、史実に基づくドラマ。
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(C)Lago Film GmbH, Talking Cure Productions Limited, RPC Danger Limited, Elbe Film GmbH.


ユング先生と彼の患者であったザビーナとは不倫関係にあったとか、
ザビーナはユングと破局後にフロイト博士に師事して精神分析家になったとか、
国際精神分析協会の初代会長にフロイトではなくユングが選ばれたのは
フロイトがユダヤ人であったからとかいうのは、その筋では有名な事象。
それでも、それを知っていても、1年単位で変化していく人間関係に付いていくのは、
ちっと疲れた。

映像描写よりも台詞の応酬に重きが置かれているので、映画としての印象はかなり地味。
しかしながら、血みどろな愛憎・対立する学説が、言葉だけなのに
激しく生々しく伝わってくる。
これは、デヴィッド・クローネンバーグ監督の成せる技?役者達の力?うーん、たぶん両方。


さんざん、ぶつかり合った挙げ句に、4人は散り散り。
登場人物達のその後を簡単に解説して、観客に余韻も与えず映画は終わり。
まぁ、それでも色々思うわけですが、
ブルジョワで聡明な妻を持ったユング先生が、なんだかんだ、いちばん羨ましい。
(^_^;
by snowy_goodthings | 2012-11-16 23:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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