人生はビギナーズ / Beginners

宇宙規模の時系列を行ったりきたり、その片隅で
才知溢れるが生き方は不器用な人間達と、語彙はあるが喋れないジャックラッセルテリアが、
大事なヒトを亡くし、大事なヒトに出会う。そんな、しみじみと良いお話。

母が亡くなった。半年後に父が「私はゲイだ」とカミングアウトして、70歳過ぎにして
新たな人生を謳歌し始める。その父も4年後に愛する男達に看取られて死去。
…と書いてみると、喜劇か悲劇のどっちかになりそうだけれど、どっちにもなりきらない。
本を買い漁り、鉢植えを買い、ささやかな政治活動をし、パーティでどんちゃん騒ぐ。
なんて羨ましい余生。(^_^;
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(C)Beginners Movie, LLC.

先立った奥さんとの関係が気になったのだけれど、結末近くでさらっと語られる
プロポーズの話が、それまでの性的志向や民族うんぬんの戸惑いを吹っ飛ばす。
愛は強い。

愛するヒト達の死から始まるお話なので、どうして暗いし重たくなる。
ところどころで写される、主人公が描くグラフィックは悲壮感が剥き出し。
でも、傍をちょこちょこ付いてくるアーサーの可愛らしさで、"悲しい"なんて
2割引き・3割引きは当たり前。
犬は偉い。
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(C)Beginners Movie, LLC.

そんなこんなで、ちょっと心配ながら最後は幸せな気分で終わる。
めでたし。
by snowy_goodthings | 2012-02-17 23:45 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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