ミッション:8ミニッツ / Source Code

懐古的なSFへの愛と着想に溢れた長編1作目「月に囚われた男」が良かった
ダンカン・ジョーンズ監督2作目。
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(C)Summit Entertainment, LLC.

  シカゴで連続爆破テロが発生。スティーヴンス大尉は、最初の事件である
  通勤列車爆破事故の犠牲者の"最期"の8分間の意識に入り込む
  "Source Code"プログラムにより、犯人を暴くこととなった。


「意識同調」「電脳化」「記憶再生」「量子物理学」「並行世界」…etc.
これでもかこれでもかと"SF"ソースを引き込んで、サイバーパンクな展開。
そして、とても叙情的な余韻&奮い立つようなどんでん返しの2つのラスト。

This is not time travel. This is time re-assignment.

…って言うのは、いったいどういう意味だ?!と、
コンピュータゲームのようにゲームオーバー&リスタートを繰り返す不条理感が、
最後には見事に浄化される。

Everything's gonna be OK.

…って台詞が何度も出てくるように、物語の背景として
2001年のアメリカ同時多発テロ事件やアフガニスタン紛争があり、
その後10年間に経験してきた様々な事から"新しい一歩"を踏み出したいって
時代の雰囲気が感じられる。

いや、違うか。そんな政治家みたいな綺麗事じゃない。
主人公の任務は国家の利益のためなのだけれど、彼が行動した動機は自分の人生が
正しく在るためって、えらい個人的な事。


ちょっとずついろんな事がわかってきて、後からいろんな事に気付く展開が見事。
昔懐かしい小難しいSFよろしく、理解しようって努める事を要求されるんだが、
未来に向かって前向きに開いた感じは今様だと思う。
やっぱ、時代の雰囲気なのかな。

そんでもって、この映画はもう1回観たい。たぶん無理だけれど、できれば劇場で。
by snowy_goodthings | 2011-11-19 02:00 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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