さすらいの女神(ディーバ)たち / TOURNÉE

プロレス好きのオットは、邦題と前売り鑑賞チケットを見て、
女性レスラー達が武者修行する映画だと思ったんだそうだ。
なんてこった、チクショーめ。(^_^;

違うよ。フランスのTV業界で干されたプロデューサが一旗上げ直そうと、
アメリカでみつけたバーレスクダンサーの女性達+男性1人を連れてフランスの辺境を
巡業しながらパリを目指そうとするお話だよ。

…って、
プロレスもバーレスクも体を張ったショービジネスだから、似たようなもんか。
なんてこった、チクショーめ。(^_^;
e0076761_158055.jpg

(C)LesFilmsduPoisson-NeueMediopolisFilmproduktion-ARTEFRANCECinema-WDR/
ARTE-LePacte-Film(s)


久しぶりに長編作品を監督するってインタビュー記事を読んでから、待つこと約3年。
「どーしようもなくダメで扱いにくいけど憎めない男」を演らせたら超絶品な
おフランスのおっさん(←ほぼ同世代なんだけど)、マチュー・アマルリック氏が監督&主演作。

思いが漂うままに任せているようでいて、緻密に練られた詩のように観念的。
仏語&英語チャンポンな台詞、唐突な出会い、当たり合うが向き合わない会話、
そこが何処だかわからなくなる切り取り方の風景、etc
...で、主人公達も迷子になるが、観ているこちらも迷子だ。

途方に暮れた挙げ句、案の定、華々しい成功譚にはならないのだけれど、
最後はどっちに向かえば良いのかわかったような、ポッと明るい気持ちになる。


呪いをかけられたカエルの王子様は、女神様にキスしてもらってもカエルのままだが、
それでいいのだ。 (^_^)
たぶん物語後も、彼らのツアーは続く。たとえパリに辿り着けなくっても。
それが妙に羨ましくなるほど、素晴らしい。

WOW!
Have Love. Whoa Baby will Travel.
by snowy_goodthings | 2011-10-22 13:00 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

プロフィールを見る