木洩れ日の家で / Pora umierać

東京の映画館でしか上映されないか…っと、諦めかけていたら、
ご近所で上映が始まったので、喜び勇んで観に行った。
ありがとう、相鉄ムービル、もとい、ムービル。(^o^)
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ワルシャワ郊外、背が高い木々に囲まれた瀟洒な木造家屋に暮らす
91歳のアニェラと愛犬フィラデルフィア。
年老いた女性1人と1匹が、人生最期の締めくくりを迎えるまでのちょっとした日々のお話。
独居老人であるとか、旧社会主義国家の体制変化とか、無縁社会とか、
ヒリヒリと痛い現実を描いているのだが、悲壮感ばかりではない。

アニェラは、老成した大人ではなく、夢見る事を忘れない乙女。
いつも寄り添うフィラは賢いのだけれど、無邪気な悪戯を止められないワンコ。
どちらも"老成"なんて言葉が似合わない。

いくつかの気付きがあって大事なモノを託す相手を選ぶ決断は、
全う大人の行動ではあるのだが、その様子がまたあっけらかんと愉しげ。
「孤独な晩年」なんて表現は相応しくない。

なんかもう、可愛らしくって可愛らしくって。


全編モノクロの映像が、深みがあって贅沢に美しいです。
そして、犬との会話がとてもとても微笑ましい。犬好きな方はぜひ観るべし。
by snowy_goodthings | 2011-06-18 12:10 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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