シャーロック・ホームズ / Sherlock Holmes

やっと日本公開。
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(C)VILLAGEROADSHOWFILMS(BVI)LIMITED


シャーロック・ホームズは、
これまで舞台や映画で最も多くの役者によって演じられた人物だそう。
つまり、演じる役者の数だけいろんなホームズがいる。
好き/嫌いはいろいろ分かれそうだけれど、誰が正解/不正解ってのはないだろ。
だって、架空の人物ですから。

で、今回のパスティーシュ作品。

ホームズの身の丈が、ちょい足りないっ
ワトソンの発言の正解率が、あまりにも高すぎるっ
ハドソン夫人が、どーしても老けすぎているっ
ワトソンとメアリーの馴れ初めが、「四つの署名」ではないなんてっ
映画にはヒロインが必需品とはいえ、アイリーンが出ずっぱりすぎるっ
スコットランドヤードの面々が、気が利きすぎるっ
…てのは気になったけれど、
後は全然OK。

ロバさんと重なるホームズの奇癖とか、ジュードの気遣い細かいワトソンの習性とか、
よく知らない女優さんのメアリーの勘の良さとか、
正典での描写を思い出す事が多々あり。

もーう、愉しくって愉しくって。 (^o^)


予告編では妙に大仕掛けなアクション映画のように見せかけていたけれど、
意外や意外。

膨大かつ雑多な知力・体力・友情を駆使して事件を解決、
名推理は最後にさらっと披露したら、
終わった事について賞賛なんか要らないよって次の事件に向かっていく。
いちおう、大爆発とか大炎上とか、派手な見せ場はあるんだけれど、
イギリスの映画らしいというかなんというか、起承転結がダラダラしているから
まぁ事件簿を彩るちょっとした出来事だったねって程度の印象。
ガイ・リッチー監督が好きなんであろう、劇画的表現も控えめながらチラチラと。

映画ってより、活字的表現の雰囲気が漂う。
かつて何度も読んだ長編・短編の印象に通じる感触。


ロバさんはホームズ役が気に入られているそうで、
続編の企画もあるとかなんとか。
おーっ



by snowy_goodthings | 2010-03-14 16:20 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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