ジャック・メスリーヌ Part1ノワール編 / MESRINE: L'INSTINCT DE MORT

昨年の東京国際映画祭で上映されたと聞いてから
ほぼ1年、やっと公開。
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(c)2008 LA PETITE REINE M6 FILMS REMSTAR NOVO RPI

2部作を一挙に上映。
待ちかねていたけれど、一気に観るのは重そうな内容で、今週は前編を。
(^_^;

1960〜70年代にフランス・カナダで強盗・誘拐・殺人・脱獄を繰り返し
「民衆最大の敵」と呼ばれた実在の犯罪者、
ジャック・メスリーヌなる人物について
映画の命題として多くのフィクション的要素を含んだ"伝記"。

フランス映画らしく、
事実関係を説明してくれるような描写があんまりないから、
何故だってこんな俺様野郎が偉そうに犯罪を繰り返すのか
わかりませぬ。
先の大戦でフランスを占領したドイツに協力した親への鬱憤とか、
アルジェリア戦争への志願とか、
ド・ゴール将軍と右派OASとの対立とか、
正義や権威の定義が揺れる時代だったって背景を考えたって
さっぱり。
類は友を呼ぶのか、次々と良い相棒や彼女をみつけるのだけれど、
余韻無くあっさりと別れが訪れる。その繰り返し。

映画の視点も、
アウトローを英雄であるかのごとく格好良く魅せる訳でもなく、
メスリーヌひとりだけを凶悪に見せる訳でもなく。


面相はイケているが、
脇が甘いというかイマイチ決まらない感じがする(←失礼)
ヴァンサン・カッセルがものすごい。
理解も共感もし難いのだが、そういう人物がいたって事が
びしびしと伝わってくる。
問答無用に存在を主張してきて、怖いよ。
ただ、"そっくりさん演技"ってのとは、ちょっと違うかな。


さぁ、来週は気合い入れて
後編を観に行くのだ。



by snowy_goodthings | 2009-11-07 18:15 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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