人生に乾杯! / Konyec

年金だけでは暮らしていけないから、
物腰丁寧な連続強盗犯になった現代のボニー&クライドは81歳と70歳。
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(C) M&M Films Ltd.


夫婦が鮮やかに運転する車は、
1958年旧ソ連製のリムジン:チャイカ(←かもめ)だったり、
「50年前にカストロとデモ行進した」革命を忘れられない
キューバ人のおじさん(←何故ハンガリーにいるんだ)が活躍したり、
秘密警察仲間が出てきたり…
と、東西冷戦終結から20年近く経ったのに、
旧社会主義体制を思い出すモチーフが出てくる、出てくる。

いつだったか観たテレビのドキュメンタリーで、
旧社会主義国のヒトが「民主化前のほうが、国から手厚い生活保護を受けられた」
と言っていたのを思い出す。
(^_^;

社会主義体制の抑圧政策の"負"と、自由主義経済の貧富格差の"負"と
どっちが我慢できるのか。

日本の年金制度なども、他人事じゃないでしょう。

ともあれ、
都合が良い時は"官より民""規制緩和"とか、
都合が悪い時は"お上がなんとかしてくれない"とか、
どっちがどっちでも文句ばっか言うのもなんだか生産性がない。

この映画のおじーちゃん・おばーちゃんの無謀ながらも
ほのぼの・大胆な行動力は、妙に前向き。
いーねぇ。


お話の持っていきかたは荒っぽいし、突っ込みどころはあるのだけれど、
意外や意外。
最後は、つられて"にーっ"と笑ってしまう。 (^ー^)



上映館数がめちゃくちゃ少ないこの作品を引っ張ってきて、
サラリーマンに都合良いレイトショーを掛けてくれたチネチッタさんは偉い。
単館系映画にもっと愛を。



by snowy_goodthings | 2009-07-31 22:45 | 鑑賞記


日常瑣末事記録


by Yukiko I. N.

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