路上のソリスト / The SOLOIST

いち観客の分際ですので、
興業成績至上主義のシネコンはへこい!
個性豊かな映画が掛かる単館シアターこそ芸術!
…とまでは言わないです。言えないです。 (^_^;

むしろ、シネコンのほうが映画は観やすい。
スクリーンの視野角(←用法間違い)が確保された座席配置や、
観たい場所に座れる座席指定のシステムは良いと思うし、
重宝しております。はい。

だがしかし。
「レッドクリフ」や「天使と悪魔」の上映に時間差で3劇場も割くよりも、
もちょっと他の作品もやってくれませんかー?
…と、「レッドクリフ」も「天使と悪魔」もどっちも観た私は思う。
(^_^;

↓この映画は、もちょっといろんな場所で掛かっても良い。
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(C) 2008 DREAMWORKS LLC and UNIVERSAL STUDIOS


  ロサンゼルス・タイムズ紙記者:スティーヴ・ロペスのコラムを基に、
  路上に暮らす天才音楽家ナサニエル・エアーズとロペス自身の交流を描く。


…ということで、劇的な変化や結末があるお話ではないし、
ロバート・ダウニー Jr.演じるロペス記者の独白を軸に、
展開も淡々と地味です。
男意気ある友情物語…って単純なものではなかった。

救うつもりでいたけれど、
それは己の力を超える事だと気付く、
むしろ救われたのは自分のほうかもしれない。
友人としての付き合いってのが、
相手の人生に立ち入っていくって意味であったり。
終盤に向けて、深い気付きへ至る姿に感動。
映画の後も何かが続く余韻を残して終わるのだけれど、
それでもう充分。


実在の人物がモデルで、ご本人達は今も現役。
LA TimesのWEBサイトにはロペス氏のコラムを読めるし、
CBS「60 MINUTES」のご本人達映像も拝見できました。

映画は"演出過剰ドキュメンタリー"でも"そっくりさんショー"でもなくって、
映画らしい表現で、2人に起きた事とか、2人を巡る現実を
描いたんだろう、と。

一緒に観た、オットも「感動したー」と申しております。
でもって、ベートーヴェンは偉大だ。


あと、映画の中でロペスが乗っている車が
SAAB 9-3 なのがツボでした。
文筆家の車=SAABって、映画お決まりの修辞法な気が勝手にしてるから。
GM傘下で経営破綻しちゃったけれど、どうなるんだろ。


ロバさん出演の映画は「アイアンマン」以来か。そういえば、
「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」(←なんちゅー邦題)も
観たかったのだが、
銀座と渋谷の行った事がない映画館2館のみ上映で、
気が利いた遅め時間の上映なんてある筈もなく、気付けば上映終了。
見逃した。 (>_<;
#今は福岡と名古屋で上映中らしい…行けぬ


…という訳で、最初の振りに戻ります。

個性際立つ単館上映も良いけれど、
観られるヒトが限られてしまうのは、
観る機会をやりくりするのに苦労せねばならぬのは、
いかがなものか。ふー



by snowy_goodthings | 2009-06-05 21:40 | 鑑賞記


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by Yukiko I. N.

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